学校からのお知らせ
6月の華
「花の和」の方々が活けてくださいました。
修学旅行3日目(その2)
ホテルを出発後、まず金閣寺に向かいました。
室町時代の足利氏の栄華を誇る全面金箔張りのつくりは、きらびやかであるとともに荘厳でした。
続いて清水寺です。「清水の舞台から飛び降りる」という慣用句のとおり、舞台の欄干からの眺めは京都を一望することができる高さがあることを実感しました。また、本堂や舞台を支える柱の麓から見上げると、逆の視点からその高さを改めて実感しました。さらにこれだけの建造物に釘が1本も使われていないのは驚きでした。
続いて参道の途中にある工房で、湯飲み茶碗の絵付け体験をしました。
素焼きの湯飲み茶碗に鉛筆で下書きし、用意された2色の粉絵の具(赤と青)で絵付けしていきます。本焼きの際には、鉛筆の下書きが焼け落ちるのはよいとして、絵付けの部分については、普段使っている水彩絵の具やアクリルガッシュとは勝手が違い、色合いや濃淡が変わるようです。出来上がりが楽しみですね。
湯飲み茶碗という小さな円筒形に絵をデザインする難しさ、普段使わない小筆を用いて2色の絵の具で表現する難しさもあってか、みんな終始真剣な態度で取り組んでいました。
見学地の最後は三十三間堂でした。撮影禁止区域であるため、全長約120mの本堂の長さと1,001体の千手観音立像をビジュアルにお伝えできないのが残念ですが、長い回廊伝いにひたすら並ぶ観音像をゆっくりと歩きながら眺めていると、なんだか無心になれる気がしました。といっても私が悟りの境地に至るには程遠いでしょう。
この3日間、現地では天候に恵まれ、まさに旅行日和でした。普段は資料として見るしかなかった名所旧跡、友達と食べるすき焼きやビュッフェ形式の食事、遅くまで語り合おうとするうちにいつの間にか寝付いてしまったホテルの夜、事前学習をしながらも現地の状況によって行動判断を迫られたタクシー利用の班別行動など数え切れないほどの経験一つ一つが、この修学旅行での思い出となり学びとなりました。
その一つ一つの具体は一人一人とらえが違うことと思いますが、このような経験を得るにあたり、関係業者の皆様のご尽力をはじめ、子どもたちを送り出してくださった保護者の皆様に感謝申し上げます。
修学旅行3日目(その1)
いよいよ最終日となりました。
京都の天気は薄曇りで涼しく、最終日の活動にはちょうどよいと感じています。
さて、最終日ともなると、生徒たちもみんなだいぶ疲れが溜まってきているようです。
朝食を取ってはいますが、昨日よりもおとなしいです。
今日はこのあと、大きいカバンの荷造りをし、金閣寺・清水寺・三十三間堂をクラス単位で見学します。
お土産を買う余裕もなく、勢いでどんどん行くようですが、事故のないよう、最後まで気を引き締めていきます。
二宮駅の到着は17:39の予定ですが、列車の運行状況について、途中で適宜お知らせしていきます。
修学旅行2日目
1日目は慣れない旅にスケジュールが押し気味であったため、元気な生徒たちもさすがに疲れたのか、昨晩は目立った夜更かしもなく、よく寝ていたようです。
2日目の朝食はビュッフェ形式で好きなものを選んで食べることができました。
この日の活動は、二条城の敷地内をクラス単位で散策したあと、班別にタクシーに乗り込み、それぞれの計画にしたがって名所旧跡を見たり、おいしいものを食べたり、お土産を買ったりすることが目的です。
中学校に入学してからこの活動のためといっても過言でないほど、校外学習等での公共心、チームワーク、主体的な調べ学習、不測の事態における判断など、様々な力をつけてきた3年生です。先生方は要所を巡りながら生徒たちのサポートに徹し、あくまでも生徒自身が最終判断し行動するように努めていました。
また、生徒たちの今日1日の活動で「映える」写真を取ってくることもミッションとなっています。夕食後、「映える京都コンテスト」として各班選りすぐりの写真をみんなで鑑賞しました。
修学旅行1日目(その3)
昼食後、奈良公園を散策する中、たくさんの鹿に出会いました。基本的にはおとなしい動物なのですが、鹿せんべいを欲しがるあまり、追いかけてくるのには閉口しました。
学校での事前学習として、探究学習のテーマを決めて現地でその解決に取り組むグループもあり、家族連れや外国人に果敢にインタビューする姿もありました。
東大寺では、まず南大門の両脇に立つ金剛力士像の迫力に、そして金堂に鎮座する盧舎那仏の大きさに圧倒されました。
薬師寺では、建物の見学の前にお坊さんの法話をいただきました。30分間とはいえ、ユーモアたっぷりの語り口でまったく退屈なことはなく、薬師寺のいわれから三重塔のつくりをはじめ、これからの時代を生きる生徒たちが修学旅行を通じて、そして今後どのように学びを得ていくことが大切なのかを教えてくださいました。
夕食会場に向かう道中は道路がとても混雑していて、昨今のオーバーツーリズムを実感しました。
空腹がピークに達しているところのすき焼きは、このうえなくおいしかったです。
修学旅行といえば、一人ひとりお盆に料理がすべて配膳されていて、鍋料理なども固形燃料で自分のものだけを煮込んで食べるイメージがありましたが、この日は大きめの浅い鍋で食材を煮込み、みんなでつついて食べるオーソドックスな調理法で、ワイワイ楽しくいただきました。
しかし、肉を煮込んで食べることに夢中で野菜を入れるのが後回しになり、食べきれなかったグループもありました。何事も経験ですね。
おいしくいただいたあとは、感謝の気持ちを込めて食器をまとめました。なかにはお手拭きの空袋にメッセージを残すグループもありました。楽しくおいしくいただいたことが、きっと従業員の方々にも伝わることでしょう。
修学旅行1日目(その2)
京都駅を下車してバスで移動し、まずは若草山で昼食をとりました。いつもよりとても早く起きて修学旅行に臨んでいるので、みんなとてもお腹が空いていました。和食の軽いお重を早々とたいらげ、物足りなさそうにしている子もいました。
修学旅行1日目(その1)
二宮小学校での集合・出発式では、だんだん風雨が激しくなり、予定を繰り上げて早めに二宮駅に移動し、風雨をしのぎながら乗車の時を待ちました。
現在、新幹線は愛知県蒲郡市に入りました。
車中では生徒たちがカードゲームやおやつで楽しいひとときを過ごしています。
教育実習という名の社会体験
今年度も本校で大学生の教育実習を受け入れています。
