学校からのお知らせ
みんな大健闘、夏の大会
6月25日(土)のサッカー大会から始まった中郡大会も残すところ9月17日(土)の駅伝予選会だけとなりました。今までの練習の日々を胸に、熱い思いをこめて試合に臨む真剣な姿がどの会場でも見られました。追いつき追いつかれ、最後のほんの数秒間で逆転シュートを決めたり、相手の気迫に飲み込まれそうになっても冷静にボールを打ち返す息ピッタリのペアがいたりと、とにかく最後の最後まであきらめずに粘り強くプレイして勝利を勝ち取った名場面の数々にも感動。また表彰は逃しましたが、点差が離れても仲間と声を出し合い、そして遠くから叫ぶ顧問の指示に答えながら懸命にボールを追う姿もありました。得点すること以上に大切なチームワークの良さ、顧問との固いつながりがひときわ輝いていました。
吹奏楽コンクールでは、部員一人ひとりの真剣な熱いまなざしが指揮者に注がれ、心に響く迫力満点の聞きごたえのある演奏を披露していました。
今年度も新型コロナウイルス感染症対策に熱中症対策を併せ様々な制限がある中で、保護者の皆様にも多々ご協力をいただきましてありがとうございました。
汐鳴祭~体育の部~開催
6月11日(土)汐鳴祭体育の部が開催されました。
4月当初より体育委員会を中心に種目やスローガンの検討から始め、5月には学年種目の決定、各クラスの色決め、メンバー選出等が行われました。その間、美術部と手工芸部は横断幕の制作に励み、5月末日の朝会でスローガン発表と同時に横断幕をお披露目。6月に入ると色別結団式を経て午後の練習も本格的に始まり、9日(木)の予行練習、そして11日(土)の当日を迎えました。
当日は新型コロナウイルス感染症対策として例年より縮小された内容ではありましたが、学年種目(汐鳴サイクロン・綱引き)、玉入れ、ダンス&人文字、選抜リレー、クラス全員リレー、みんなでジャンプ等々、生徒たちはどの種目にも全力で取り組み、大きな感動を与えてくれました。
今年度も保護者は各家庭1名の参観と感染症対策へのご協力をいただきました。またPTA役員や学校運営協議会委員の方々には当日の運営をお手伝いいただきまして、ありがとうございました。
二宮町530(ごみゼロ)キャンペーンに参加
5月28日(土)梅沢海岸に厚生委員会、サッカー部、卓球部そして個人での参加者、総勢約80名と教職員6名が集まりました。日光が照りつける中、海風に吹かれながら清掃活動に励みました。二宮西中学校の生徒も多く参加しており、両校の活動の様子から、災害時等も視野に入れ、中学生は地域の活動を大きく担えるマンパワー(人的資源)であること実感しました。
3年生、修学旅行で京都・奈良方面へ。
本校3年生は、5月17日(火)新幹線で京都へ向かいました。修学旅行は新型コロナ感染症のために令和2年度は中止、令和3年度は3月に卒業遠足と兼ねて箱根一泊となり、今年度ようやく例年どおりのプランで実施されました。
5月17日(火)東大寺/ 奈良公園(班別散策)/ 春日大社/ 薬師寺/ (大阪泊)
5月18日(水)京都班別自主見学(タクシー)/ 清水焼絵付け体験/ 清水寺 / (大阪泊)
5月19日(木)大阪城/ 宇治平等院/ 東寺
京都方面へ行くことができなかった先輩たちの2年分の思いも胸に、感染症対策にも進んで協力しながら、皆、友だちとのかけがえのない思い出づくりを楽しみました。その後、感染症の発症もなくほっと安心しました。
学校運営協議会が開催されました。
5月9日(月)本校にて第1回学校運営協議会が開催されました。
地区長2名、地域学校協働活動推進員1名、社会教育委員1名、児童養護施設職員1名、PTA会長1名、地域住民2名、教職員6名の委員からなる本協議会。
本年度の学校運営協議会のあり方について「二宮町学校運営協議会規則」や文部科学省の資料も用いながら確認し、学校教育目標、経営方針、学校予算等についての承認を得ました。教職員、保護者、地域住民が集まり、学校や地域の課題を共有するためにも、まず学校の日々の教育活動について知っていただきたく、今回は学年主任、汐鳴祭体育の部と総合的な学習の時間担当教諭も加わりました。
地域でどのような子どもたちを育てていくのかという目標を共有し、保護者や地域と連携しながら教職員全体がチームとして力を発揮できるよう、できることから始め、徐々に多くの人が関わる協働体制の構築を目指します。
1年生の部活動が始まりました。
4月7日(木)の入会式では生徒会が中心となり、中学校生活や委員会、部活動等を1年生へ紹介しました。部活動については、その後4月11日(月)より約一週間の仮入部期間を経て、先頃、入部届が提出されました。
1年生は入学後、新しいクラスで9教科の学習に取り組んだり、部活動等に挑戦したり、目まぐるしく様々な新しい経験を積んだ4月。さらに5月の連休明けには部活動の朝練も始まります。十分な睡眠とたっぷりの栄養を。
令和4年度入学式
令和4年4月6日(水)暖かい春の日差しに包まれて、入学式が行われました。
124名の新入生の皆さん、ようこそ二宮中学校へ!
令和3年度 1年間ありがとうございました。
3月29日(火) 令和3年度があと数日となりました。二宮中学校の近くの浜端橋の桜も満開に近くなりました。コロ ナウイルス感染症の影響で今年度も十分な教育活動ができたとは言い切れませんが、「できることをできるなかで」精一杯に取り組んでくれた生徒の皆さん、本校の教職員、また陰で支えてくださった保護者の皆様、地域の皆様、その他学校に関わった関係諸機関の皆様方すべてに感謝申し上げます。
今年度の卒業式も、残念ながら当日は在校生を招いて行うことはできませんでした。そのため、前日の予行練習で本番と同様の式を行いました。最後には、卒業生から素晴らしい歌のプレゼントをもらいました。
卒業式当日は、保護者の方々に見守られて、卒業生123名が立派に式を行ってくれました。卒業証書を受け取る姿は凛々しく、一人一人成長した姿を見せてくれました。かかわった職員も感無量でした。
校長からは、道徳の授業で伝えた秋澤瞳さんの生き方から、人生は儚いかもしれないけれども、夢を持って支え合いながら生きることが大切であること、また、学校教育目標である「主・人・公」になぞらえ、自分の人生の主役は自分自身であり、未来に向かった力強く生きていって欲しいとのメッセージを話させてもらいました。
令和3年度が終わり、令和4年度となります。これから二宮町では小中一貫校への取り組みが本格化します。また、コミュニティ・スクールの活動も活発になります。さらには部活動の地域移行なども控えています。様々な課題がある中で、生徒たちの健全育成を目指し、二宮町ならではの教育を目指し、より良い二宮中学校を目指していきたいと思います。
令和3年度もご支援ありがとうございました。
お世話になった学校に感謝を込めて
2月17日(木) 2月に入り、3年生の受験(受検)が本格的に始まり、多くの生徒が受験に挑んでいます。10日前後には私立高校の試験が、15日には公立高校の学力試験が行われました。公立高校の受検では、学力試験に続いて面接があり、一部の高校においては特色検査も実施しています。
本日は、30数名の生徒が公立高校の面接に臨みました。すでに私立高校に合格していたり、受検が終わった生徒は1時間だけの登校でしたが、自分たちから自発的に校舎内外のあちらこちらを清掃してくれました。
日差しはあるもののやや肌寒い中、教室の網戸を清掃したり、日頃清掃の行き届かない非常階段をきれいにしたりと、一生懸命に取り組んでくれました。
ややもすると、受験(受検)が終わった安心感や気の緩みから、だらだらと過ごしがちになるところですが、反対に学校のための奉仕活動を自発的に行うなど、本当に素晴らしいことだと感心しました。この姿勢を最後まで貫き、立派な卒業式を迎えて欲しいと思います。
【PTA】令和3年度PTA臨時書面総会の議案に係るご意見・ご質問について
日頃より、PTA活動にご理解・ご協力いただきまして誠にありがとうございます。
2月3日付文書で、お知らせしました通り、臨時書面総会を開催するにあたり、2月7日(月)を締切として、会員の皆様からご意見・ご質問を次の通り、いただきましたので回答とあわせてお知らせいたします。
第1号議案:PTA規約の改正について
⇒2月7日(月)17:00時点で、規約改正に係るご意見・ご質問はありませんでした。
第2号議案:PTA補正予算案(特別会計に積立金を繰り入れる件)について
⇒2月7日(月)17:00時点で、PTA補正予算案に係るご意見・ご質問はありませんでした。
その他
◯PTA予算について:成人教育委員会費のキャラクターグッズは具体的に何か。キーホルダーを作ることは可能か。
⇒今年度は、クリアファイルを作成し、近日中に配付予定です。
頂いたご意見は、令和4年度の事業計画立案時の参考にさせていただき、検討してまいります。
議決権行使書の提出は、2月14日(月)が締め切りとなっておりますので、ご提出いただきますようよろしくお願いします。
オンライン朝の会を行いました
1月31日(月) 新型コロナウイルス感染症の罹患者が毎日のように増加しています。神奈川県でも先週ついに1日の感染者数が8千人を大きく超えました。二宮町の感染者数は、爆発的な増加は見られないものの、少しずつ増えてきており、町内の小中学校でも学級閉鎖が出始めています。
そのような状況を受け、本校では学級閉鎖、学校休校に備えて、オンライン授業の準備を進めています。本日は、その一環として「オンライン朝の会」を実施しました。生徒は全員、先週金曜日にクロムブックを持ち帰り、本日の8時15分から25分までの朝の会に備えました。
各担任は、教室において生徒とオンラインでつながり、出席確認や日程確認などを行いました。ほとんどの生徒が制服に着替え、登校の準備をしながら自宅での朝の会に「出席」することができていました。
ICT機器が身近になり、オンラインで学校と家庭がつながるようになり便利な一面はあるものの、やはり、学校に登校し、きちんと対面で授業を行えることが大切です。コロナ禍が1日でも早く解消され、マスクを気にすることなく学校生活が送れる日が来ることを願っています。
1,2年生の総合的な学習の時間の発表会が行われました
1月28日(金) 1月26日(水)より1,2年生の総合的な学習の時間の発表会が各クラスで行われました。本来は、保護者の方にご来校いただき、自分のお子様の発表を参観していただくのですが、今回はコロナウイルス感染症の拡大により、急遽中止とさせていただきました。予定をしていた保護者の方々には申し訳なく思っています。
1年生は、「職業調べ」の内容を、2年生は「鎌倉自主見学」での内容を、発表しました。各クラスの生徒は、自分で調べてまとめたことについて、クロムブックを用いて作成したスライドを映しながら、発表を行いました。時に恥ずかしそうに、時にユーモアを交えて発表する姿は、とても微笑ましく、聴いている生徒たちの姿勢も素晴らしいものでした。
かつて発表と言えば画用紙や模造紙に書いたものを提示していました。今はクロムブックを用いて、スライドにして「動く紙芝居」のように発表をしています。生徒たちのスライドの中には、思わずくすっと笑ってしまうものや、イラストなどを用いて大変分かりやすくされているものなど、随所に工夫が凝らされています。
将来職業について時には、様々な場面でプレゼンをする機会が多くあります。この総合的な学習の発表会を通じて、人前で話をし、自分の考えをしっかり伝えること、効果的に表現する力などを身に着けて欲しいと思います。
令和4年度新入生保護者説明会について
令和4年度入学予定生徒の保護者の皆様
1月21日(金)14:00より開催予定であった新入生保護者説明会の内容について、こちらでお知らせいたします。
新入生保護者説明会の冊子と口座振替関係の書類をお手元にご準備いただき、動画の内容をご確認 いただきますようお願い申し上げます。
なお、動画視聴にかかる通信料は各家庭でご負担ください。また、動画視聴が難しい場合や不明点がございましたら、二宮中学校までお問い合わせください。
【説明会の動画】※タイトルをクリックしていただくと、動画視聴が可能です。
(授業時間数・日課表・一日の生活について・PTA活動について・入学式のご案内)
(服装、持ち物等について・部活動について)
動画中のスライドはこちら↓
(大磯少年補導員連絡会)
🌸お子様のご入学を教職員一同、心よりお待ちしております。🌸
生き続けるともしび 秋澤瞳さんの人生に学ぶ
1月13日(木) 「生き続けるともしび」は、二宮町でピアノ・リトミックの教室を開いていられる一色由利子先生の教え子で、2018年不慮の事故で亡くなられた秋澤瞳さんの生き方を伝えるために、一色先生や秋澤瞳さんのお母様などから聞いたことをもとに、小中学校での道徳教材として作成したものです。
昨年、一色先生は秋澤瞳さんの生きた証を残したいと、「ニコニコおひさま」という曲を作詞・作曲され小学校で授業をされました。その様子は、タウンニュース等でも取り上げられ、多くの方々の知るところとなりました。今回、二宮中学校では、瞳さんの頑張った姿、その生き方から学べることを道徳の授業として、1年生から3年生までの全クラスで実施しました。
授業では、瞳さんが聴覚の障害を克服し、充実した学生生活を送り、海外留学を果たすまでになったことに対して、夢や目標を持つことの大切さ、周囲の人たちの支え、ハンディキャップを特別視しないことなど、生き方として大切なことが意見として多く出されました。
また、瞳さんが志半ばで命を終えてしまったことについては、「悲しい」「かわいそう」といった意見だけではなく、「一生懸命生きたことは必ず人に伝わる」「亡くなってしまったことは悲しいけれど、頑張ったことには意味がある」など、瞳さんの人生を有意義なものであったと感じる意見も少なからず見受けられました。
中学生は多感な時期でもあり、自分自身を否定したり、悩んだりすることも多いと思います。そのような時には、ぜひ秋澤瞳さんの頑張った人生、前向きな生き方を思い出し、糧としてほしいと願います。
3学期が始まりました
1月11日(火) 3学期の始まりは雨となりました。1月初めには雪が降り、例年になく寒い冬となっていますが、3学期に登校してきた生徒たちは皆、元気な様子でした。しかしながら、全国的なコロナ感染症の広まりを受け、3学期の始業式は急遽、放送で行うこととしました。
始業式では、今年の東京、箱根間の大学駅伝で優勝した青山学院大学の原晋監督の話をしました。原監督は、青山学院大学を駅伝の名門校にした名監督で、たくさんの名言もあります。その中で私が最も感銘を受けた言葉を生徒に紹介しました。それは「覚悟がなければ結果は出ない」というものです。
2学期の終業式では、大谷翔平選手や阿部和弘選手をあげ、夢を持つことやそれに向かって努力することの大切さを話しました。今回はその夢を果たすには「覚悟」が必要であることを伝えました。「覚悟」とは、「なにがなんでもやり遂げようとする強い決意」だと思います。その「覚悟」があって初めて、夢をかなえたり結果を出すことができるのです。
3年生は、あと1か月ほどで受験です。1,2年生は、3か月もするとそれぞれ最上級生、中堅学年となります。自分が求められていることに対して「覚悟」を決めて取り組んでほしいと思っています。
最後に、今年は寅年です。ぜひ、様々なことに”トライ”して欲しいと願っています!
