学校からのお知らせ

手作りの持つ力

本校の職員玄関には、今年の干支「巳年」にちなんだ素敵な作品が飾られています。

これは学校作業員の渡邊さんの手作り。

年間を通して、その季節を感じる作品が次々と飾られて、廊下を行き来する人の目を楽しませています。

どの作品もそれぞれのイメージにぴったり合った布や小道具が選ばれています。また一針一針を目で追うと細部に渡って心遣いが行き渡っており、見ている側の心も潤い、たいへん温かい気持ちになります。

 

ボールの管理

 「あっ!ボールがない!部活動の予算で買ったボールなのに!」とステージ上で頭を抱える部活動運営委員長。

先日の生徒朝会での一場面です。寸劇を披露した後、体育委員長により、昼休みのボール貸し出しについて、生徒評議委員会で決定したことが全校生徒に向けて周知されました。校内で生じていた課題を皆で話し合って考えた改善策です。

サッカーボール、バレーボール、バスケットボールを各学年一つずつ、置き場を決めて体育委員が管理します。置き場は階段の踊り場や昇降口等の候補もありましたが、各学年フロアに決定。ボール収納ケースには管理カードも設置されています。

 そして給食後15分間の昼休み。

グラウンドからは毎日、元気のよい声が響き渡ってきます。見るとサッカーボールを懸命に追いかける姿や円になって男女一緒にバレーボールを楽しむ姿があります。限られた短い時間ではありますが、仲間と思いっきり遊ぼうという様子は何とも清々しく、微笑ましい限りです。

誰か困る人が出ないように、皆でルールを決めてお互いに気持ちよく活動しようと方策を考え、それを実現した生徒たちに拍手。

ガスバーナーに挑戦

1年生の理科の授業。今日はガスバーナーを初めて扱うため、学校運営協議会「地域活動部会」より地域のボランティアの方にお手伝いに入っていただきました。1クラス40名近い生徒が、グループに分かれて一斉に火を扱う授業であり、教科担当は大助かり。

まず、各テーブルの元栓を開けることから始まります。次にコックを開けて、すったマッチの火を近づけます。難なくマッチをすって火をつける姿に感心。しかしその火がなかなかガスにつかずに苦戦する姿も。

教科担当の説明をよく聞き、実演をしっかり見て、グループ活動では仲間と声をかけ合いながら練習を繰り返す1年生。すっかり中学生らしくなり、日々の成長を感じました。

 

 

青空のもとで数学の授業

青く澄み切った青空のもと。松林の向こうに、太陽の光を受けてキラキラと輝く海を眺め、心地よい海風に吹かれながら「屋上に出るのは初めてです!」「ここで給食を食べたい!」と3年生。

数学「相似の利用」の学習。

まず、校庭に出て「校舎の高さを求めるには?」に挑戦。自分の身長に対する影、そして校舎の影の長さを測定し、相似比を用いて校舎の高さを割り出すという方法を見出します。

各々校舎の高さを推測した後、皆で屋上へ移動し、巻き尺を垂らして高さを測定。そして1学期に学んだ「近似値」やピラミッドの高さの測り方、マンションの影が近隣住民に及ぼす影響等も話題に上がり、実生活の事象と結びつけます。

最後に皆で記念撮影。清々しい表情、穏やかな笑顔が溢れる良いひと時でした。

 

「このだし、何のだし?」

 二宮町学校給食センターの栄養技師による家庭科の出前授業。

まず、一人ひとり、1番から4番の4種類の味噌汁を飲み比べて、「だし」に使われているものを推測します。

生徒は口々に「難しいなあ~。」「違いがわからない。」「魚介類?」「あっ!あさりだ、あさり!」等々。

次に「1番から4番のうち、一番美味しかったものは?」と聞かれると、首をかしげながら思い思いに挙手。意見は4つに分かれました。

正解は1番から「かつお」、「こんぶ」「混合」「だし無し」と続きます。

そして「うま味」や「相乗効果」についての説明の後、先日の給食の「二宮中希望献立」で出された味噌汁は「かつおだし」が使われたことも最後に付け加えられました。

 ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「和食;日本人の伝統的な食文化」。その和食の基本である「だし」について、改めて学ぶ機会となりました。