学生さんの事情や受け入れの人数により、春か秋に分かれて行っています。担当教科や担当学年、実習期間もケースバイケースです。
今回の学生さんは2名、ともに本校の卒業生で保健体育科での実習です。
二人とも生徒や教職員に積極的に、しかも自然にかかわっているので、先週まで取り組んできた「汐鳴祭体育の部」の練習や本番では、違和感なく周りに溶け込んでいて、ひと目で見つからないほどでした。
今週は体育科の授業実習に本格的に取り組んでいます。安全第一に、見通しをもって楽しく取り組める運動、授業の流れや説明の仕方、教具の工夫など、自身の専門分野という「大人目線」でなく、「生徒目線」で考え実践していくことは、本職の私たちであっても、100%成功するわけではありません。しかし彼らは、純粋な運動としての体育、教科としての体育を専門的に学んできたとはいえ、実践経験がない中で悩みながらも明るく、生徒たちと楽しみながら授業に取り組んでいました。
これから社会人となる二人がどのような進路を取るにせよ、誠実さ、積極性、傾聴、ポジティブシンキングなど、この3週間の実習を通じて教職課程に係る学びを越えた大きな学びを得たことは大収穫だといえます。そして私たち教職員にとっても、彼らの実習を見守る中で大切なことを再確認させてもらう貴重な機会となりました。
汐鳴祭体育の部
一日延期となりましたが、薄曇りで涼しい陽気の中、無事に開催することができました。
当日しかできない準備作業について、係の生徒たちが自主的に行動し、開会式に向けて、まさに臨戦態勢をつくり上げてくれました。
今年の汐鳴祭のスローガンは、「挑戦無限~夢中で駆けろ汐鳴の舞台~」です。
苦手でも遅れていても決してあきらめることなく、夢中で競う姿。その姿にかける声援とうちわや旗を振る応援。そんな姿を見ていて清々しい気持ちになりました。
また、クラスの団結も、色別チームという縦割りのきずなも、全員リレーや大縄跳びなどで互いに応援し合い、閉会後の色別チームの集会でこれまでの健闘をたたえ合うことを通じて、さらに深まったのではないでしょうか。
さらに、様々な係の生徒たちが自らの判断で行動し、プログラムがほぼ時間どおりに進んで閉会することができました。先生方の緻密な計画と指導があったとはいえ、中学生の力は素晴らしいですね。
結びとして、平日で一日延期としたにもかかわらず、松林のフェンスを埋め尽くす以上の多くの保護者の方々にお越しいただき、子どもたちも大きな励みになったと思います。ありがとうございました。
数学の授業風景
数学の勉強というと、ひたすら問題を解くイメージがあるでしょうか。
この日の授業では、まず個人で問題を解いてみたあと、「わからないから教えてほしい」「自分のアドバイスで友達がわかるようになったらうれしい」「自信がないから友達と共有したい」など、様々な思いで教え合い・学び合いの活動を行っていました。
問題を解く活動は、主に学習した知識を記憶したり、技能を苦労なく使えるように練習したりするために行われます。(場合によっては思考力・判断力・表現力を鍛える目的もあります。)
これらの学力は個人で磨いていく要素が少なからずありますが、これからの時代の子どもたちには、他者とのかかわりの中でよりよく生きていくことがますます重要になります。学校では、そのような力をつけるために、様々な学習場面において「協働的な学び」という言い方で学び合いを行っていますが、主なメリットとしては、
・自分の存在感や居場所を実感し、心理的安全性が向上する
・友達同士で言葉のやり取りをした方が感覚としてわかりやすいことがある
・相手の表情を見て理解度を推測しながら言葉を選ぶ力がつく
・相手に教える中で自分の理解が洗練されていく
・相手にかかわろうとする力や気持ちよく話してもらえる態度が身につく
などが挙げられます。
中学生になると周囲を意識することがより強くなり、他者とのかかわりに抵抗を感じる生徒もいますが、小学校でもこのような学習の仕方を何年も経験してきている中、生徒一人一人の持ち味を活かしながら力をつけさせていきたいと考えています。
英語の授業風景
2年生の英語において、「自分の考えを伝えよう」というねらいで、例文を活用した発話の学習活動が行われていました。
日頃行っている部活動のこと、勉強のことなど、生徒にとって身近な生活をネタに、そのことについてどう感じているのかを表現しようとしていました。
「生活ネタ」については画面上で大きく共有することにより、発言する生徒だけの学習の場とするのではなく、同じものを自分事としてとらえている生徒たちも「感じ方」の違いを楽しむことができます。
また、「difficult」「easy」「fun」「exciting」など、日本語としては日常的によく使う感情表現についてもたくさん例示されており、生徒たちは安心して「生活ネタ」に対する自分の思いを話すことができました。
理科の授業風景
1年生の「花のつくりとはたらき」において、実のなる植物やいろいろな野菜など、身近にありそうな食物として知られている植物がどのようなつくりになっているかを調べています。
この日は、インターネットの検索により調べていました。小学校での学習経験が活きており、調べる目的に集中した学習活動が展開されていました。イチゴやイチジクなどのつくりは「赤く実っている部分全体で一つの果実」ではなく小さな実(種)の集合体になっていること、根菜類は「根」の部分を食べていることなど、食用部分に着目するだけでも単純ではないことがわかります。
グループによっては、検索のキーワードや分類の視点など、近くの友達と相談しながら取り組んでいる生徒もいました。
自治的な学校生活
校舎内の中央階段を上っていると、このようなボードが掲示されています。
中学生たる者、「言われるのを待つのではなく、自ら情報を取りに行くべし」「察してもらうのみならず、自ら発信すべし」というわけです。
生徒会活動の一環として、委員会活動が行われています。委員会ごとに各クラスから有志が数名ずつ所属し、3年生の委員長を中心に、隙間の時間をうまく活用して取り組んでいます。所属の委員同士、あるいは担当の先生との連絡用にボードが活用されています。
部活動のほうでは、それぞれ独自の連絡手段があるようですが、このように適宜ボードを活用しています。
5月の華(その2)
「花の和」の方々が活けてくださいました。
汐鳴祭体育の部 練習風景