明けましておめでとうございます。
令和4年1月5日(水) 新年あけましておめでとうございます。今年の正月は比較的天候の良い日が続きました。恒例の箱根駅伝も実施され、二宮町も多くの方が沿道で声援を送っていました。
心配されるのはコロナウイルスの変種株です。年末は収まっていた感染者数が、ここの所少しずつ増えてきたのが気になります。一層の感染予防を図りながら、3学期を迎えたいと思います。
2学期の終業式に、令和3年に話題になった大谷翔平選手を取り上げました。大谷選手は、高校生の頃「マンダラチャート」というものを作成し、夢に向かって努力したそうです。マンダラチャートとは、9つのマスに区切られた中心に大目標を書き、その周囲にそれを達成する中目標を書きます。さらに、その中目標の周りにそれを達成するための具体的な行動を記入します。そうして、具体的な行動を大目標につなげていきます。このような活動があって初めて大谷選手はメジャーの中で成功したのだと思います。
もう一人、本校の卒業生で夢を叶える一歩を踏み出した人を紹介しました。それは日本ハムファイターズの育成選手としてプロ野球の世界に入った阿部和弘選手です。二宮中学校卒業後、平塚学園高校に進学し、持って生まれた走力で神奈川県予選で活躍し、スカウトされプロ選手となることが決まりました。
令和3年は、コロナの影響で活動が制限され、苦しい1年でした。しかし、夢をもって進めば必ず叶うということを先輩からも学ぶことができました。令和4年のスタートに当たり、今一度夢を持つこと、それに向かって努力することの大切さを感じてほしいと思います。(学校便り 汐鳴り No,6にも掲載いたしました)
世界がもし100人の村だったら
12月17日(金) 3年生の社会科の授業で、担当の境野先生が「世界がもし100人の村だったら」という本にもとづく、ワークショップ的授業を実施しました。この本は、2001年に初版が出され、世界の人口を100人に見立て、人口や環境の違い、言語の多様性などを理解するとともに、教育や戦争・紛争、貧富の差、などについて、わかりやすく書かれたものです。
今回はこの本をもとに、言語や民族の多様性、栄養状態の偏り、貧富の差などについて、一人一人に配られたカードの情報から、グループを作り、体験的に学ぶ授業となりました。カードには「ニーハオ」「ハロー」といった聞いたことのある挨拶から「バルカ」「エ カァサン」など聞きなれない言語のあいさつなどがあり、言語の多様性に気づかされました。同じようにカードには栄養状態や富(貧富の差)に関わるマークが記されており、そのマークごとにグループが作られ、その度にそれぞれのグループがどのような状況にあるかが説明されました。
貧富の差を体験した際には、実際に富の集中する国のグループには一人一人に「880,000パンダ」(お金)が配られ、最も貧しい国のグループでは8人のグループに「5,000パンダ」しかもらえませんでした。このことから、生徒たちは世界の富が偏っていることを、具体的に理解したようでした。
最後に、文字が読めないことでどのようなことが起こるかを、体験する実験が行われました。それぞれ「水「毒」「薬」に見立てた「水」「塩水」「乳酸菌飲料」の入った紙コップに、アラビア文字が書かれたものを用意し、代表の1名の生徒に試してもらいました。選ぶのは別の生徒です。文字が読めないので「カン」で選びましたが、最初は「水」を次に「塩水」を選んでしまいました。このことから、文字が読めないことは、人の生死につながることであるということも理解しました。
世界はますますグローバル化が進んでいきます。しかし、日本に入ってくる情報にはやや偏りがあるように感じられます。今回のような授業を通して、世界の全体像を見渡し、公平な視点で世界を眺められる生徒に育ってくれることを願います。
地球戦隊スクウージャーがやってきた!
12月16日(木) 師走も半ばを過ぎた本日、3年生の授業において「地球戦隊スクウージャー」がやってきました。正体は、二宮町役場の生活環境課の山下さんと北川さんです。この生活環境課では、二宮町の環境を守ることはもちろん、未来の地球環境のことを考え、小中学生への啓発活動にも力を入れています。本日はその一環として、3年生の公民の授業において、地球環境の問題とそれらを解決する手立てについて、楽しく講義をしてくださいました。
特別授業の講師として紹介された「スクウージャー」のレッドとブルーの2人は、軽妙な掛け合いで生徒の笑いを誘いながら、時に真剣に環境問題について講義をされていきました。講義の中では生徒たちに「海洋プラスチック問題を解決するにはどうしたら良いか?」という課題を一緒に考えたり、講義の終盤では「脱炭素社会を目指すには、だれがどのような取り組みをすることが良いか」など、考えを引き出す場面も見られました。生徒たちは、その課題を真剣に考え、発表をしてくれました。
「スクウージャー」の2人が強調していたのは「自分事としてとらえる」ということです。ややもすると、自分とはあまり関係のない他国のこと、自分が関わらなくても誰かがやってくれる、と思いがちです。しかし、最も大切なことは、「何のために学ぶのか?学んだことをどう生かすのか?」ということだと思います。
地球温暖化は、今まさに身近な問題として顕在化しています。その問題を解けするために、未来に生きる生徒たち一人一人が「スクウージャー」となって活動してくれることを願っています。
ユニセフパネル展&ユニセフ募金
12月9日(木) 今週6日の月曜日より、中央階段において「ユニセフパネル展」を行っています。これは、毎年厚生委員会が、世界中の子供たちの現状を知り、少しでもその子供たちの助けになるように募金をしようと実施しているものです。
中央階段の廊下に貼られたパネルには、世界中で貧困や紛争、環境問題などで大変な思いをしている子供たちの様子がリアルな写真で掲示されています。中学校でも、社会科において世界の現状の学習は行っていますが、このユニセフパネル展は子供たちの姿をより身近に感じられ、生徒たちにとっても考えるきっかけになるものだと思います。
「Think globally Act Locally」という言葉があります。世界全体に想いを馳せながらも、行動は身近なところから。生徒の皆さんが少しでも世界の子供たちのために行動しよう、というに認識を持ってくれると嬉しいです。
授業実践2題
12月7日(火) 今年も残すところ3週間余りとなりました。しかし、生徒の皆さんは寒い中でも元気に登校し授業を受けています。昨日、3年生と2年生において、特色ある授業が行われました。現代ならではの取り組みとして紹介いたします。
3年生では社会科の授業の一環として「認知症サポーター養成講座」という出前授業を、町の高齢者介護課地域包括支援センターの方々が来校され、行ってくださいました。「認知症」にはどのような種別があるのか、それぞれの「認知症」の特色はどのようなものか、「認知症」はどのくらいの頻度で起こるのか、「認知症」への対応はどのように行うかなど、身近な問題ではあるものの、普段はあまり意識しない問題をわかりやすく丁寧に説明してくださいました。
「認知症」は決して他人ごとではなく、誰しもが直面する身近な問題であることが講座を聞いていてよくわかりました。今までは何となく知っていても中学校の授業で扱うことはほとんどありませんでした。これを機に、生徒たちが身近で大切な問題について真剣に考えることができたらと思います。
もう一つは、2年生の理科の授業です。先日の生き物の内臓の実物を観察した授業の続きとして、「体の中で一番大切だと思う臓器」を自分なりに考え、調べ、発表するという活動が行われました。生徒たちは、自分が最も大切だと思う臓器を選び、タブレットパソコンを用いてスライドにまとめ、近くの人に発表を行いました。
「私は肺が一番大切だと思います。なぜなら・・・・」「私は心臓が一番大切だと思います。なぜなら・・・」とクラス全員が相手に伝わるように一生懸命調べた内容を発表していました。今回は中郡の理科の先生への研究授業としての側面もあり、ICTを効果的な使用した素晴らしい授業でした。
ICT機器を自在に使いこなすことは、GIGAスクール構想の要です。様々な教科で、このような実践を積み重ねることで、高度情報化社会に適応できる人材に育つことを期待しています。
◎認知症サポーター養成講座の様子
◎2年生理科の授業「私が一番大切だと思う臓器」
令和5年度を見据えて~部活動の地域移行への取り組み
12月6日(月) 令和5年度から、段階的に部活動の地域移行が検討され始めています。部活動は学校の教育活動の一環として、意義のあるものであり、生徒たちの成長にも大きな役割を果たしてきました。しかしながら、教職員の長時間労働の要因にもなり、その在り方が議論されています。
そこで、二宮町にある総合型スポーツクラブ「ラビッツクラブ」の代表である小林等さんが、部活動あり方について、経済産業省の後援を得て、地域の活性化を含めた地域のスポーツクラブの在り方に関する実証事業に取り組むこととなりました。
その手始めとして、二宮中学校の体育館にて「フットサル」が行われ、小林さんを始め3名のコーチの方やスタッフの方々がみえられました。中学生も二宮中と二宮西中の生徒6名が申し込み練習に参加しました。参加した中学生もコーチも和気あいあいとした雰囲気で楽しく、かつ真剣にフットサルに取り組み、充実した時間を過ごすことができました。
この「ラビッツクラブ」の取り組みは、来年1月まで行われ、その後、その結果をもとに地域におけるスポーツクラブの在り方などの検討を順次進めていく予定となっています。
欧米においては、地域に根差した「地域型スポーツクラブ」はかなり普及しており、特定のスポーツのトップチームを持ちながら地域の生涯スポーツやその他の事業にも手を広げている例は多数見られます。今回の検証事業は、そのような地域型スポーツクラブの在り方を模索する一つです。部活動の在り方と合わせて、これからの二宮町の生涯スポーツの方向性が見えてくることを期待します。
追伸:まだメンバーに余裕がありますので、やってみたい中学生は学校までお問い合わせください。
生徒朝会を行いました
12月2日(木) 師走に入り、朝の風も冷たくなってきました。そのような中、コロナ感染症も落ち着いている状況を踏まえ、生徒朝会を行いました。今年度は、1月より蔓延防止等重点措置や緊急事態宣言によりほとんど実施することができていませんでした。オンラインでの生徒総会や生徒評議員会なども工夫して行われ、それはそれで意味のある取り組みですが、やはり全校が一堂に会して生徒会の活動を見ることには、一層の価値があると思います。
朝会の初めには、生活委員会による「冬の服装の着方」について、舞台を使った説明が行われました。学校という場にふさわしい服装、身だしなみはどうあるべきか、生活委員の生徒たちが実演しながら、全校生徒に示してくれました。先生から指導を受けるのではなく、生徒たちが自ら身だしなみを整えていこうとする取り組みに感心しました。
その後、令和4年度の生徒会本部役員ならびに各委員会の委員長への認証式が行われました。壇上で認証証を手渡された生徒会本部役員や委員長からは、「これから頑張って、素晴らしい二宮中学校を創り上げるぞ!」という気概をしっかりと感じ取ることができました。
本校の学校教育目標である「主・人・公」は、生徒による生徒たちの活動が中心であることを示しています。来年度の生徒会の活躍に期待したいと思います。
触る 見る 体験する 発見する!
12月1日(水) 2年生理科、福田先生の授業において、動物の体のしくみを体験する授業が行われました。体のしくみと言っても、体の内部、内臓のしくみを理解するものです。福田先生は、実際の動物の内臓を用意し、各班ごとに自由に観察させ、そこから内臓のそれぞれの役割を発見させる授業を展開しました。
心臓、肝臓、小腸、大腸、胃、すい臓などそれぞれの内臓の部位の色や形を観察することはもちろん、実際に手に取って感触を味わうことで、生徒たちはその臓器の持つ役割についてつぎつぎと新しい発見をしていきました。
「心臓はとても筋肉質だね。血液をたくさん送り出すからだ!」「肝臓は表面はざらざらしている。だけどとても大きい。きっと血液をきれいにする役割は重要なんだね!」「小腸はグニャグニャしているけど、とても長いね」など実物の持つ迫力に圧倒されながらも、興味深そうに授業に取り組んでいました。
新学習指導要領では「主体的に学習に取り組む態度」が重視されています。今回の理科の授業はまさに「主体的に」生徒が活動し、取り組む素晴らしい授業だったと思います。
秋祭りをおこないました!
11月29日(月) 昨日28日(日)本校において、学校運営協議会主催の「秋祭り」を実施しました。本来、学校運営協議会の議論の中では、各地域の「夏祭り」などに、中学生の参加が少なくなり、盆踊りなどの昔からの伝統が引き継がれなくなっているため、コミュニティ・スクールの中で、ないかできないかとの思いから企画されたものです。そのため、当初は「夏祭り」として実施予定でしたが、コロナ感染症の第5波を受け、延期に次ぐ延期となり、11月末の「秋祭り」となりました。
当日は、学校運営協議会会長の藤原さんの働きかけで、保護者の方を始め、ボランティアの生徒で準備・運営がなされました。開始時間の15時には参加する多くの生徒が来校しました。まず初めに、保護者の方々が作ってくださった、世界各国の料理を楽しむコーナーが各教室に設けられ、生徒は思い思いにいろいろな国の料理を楽しんでいました。
その後、舞台を校庭に移し、〇✕クイズ、部活動対抗クイズリレー、〇〇を叫ぶ、出し物披露などが行われました。〇〇を叫ぶでは、3年生の男子生徒が、日ごろからお世話になっている加藤先生へ、感謝の言葉を送り大変感動的でした。
後半の舞台では、キーボードの演奏やギター弾きがたり、チェロと歌、吹奏楽部による演奏など、多彩な出し物が見られました。それぞれの歌や演奏にしばし時を忘れ、多くの生徒が耳を傾けていました。
夕闇が迫る中、最後のフィナーレであるイルミネーションの点灯が行われ、藤原さんの「点火」の声と同時に、校舎4階より「帆船」をイメージしたイルミネーションが浮かび上がりました。この「帆船」は、生徒たちのこれからの人生の「船出」が順調なものであるようにという藤原さんからの強い願いを込めたメッセージでもあります。
今回は初めての「秋祭り」であり、スムーズに行かないところもありましたが、これからも地域や保護者の方々と生徒が楽しくつながれるような機会を持つことができるように様々な企画を考えていきたいと思います。
お菓子会社を経営しよう!
11月26日(金) 3年生の公民の授業では、株式会社の仕組みや金融について学ぶ単元があります。生徒たちは、株式会社や金融(お金)について、漠然とした知識はあるものの、実際のしくみとして理解していないと思います。そこで、今回3年生の公民では、株式会社を経営することで、会社のしくみを知り、さらにそこからお金の動きを模擬体験しながら身に着ける授業を実践しました。
今回の授業では、日本証券業協会の方々の協力のもと、お菓子会社を経営する中で、お菓子の新製品を企画し、販売し利益を上げる模擬体験を行いました。生徒たちは、班ごとに分かれ説明を聞いた後、それぞれの創意工夫を凝らしたお菓子のパッケージを制作しました。
季節感を出したもの、販売対象を考えたもの、お菓子のネーミングに凝ったものなど、中学生ならではの工夫が随所に見られました。販売は班ごとに行い、それぞれのグループが和気あいあいと楽しそうに取り組んでいる様子が見て取れました。
社会科はともすると「暗記教科」と言われることも多くありましたが、本来は実社会と密接に結びついた教科でもあります。今回の授業のように、実社会を模擬体験することで、社会の仕組みを理解したり、将来の仕事を想像したりすることはキャリア教育にもつながります。生徒がより社会に興味を持ってほしいと思います。
世界修学旅行!
11月17日(火) 先週金曜日、3年生の総合的な学習の時間に「世界修学旅行」を実施しました。これは、本校の学校運営協議会会長の藤原さんが、9月に実施予定だった修学旅行が中止になったことを心配し、実際の旅行に連れていくことは難しいけれど、バーチャルで世界各地に修学旅行に連れていくことはできないか?という発案のもと、ご自身につながりのある世界各地の人と、オンラインで繋がり、生徒たちに体験させるという企画です。
当日は、中国、タイ、アメリカ合衆国、フランス、イギリス、デンマークに在住の方々と、オンラインで繋がりその国の様子や文化、特色や課題などについてライブでのお話を聞きました。現在では、インターネットを通じて様々な国の情報が入ってきますが、住んでいる人ならではのまさに生きた情報を、生徒たちは興味深く聞いていました。「百聞は一見に如かず」という言葉が当てはまる時間でした。
各国の様子を聞いた後は、質問タイムとなり、それぞれ思い思いに質問をしていました。初めて聞くことも多く、日本と世界の様子の違いに改めて驚いたようでした。
情報化社会と言われて久しく、学校でもICTの活用が叫ばれる中、世界をライブで中継するという最先端の取り組みをしていただいた藤原学校運営委員会長に感謝するとともに、この取り組みから世界に目を向ける生徒が一人でも増えることを願っています。
オンライン生徒総会が開かれました
11月16日(火) 昨日、今年度第2回目の生徒総会がオンラインで行われました。今までの体育館に全校が集まっての生徒総会から形を変え、コロナ禍においても実施可能な形を模索する中で試行されました。
生徒会本部役員および各委員会の委員長は体育館に集まり、各クラスと中継をつないだクロムブックの前で質疑応答を行いました。生徒会本部役員の議長さんが、各クラスの状況を把握しながら、議事を進めました。委員会からの提案に対して、質問や意見がある場合には、そのクラスのクロムブックから伝えられ、話し合いが進められました。各クラスから直接意見が届けられることから、リラックスした雰囲気が感じられました。
生徒総会は、すべての生徒が生徒会のことについて話し合う唯一の場であり、直接民主制を体験できる貴重な機会でもあります。時代に合わせてオンラインでの参加となりましたが、すべての生徒が生徒会や委員会の取り組みに耳を傾け、話し合いに参加することは、近い将来の主権者を育てる上でも、大変貴重なことだと思います。
生徒会本部役員選挙立会演説会が行われました
11月11日(木) 今週月曜日、生徒会本部役員選挙の立会演説会が開かれました。今年度は定員6名のところ、同数の6名の立候補があり、体育館で推薦者とともに演説を行いました。コロナウイルス感染予防の観点から、3年生は教室においてオンラインで、1,2年生は体育館においてソーシャルディスタンスをとりながら、立候補者の話を聞く形をとりました。
折しも、衆議院議員選挙が行われたばかりであり、実際の選挙においても18歳からの投票が可能になったこと、今回の衆議院議員選挙においても若い人たちの政治への関心の高まりなどをふまえ、校内での選挙とはいえ、緊張感のある立会演説会となりました。
立候補した6人はもとより、推薦者の生徒たちも、立候補者の素晴らしい部分やこれからの生徒会を担うにふさわしい資質を持っていることを十分にアピールしてくれました。
投票は、立会演説会のすぐ後に各学年ごとに実施されました。こちらも、国政選挙で使われる本番用の投票箱を二宮町の選挙管理委員会よりお借りしたことで、生徒も本番さながらの投票を行うことができました。投票の後は即日開票が行われ、見事に6人とも信任を得て、生徒会本部役員に当選することができました。
現在、コロナ感染症はかなり落ち着きを見せています。この状況が引き続き、来年度は生徒会本部が本来の活動を取り戻し、明るく平和な日常が戻ってくることを願っています。
生徒会本部役員選挙の政見放送が行われました
11月5日(金) 折しも、衆議院議員選挙が先月末に行われたばかりの11月初め、本校においても次年度の生徒会本部役員選挙が行われました。生徒会本部役員は生徒会の中心として、二宮中学校の生徒たちの学校生活をより良くするために活動を行います。それぞれが会長、副会長、総務、書記などの役職を担い、生徒評議員会を主催したり、生徒総会を開催します。また、汐鳴祭文化の部の後夜祭も生徒会本部が企画運営を行います。
今年度は、6名の生徒の皆さんが立候補をしてくれました。政見放送は、テレビを通じてそれぞれの思いを訴えました。候補者のだれもが、二宮中学校の生徒が楽しく、過ごしやすい学校を創ることを目標に頑張っていくことを話してくれました。
今回の衆議院議員選挙では、20代の政治離れ、選挙への無関心が叫ばれていましたが、このような生徒会選挙を通して、政治や選挙に関心を深めてもらえたらと思います。
「だし」の味はどんなかな?
11月1日(月) 日々秋めいてきた本日、二宮町学校給食センターの八巻さんが来校し、2年生の家庭科の授業を行ってくださいました。授業のテーマは「だしについて知ろう」です。家庭科の銅谷先生とともに企画し、一緒に授業実践をすることとなりました。
授業では味覚の要素である「甘味」「苦味」「酸味」「塩味」「うま味」を説明した後、「うま味」のもとである「だし」について、実際のだしを味わいながら、理解する内容でした。八巻先生と銅谷先生から「昆布だし」「かつおだし」「昆布だし+かつおだし」「顆粒だし」を配ってもらい、それぞれ味わいました。「味がない」「こちらのほうがおいしい」「色が濃い」「香りが強い」など、それぞれの特徴を生徒同士で見つけながら、楽しく授業に取り組んでいました。
普段、なかなか接することのない給食センターの方から授業を受けることで、日々のおいしい給食を作ってくださっている方々の姿を想像し、明日からの給食をよりおいしく味わってもらえると、今日の授業の意味があるのではないでしょうか。
生徒会本部役員選挙が始まりました
10月29日(金) 折しも、衆議院議員選挙が2日後に迫った本日より、本校の生徒会本部役員を決める選挙に立候補した生徒たちによる、選挙運動が始まりました。例年、立候補者は昇降口に立ち、アピールをするのですが、今年はコロナウイルス感染予防のため、候補者を割り当て、蜜を避ける形で運動が行われ、候補者の他、運動員となった生徒たちが「清き一票をお願いしま~す!」と大きな声で訴えていました。
現実の選挙においては、20代の人たちの投票率を上がるためにはどうしたら良いかが課題となっていると聞かれます。中学生のうちから選挙に関心を持ち、自分たちの暮らしは自分たちで創り上げるとの思いを持てば、将来主権者として立派に国民主権を実現してくれると信じています。
二宮町の町づくりについてより深く考えました
10月27日(水) 先週の金曜日の5校時、3年生の総合的な学習の時間に、二宮町役場企画政策課の竹内さんが来校され、3年生を対象に、これからの二宮町の町づくりについて、お話をしてくださいました。題して「Ninomiya Sousei Project (通称NSP) ~二宮創生プロジェクト」です。
竹内さんからは、二宮町がベッドタウンとし成り立ち始めた頃の話や二宮町の魅力(強みと弱み)、メリットとデメリットは裏腹であるなどの説明があり、その後、二宮町が抱える課題「少子高齢化」や「財政」「公共施設の老朽化」などについてお話しされました。
時折、ジョークを交えながら生徒の中に入りこみ、やり取りをしながら楽しくお話が進められました。リラックスした雰囲気の中にも、二宮町の課題について真剣に捉え、これからの町づくりのビジョンを一人一人が考えているようでした。
現代社会には地球規模の課題から、身の回りの課題まで様々な問題があります。未来に生きる生徒たちは、その一つ一つを解決していかなければなりません。しかし、悲観的に捉えることなく、協力し合い、より良いものを創り出すという意識で立ち向かっていけば、必ず明るい未来となると信じています。未来のより良い二宮町をみんなの手で作ってほしいと思います。
異校種体験交流事業(二宮小学校)が行われました
10月20日(水) 昨日、本校音楽科の山田環子教諭が、異校種体験交流授業の一環として、二宮小学校に1日出向き、小学校の児童とふれあうとともに、授業実践を通して小学校の先生を体験してきました。これは、二宮町の小中学校で進められている、小中一貫教育の一つとして、小学校の先生が中学校に、中学校の先生が小学校に出向き、それぞれの学校での体験を通して、小中一貫について、成果や課題を見い出すために行われています。本校では、1学期に社会科の嘉山教諭が二宮小学校に出向き、小学校からは松尾教諭が中学校へ来られました。
二宮小学校に行かれた山田先生は、2年3組の児童とともに1日を過ごすことになりました。小学校2年生は、中学生とは体の大きさも違えば、行動も全く異なります。しかし、山田先生は持ち前の明るいキャラクターでたちまち児童たちの人気者になったそうです。昼休みには校庭で元気に児童と鬼ごっこをしていました。
音楽の授業では、ゲームを取り入れたり、ピアニカで夕焼け小焼けを演奏したりして、楽しい1時間を過ごしました。児童も普段とは少し違った本格的な中学校の音楽の授業をとても楽しんだようでした。
来週は小学校から先生が見えられます。普段なかなか交流することのない異校間ですが、この交流事業を通して二宮町の児童生徒を9年間を見通して育成する方策を探っていきたいと思います。
汐鳴祭文化の部の学級ステンドグラス
汐鳴祭文化の部が行われました!
10月15日(金) 秋晴れの下、今年度の汐鳴祭文化の部が行われました。コロナ禍での開催ということもあり、例年行っていた合唱コンクールは実施せず、また保護者や地域の方の来場も無しという中で実施いたしました。
今年度は金曜日の開催とし、午前中に準備と最終チェック、午後から開会式を行い、その後学年ごとに体育館での動画鑑賞、学級展示の見学、特別棟の教科展示や部活動展示の見学をローテーションしました。半日日程という短い時間となってしまいましたが、生徒たちはそれぞれに楽しんでいたようです。
今回の汐鳴祭文化の部のテーマは「光輝燦然 ~モノクロの世界を君色に染め上げろ~」というものでした。これは、コロナ禍で暗く灰色のイメージとなっている世界を、生徒たちの「個性という色」をもって鮮やかに染め上げたいとの思いがこもっています。また、一人一人の色が重なり合うことで、素晴らしい色のハーモニーを生み出す点は、まさにクラスでのステンドグラス作成そのものと言えます。今回、汐鳴祭文化の部で培った学級での絆を、これからの学校生活にぜひ生かしていってほしいと思います。
もうすぐ汐鳴祭文化の部!