本校では、他の中学校で「体育祭」「文化祭」と別々に呼んでいる行事を、「汐鳴祭」という「学校として育てたい生徒集団と個の姿」という大きなくくりの中で「体育の部」「文化の部」として位置付けています。
汐鳴祭は、
・学級を母体とした取り組みを通して、一人ひとりの力を結集する
・さまざまな活動を通して、互いに認め合い、支えながら高め合える集団をつくる
ことをねらいとしており、生徒会の決定により、今年度のスローガンを
「 挑戦無限~夢中で駆けろ汐鳴の舞台~ 」
としました。
さて、「体育の部」はいよいよ来週の22日(木)に迫ってきています。これまで、体育の授業や昼休みの一部を利用してコツコツ練習してきましたが、今日から午後2時間の授業と放課後の時間を使って本格練習に取り組んでいます。
大縄跳び(ジャンプ)とリレーは各学年ともに共通して全員が参加するのですが、生徒たちと担任の先生の間で交わされる作戦会議、タイミングよく縄を回して跳び続けるための掛け声、流れるように受け渡したいバトンパスなど、どのクラスの熱がこもっています。
5月の華
「花の和」の方々が活けてくださいました。
全国学力・学習状況調査
4/15、4/17の2日間にわたり、全国学力・学習状況調査を行いました。
この調査の目的は
- 全国規模で生徒の学力や学習に取り組む様子について把握し、学校での今後の指導の方向性を検討すること、
- 生徒自身が自らの状況をよりよくしていこうと自覚するきっかけとすること
と考えています。
1日目は、質問紙と理科に取り組みました。
質問紙は、日頃取り組んでいる学習の様子に関して様々な設問に回答するものです。インターネット経由で設問のサイトにアクセスしたタブレット端末で回答していくものですが(CBT:Computer Based Testingといいます)、最近アンケートの回答がこのような方式で行うものが増えており、生徒たちは何の苦もなく回答していました。
理科は3年おきに調査しており、今年はその調査年度に当たります。これまで教科の学力調査は、紙面の問題を読み解き、紙面に解答する方式でしたが、2年前に英語のスピーキングの解答でCBTが導入されて以来、今年度は理科でもCBTによる出題・解答となりました。
画像や動画によるリアルな表現による主題は、主題の背景をよりよくイメージし、学習したことの想起や学習意欲などの向上に役立っていくのでしょうか?それとも、機器操作に気を取られすぎて、本来の思考や解答(回答)の表現に力を注ぐことがしにくくなってしまうのでしょうか?
生徒の率直なとらえを知りたいと思う一方で、今後、国語や数学でもCBTが導入されることが国の方針として予定されているため、CBTなりのメリットを学校としても見出していきたいと思います。
2日目は、国語と数学に取り組みました。
これまでどおり、紙面による主題、紙面への解答です。慣れた形式による受検ではありますが、教科の特性もあり、知識そのものを問うよりは、問題を読み解く中で考えたことを適切に表現することを求められるかたちとなっています。
また、理科の出題のときとは異なり、動画や画像などビジュアルな支援がないためか、後半になるとかなり疲れてしまい、やり抜く集中力を保つのが厳しそうな生徒もいました。
いずれにしても、これで今年度の全国学力・学習状況調査は終わりました。3年生の皆さん、お疲れさまでした!
修学旅行に向けて
3年生の修学旅行は、5/31(土)~6/2(月)にかけて、奈良・京都方面に出かける予定です。
この日、2月に現地へ下見に行かれた先生方の報告会がありました。
中学生の修学旅行は小学生とは異なり、調べる力や判断力・行動力が格段に上がり、また日程も1日分長いので、行程の自由度が大きくなります。そのような中、まずは全体で行動する部分のみ、旅行の準備学習のイントロとして説明していただきました。
グループのメンバーで地図を見て、二条城や清水寺など名所旧跡を探しながら、すでに旅行している気分になっている生徒もいたかもしれません。
このレクチャーの後、班別行動で巡りたいところをいろいろと調べ、検討することになります。行程の自由度が高くなる分、各自が主体的に調べ、意見表明し、友達との折り合いをつけていくことによってはじめて意義深く楽しい修学旅行となります。これからひと月半余り、中身の濃い準備ができるよう期待しています。
学級・学年開き
1学期が始まって4日目です。
各学級・学年では、「ニノナビ」を使って学習の仕方を確認したり、学級目標を話し合って決めたり、プロフィールを書いたりするなど、よい学級・学年のための基盤づくりに励んでいます。
また、生徒と担任、あるいは生徒同士が和やかな雰囲気で早く打ち解けることができるよう、クイズなどをしているクラスもありました。
4月の華
「花の和」の方々が活けてくださいました。
令和7年度入学式
4月7日(月)午後、123名の生徒が全員出席し、入学式を執り行うことができました。
当日、朝は柔らかい日差しでしたが、午後から天候が変わって時折雷が鳴る中、儀式の厳粛さも相まって身の引き締まる思いでした。
式辞として、こんな主旨のことを話しました。
- 新しい生活が始まるにあたり、期待も不安もあると思いますが、どちらもこれからの人生に必要な過程であり、そのバランスをとれるようにしようとするのが中学校生活です。
- 貴重な3年間で考えてほしい3点の1つ目は、「どうしたら『誰もが』『安心して』『豊かに』生活できるか?」
- 2つ目は、「自分の考えたことを世の中にどう働きかけたらよいか?」
- 3つ目は、「多くの人とのかかわりの中で考える」ということです。
- 困ったり悩んだりしたときは、身近にいる多くの先生や先輩に相談しながら解決していきましょう。
- ちょっとの失敗は経験としてその後の人生に生かし、大人への階段を一歩一歩上っていきましょう。
PTA会長さんからは、「自己否定や大人への反抗心も生じるこの年頃に、挑戦や失敗は自らの成長に一つ一つ意味がある」という主旨の激励の言葉をいただきました。
大盛況のN-1 FIESTA
「二宮中での一番の思い出にしたい祝祭」という意味が込められているN-1 FIESTA。
例年10月の汐鳴祭文化の部当日の「後夜祭」が、名前を変えて本日予定通り行われました。
ノリノリの生徒会長の挨拶から始まり、元気のよい司会者に紹介されて、歌、ダンス、バンド、ミュージカル、楽器の演奏、お囃子、漫才などなど、その多才ぶりがステージ上で発揮されました。照明も効果的に加わって、体育館は大盛り上がり。
最後のダンスグループには、なんと3年学年主任が登場。会場一体が熱狂に包まれて無事終了。と思いきや、突然1・2年生から感謝の気持ちを込めて3年生に合唱のプレゼント。何とも温かい歌声が体育館に響き渡りました。
生徒会が中心となり作り上げてきたこの企画。全校生徒の力が結集されて大成功でした。生徒たちの持つパワーに圧倒された、たいへん心に残る幸せな時間となりました。
今回の企画を振り返り「職員の仲の良さが大きいです。」と生徒たちの活躍に添えた生徒会担当職員のコメントも
嬉しい限り。
3年生防災教室
2月25日(火)二宮町防災安全課、二宮町消防、秦野市QQ防災クラブの皆様のご協力のもと、PTA主催の「3年生防災教室」が行われました。
能登半島地震被災地応援職員による報告、二宮町の風水害についてのお話の後、心肺蘇生法・AED、煙体験、防災備蓄品の豆知識等に加えて、今年度は新たに建物等の下敷きになってしまった人の救助法について学びました。
「人形を使うより人間の方が、生徒の目つきが違いますから」と準備された人形を傍らに追いやり、なんと自ら木材の下敷きになっては生徒たちに救助されるということを繰り返してくださった防災安全課の職員。生徒も「てこの原理を使えばいいんだ!」とひらめいたり、「痛くありませんか?」と声をかけたりするなど、真剣な表情で救助活動の訓練に臨んでいました。
災害時も地域の大きなマンパワーになる中学生への期待は高まります。
地域の皆様、本日はこのような機会を設けていただきまして、ありがとうございました。
毎朝の学級通信
ある3年生の教室の黒板には、毎朝、担任からのメッセージと「あたまの体操」となるクイズが書かれています。
「『うさぎ』と『うなぎ』だから‥‥ん?なんだろう?」とクイズを解きに他のクラスからやってきた生徒も数名。
全生徒が高校受験を終えた今、既に合格している人もいたり、これからの合格発表を不安な気持ちで待つ人もいたりするなど様々な思いの生徒がやってくる朝の教室。
これまでと変わらず今まで通りに書かれた担任からのメッセージに、ほっと気持ちが和らぐのではないでしょうか。
校内が『ピンクシャツデー』に染まる
生徒会が中心となって取り組んでいる「いじめ防止運動」のピンクシャツデー(本校は2月27日に設定)に向けて、生活、整美、図書委員会等々、各委員会の取組が、校内の様々な場所で実現されています。(詳細は1/31『実りのある活動への歩み』参照)
実りのある活動への歩み
1月30日(木)1校時は『全校道徳』でした。
5月の汐鳴祭体育の部で共に活動した「学年縦割り色別グループ」をもとに、4名程度の1グループに全学年が入り、10教室に分かれて道徳の授業を受けました。
「ピンクシャツデー運動のはじまり」を題材に、いじめ問題について他学年の仲間と思いを伝えあい、学校教育目標「誰もが幸せな学校」づくりへ向けての考えを深める機会となりました。
1月8日(水)3学期の始業式での生徒会本部役員と有志、教員によるピンクシャツデーについての「寸劇」に続き、今回の学年混合全校道徳。
そして2学期から厚生、整美、文化委員会等々の各委員会で考えてきた「委員会別いじめ防止運動の取組」が、2月末のピンクシャツデーに向けて、いよいよ本格的に始まります。全校生徒による「いじめ撲滅メッセージカード」展示、感謝を伝える「ありがとうボックス」設置、ピンクリボンやオレンジ色ハートリボン制作・配布、いじめに関する図書の展示・貸出、募金活動、動画の配信、いじめ撲滅四字熟語のステンドグラス制作・展示等々、各委員会のアイデアの豊かさには驚くばかり。
2007年にカナダのある学校で起きた事件がきっかけで始められた「いじめ反対運動」であるピンクシャツデー。現在ではおよそ180の国や地域に広められているそうです。本校でも今年度初の試みとして、生徒会が中心となり、皆でアイデアを出し合いながらじっくり取り組んでいます。当日だけ「いじめ反対!」と声を上げ、ピンク色のものを身に着けて一瞬で終わらせることなく、時間と労力をじっくり費やして実りのあるイベントにしようと考え、自主的に次から次へと行動できる生徒たち。素晴らしいです。
『N-1 FIESTA』
例年、10月の汐鳴祭(文化の部)当日の夕方に行われていた「後夜祭」は、今年度は3月に予定されています。
学校生活での生徒の活躍の場を広げ、縦と横(上級生と下級生、同級生同士)のつながりを深めることを目的として、生徒会が中心となって企画しており、この1月から準備が始まりました。
まず、その名称。「後夜祭」に代わるものを全校生徒から募り、「汐鳴祭自由の部」「汐鳴りプレミアム」「卒業祭」「感謝祭」等々、様々なアイデアの中から「N-1 FIESTA」に決定。1月23日(木)の全校朝会で、生徒会本部役員によって発表されました。写真はその時の様子です。「二宮中での一番の思い出にしたい祝祭」という意味が込められているそうです。
今後、出場希望者は2月下旬までにクラスルームに動画を投稿する形式のオーディションに臨み、合格発表を待ちます。それぞれの得意分野が披露され、演じる者と見る者が一体となって楽しみ、3年生卒業式直前のかけがえのない時間となるよう大いに期待しています。
手作りの持つ力
本校の職員玄関には、今年の干支「巳年」にちなんだ素敵な作品が飾られています。
これは学校作業員の渡邊さんの手作り。
年間を通して、その季節を感じる作品が次々と飾られて、廊下を行き来する人の目を楽しませています。
どの作品もそれぞれのイメージにぴったり合った布や小道具が選ばれています。また一針一針を目で追うと細部に渡って心遣いが行き届いており、見ている側の心も潤い、たいへん温かい気持ちになります。
ボールの管理
「あっ!ボールがない!部活動の予算で買ったボールなのに!」とステージ上で頭を抱える部活動運営委員長。
先日の生徒朝会での一場面です。寸劇を披露した後、体育委員長により、昼休みのボール貸し出しについて、生徒評議委員会で決定したことが全校生徒に向けて周知されました。校内で生じていた課題を皆で話し合って考えた改善策です。
サッカーボール、バレーボール、バスケットボールを各学年一つずつ、置き場を決めて体育委員が管理します。置き場は階段の踊り場や昇降口等の候補もありましたが、各学年フロアに決定。ボール収納ケースには管理カードも設置されています。
そして給食後15分間の昼休み。