10月13日(水) いよいよ汐鳴祭文化の部があと2日に迫ってきました。今年度は合唱が実施されないこともあり、生徒たちは、クラス展示に全力を注いでいます。ほとんどのクラスがステンドグラスの制作をしていますが、中でも1年生はビニールやセロハンではなく、半紙に色を付けて制作をしています。ビニールやセロハンの質感とはまた違った、独特の風合いがあり、味のある作品に仕上がりそうです。
各クラスでは、感染に注意しながらも楽しそうに作業に取り組む様子が見られました。作業の様子を見ながら、生徒たちの発想やデザインの素晴らしさに感心させられます。当日は素晴らしい作品が見られることを期待します。
オンライン生徒評議員会を行いました
10月8日(金) 昨日、生徒会によるオンライン生徒評議員会が行われました。生徒評議員会は、各学年の学級代表員、各委員会委員長、生徒会本部役員が一堂に会し、学校生活の向上を目指して定期的に行われる会議です。国で言えば国会に相当するものと言うことができます。
今までは、生徒会室や理科室などを中心に議事を行っていましたが、コロナ感染予防の観点から、オンラインで実施を施行しました。3つの教室を使用し、一つが生徒会本部役員および発表者が発表をする教室、後の2つは発表を聞きながら、意見を述べる教室に分散しました。発表やその傍聴には大型テレビを用いるとともに。議案書はクロムブックを手元に、会議が進められました。
初めての試みということもあり、機器の調整や発表の仕方などに若干の戸惑いはあったものの、発表者は堂々と発表を行い、聞く側の生徒も大変真剣に取り組みました。オンラインということで、活発な議論が繰り広げられるというところまでは至りませんでしたが、今後この形が定着していけば、望ましい議論が交わされるのではないかと思われる取り組みでした。
未来の二宮を考える~中学生ワークショップが行われました
10月7日(木) 昨日、放課後本校の生徒会本部のメンバーと同じく二宮西中学校の生徒会のメンバーが、オンラインにて町役場とつながり、「10年後の二宮を考える 中学生ワークショップ」に参加しました。これは、町役場の企画政策課による、「二宮町総合計画」の策定に伴い、未来を担う町の中学生から、まちづくりに関する意見を募り、村田町長と直接話し合いをしようと企画されたものです。
生徒会本部役員の生徒たちは、事前に町役場の企画政策課の方と打ち合わせを行い、「二宮町の田舎度・都会度」を考えたり、「二宮町の魅力」「町の将来イメージとまちづくりに向けた役割」「大人になっても住み続けるために必要な施設や公共空間」などの項目について話し合いを進めました。
この話し合いを行う前段階として、3年生は1学期に社会科でまちづくりについて学び、その際にアンケートを実施しました。そのアンケートが今回の話し合いの重要な資料として使われることとなりました。
放課後、校長室に集合した本部役員のメンバーは最初は緊張の面持ちでしたが、徐々に打ち解け真剣に話し合いを行っていました。自分の意見を発表するときは、フリップに自分の意見をまとめたものを提示し、わかりやすく伝える工夫もしていました。
1時間半に及ぶ中学生と町長の話し合いでしたが、生徒たちの表情からも大変有意義な時間であったことが伺われました。未来を担う中学生たちが、将来の町づくりに夢を持つことはとても素晴らしいことだと思います。これからも同様の機会をさらに広げ、より素晴らしい二宮町にしていってほしいと願います。
10月の始まり
10月4日(月) 10月に入り、緊急事態宣言が解除され、コロナウイルスの感染状況もひと段落落ち着いた様相を見せています。心配された台風16号も、強い風は吹いたものの、大きな事故や混乱もなく、無事に中間テストを実施することもできました。
10月に入り、様々な活動が本格化すると同時に、その準備などに取り組む姿が見られるようになってきました。10月1日の中間テスト終了後は、2週間後に迫った汐鳴祭文化の部に向けて、各クラスでの展示の準備が始まりました。多くのクラスが、本校の伝統である「ステンドグラス」の制作を行うようです。本校のステンドグラスは長い伝統を持ち、生徒から生徒へのその美しさが伝えられ、保護者や地域の方もいつも感激される出来栄えです。今年度は、残念ながら保護者や地域の方々に直接見ていただくことができませんが、ホームページを通して、生徒たちの頑張りを伝えたいと思います。
また、1,2年生は総合的な学習の時間への取り組みも始めました。2年生は鎌倉校外学習に向けて、1年生は職業インタビューに向けてそれぞれ課題を考え,ICTを利用しながら調べ、実際に体験をした後、まとめ、発表するといった取り組みをしています。こちらも、本校では息の長い取り組みとして、生徒の間にも定着しています。
10月4日の月曜日からは部活動の朝練習が再開され、久しぶりに朝の校庭や体育館に生徒たちの姿が見られるようになりました。心なしか生徒たちの様子も日常が戻ってきて、安心したように感じられました。このまま、コロナの第6波などが来ないことを祈りたいです。
日常の風景が戻ってきました
9月28日(火) 緊急事態宣言が今月末で解除される見通しとなりました。また一方では台風16号が日本の南の海上を北上しており、その動向が気になります。明後日からの中間テストに大きな影響を及ぼさないことを祈るばかりです。
27日より、分散登下校だったものを一斉登校、一斉下校に戻しました。今まで、朝の登校時はとても静かでしたが、一斉登校となり、元気な笑顔がたくさん見られるようになりました。と言っても、まだマスクをし、大きな声で話をしたりなどは控えています。それでも、仲の良い友達と楽しそうに登校する姿はホッとさせられます。
全国や町内のコロナウイルス感染者の状況も落ち着いてきていますが、昨年度はこの時期に「GO TO キャンペーン」が行われ、年末には大きな感染の波があったことを記憶しています。
今年度は、12歳以上のワクチン接種も始まるようなので昨年度とは状況は違いますが、気を抜くことなく感染予防に留意しながら学校生活を送っていけたらと思います。
9月27日よりの日課について
9月24日(金) シルバーウイークの合間の金曜日、10月間近に関わらず、汗ばむような1日取りになりました。
町のコロナ感染状況も比較的落ち着いていることから、9月27日の(月)から、日課を段階的に通常に戻していきます。9月は時差登校、時差下校を行っていましたが、一斉登校、一斉下校とし、授業時間も45分とします。午後は、今週末の中間テストに備え、学習相談の時間として、希望者には各教科での相談を行います。
部活動については、10月4日(月)の朝練習から実施することとします。その際には、換気や手洗い、手指消毒などの基本的な感染症予防対策をしっかり行い、体調に配慮して練習等に取り組みます。(大会2週間前である、陸上競技部とバスケットボールは除きます)
現在は感染状況が落ち着いているとはいえ、気を緩めるとさらに第6波などということも予想されます。気を引き締めて10月からの生活を送っていきたいと思います。
タウンニュース社から取材を受けました
9月21日(火) 秋も本格的となり、中秋の名月が見られるこの日、本校のオンライン授業の様子を取材するために、タウンニュース社の豊田記者が来校されました。本校の取り組みをホームページで知り、詳しく内容を取材したいとの申し出がありいらっしゃいました。
タウンニュース社は、今まで町の小中学校での実践や子供たちの様子などを取り上げてくださり、学校の様子を地域の人たちに伝えてくださっていました。今回も、二宮中学校のオンライン学習の取り組みを取り上げて記事にしてくださるそうです。取材にいらっしゃった豊田記者も、初めて見るオンライン学習に興味を持たれるとともに、実際に家庭と学校をオンラインでつないでの授業にかなり驚いた様子でした。
どのような記事が載るのか今から楽しみです。
3年生オンライン学習を始めました
9月13日(月) 新型コロナウイルス蔓延防止に伴う緊急事態宣言が今月末まで延長されました。生徒の皆さんにもまだまだ我慢の日々が続いたしまいます。延長に次ぐ、延長で心も折れそうになりますが、それでも朝登校する元気な姿に、こちらが元気をもらっています。
本日から、3年生を対象に「オンライン学習」を始めました。先日の調査で、現在ほとんどのご家庭でタブレットを使える環境が整っているということが分かり、それならばということで、生徒の皆さんが下校後、15時30分を目途に、5教科を中心に2コマ、講義を行うこととしました。時間は20分程度ですが、オンラインでの学習では、画面に集中するため、あまり長時間では健康にも影響を及ぼすと考え、短い時間で集中して取り組みことを優先しました。
本日は英語と数学の2教科を講義し、画面に教科書やワークのページを映しながら、解説とともに問題演習などを行いました。初日でしたが、3年生のほとんどの生徒が参加してくれました。この取り組みは、緊急事態宣言中の午前日課の日は毎日行う予定です。
3年生はこの後、進路に向かって学習が本格化していきます。少しでも学習の助けになるように職員も取り組んでいます。
オンライン授業に備えて
9月7日(火) 秋らしいさわやかな風が教室に流れています。そのような時期に緊急事態宣言も延長される可能性が高くなったとの報道がなされています。本校では、コロナ禍で学級閉鎖や学年閉鎖、学校が休業した際などに備えて、オンライン授業の在り方について先生方がいろいろな手段を考えています。
本日は、3年生の社会科で担当の境野先生が、A組での授業をオンラインで配信し、職員室の社会科の山本先生がそれを視聴しました。教室の前方にクロムブックを置き、黒板と説明している様子を写したのですが、比較的黒板の字も見やすく、説明などもよく聞こえ、授業の様子もはっきりと伝わってきました。
課題としては、安定したWi-Fi環境が必要なこと、学校での授業は「講義」のみでは無いこと、映される範囲が限定されること、配信に適した教科とそうではない教科があることなどが考えられます。
今後、状況はどのように変化していくかはわかりませんが、GIGAスクール構想の具現化を目指して、職員一同で一層取り組んでいきたいと思います。
学校生活の様子
9月3日(金) 2学期がスタートして3日が過ぎました。いろいろな制約がある中で、生徒たちは毎日頑張って生活を送っています。時間差登校も順調に始まり、朝教室に入ると、静かに自席に座り読書をする様子がどのクラスでも見られます。また、授業も大きな声を出したりすることもなく、静かに取り組んでいます。
給食も始まり、久しぶりにクラスでの食事を楽しみたいところですが、コロナ感染予防で「黙食」を守っています。いつもであれば、休み時間や授業の合間などに、おしゃべりをしたり、友達同士触れ合ったりしたいところですが、生徒たちはしっかりとルールを守って生活をしています。
まだ、2学期は始まったばかりであり、今後コロナ感染がどのようになっていくかはわかりませんが、この生徒たちの努力が実り、1日も早くかつてのような日常が戻ることを祈っています。
2学期が始まりました
9月1日(水) 9月の声を聞いた途端、季節も秋めいてきました。本日から2学期が始まりました。生徒たちも決められた登校時間に合わせて登校できていました。久しぶりに会った友達と楽しそうにしている様子も見られました。
始業式に先立ち、表彰を行いましたが、体操や県大会で素晴らしい成績を残した生徒をはじめ、吹奏楽コンクールでの受賞や英語スピーチコンテストの受賞、中郡陸上競技大会では多くの生徒が良い成績を残してくれました。
始業式では、夏休みのオリンピック・パラリンピックの話から、現在猛威を振るっている新型コロナウイルスのデルタ型について話をしました。季節性インフルエンザの4倍もの感染力を持つこと、10代でも重症化するリスクがあることなどを伝え、学校において感染したり、広めたりすることのないように注意を払いながら生活をして欲しいと話しました。
また、2学期の行事について下の2点を伝えました。
1点目は、修学旅行を中止にしたことです。感染リスクの低い長野県への旅行を企画しましたが、全国的な感染の拡大により、中止せざるを得なくなりました。3学期に感染状況を見て、卒業旅行として実施出来たらと考えます。
2点目は、汐鳴祭文化の部についてです。年度当初は10月16日(土)としていましたが、保護者の方の来校は難しいと判断し、10月15日(金)の平日開催とします。また、感染リスクを伴う合唱は中止し、学級展示のみの活動とします。併せて後夜祭も取りやめとしたいと思います。
楽しみにしていた修学旅行や汐鳴祭文化の部が中止になったり、制限をかけなければならないことには大変心苦しい思いです。しかし、生徒の安心・安全を第1に、1日でも早く正常な日常を取り戻すために、職員一同取り組んでいきたいと思います。
下に、本日生徒に配布した2学期の生活にかかわる約束事を載せておきますので参考にしてください
明日から2学期です
8月31日(火) 40日間の夏休みも終わり、明日から2学期が始まります。ご承知の通り、緊急事態宣言が発令されている中での学校再開となります。学校においては、感染予防に最大限の注意を払いながら、授業やその他の学校教育活動に取り組んでいきたいと考えています。
明日はオンラインで始業式を行う予定です。夏休み明けの皆さんの元気な顔を見たいのですが、残念に思います。今までとは違う2学期の始業になりますが、元気に登校してくれることを願っています。
教職員一同、準備万端で新学期を迎えたいと頑張っています。
皆さんの元気に登校する姿を待っています。
2学期の始業について
8月27日(金) 二宮町立二宮中学校の2学期の始業についてお知らせします。
始業式は8月30日(月)の予定を9月1日(水)とします。神奈川県に発出されている緊急事態宣言中(9月12日まで)の期間は短縮授業・午前日課とし、給食後下校とします。
部活動については朝練・夕錬とも原則中止とします。(ただし、中体連主催の公式大会を控えている部については90分をめどに、感染防止に留意したうえで活動を行います)
2学期の始業に当たっては、今まで以上の感染防止対策を行い、感染予防に努めていきたいと考えています。ご家庭におかれましても、生徒の健康観察を今まで以上に丁寧に行っていただくとともに、すこしでも体調の変化がみられるときは登校を控えるなどの措置をお願いいたします。また、ご家庭内や関係する機関などで感染などが判明した場合には、ご連絡をいただきたいと思います。
また、日ごろの行動についても、人込みを避ける、マスクの着用、健康的な生活を送るなど、ご家庭での感染予防、健康管理にご留意願いたいと思います。
2学期の予定(登校時間、授業、生活全般について)はマチコミメールやホームページ等で順次お知らせしていきます。
日々刻々と状況が変化する中で、変更等もあると思います。日ごろの学校からの情報等にご留意下さい。
1学期を締めくくるにあたり
7月20日(火) 本日、1学期の終業式を行いました。連日の猛暑のため、生徒の体調を考慮し、オンラインで各クラスで動画を視聴する形での終業式としました。
終業式に先立ち、中郡大会や中ブロック大会、県大会などで活躍した部活動や大会での表彰を行いました。中郡大会でも野球部、男子バスケットボール部、剣道部男女が1位を獲り、女子バレーボール部、女子バスケットボール部、サッカー部が2位となり、個人でも水泳や柔道、体操で好成績を残してくれました。
その後、各学年の代表より1学期を振り返っての言葉がありました。1年生は総合的な学習での「フォトアドベンチャー」について、2年生は同じく「職業インタビュー」のこと、3年生は盛り上がった「汐鳴祭体育の部」でのジャンプのことなどを中心に、学年の様子をしっかりとした口調で話してくれました。
校長からは、1学期の生徒のみなさんの取り組みについて、コロナ禍の下で制約がありながらも一生懸命取り組めていたこと、行事だけではなく普段の生活も落ち着いて過ごせていたことなどを伝えさせてもらいました。
また、今年度から完全実施となった学習指導要領に基づく評価について、通知表が大きく変わり、学習の評価の中に「主体的に学習に取り組む態度」が入ってきたことについて説明しました・「主体的」とは単なる興味・関心を越えて、やらなければならないことに粘り強く取り組むこと、自分自身の課題を解決しようとする姿勢、人と正しく助け合う態度であることを伝えました。
今年は40日間の長い夏休みとなります。コロナによるまん延防止重点措置に加え、猛暑も予想されています。体に気をつけて、2学期にまた元気な姿で会えることを祈っています。
未来の二宮町を創るために!