グラウンドからは毎日、元気のよい声が響き渡ってきます。見るとサッカーボールを懸命に追いかける姿や円になって男女一緒にバレーボールを楽しむ姿があります。限られた短い時間ではありますが、仲間と思いっきり遊ぼうという様子は何とも清々しく、微笑ましい限りです。
誰か困る人が出ないように、皆でルールを決めてお互いに気持ちよく活動しようと方策を考え、それを実現した生徒たちに拍手。
ガスバーナーに挑戦
1年生の理科の授業。今日はガスバーナーを初めて扱うため、学校運営協議会「地域活動部会」より地域のボランティアの方にお手伝いに入っていただきました。1クラス40名近い生徒が、グループに分かれて一斉に火を扱う授業であり、教科担当は大助かり。
まず、各テーブルの元栓を開けることから始まります。次にコックを開けて、すったマッチの火を近づけます。難なくマッチをすって火をつける姿に感心。しかしその火がなかなかガスにつかずに苦戦する姿も。
教科担当の説明をよく聞き、実演をしっかり見て、グループ活動では仲間と声をかけ合いながら練習を繰り返す1年生。すっかり中学生らしくなり、日々の成長を感じました。
青空のもとで数学の授業
青く澄み切った青空のもと。松林の向こうに、太陽の光を受けてキラキラと輝く海を眺め、心地よい海風に吹かれながら「屋上に出るのは初めてです!」「ここで給食を食べたい!」と3年生。
数学「相似の利用」の学習。
まず、校庭に出て「校舎の高さを求めるには?」に挑戦。自分の身長に対する影、そして校舎の影の長さを測定し、相似比を用いて校舎の高さを割り出すという方法を見出します。
各々校舎の高さを推測した後、皆で屋上へ移動し、巻き尺を垂らして高さを測定。そして1学期に学んだ「近似値」やピラミッドの高さの測り方、マンションの影が近隣住民に及ぼす影響等も話題に上がり、実生活の事象と結びつけます。
最後に皆で記念撮影。清々しい表情、穏やかな笑顔が溢れる良いひと時でした。
「このだし、何のだし?」
二宮町学校給食センターの栄養技師による家庭科の出前授業。
まず、一人ひとり、1番から4番の4種類の味噌汁を飲み比べて、「だし」に使われているものを推測します。
生徒は口々に「難しいなあ~。」「違いがわからない。」「魚介類?」「あっ!あさりだ、あさり!」等々。
次に「1番から4番のうち、一番美味しかったものは?」と聞かれると、首をかしげながら思い思いに挙手。意見は4つに分かれました。
正解は1番から「かつお」、「こんぶ」「混合」「だし無し」と続きます。
そして「うま味」や「相乗効果」についての説明の後、先日の給食の「二宮中希望献立」で出された味噌汁は「かつおだし」が使われたことも最後に付け加えられました。
ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「和食;日本人の伝統的な食文化」。その和食の基本である「だし」について、改めて学ぶ機会となりました。
公開授業研究会
11月20日(水)午後7時過ぎ。帰宅しようと職員室を後にする学校研究主任に向けて、皆で口々に「お疲れ!」「お疲れ様でした!」と拍手をしてお見送り。
かながわ学びづくり実践研究・二宮町教職員授業力向上研究として、公開授業研究会を終えた夜のことです。
令和3年度より二宮町小中5校の授業づくりをご指導いただいている教育力向上アドバイザーの吉新一之先生。今年度も4月から年間を通して、校内研究会や研修会でたいへんお世話になっています。この度の公開授業研究会に向けても何度も来校され、研究主任や授業者にアドバイスをいただきました。
「誰一人取り残されない学級集団、学習集団づくり」と「資質・能力を育成するための主体的・対話的で深い学び」を目指して日々取り組んでいる授業づくり。道徳や特別支援級の生活科を含めた11クラスの授業実践を公開させていただきました。続く全体協議会では、昨年度よりスタートした「にのみや学園」の教育目標「認め合い 高め合う 二宮の子」について、‘高め合う子’を授業でどう育てるかに焦点が当てられ、活発な意見交換がされました。来校された皆様からのご意見や感想を力に、教職員一同、今後も授業改善に取り組んでいきます。
冷たい雨が降り寒さ厳しい中、中地区管内の教育事務所、教育委員会、小中学校より来校されました皆様、ご協力をありがとうございました。
(写真は生徒会からのメッセージが書かれた廊下の黒板と体育館での全体協議会の様子)
2年生の職場体験学習を振り返る
「店に入って来たときに大きな声で挨拶ができたり、はっきりとお話ができる子たちだったので、第一印象がとても良かったです。」
「『お手伝いします!』と自分たちから積極的に声をかけ、幼稚園教諭の仕事を体験していました。また体験後には気づきや質問を職員に伝えたり、こちらの回答にも真剣に耳を傾けたりと意欲的だと感じました。」
今月初めに2年生が職場体験学習でお世話になった事業所から送られてきた事後アンケートの一部です。
地域の農業、林業、飲食店、薬局、美容院、病院、銀行、幼稚園・保育園、放送局、郵便局や町役場など約40か所に及ぶ職場にご協力をいただきました。
「職業人・社会人として、今の中学生に期待すること」として同アンケートに書いていただいた有難いお言葉も一部ご紹介します。
「どんな仕事にも楽しい事ばかりではなく、必ず苦しい事もあるってことを知った上で、自分が輝ける仕事を見つけてほしい。」
「今は様々なことを経験してほしいと思います。将来どんな知識や経験が活きるかわからないので、何事にも熱意をもって取り組んでいただきたい。」
各職場の皆様におかれましては、お忙しい中、受け入れの準備から当日、そして事後アンケートまで様々なご対応をありがとうございました。
本物に触れる
2年生の理科「動物の体のつくりとはたらき」の授業。
今日はブタの臓器一つひとつを「酸素を取り入れ、運ぶ」「消化・栄養分の吸収をする」「不要な物質を処理する」という項目に分けて観察します。肺、心臓、胃、小腸、肝臓 等々、触ったりスケッチしたりしながら、気づいたことやわかったことをワークシートに詳しく書き込みます。
授業の感想を一部紹介します。
「筋肉の部分が硬かったり、脂肪がついていたり、穴が開いていたり様々な特徴があって面白かった。」
「画像だけではわからない感触や裏側、匂いまで知ることができて良かった。」
「初めて本格的にいのちに触れたので緊張した。」
「なぜ重いのか、なぜこのような色をしているのかを考えるとき、これまでの授業を活かしつつ考えられた。」
様々な思いをしながら実際に本物に触れるという貴重な体験を通して、写真や映像だけでは得られない大きな学びがあったようです。
楽しい餃子づくり
2年生の家庭科の時間。餃子づくりの調理実習が行われました。
まず一人ひとり、キャベツの千切りテスト。切っている様子をクロムブックで記録します。
その後は班員で「ねぎ係」「にんにく係」‥‥と分担して材料を切り、全員で具を餃子の皮に包みます。
握力テストをしているのでは?と思うほど顔を真っ赤にして、力いっぱい塩もみキャベツの水気をしぼる生徒、
具が余ったからと一度包んだ皮を開いてはせっせと具を足す生徒、
フライパンから皿に盛りつけられた餃子に「うわ~!羽根つきだ!」と歓声を上げる生徒たち。
どの班も和気あいあいと仲良く実習していました。
こんなに楽しく皆で作った餃子は、美味しさもグ~ンとUPですね。
生徒会本部役員選挙
「〇〇〇に清き一票をお願いします!」
朝、昇降口付近で、登校してくる生徒に大きな声で呼びかける運動員たち。
生徒会本部役員選挙運動期間が始まっています。
今年は1年生5名、2年生3名が立候補。
10月1日(火)の公示から始まり、立候補受付、告示、1週間の選挙運動期間を経て、11月1日(金)に立会演説会・投票となります。
今日の給食中は各クラスのTVに政見放送が流れました。「本部役員になったら各委員会を活性化したい」「縦のつながりを大切にしたい」「全校生徒の関わりを増やしたい」等々、立候補者がそれぞれ、わかりやすく自分の思いを語っていました。このような真摯な一声一声が、誰もが安心して楽しく過ごすことのできる学校づくりにつながっていくのだと実感しました。みんな頼もしいです。
(写真は廊下に掲示された選挙管理委員会作成のポスター)
汐鳴祭文化の部を終えて
10月12日(土)汐鳴祭文化の部が終わりました。
例年、文化の部前日の昼までかけて制作していたステンドグラスは、9月中に無事完成。どの学年、どのクラスも細やかなデザインに挑戦し、あきらめることなく最後のパーツの貼り付けまで全力で取り組んだ力作ぞろいでした。
その後約10日間は合唱練習に打ち込みました。クラスでパート別に練習したり、学年内、また学年を縦割りにした体育の部の色別で発表し合ったりして、日に日に声の大きさも増し、表現力も豊かになってくるのがわかりました。当日も一人ひとりが真剣なまなざしで心を込めて歌い上げる姿に、思わず涙を流す教員や保護者も見られました。
また特別棟での教科や部活動、委員会の展示は、日頃の活動の成果がよくわかる内容となっていました。体育館での体育科のダンスや英語科のスピーチ、吹奏楽部の演奏も会場が一体となり、たいへん盛り上がりました。
今年度も当日は、にのみや学園の小学校3校の6年生をご招待し、40名の来校がありました。学校運営協議会やPTA役員の方々による受付、写真撮影、制服バザーの開催等、多々ご協力をいただきまして、ありがとうございました。
〈写真:廊下に飾られた各クラスのステンドグラスの作品〉
1年A組(世界の名所)
1年B組(世界自然)
1年C組(本間の食事)
2年A組(感情の宿った名画)
2年B組(真珠のように輝く神獣)
2年C組(グリム童話)
3年A組(部活)
3年B組(ギリシャ四天王!?)
3年C組(Stories of the world)
3年D組(神獣)
3年生「学年朝の会」
毎週水曜日の朝、3年生は体育館へ集合します。
「3年生は二宮中の生徒として過ごす時間は残り半年。限られた時間の中で、学年全員がそろう時間を大切にしたい」
「進路等の情報を確実に伝えたい。同じ言葉で連絡や想いを伝えたい」という目的で、この10月から始められました。
教室での朝の会同様、生徒の司会で「今日の給食の献立発表」「先生からの話」「その他の連絡」~と会は進みます。
「その他の連絡」では一人の生徒が挙手し「今日は○○さんと○○さんの誕生日です!」と学年全員でお祝い。
二人は照れながら前に出て、15歳の抱負を発表する場面も。朝から体育館に心地よく温かい時間が流れます。
卒業式まで登校する日は95日。入学当初から今日までの様々な場面がよみがえり、「学年で過ごす時間を大切にしたい」という想いがじんわりと心に染み入ります。
ステンドグラス見事に完成
「完成するだろうか?」
この数日間、職員間で頻繁に交わされたこの言葉。
例年、10月の汐鳴祭(文化の部)前日までに仕上げていた各クラスのステンドグラス。
今年度は9月に完成させ、10月は合唱練習に集中しようという新しい試みに挑戦しました。
白い和紙を絵の具で染めて乾かす。黒いラシャ紙を下絵に合わせて切り、和紙を型に合わせて貼り付けていくという作業を繰り返すステンドグラスづくり。細やかなデザインは例年と変わらず、いやそれ以上のものもあり、このような短期間に完成するのだろうか?
「9月27日(金)15:30までに展示完了」というゴールに向けて、一時は「延長が必要では?」と心配する声もありましたが、当初の計画を変更することもなく、本日、全学年、全クラス、見事に完成。
皆、一人ひとりの持つパワーに感動。ただただ「素晴らしい」の一言に尽きます。
(15:30までの残り時間が映し出された教室のTV。残り約1分半というところで完成!)
地域の温かい手
学校運営協議会の地域活動部会で今年度より始めた企画「日頃の授業の地域支援」は地域の皆様の温かいご協力のもと、順調に進んでいます。
技術科のはんだ付け支援、社会科の戦時下に関する講話、数学科の個別支援、体育科の水泳支援、総合的な学習の職業講話に続き、昨日より家庭科の授業で1年生は「ミシンボランティア」の方々にお世話になっています。ミシンの上糸通しなど慣れない作業に戸惑っている生徒がいると、傍らでそっと支援してくださる方の存在は大きいです。「先生!先生!」と助けを求めて連呼されていた声はすっかり消え、「ものすごく助かっています!」と笑顔の家庭科担当教諭。二宮町社会福祉協議会より来ていただいているミシンボランティアの皆様、ありがとうございます。
体育館の改修工事、ありがとうございました。
2学期が始まりました。夏休み中に行われた体育館の改修工事は無事完了。9月4日(水)の放課後は、7月から校舎へ運び出してあった跳び箱やマット、卓球台等々多くの荷物を体育館へ戻す作業が行われました。当日、全校生徒にボランティアを募ると、またまた数えきれないほどの生徒たちが集まり、あっという間に終了。皆、ありがとう!