7月20日(火) 先日、二宮町より「第6次二宮町総合計画策定に伴う 小中学生アンケート調査」の依頼がありました。これは、二宮町の第6次総合計画を策定するにあたり、二宮町の未来を担う小中学生からの意見を募り、町づくり検討の基礎資料とするものです。
今回は町の全ての小学校6年生と中学校3年生を対象に、アンケートを実施しました。アンケートを実施するにあたり、二宮町が抱える課題(少子高齢化の進行、人口の減少、公共施設の老朽化)などが提示され、それらをふまえた上で、「住みやすい町」にするためにはどうしたら良いかの意見を答えるものでした。
本校では、3年生の社会科担当の境野先生が、公民の分野の一つである「地方自治」に絡めて授業で扱いながら、アンケートを実施しました。今回は村田町長からのメッセージ動画も届き、それらを視聴した後、二宮町の良いところ、魅力や町づくりに有益な資源を探りながら、未来の街づくりについて考えを深めていきました。
ほとんどの生徒が「二宮町が好き」であり二宮町の海や山、自然環境の良さについて指摘をしていました。また、将来の町づくりについての意見では、自然を生かすことや住民同士のふれあいが豊かなこと、安心安全な町などが多く見られました。
町の未来を担うのは子どもたちです。明るい未来を築くことができるように、小中学生の内から希望を持てる町づくりを進めていってほしいと思います。
玉ねぎをテーマとした研究発表会!
7月13日(火) 本日10時より、二宮町の小中5校の特別支援級の児童・生徒たちが、二宮小学校で収穫された「玉ねぎ」を使って、いろいろな取り組みをした結果の発表会を行いました。コロナ禍のもとという事で、オンラインで5校をつなぎ、それぞれの学校が順番に発表するという形をとりました。
二宮中学校の発表は、「玉ねぎのからさを取るにはどうしたら良いのか?」という課題に対して、様々な実験を行いその結果を報告しました。他の学校では、玉ねぎを使った料理を作ってその試食したレポートがあったり、玉ねぎを使った染物を披露する等、それぞれの学校で考えられた取り組みが発表されました。
司会は、本校の2名の生徒が担当し、パソコンを上手に使いながらしっかりと司会をすることが出来ました。支援級の生徒たちも、小学校と中学校でつながりのある子どもたちが多く、「〇〇さんだ!」「〇〇ちゃんの発表だ」と楽しそうに画面を見ていました。
小学校と中学校をつなぎ、お互いが研究発表をしあう取り組みに、たいへん感心した時間となりました。今後もこのような取り組みが継続されることを願っています。
インクルーシブ教育の授業実践
7月12日(月) 中郡体育大会が明けた本日、1年生において、本校の支援級担任の山田由紀恵先生が、インクルーシブ教育に関する授業を実践しました。インクルーシブ教育は本校の教育の4つの柱の一つでもあり、特別支援教育を充実させていくために、なくてはならないものです。
まず始めに、一人一人の得意なこと、苦手なことなどを聞きながら、全ての人には違いがあることを理解させました。その上に立って、人はそれぞれ特性(個性)を持つこと、その延長線上に「障がい」があり、その障がいにも知的障害や聴覚障害、視覚障害、感覚花瓶など様々な様態があること、さらにはADHD【注意欠如・多動性】やLD【学習障害】性的マイノリティアなどについても説明をしました。生徒たちは真剣に聞きながら、時々知っている言葉については、「知っている」「聞いたことがある」など言葉としては理解しているようでした。
一通り説明が終わった後、1枚の絵を提示しました。そこには背の高さの異なる3人の人が野球の試合を見ている様子でした。背の高い人のみが直接見ることが出来、他の2人は見ることが出来ないというものです。山田先生は「この3人が楽しく野球を観るにはどのようにしたらよいでしょうか」と問いかけました。生徒からは「壁を取り払う」や「高いところから見られるようにする」などの意見が出されました。
この意見交換の時にも、ハンドサインを用いて、生徒同士で話し合いを深めることが出来るように働きかけをしました。時間も限られていたため「全員挙手」とはなりませんでしたが、このような試みを続けることが大切なのだと思います。
最後に、「いろいろな個性を持った人たちが共に生きていくためには、自分たちができることを考えましょう」という締めくくりで授業が閉じました。人の「違い」への理解から、「共に助け合う社会」への理解を深める、印象深い授業でした。
サマーカード展!
7月8日(木) 二宮中学校では、毎年夏が近づいた頃、サマーカード展を実施しています。最近ではSNSの発達などにより、暑中見舞いなどを書く機会もめっきり減ってしまいました。その暑中見舞いの代わりではありませんが、もうすぐ夏がやってくるメッセージとして、このサマーカード展が開かれているのだと思います。
夏の景色をきれいな色彩で描いたものや、モノトーンの力強いタッチで夏の入道雲を描いたもの、かわいい蚊がたくさん飛んでいるイラストのものなど、とても素敵な作品ばかりです。
もうすぐ夏休みになりますが、今年は暑中見舞いを書いてみようかなという気持ちになるサマーカード展です。
小中一貫教育の推進に向けて
7月5日(月) 先月30日(水)二宮町の小中一貫教育を進めるための事業の一環として、小学校の先生が中学校を訪問し、1日中学校の生活を体験すると共に、授業を実施しました。来校されたのは二宮小学校の松尾先生です。松尾先生は二宮小学校では5年生の担任をしていられますが、中学校で授業をするのは初めてとの事でした。
当日は、2校時に数学の授業を行いました。文字式の規則について、いろいろなパターンのものを自分で考え、考えたことを発表したり、グループで話し合いながら問題解決を行うなどの活動を取り入れるなど、小学校と中学校の授業を混ぜたような展開となりました。
小学校の良さは、丁寧に授業を展開するところが、中学校ではテンポの良さと、知識を概念として定着させるところに特徴があります。松尾先生はその両方の良さをバランスよく取り入れながら、授業を実践してくださいました。
参観した先生方からは、「小学校の授業の特徴を生かしなら、中学生の発達にあった授業がなされていました」などの感想が聞かれました。今後の小中一貫教育に向けて、礎となる授業でした。
学校修繕活動を行いました!
6月28日(月) 心配された台風5号も通り過ぎた27日(日)に、二宮中学校学校運営協議会のメンバーを中心に、学校修繕活動が行われました。今回は、生徒会の目安箱から挙げられていた、生徒用いすの座面の修理と、1階東男子トイレのカーテンの設置を実施しました。
午後1時、学校運営協議会の委員として活動されている地区長さんやPTA会長以下役員の皆さん、心泉学園の職員の方や地域の方など7名の方が参加してくださいました。
最初に、生徒用いすの座面の修理を行いました。各学年のクラスの中から、座面が痛んでいる椅子を取り出し、DIYで購入したパイプを半分に切ったものを接着剤で接着し、生徒の膝の後ろ側が座面に直接触れないように工夫しました。
カーテンについては、男子トイレの入り口に、シャワーカーテンを取り付け、外から中が直接見えないように取り付けました。
今後も学校運営協議会では、生徒の生活の向上のための取り組みを続けていく予定です。
部活動壮行会が行われました!
6月25日(金) 今週水曜日23日に毎年恒例の部活動壮行会が開かれました。これは、中郡大会、中ブロック大会、県大会や各種コンクールを控えている各部活動の活躍を祈念し、エールを贈る会です。
壮行会は、ユニフォームに着替えた各運動部の部員たちと、文化部の部員たちが、吹奏楽部の演奏をバックに、体育館に入場するところからスタートしました。部活動運営委員長、生徒会長の話の後、各部の部員全員が前に整列し、部長から大会に臨む意気込みや部員の紹介などがありました。真面目に紹介する部活動、一人一人の特徴をユニークに紹介する部活動、様々ありとても和やかな時間となりました。
コロナ禍の下で、下級生の参加や応援が十分にできない状況ですが、多くの二宮中学校の生徒が中郡大会や中ブロック大会、県大会、コンクールで活躍することを祈っています。
2年生総合的な学習の時間(職業インタビュー)
6月21日(月) 先週金曜日(18日)5,6校時に、2年生の総合的な学習の時間の取り組みとして「職業インタビュー」が実施されました。今まで中学校では、望ましい勤労観や職業観を身に付けるために、職場体験学習やそれに先立つ職業インタビューを毎年実施してきました。しかし、コロナ禍の下でこの取り組みを進めるには様々な課題があります。そこで、今年度は、一人1台のタブレット型パソコンを活用し、オンラインで様々な職業の方々とつながり、そこからお話を伺うという方法を取りました。
オンライン利点は、直接出向かなくてよい事や感染の心配がないという事以上に、場所が限定されないという事が挙げられます。たとえば、広島テレビのアナウンサーの方、北海道上富良野町の町議会議員の方、カナダの保育士の方などはるか海の向こうの方ともつながることが出来ました。
生徒たちは、その職業の内容や職業につくまでの過程、コロナ禍での困ったこと、質疑応答など、1時間程度でしたが、真剣に取り組んでいました。
これから先の社会はAIにとってかわられることも多くあると言われています。しかし、人として働くことが無くなることはありません。自分の生き方や将来をしっかり考える上で、この職業インタビューはとても大切な取り組みだと思います。
町幼保小中一斉引き取り訓練の様子
6月17日(木) 本日午後、町の幼保小中一斉引き取り訓練が行われました。これは、今後予想される大地震や災害に備え、家庭との連携を図る取り組みです。今年度は中学校では各地域の広域避難場所への引率という形を取りますが、今後は本番に備えて、引き取りで実施を指定と考えています。
今回は、学校運営協議会の委員である地区長などの呼びかけで、地区の防災担当の方など6名が引率に参加してくださいました。中には二宮中学校卒業の方もおられ、中学校の様子を懐かしそうに見ていられました。
生徒の安心・安全は学校や教職員だけでは守り切れません。地域の方々と連携し、協力することにより、より広く安全なネットワークが作られるのだと思いました。
本年度、第1回目の寺子屋を行いました。
6月17日(木) 昨日、本校図書室において、学校運営協議会による本年度第1回目の寺子屋が開かれました。本校の「寺子屋」は令和元年度より実施されており、昨年度の全国臨時一斉休業の際には、オンライン寺子屋として、インターネットを通じた学習支援も行いました。
今年度の第1回目では、地域の学習支援の方4名の他に、二宮高校から3名の学習支援の高校生が参加して下さいました。二宮高校もコミュニティ・スクールとして、地域の様々な活動にボランティア等で参加しています。そこで、その一環として二宮高校の塚越校長先生に、本校の寺子屋について話をし、依頼したところ、全校生徒に募集をかけてくださり、今回この寺子屋に3名の3年生が参加してくれました。3名の内、2人は二宮町の中学校の卒業生であり、本校の職員とも顔見知りでした。
当日は、いつにもまして生徒が参加し、20名ほどの生徒が図書室において、自習をしたり地域の方や高校生に勉強を教わっていました。参加した生徒の中には「明日も寺子屋に参加したい」と言っている子もいました。
今回初めて高校生に参加してもらいましたが、中学生にとっても高校生にとってもとても良い経験になったようです。このつながりをさらに深め、小中高等学校まで含めた連携を図っていきたいと考えます。
汐鳴祭体育の部が行われました!