またこの工事に携わり何度も体育館へ足を運んでいただいた町教育委員会の方々、そして何よりも、夏休み中の猛暑続く日々、体育館で作業された方々に心より感謝申し上げます。
(写真は夏休み中の電動バスケットゴール取り付け作業の様子)
(写真は体育館へマットを運ぶ教員とボランティアの生徒たち)
職員研修WEEK
新学期を間近に控え、今週、教職員は様々な研修会で多くのことを学びました。
猛暑や大雨の中、講師の先生におかれましては、本校教職員のためにお時間をありがとうございました。
8月26日(月)人権教育研修会「こどもの人権を尊重するために考えたいこと」(講師:東京学芸大学より安永千里SSW)
8月27日(火)不審者対応研修会「不審者対応の基礎知識と訓練」(講師:大磯警察より香月さん、栗城さん、鈴木さん)
8月28日(水)教職員不祥事防止研修会(講師:中教育事務所より鈴木健次教育指導員)
8月29日(木)AM 道徳教育研修会「道徳教育マネジメント~道徳科の特性を生かした指導と評価~」(講師:帝京大学より赤堀博行教授)
8月29日(木)PM 校内研究会「不登校生徒と授業のあり方」「中地区授業研究会へ向けて」(講師: 吉新一之 二宮町教育力向上アドバイザー)
新学期、久しぶりに会える生徒たちへの思いをエネルギーに、教職員皆で和気あいあいと研修に臨みました。
(写真は不審者対応訓練の様子)
廊下の柱「安全クッション」交換作業
8月6日(火)午前中、学校運営協議会の学校環境整備活動として、地域・教員・学校作業員、計11名で「安全クッション」の交換を行いました。安全クッションは、廊下の柱の補強部分である金属製アングルに、怪我防止のために取り付けられています。劣化が激しく、交換が必要な箇所は58か所。当日は40か所を目標としてほぼ達成。
まず、劣化したクッションを外し、金属面についた粘着性のある頑固な汚れにシールはがしのスプレーを吹きかけ、スクレーパーや雑巾で削り取ります。1か所につき30分はかかったでしょうか、かなりの時間を要した後、新しいクッションを貼り付けて完成。酷暑の中、エアコンのない廊下での作業に加わっていただきました地域のボランティアの方々、ありがとうございました。
体育館の改修工事いよいよ明日から
本日、1学期が終了しました。明日7月20日(土)から8月末にかけて、本校の体育館は改修工事が行われます。
床の張替えや暗幕の交換、バスケットゴールの電動化等が大規模に行われるため、体育館内に収納されている跳び箱、マット、卓球台、その他諸々の多くの備品をすべて別棟の校舎内に移動しなければなりません。
そこで昨日18日(木)、3年生に教職員のお手伝いを呼びかけたところ、次から次へと数えきれないほどの生徒が現れ、せっせせっせと搬出作業に加わってくれました。当初は昨日と本日の二日間の日程で計画されていましたが、一日目にほとんど作業が終わるという快挙。残ったものは本日午後、1・2年生を含む部活動の生徒たちにより搬出されます。
自ら進んで動く生徒たちの清々しい姿、そして皆で和気あいあいと楽しみながらやろうという姿に感心、感心。
皆のお陰で教職員一同、たいへん助かりました。皆、ありがとう!感謝!
『自分の身は自分で守り、水辺での遊びを大いに楽しむ』
水難事故防止のために今年度も神奈川県ライフセービング協会の方をお迎えして、水辺の安全教室を実施しました。令和4年度から毎年7月に実施しているこの教室。川や海の特性や水遊びの際のリスクを想定した対処法等について学びます。今年度は2,3年生の各教室で行いました。(1年生は実際にプールでの着衣泳が計画されています。)
「流されても決して慌てず助けを待つ」「背浮きは『寒い!』のポーズをとって体温を保つ」「ライフジャケットは密着させて着用する」等々を動画やQ&A、ライフジャケット試着、そしてライフセーバーの方の体験談等を通して確認することができました。
ある日の部活動黒板
ある日の部活動黒板。
各部活動の朝練習・放課後練習の有無や活動場所が所狭しと書かれています。
運動部(陸上競技部以外)は6月29日(土)から始まった中郡中学校総合体育大会を先週末に終え、次の中ブロック大会へ向けて、練習により一層力が入っています。
吹奏楽部は7月末にコンクールを控えており、連日、気迫に満ちた演奏が校舎内に響き渡っています。
美術部、手工芸部も10月の汐鳴祭文化の部に向けて、チームワークを大切に日々の活動に取り組んでいます。
戦時下の二宮町を知る
6月28日(金)社会科の授業で3年生を対象に、「戦時下の二宮を記録する会」の藤田さん、高木さん、善波さん、吉成さんをお招きして、戦争中や終戦直後の暮らしについて講演をしていただきました。これは、本校学校運営協議会の学習支援部会の取組です。
「大勢の前で話すのは緊張するね。昨日は眠れなかったよ。」と藤田さん。
84歳~91歳の二宮町在住の4名の方々の長野県や満州での生活体験も交えた戦時下のお話に皆、聞き入っていました。
3年生一人ひとりの振り返りシートは、聞き取った内容や感想がびっしりと書き込まれ、中には裏面に及んだり、紙を貼り足しているものまでありました。その中から一部抜粋して紹介します。
「自分にとって(戦争)は教科書の中のお話だったが、実際にその時代を生きた方のお話は確かに戦争というものがあったのだと感じさせられた。」
「教科書や資料などで目にしたことしかないことを実際に聞くと現実味があって戦争への恐怖が大きくなった。中学生の勤労動員は学習したけど、小学生でも農家の手伝いを毎日していたと知り驚いた。」
「ここまで詳しい戦争の実体験を聞いたのは初めてだったから、戦争の恐ろしさを改めて知った。」
「お話を聞いて本当に戦争の時代があったのだと感じた。この先もずっと争いのない平和な日本であってほしいなと思った。そのためにこれからの時代を生きる人たちが戦争の恐ろしさを伝えていかなければならないと思った。」
1学期末テストを終えて
1学期末テストの最終日である6月26日、体育館にて部活動壮行会を行いました。
夏の大会やコンクールを控えている各部活動の部長が部員と共に登場して、全校生徒へ向けて熱い意気込みを伝えました。
また、これからいよいよ本格的に進路選択をスタートさせる3年生全員に向けて、その成功を祈るエールを送る会としました。
(写真は手工芸部による「梅雨」がテーマの紙粘土作品)
安全な水とトイレを世界中に~複雑な世界から目をそらさない~