6月16日(水) 本校の2大行事の一つである汐鳴祭体育の部が6月12日(土)に開催されました。昨年度はコロナウイルス感染症による一斉臨時休業を受け、9月に移動しましたが、今年度は例年通り、6月の開催としました。
当日は、朝曇っていたものの、雨の気配もなく、体育の部を挙行するにふさわしい天候でした。今年度もコロナウイルス感染症予防の為、保護者の方々には松林からの1名の参観とさせて頂きました。間近で子どもたちの姿を見て頂くことが出来ずに、申し訳なく思っています。
本校の行事の取り組みの特徴として、生徒が行事に主体的に参加し運営していることが挙げられます。特に体育の部では、体育委員会を中心に種目を考えたり、運営についても生徒たちの手に任されているところが多くあります。今年度は、ソーシャルディスタンスを意識した種目がほとんどで、また時間の関係からグループでの活動が求められたため、その両方を満たす新種目を体育委員会が試行錯誤の末考案してくれました。
生徒たちはどの学年・どのクラスもそれぞれの種目に真剣に取り組み、白熱した展開が繰り広げられました。特に今年は最後の「みんなでジャンプ」において、2年生のクラスで本校の最高記録である100回の記録が出たすぐ後に、それを塗り替える104回の跳躍を見せた3年生のクラスが出るなど、大変な盛り上がりを見せました。
コロナウイルス感染症のために、なかなか活動もままならず、気持ちも晴れない日が続きますが、この汐鳴祭体育の部はその気持ちを吹き飛ばす、さわやかな1日となりました。
汐鳴祭体育の部予行練習が行われました。
6月10日(木) 本日、汐鳴祭体育の部予行練習が行われました。今年度も、コロナウイルス感染症予防を最優先としながらも、例年通りの6月開催としました。
夏を思わせる晴天の中、各色ごとに分かれた生徒たちは、本番さながらに競技に取り組んでいました。今年も各種目ともソーシャルディスタンスを考え、工夫されたものとなっています。これは、体育委員会が何度も試行錯誤を重ね作り上げられたもので、見ていてもやっていても楽しいものばかりです。
本番は会場のスペースの関係から、保護者の方は1名しかご来場いただけませんが、子どもたちの一生懸命な様子をぜひ、見届けて頂きたいと思います。素晴らしい汐鳴祭体育の部となることを期待しています。
教育実習生の紹介&汐鳴祭体育の部スローガンの発表が行われました。
6月7日(月) 先週の月曜日、全校集会において教育実習生7名と、汐鳴祭体育の部のスローガン発表が行われました。
教育実習生は2週間から3週間、本校で実習を行います。本校出身者も多く、懐かしい中学校での実習にはひときわ思いがあるのではないでしょうか。短い期間ですが、充実した実習となることを期待しています。
また、同時に汐鳴祭体育の部のスローガンの発表がされました。今年度のスローガンは「笑い響かせ、駆け抜けろ!」です。新型コロナウイルスの生活への影響で、なかなか心が晴れない中、体育委員会や生徒会本部を中心にこのスローガンを考えました。
6月12日の汐鳴祭体育の部では、各色、各クラスの生徒全員が笑顔で競技に取り組む姿が見られることを期待しています。
汐鳴祭体育の部 団結式が行われました!
6月2日(水) 二宮中学校の一大イベントである汐鳴祭体育の部が6月14日(土)に開催されます。昨年度は、新型コロナウイルス感染症予防のため、2学期になりましたが、今年度は感染予防対策を行いながら、例年通り6月の開催を予定しています。
今週から、昼休みに学年ごとの種目練習が始まりましたが、本日は色ごとの結団式が行われました。ピンク・みずいろ・オレンジの各色の3年生が中心となり、それぞれの想いを伝えました。中学校生活最後の体育祭となる3年生は、ひときわ気合のこもった声で1,2年生にアピールをしていました。
今年度も昨年度同様、ほとんどの種目がソーシャルディスタンスを意識したものとなり、時間も短縮されます。その中でも、生徒たちは持てる力を最大限発揮しようと意欲に燃えています。素晴らしい汐鳴祭体育の部となることを期待しています。
総合的な学習の時間~それぞれの学年の取り組み
5月28日(金) 本日の5,6時間目は「総合的な学習の時間」でした。総合的な学習の時間では、教科学習では学びきれない課題などについて、自ら課題を見つけ、調べ、まとめ、発表するという一連の活動を、体験を通して学ぶ事で「生きる力」を養うことを目的としています。
本校では、1年生から3年生まで系統的、計画的に総合的な学習の時間に取り組んでいます。1年生では自分の将来の夢や希望をもととした職業に関する学習を、2年生はそれを発展させた職場体験学習に、3年生では社会貢献や自己の生き方を振り返り卒業時には「自分史」をまとめるといった流れとなっています。
また、それぞれの学年での校外学習なども、総合的な学習の時間の中に位置付け、1年間の中で、いくつかの課題に取り組んでいます。
本日は、1年生では職業に関わる学習のオリエンテーションを体育館において行いました。2年生は班ごとに、6月にオンラインで行う職業インタビューの準備に取り組んでいました。3年生は、2学期の修学旅行について、調べた内容をクロムブックを用いてプレゼンを作成したものを、各班の中で発表していました。
どの学年の生徒も、教科学習とは一味違った表情を見せながら、学習に取り組んでいました。二宮中学校の生徒としての生きる力を身に付けて欲しいと思います。
全国学力学習状況調査が行われました
5月27日(木) 本日、中学校3年生対象に「全国学力学習状況調査」が実施されました。これは、平成19年度より「全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。」目的で実施され、学校における教育指導の充実や改善に役立てることに使われています。また、この取り組みを通して、継続的に教育活動の改善を図るサイクルの確立が求められてもいます。
この調査の対象は、全国の国・公・私立学校の小学校6年生と中学校3年生であり、今年度は国語と算数・数学の2教科で行われました。調査内容は、今後の学年の学習を進めるにあたり身につけておかなければならない学習内容や、日常的に必要となる知識・技能等および、それらを活用し、様々な課題を解決するための構想力・実践力・改善する力などです。
また、同時に生活習慣や学習環境などに関する質問もあり、学習の状況と生活習慣などがどのように関連しているかなども調査されます。調査の結果は、集計・分析され提供されますので、後日生徒及び保護者の皆さんにお伝えすることとなります。
定期テストとは違った、本来の意味での「学力」を知る良い機会なので、真剣に取り組み自分の力を客観的に捉えて欲しいと思います。
一人も見捨てられない授業~全員挙手の授業を目指して
5月26日(水) 昨日、本校2年D組において、学校研究主任である加藤健太郎先生による「全員挙手」を実践する授業が行われました。これは本校の研究のねらいである「一人も見捨てられない授業」を実現するための手だてであり、研究の大きな柱でもあります。また、これは二宮町小中5校の統一した取り組みでもあり、小中一貫教育を実現する上でも重要な取り組みでもあります。
授業では、始めに「なぜ全員挙手の授業を目指すのか?」について、現代社会の諸課題を挙げながら説明がなされました。地球温暖化や海洋汚染、世界的な経済格差や貧困といった課題は、これと言った明確な解決策を見出すのが難しい問題です。それ故、これらの課題を解決するためには、多くの人と話し合い、協働しながら取り組む必要があるのです。その資質や能力を子どもの内から育てるために話し合い活動があり、有効な手段として「全員挙手」を行うのです。
2年D組の生徒たちは、その意味を理解し、話し合いの仕方を学ぶと共に、実際の話し合いを行いました。話し合いのテーマは「鎌倉はなぜ人が集まるのか」というもので、「観光スポットがあるから」「歴史に興味がある人がやって来る」「食べ物がおいしい」などの意見が出され、クラスとしての意見がまとまっていきました。
各教科では毎時間このような話し合いをする訳ではありませんが、一つの単元で1回でもこのような活動をするように研究を進めていきたいと考えています。
未来に向かって生きる生徒たちが、自分の考えを世界の人たちに堂々と発信し、協働して課題を解決する力が身につくように、授業実践を図っていきたいと思います。
第1回避難訓練を実施しました
5月20日(木) 昨日、令和3年度第1回目の避難訓練を実施しました。今回は火災を想定した避難訓練で、二宮町消防本部の方にもお越し頂き、煙体験もさせて頂きました。
5校時終了前、1階湯沸かし室から火災が発生したとの想定の下、煙が立ち上る階段を下り、体育館まで避難しました。本来は校庭への避難となるところですが、当日は雨の為体育館へ集合することとしました。煙の中を歩く体験をした生徒は、思った以上に前が見えないことに驚き、歩きにくいことに戸惑っているようでした。
体育館に集合し、学級での人数確認、地域中学生会に分かれての人数確認を行った後、消防署の渡辺さんよりお話を頂きました。その中で、火災時に最も恐ろしいのは煙に巻き込まれる事や、高温の煙を吸い込むとのどがやけどし重傷を負うことなどを教えて頂きました。
火災はあってはならない災害ですが、万が一のことを常に考え「備えあれば患いなし」の心を忘れずに準備をしていきたいと思います。
学校だより「汐鳴り」No,2を発行しました
5月20日(木) 学校だより「汐鳴り」No,2を発行しました。
内容としては、現在進んでいる「GIGAスクール」の様子や学校グランドデザインについて、先日行われた学校運営協議会(コミュニティ・スクール)についてです。学校グランドデザインは、学校運営の基本となるもので、学校教育目標を中心に、目指す生徒像、学校運営の重点、地域・保護者・学校の三者の関係について図式化したものです。
「汐鳴り」はその時々の二宮中学校の話題を掲載し、在校生の各家庭に配布いたします。地域の方々もホームページを通してご覧頂けたら幸いです。よろしくお願い致します。
保健室からのメッセージ
5月14日(金) 今年度より本校で勤務されている養護教諭の伊藤先生は、毎日保健室の前のホワイトボードに生徒向けのメッセージを載せてくださっています。
保健室は、体育館に向かう通路にあるため、ほとんどの生徒が利用します。伊藤先生のメッセージはいつも生徒の心身の成長を考えた温かいものです。本日のメッセージは、ドラえもん漫画からのものでしたが、イラスと共に読んだ人の心に響いてくるものです。
その他にも、中学生として知っておいたほうが良いもの、知って欲しいことなど様々な掲示物が貼られています。休み時間は限られているため、生徒がじっくりと眺める時間はあまりないかもしれませんが、ぜひとも参考にして欲しい話題がたくさんあります。
二宮中学校にご来校された際には、ぜひご覧ください。
生徒総会が行われました
5月12日(水) 先週の7日に金曜日に、前期生徒総会が開かれました。生徒総会は、全生徒が参加し、各委員会や生徒会本部の議案書をもとに、活動計画やその内容を検討し、より良い学校作りをするために年2回行われる、生徒会の最も重要な会議です。
今年度は、議案書をデジタルデータ化し、クロムブックで見ることができるようにしました。そこで、生徒は全員体育館にクロムブックを持ち込み、各委員会、生徒会本部からの提案を聞き、討議を行いました。
生徒会本部の議長団の司会により始まった生徒総会は、スムーズに進行し、各委員会の委員長からの年間計画や活動予定の確認、それに対する生徒からの応答と行く形で、有意義な議論がなされました。
1年生は初めての参加でしたが、熱心に討議を聞きながら、生徒会への理解を深めることができたようでした。クロムブックの使い方も手馴れており、大きな混乱もなく終了しました。
ICT機器の活用による新しい形の生徒総会でしたが、これからの情報化社会にふさわしい方法にたいへん感心させられた時間でした。
初夏の1日
4月30日(金) 4月もあっという間に過ぎ、ゴールデンウィークが始まりました。今年のゴールデンウィークはあまり活動が出来ない、ステイホーム中心となりますが、コロナウイルス感染症が1日でも早く落ち着くように、しっかり取り組みたいと思います。
4月の終わりから、初夏を感じることが多くなりました。例年、本校に来ているツバメが今年もやってきました。かわいらしい姿とかわいらしい鳴き声で、心を和ませてくれます。また、1階の廊下の窓から見えるつつじが、鮮やかに咲いています。
校長室から眺める校庭では、生徒たちが元気に体育の授業を行っています。日差しは柔らかく、海から吹く風は爽やかです。本当に良い季節を実感します。
何もない穏やかな日常に、幸せを感じるひと時です。
3年生 修学旅行変更のお知らせ
4月26日(月) 昨日より東京都をはじめとする4都府県に3度目の緊急事態宣言が発令されました。また、神奈川県においても、まん延防止等重点措置が実施され、新型コロナウイルス感染症予防への取り組みが続いています。
それらを受け、本校でも5月26日(水)より2泊3日で予定していた京都・奈良方面への修学旅行を延期すると共に、方面の変更をすることとなりました。昨年度は、度重なる緊急事態宣言の発令により、最終的に修学旅行などの宿泊的行事は実施することができませんでした。卒業した生徒の皆さんは本当に残念であったことと思います。
今年度は、修学旅行という中学校生活でも最も思い出に残る、教育的な価値の高い学習の機会をできる限り確保し、実行できるように工夫していきたいと考えています。もちろん最優先されるべきことは、生徒の安心・安全であり、新型コロナウイルス感染症などに罹患しないことです。そこで、感染予防を最大限に考慮しながら、修学旅行が実施できるように考えていきます。
具体的な日にちはまだ確定ではありませんが、9月の初旬を予定しています。また、方面としては、比較的感染の割合が低く、屋外での体験活動などが充実している山梨・長野方面を考えています。今まで、京都・奈良方面で学習を進めてきた生徒たちには申し訳ないのですが、修学旅行の実施を第1に考えた措置なので、発想を切り替えて、新たな学習に取り組んで欲しいと思います。
今後、全国的な新型コロナウイルス感染症の広まりはまだ予断を許しませんが、ワクチン接種が始まり、少しでも感染者が落ち着くことを祈っています。
クロムブックを使っての授業
4月23日(金) 1学期が始まり、3週間ほどが経ち、生徒たちも生活のペースをつかみ、落ち着いて授業に取り組む毎日となっています。
2年生の社会科の授業で、クロムブックを使った授業を行っていました。今までのパソコンの授業では、「パソコンを使って調べる」や「ドリル形式の問題を解く」、「プレゼンテーションソフトにまとめる」などが主でしたが、この授業では、自分の意見をパソコンの画面上に「ふせん」を使って貼り、班の人と意見を交換しながら考えていく、という事を行っていました。
今まで、「ふせん」を使って意見をまとめるには、机を合わせてグループを作り、対面で話し合いをしていましたが、クロムブックを使用すると対面で話し合う必要はなく、それぞれが画面上でお互いの意見を見ながら、考えを深めていくことができます。
コロナ禍での学習では、感染防止の観点からも望ましいと思います。また、一人一人が意見を書くことに対してハードルが低くなるため、意見を出し易くなったり、それぞれの班の意見をクラスで共有しやすくなるなどのメリットもあります。
すべてが良い点だけではないと思いますが、生徒たちはしっかりと自分の意見を書き込んでいました。これからは、このような授業も多く見られるようになると思います。情報化社会に向けての教育のあり方を見た時間でした。
GIGAスクール始まりました!
4月15日(木) 本日は1年生3クラスを対象に、ICT支援員の川島さんによる「クロームブック」の使い方の説明の授業が行われました。「クロームブック」国のGIGAスクール構想に基づいて、生徒一人に一台貸与されるタブレット型パソコンです。
川島さんからは、「初めてのクロームブック」という題で、機器の扱い方から、ログインの方法、授業での活用方法などについて説明を受けました。1年生は、小学校の時にすでにタブレットに触れているので、比較的早くなじむことができていたようです。
その後、別の1年生のクラスでは、早速「クロームブック」を使って美術の授業を行っていました。今後は、様々な授業で活用されると思います。
文部科学省では、これからの新しい時代に対応できる児童・生徒の育成を図るためにICT教育に重点を置いています。一人一人がICT機器を使いこなし、情報化社会に対応できる人材として成長して欲しいと思います。
Welcome! 生徒会!
4月12日(月) 先週4月7日(水)生徒会入会式が行われました。
この入会式では1年生に対して、二宮中学校の生徒会や委員会の仕組みの説明や、部活動の紹介が行われました。1年生は緊張した面持ちで入場し、2,3年生と向き合いました。
生徒会本部の司会で会が進められ、始めに校長、生徒会長の岡本さんからのあいさつ、各委員会の委員長からの説明、そして、部活動紹介となりました。各委員会からは活動内容やどのような人がこの委員会に向いているかなどの説明がなされました。
各部活動の紹介は、部員がそれぞれの部のユニフォームなどで整列し、個性あふれる紹介の仕方で楽しく1年生にアピールをしていました。最後に土井さんより、1年生を代表しての言葉が述べられ、会が終了しました。
二宮中学校は、生徒会の活動が大変活発です。自分たちの生活の向上を自分たちの手で目指す。この気持ちを1年生にしっかり伝えていってほしいと思います。
入学式が行われました!
4月6日(火) 春の温かい日差しが降りそそぐ中、二宮中学校の入学式が行われました。今年度は108名の新入生を迎えました。例年になく、桜の開花が早かったので、学校周辺の桜も葉桜になっている場所が多かったのですが、フレッシュな若葉のような1年生を迎えるにはふさわしい季節であるとも思います。
入学式では、新入生一人一人の名前を呼名し、元気な返事を聞くことが出来ました。いよいよ中学生になるという緊張感と、頑張ろうという意気込みが入り混じった様子が見て取れました。
校長からは、二宮中学校の学校目標である「主体的に学ぶ意欲を持ち」「人と積極的に関わり」「公平・公正な心で行動できる人」について、話をさせてもらいました。中学校では自分で考え、判断し、行動することが重要であること、小学校以上に様々な人とかかわって欲しいこと、いじめや嫌がらせなどの無い安全な学校を創るためには、偏らない心が大切であることを伝えました。また、二宮中学校では生徒が学校の「主人公」であることを、学校教育目標の頭文字を取って、職員一同が願っていることも併せて話しました。
1年生が早く学校生活に慣れ、様々な面で活躍してくれることを願っています。
新学期が始まりました②
4月6日(火)令和3年度の本校の教職員です。(非常勤職員の方などは入っていません)
今年1年間はこのスタッフで二宮中学校の生徒の皆さんと共に頑張っていきたいと思います。
よろしくお願い致します。
新学期が始まりました①
4月6日(火)令和3年度の新学期が始まりました。
春とは言え肌寒い4月の朝、2,3年生に進級した生徒たちが、元気に登校してきました。昨年度とは違う昇降口に戸惑い、以前の昇降口に行ってしまう生徒もいましたが、新クラスの発表を見た生徒たちは、口々に「やった!同じクラスだ!」「あ~、今年は一緒になれなかった」などと言いながら、それぞれのクラスに入っていきました。
始業式では、進級した2,3年生に対して校長から次のような話を致しました。
「年度の始めは、誰でも新しい気持ちで『今年こそ!』という決意を持つものです。しかし、それを持ち続けることは大変難しいことではないでしょうか。どのようにしたら、決意を持ち続けることができるか、そのヒントの一つは「具体的なイメージを持った目標を持つこと」にあると思います。例えば「〇〇高校に進学したい」という目標より、「〇〇高校に進学してこんなことをしてみたい。〇〇高校に進学するとこんな楽しいことがある」と具体的なイメージを持つことが大切なのです。また、その目標を持つことが出来たら、それに向かって「具体的な行動目標」を立て、それを紙に書いて目につくところに貼って置き、常に意識することも有効な手立てとなります。スモールステップの取り組みがいつか大きな成果となって戻って来るでしょう。」
中学校生活の1年間は、本当にあっという間です。1日1日を本当に大切にして、1年後には「楽しく充実した1年だった」と振り返ることができるような生活を送って欲しいと思います。
感動のフィナーレ!
3月12日(金) 昨日11日(木)春の足音が聞こえる晴れの良き日に、二宮町立二宮中学校第73回の卒業式が行われました。
当日は、小春日和の暖かな日差しの下、百七名の卒業生が旅立ちの日を迎えました。新型コロナウイルス感染症予防のため、残念ながら保護者の方の参加は1名となってしまい、来賓は不参加、在校生も送辞を贈ってくれる1名だけとなるなど、規模を縮小しての式となりました。
そのような状況にもかかわらず、卒業生たちは姿勢良く入場し、式が始まりました。国歌、校歌斉唱の後、卒業証書の授与へと移りました。卒業生は一人一人、担任の呼名に返事を返し、壇上に上がると、真直ぐ正面を向き、しっかりと証書を受け取りました。その姿はとても素晴らしく、中学校生活がいかに充実していたかを物語るようでした。
卒業証書の授与に続き、校長から式辞を述べさせてもらいました。コロナで世界中が大変な状況ですが、私の父の少年時代は太平洋戦争の最中であり、どのような時代でも大変な状況はあること、その中で大切なのは「自分で考え、判断し、正しく行動すること」であると伝えました。また、奇しくも東日本大震災から丁度10年という節目を迎える当日に当たり、戦後の日本が世界有数の国になり、大震災からの復興を遂げる努力を続けるがごとく、未来に向けて自分たちの夢を叶えるように努力を続けて欲しいとエールを送りました。
PTA会長からは、ガラス瓶と様々な大きさの石に例えて、夢を持つことの大切さについてお話を頂きました。
最後に卒業生から歌のプレゼントがあり、感動の幕が閉じられました。
中学校生活の最後を飾る卒業式は、卒業生の想いが詰まった最高の式となりました。保護者の方々に感謝すると共に、来年度の卒業式も今年度同様、素晴らしいものとなることを期待しています。
お別れのメッセージ
3月10日(水) いよいよ卒業式が明日に迫りました。3年生は中学校の教室で過ごす最後の日となりました。その最後の日に、今は二宮中から他校へ転勤された先生方からメッセージが届き、体育館において全員で視聴しました。
二宮中学校で1,2年生の時にお世話になった先生方から、時にはしんみりと時には和やかに話を聞きながら、お別れのメッセージをしっかりと受け取っていました。
明日はいよいよ中学校生活の総まとめの卒業式です。晴れやかに二宮中学校を巣立っていってほしいと思います。
最後の奉仕活動
3月5日(金) 卒業式があと数日に迫った3年生が、自分たちの使用した教室や学校内の備品などの美化活動に取り組んでいます。
新型コロナウイルス感染症予防の緊急事態宣言が2週間延長される見通しになった中で、校外での活動や三密を避けるために、様々な工夫をしながら特別時間割の活動に取り組んでいます。本日は、各クラス内の清掃や床のワックスがけ、学校にある合唱用のひな壇の美化活動をおこないました。一人一人が自分の役割をしっかり把握し、真剣に取り組んでいました。
とかく、入試が終わると気が緩みがちですが、本校の3年生は生活の様子も変わることなく、最後まで最上級生としての姿勢をもって毎日を送っています。その様子を見ていてとても感心いたします。
立つ鳥あとを濁さず、とのことわざ通り、美しい環境を残して飛び立って欲しいと思います。
卒業式の練習の様子
3月2日(火) 卒業式まで残すところ1週間余りとなりました。3年生は特別時間割の中で、卒業式の練習に取り組んでいます。
本日は、入退場、卒業証書の授与などを中心に練習をしました。本番さながらのピリッとした空気の中、生徒たちが自分たちでリーダーシップをとりながら、行動をしていました。一人一人の目にも真剣さが見られ、素晴らしい卒業式になる予感がします。
春とは言え、まだ肌寒い日が続きます。県内のコロナウイルスも大分落ち着いてきたようです。生徒全員が無事に卒業式を迎えられるように願っています。
喜びの瞬間(とき)
3月1日(月) 本日は公立高校の合格発表の日でした。今年度は、新型コロナウイルス感染症予防のため、Webによる発表となり、その発表を受け合格した生徒が受検した学校に合格通知を受け取りに行くという形となりました。
合格通知を受け取った生徒は、午後中学校に報告に来校しました。生徒たちは喜びの表情で担任の先生に報告をし、喜びを分かち合っていました。コロナウイルスで1年間、我慢を強いられた思いが、喜びとなってあふれ出ていたようです。頑張った生徒たちに心からおめでとうと言いたいと思います。
来週はいよいよ卒業式です。今日の日の喜びや今までの大変だった日々を思い出しつつ、素晴らしい式となることを祈っています。
春の装い
2月25日(木) 三寒四温の日々が続いていますが、春の足音は確実にすぐそこまで来ています。
職員室の入り口には、学校作業員の渡辺さんが「ひな人形」を飾ってくださいました。色鮮やかなその装いに、思わず見とれてしまいました。
昨日は、2年生の学年集会が開かれ、月のMVPの発表が行われ、さらに最上級生に進学するにあたっての心構えについて、先生から話がされました。2年生はあと1か月と少しで最上級生となります。今まで先輩に習い、ついて行けばよかったものが、今度は自ら先頭に立ち後輩を引っ張っていかなければなりません。自主的な判断や行動が求められるのです。
3年生は卒業式の練習が始まりました。今年度も、新型コロナウイルス感染症予防のため、在校生は出席できないことが残念ですが、立派な卒業式を行ってくれると信じています。
二宮中学校マスコットキャラクターのクリアファイルが出来ました!
2月24日(水) 先月、PTAが募集し決定した、二宮中学校マスコットキャラクターのクリアファイルが出来ました。表面には「二羽 中(ニノウ チュウ)」さんが前面に描かれ、裏面には「ninomiya junior high 2020]と書かれています。
コロナウイルス感染症予防から、十分な活動が出来なかったPTAですが、その中でも生徒の心に残るものをとの思いから、素敵なクリアファイルを作ってくださいました。今後も、このキャラクターが広く愛されることを願っています。
世界の国々を調べよう!
2月5日(金) 2階の踊り場に1年生の社会科でまとめた「世界の国調べ」の作品が掲示されています。自分の興味を持った国について、位置や面積、人口、産業などから、文化や習慣、観光地、世界遺産、有名な食べ物など、様々な視点からまとめられています。
文字で書くだけではなく、絵や写真を効果的に使ったり、レイアウトにも工夫が見られます。また、文字をレタリングして見やすく、目を引くようにしていたり、色使いもきれいです。
国際化がますます進む未来において、見知らぬ国を調べ、自分の興味や関心を広げることは、広い視点から世界を見渡す資質を向上させることと思います。これをきっかけに、様々な国に興味を持ち、世界に羽ばたく人になることを願っています。
支援級の学習成果の発表
1月26日(火) 本校2回の支援級前の廊下に、支援級で学習した内容をまとめた掲示物が貼ってあります。一つは理科の実験で、水の温度の上昇が色々な条件によってどのように異なるかをまとめたものです。二つ目は、自分が読んだ本についての感想について書いたものです。題名やおすすめポイント、あらすじがよくまとめられています。
三つ目は、校外学習で訪れた「生命の星、地球博物館」で学んだことを写真などを上手に使いまとめたものです。「地球」「生命」「自然と生きる」の3つの分野で分かりやすく、見やすくまとめられています。解説だけではなく、クイズなども取り入れ、楽しく読める工夫もされています。
学習課題を自ら調べ、まとめ、発表する。課題に対して主体的な姿勢を養うのにふさわしい学習方法だと思います。この力を生活全般にわたって発揮することがキャリア教育の基本とも言えます。支援級の学習の取り組みから多くの事を学びました。
コロナウイルス感染予防への取り組み
1月21日(木) 2回目の緊急事態宣言が出されてから2週間が経ちました。残念ながら、神奈川県内の感染者数についても減少傾向が見られないようです。この状況を受け、本校においても、今まで以上に感染予防に強く取り組んでいます。
基本的に、学校生活は登下校も含めマスクを着用して過ごしています。体育の授業や部活動においても、マスクをつけてできる活動を中心とし、激しい運動は避けるようにしています。音楽の授業や吹奏楽部の活動などでも、出来る限りマスクを着用する、マスクを外さなければできない活動は、たくさんの距離を取るなどを行っています。マスクをしての活動で万が一、気分が悪くなってしまった際などは、人と距離ができる位置まで移動し、マスクを取って深呼吸をするように指導をしています。
また、各クラスと音楽室には、PTAより「加湿器」を購入して頂き、少しでも室内の湿度を上げるようにしています。さらに、昇降口と廊下には手指消毒用のアルコールを設置し、こまめな消毒を進めています。
明日からは、神奈川新聞でも報道されたAgアルコールクロスによる、机・いすの消毒も始めます。これは、毎日机といすの背もたれを消毒することで、Agの膜ができ、ウイルスなどの殺菌効果を高めるというものです。
学校ではできる限りの取り組みを進めていきますが、一番効果があるのはやはり、生徒一人一人の意識を高めること(三密避ける・マスクを常にする・ソーシャルディスタンスを守る・こまめな手洗い)に尽きると思います。ご家庭内や地域においても、意識を高く持つ取り組みがなされることを願っています。
二宮中学校マスコットキャラクター決定!
1月19日(火) 前回お知らせした二宮中学校マスコットキャラクターの投票結果が出ました。投票の結果は、次のとおりです。
第1位 二羽中(ニノウ チュウ)さん 2-D 西山陽菜さん
第2位 二ノ鳥(ニノチョウ) 2-A 村越真心さん
第3位 まーちゃんとつーちゃん 3-A 石渡埜々花さん
第4位 うみまつ 2-D 谷口 茜さん
第5位 まつたろう 1-A 下村伊織さん
今後は、PTAからこのキャラクターを使ったグッズを作成し、生徒に配付する予定です。また、このキャラクターを二宮中学校のマスコットキャラクターとして、いろいろなところに使っていきたいと思います。
ぜひ、かわいがってください!
二中マスコットキャラクターはどれに?
1月13日(水)先日、PTAで募集した、「二宮中学校マスコットキャラクター」の応募が生徒や職員から13ほど集まり、現在校長室の前の廊下に掲示され、審査が始まっています。そのどれもが個性的で、しかも二宮中学校ならではのキャラクターばかりです。
そのネーミングもとても個性的で、まつぼっくりをイメージした「まつたろう」、海をモチーフにした「海男(うみお)」、羽ばたく2羽の鳥をイメージした「二ノ鳥(にのちょう)」、ライオンをテーマとした「Ninolion(にのりおん)」など、さまざまなキャラクターが見られます。
この後、生徒や職員、PTAの保護者による投票結果が集計され、二中マスコットキャラクターが決定します。決定後は、二宮中学校のシンボルとして、活用されることになります。色々なところで、このマスコットキャラクターが二宮中学校の名前と共に広がっていくことを願っています。
3学期が始まりました
令和3年1月6日(水) 小寒を迎えた本日、3学期の始業式を迎えました。冬の朝の厳しい冷え込みの中、生徒たちは皆、元気な顔を見せながら登校してきました。中には、制服を脱いでワイシャツで登校している生徒も見られましたが、殆んどの生徒はマスクを着用し、コロナウイルスの感染予防に努めながら歩いていました。
始業式は、体育館に集合することは避け、各クラスでの放送によるものとしました。始業式の校長の話では、今年の正月に行われた、第73回箱根駅伝の駒澤大学の逆転優勝の話をしました。今年の箱根駅伝では、往路優勝をした創価大の選手を、最終10区において、3分19秒もの差を逆転して、ゴールテープを切った石川選手の「最後まであきらめない気持ち」そして、その陰に見える努力の積み重ねなど、今後の自分たちの生活において見習えることがたくさんあることを伝えました。
3年生は、いよいよ受験(受検)本番です。また、1,2年生は数か月後には進級し、先輩になります。4月からの新年度に、新たなスタートを切ることができるように、1日1日を大切に送って欲しいと願っています。
大根の収穫
12月24日(木) 本日3校時、特別支援級の生徒たちが、校内の畑に育った大根を収穫しました。この畑は、学校作業員の渡辺さんが手入れをしてくださっているもので、今回は9月に種をまいた大根の収穫をさせて頂きました。
今年の大根は少し小ぶりで、やや細身でしたが、生徒たちは楽し気に大根を抜く作業をしました。青々とした葉が、大根のみずみずしさを物語っていて、とても美味しそうでした。
師走の風景
12月24日(木) 本日で2学期が終了します。新型コロナウイルスの猛威により、日本国内はおろか世界中が大きな混乱に巻き込まれた1年でした。学校も、開校以来初めての臨時一斉休業となり、休業期間中のオンラインでの動画配信や郵送での課題の配達に苦慮した1年でした。残念ながら、まだ第3波が収まらない状況の中で冬休みに入ります。この年末年始を生徒の皆さんが穏やかに、そして安全に過ごすことを祈っています。
師走の校内の様子をお伝えします。1学年の廊下に掲示されていた、総合的な学習の時間で取り組んだ「職業調べ」のレポートと、職員室前に飾られていた、美術部の作品(ディズニープリンセスをモチーフにしたケーキ)、学校作業員の渡辺さんのクリスマスにちなんだ作品です。1年を締めくくるにふさわしいものばかりです。
未来に生きる資質・能力を育成するために
12月16日(水) 本日も元川崎市立川崎小学校長 教育力向上アドバイザーの吉新一之先生をお迎えして、2年生の学級活動の時間の授業を行っていただきました。今回の学級活動の時間では「議論=話し合い」の意義と方法について学びました。
現代の社会は、明確な解答が無い地球規模の課題が山積しています。それらの課題を解決に導くためには、様々な人たちが、それぞれの知識や経験を議論し、新たな考えを生み出さなければなりません。来年度から本格的に導入される学習指導要領では「主体的・対話的で深い学び」を実践することを主眼としています。議論はまさにその中心となる活動です。
吉新先生からは、「知識は過去のもの、思考は未来のもの」という事や「思考はつなげること」などを教えて頂き、それをもとに議論の練習を行いました。課題は「写真がいいか、絵がいいか」というものです。数分間自分の考えを書いたのち、全員が挙手をして話し合いをスタートしました。最初はなかなか手が挙がらないクラスもありましたが、徐々に全員が手を挙げ、発言をつないでいきました。
「絵はその人の考えが伝わる」「写真は細かい部分の色や雰囲気まで正確に伝わる」など様々な意見が出され、吉新先生は黒板にその意見をつなげていきました。時間の関係で長くは話し合いはできませんでしたが、人それぞれの考え方や様々な意見があること、話し合いに正解は無いことなどを体験的に学んだ時間でした。
4時間目の2年A組では、担任の加藤先生が同様の授業を実践しました。加藤先生は英語の先生らしく、身振り手振りを交え、吉新先生と同様に話し合いの大切さを伝えてくれました。今回は2年生4クラス全てで話し合いの授業を行いましたが、この取り組みが、新しい時代を開く授業になり、二宮中学校全体のみならず二宮町の全ての小中学校、また県内、全国に広がることを期待しています。
冬の夜空に輝くイルミネーション!
12月14日(月) 師走も半ばとなり、寒さが本格的になってきました。もうすぐクリスマスもやってきます。その師走の夜空を輝く光で照らし出すイルミネーションが本校学校運営協議会の皆さんの手によって設置されました。
12月初めに開かれた学校運営協議会の中で、一色小学校での同様の取り組みを耳にした藤原直彦会長が、ぜひ二宮中学校でも実施したいとの思いから、昨日、PTA本部役員の皆さんや地域の方、生徒も手伝って様々な電飾を取り付けました。
このイルミネーションは、美しく学校を彩ることはもちろん、夜道を明るく照らし出す防犯や生徒の下校時の安全、またブルーの電飾は現在コロナウイルス感染症と日々向き合っていられる医療従事者の方々への感謝の意味も含んでいます。
点灯時間は毎日(土日を除く)17時頃から19時頃までを予定しています。もしお近くにお寄りの際には、ご覧ください。
第2回防災イベントを開催しました!
12月6日(日) 本校武道場において、学校運営協議会主催による第2回目となる「防災イベント」が開かれました。昨年度、第1回目を開催し、参加した方々には好評であったため、今年度2回目を実施しました。昨年度同様、今年度も町の防災安全課をお呼びして、講義および実技講習を実施しました。 今回は、「もりびと NOA(ノア)自然教室」の学生さん2名が、二宮町の等高線をもとに作り上げたジオラマを展示してくれました。二宮町の土地の高低が一目瞭然となり、災害時にどこが危険であるかを目で見て確認することが出来ました。 また、二宮町女性防災体の方も2名参加され、防災について共に学ぶ機会としました。 町の防災安全課からは、主に二宮町のハザードマップに関わる事やコロナ禍での避難のあり方、二宮町の防災の取り組みの実際等を話していただき、大変参考になりました。 講義の後は、二宮中学校の敷地内にある防災倉庫を実際に見学したり、水消火器を使った消火訓練を体験しました。消火訓練では、当日参加してくれた中学生3人も加わり、リレー形式で消火器の操作を体験しました。 近年の自然災害の被害は、今までの常識が通用しないレベルとなっています。「備えあれば患いなし」の言葉通り、学校・保護者・地域が一体となった防災への取り組みが重要な事と思います。このイベントを3回、4回と続けることで災害への備えがより強固になることを期待しています。
考え議論する道徳の授業実践
11月30日(月)1校時1年C組にて、「考え議論する道徳の授業」の実践を、教育力向上アドバイザーの吉新一之先生にお願いいたしました。吉新一之先生は元川崎市立川崎小学校の校長先生で、「一人も見捨てない」学校作りを実践し、そのエッセンスをまとめた「教師の秘伝」で全国的に名前の知られた先生です。
現在は、二宮町の小中5校の授業力の向上についてアドバイスを頂くと共に、先生自ら授業実践をして、教職員に研修の機会を与えてくださっています。
今回は「考え議論する道徳の授業」を「席替え」という題材をもとに行ってくださいました。授業の最初に「話し合い=議論」をすることの大切さや、その意味、話し合う際に考えなければならないことなどについて、お話しされました。その中で「話し合いに正解や間違いはない。人と違うことは良い事という発想を持つことが大事です。」や「決められた答えをなぞっているだけでは未来は切り拓くことができません。」などの言葉が印象に残りました。
「席替え」の内容は、クラスでくじ引きをし席替えをしたにもかかわらず、勝手に席を替わってしまう人が多数現れ、まとまりのないクラスになってしまったという話です。この話をもとに吉新先生は「くじ引きの後、勝手に席を決め直して、仲の良い友達と並んでよいか?」という問いを出しました。生徒たちは一人一人自分の意見を真剣に書き、その意見をもとに話し合いから意見を出していきました。その時にも、人の意見を自分の意見を比較し、同じところ違うところを考え、議論を深めていくことが大切であることを教えて頂きました。
生徒からは「勝手に席替えをするのは良くない」「少数の意見も尊重すべき」との意見が出されました。それに対して吉新先生が「大多数が良いと思っているならば良いのではないか?」と反論すると、更に生徒からは「少数の意見も取り入れながら決め直すべき」との意見が出されました。これは民主主義の基本を示した考え方として、素晴らしいものだと思いました。
今回は、少し時間が押してしまいましたが、今後はこのような授業を全ての教職員が実践して、生徒一人一人の思考力や表現力を伸ばす取り組みを広げていきたいと考えます。
二宮中学校キャラクター大募集!
11月27日(金) 今年度コロナ感染の影響により、PTA活動を十分に実施することができませんでした。そのため、藤原PTA会長の発案により、「二宮中学校キャラクター」を募集し、思い出に残るキャラクターグッズを作成しようということになりました。
二宮町には「ニーノとミーヤ」というキャラクターが活躍しています。また、弟橘姫をモデルとした「おとちゃん」もあります。二宮町の小中学校では二宮小学校の「二ノット」や二宮西中学校の「にわ西くん」などがあります。どれも個性的で、印象に残るキャラクターです。
二宮中学校と言えば、青い海と松林、校歌にも歌われる「白い校舎」(?)などがあります。それにこだわることなく、二宮中学校独自のキャラクターが生まれるといいなと思います。
応募締め切りは12月24日(木)です。たくさんの作品が応募されることを願っています。
多文化デーのお知らせ
11月16日(月) 本校学校運営協議会よりのお知らせです。今年度、冬休みに「多文化デー」を開催することを企画しました。昨年度より、地域と学校のつながりを強め、地域の方から様々な学校では学ぶ事の出来ないことを教えて頂く場として企画していました。しかしながら、新型コロナウイルスの影響により、学校開催が難しくなり、今年度オンラインで実施することとしました。
初めての試みですが、自分の暮らしている地域に様々な方々がいることを知り、さらに様々な文化への理解を深めることは、生徒たちの将来の生き方にも良い影響を与えると思います。
外国の文化だけでなく、日本の伝統文化なども広く募集しています。奮ってご参加お待ちしています。
素晴らしい作品に脱帽です!
11月13日(金) 本校の学校作業員の渡辺さんの作品が、職員室の入り口わきに飾ってあります。季節ごとにその時々の季節感を取り入れた素敵な作品を飾ってくださいます。
今日は、今話題の「アマビエ」を見せてくださいました。素敵な色遣いに、かわいくとがったくちばし、小さくて愛らしい目元など、心温まる作品です。そして、普段のお仕事ぶりからも、その丁寧な作業を行っていられる様子が目に浮かんで来ます。
地域の方などからも、中学校は敷居が高く入りにくい、というような話を聞きます。しかし、渡辺さんの作品は、親しみやすい二宮中学校に一役買ってくれています。二宮中学校を訪れる機会があった時にはぜひ、これらの作品を見ていってほしいと思います。