国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパンの駐在員としてケニアで水・衛生改善事業に携わっている遠藤さんが、6月14日、本校3年生の各教室で、国際協力について講義してくださいました。エチオピアの13歳の少女が朝6時半からほぼ1日かけて生活用水を汲みに行く映像や遠藤さんが支援しているケニア西部マグンガ地域のスライドも見ながら、途上国の人々が現在直面している水・衛生問題、それらに対する国際協力のあり方について学びました。
「複雑な世界から目をそらさないでほしい。『誰が悪い』など白・黒ではなく、世界を様々な角度から見て考えることが、持続可能な支援につながる。」
日々、現地で人々と関わりながら様々な経験を積み上げている遠藤さんのお話はたいへん説得力があり、国際協力のあり方について考えを深めることができた有意義な時間となりました。
自らも中学2年生の時に海外協力経験者のお話を聞いて国際協力に興味を持ち始め、その後、夢を一つ一つ叶えてきた遠藤さん。今回の遠藤さんのお話で、これからの人生に影響を受けた3年生も少なからずいることでしょう。
二宮町出身の遠藤さんは、JICA青年海外協力隊員としてケニアに派遣されている本校の古澤教諭とナイロビで食事をしたそうで、その時の様子もうかがうことができました。
遠くのケニアで活躍している二宮町出身の若者二人。頼もしい限りです。
午前中4時間、3年生4クラスの講義を終えた後、遠藤さんの中学校時代の野球部顧問と担任(私)を交えて3人で給食を食べながら当時のことを懐かしく語り合えた時間もたいへん幸せなひとときでした。
遠藤さん、一時帰国中の貴重な時間を我々のためにありがとうございました。
修学旅行で京都・奈良方面へ
3年生は6月3日(月)~5日(水)の日程で京都・奈良方面の修学旅行を終えました。
3日間天候にも恵まれ、傷病者が出ることもなく、3年生122名全員が参加することができた思い出深い旅となりました。
生徒たちは、古都に息づいた文化や数々の世界遺産に触れながら、仲間との時間を笑顔いっぱいで過ごしていました。
6月3日(月)東大寺/ 奈良公園(班別散策)/ 薬師寺 (京都泊)
6月4日(火)京都班別自主見学(京都泊)
6月5日(水)大阪城
湘南にのみや530(ゴミゼロ)キャンペーンに今年も参加
5月25日(土)梅沢の海岸清掃。町民の皆さんと共に今年も厚生委員会、吹奏楽部、サッカー部、有志79名と教職員6名が参加しました。
解散後、サッカー部は現地に残り、恒例の砂浜での走り込みを実施。「海で走るのは疲れるけど、毎月やりたい!」とリクエストする部員もいたとか。
二宮中の目の前に広がっていた砂浜が台風で削り取られる前は、部活動で走ったり、海岸清掃をしたり、時には砂浜に腰かけて担任が生徒の悩みを聞いたりしたものです。遠い昔の日々を懐かしく思い起こしました。
静まり返った避難訓練
5月24日(金)二宮消防のご協力を得て、火災を想定した避難訓練を行いました。
「たいへん静かにグラウンドに移動していましたね。ふつうはガヤガヤおしゃべりが聞こえたり、我々消防士の姿を見てざわついたりするのですが。」と消防署の方からお褒めの言葉をいただきました。確かに今回の避難訓練はいつになく静かでした。皆、防災頭巾をかぶり、顔は真剣そのもの。汐鳴祭等の行事だけではなく、今日のような大切な訓練にも真面目に取り組むことができる生徒たち。素晴らしいです。
(写真は、避難訓練後の地区別集団下校訓練の様子。担当教員と共に通学路の危険個所を確認しながら歩きました。)
汐鳴祭体育の部~熱き青春の血汐、鼓動が鳴りひびく~
5月18日(土)晴れ渡る青空のもと、汐鳴祭体育の部が開催されました。
「勝負には負けたけど、気持ちは1番でした!」こんがり日に焼けた3年生が、清々しい笑顔でにっこり。
日々の練習から競技一つひとつに全力を注ぎ、たいへんな盛り上がりを見せた体育の部。会場準備や当日の運営に関わった委員会の生徒たちも自主的によく動いていました。グラウンドの片付けの時も1年生が「何か手伝うことはありますか?」と先輩に聞いていて感心。
運動が得意な人もそうでない人も、支え合って力を出し切り、笑顔があふれる汐鳴祭体育の部となりました。
(写真は、汐鳴祭のスローガン「文武没頭~熱き青春の血汐、鼓動を鳴らせ!~」の横断幕。美術部と手工芸部が作り上げました。ところが一昨日の夜、強風で引き裂かれてしまうというハプニング。昨日夕方、修復が完了しました。間に合って良かったです。)
本番さながらの熱い練習
連日、汐鳴祭体育の部の練習に熱が入っています。
体育の授業や給食後の昼休み練習、そして放課後練習と昨日までは学年別に取り組んできました。
今日は学年縦割りの色別練習。体育館では大縄跳びの「1,2,3,4~」という掛け声と「ドスン、ドスン!」という足音が大きく響いています。「もっと縄を引いて!」と先輩から指導されながら、徐々に回数を伸ばしていく1年生。
グラウンドでは8人9脚、9人10脚~の「ビッグウエーブ」の練習。「1,2,1,2,」の掛け声が「〇〇、〇〇~」といつの間にか担任の名前になっていたり、クラス全員リレーに担任が加わって負けじと力走していたり、生徒も教員もみんな笑顔、笑顔で実に楽しそうでした。
澄み渡る青空のもと、皆で力を合わせて一つのものを作り上げていくことができるこの平穏な環境に感謝します。
学校運営協議会の新しい企画
学校運営協議会(地域活動部会)の新たな企画です。今年度より地域の方に日頃の授業支援に入っていただくことになりました。その第一弾は、技術科のはんだ付けの授業です。今後のラジオづくりに向けて、まず「はんだごて」を用いて配線を接合する練習をします。地域の方の支援を受けながら皆、やけどに気を付けて慎重に真剣に、はんだ付けに取り組んでいました。
今回も学校運営協議会委員である地域学校協働活動推進員に地域の人材を紹介していただき、新たな地域とのつながりができました。
生徒朝会
4月19日(金)の生徒朝会では、汐鳴祭のスローガン発表と体育の部の色決めが行われました。
今年度より体育の部と文化の部共通のスローガンとし「文武没頭~熱き青春の血汐、鼓動を鳴らせ!~」に決定。
全校生徒にとったアンケートをもとに、体育委員と文化委員が考えました。「汐鳴」という文字も入っており、汐鳴祭にかける皆の意気込みが伝わってくる躍動感あふれるスローガンです。
生徒朝会は、生徒会本部役員が準備・進行に携わり、体育委員、文化委員も大活躍でした。
(写真は、各クラスの色決めに使った手作りのカード)
新入生生徒会入会式
4月8日(月)生徒会が中心となり、委員会や部活動について新入生に紹介する「生徒会入会式」が行われました。どの委員会も、自分たちの仕事に誇りをもって楽しんで活動している様子がうかがえました。活動内容を模造紙に箇条書きしたり、ステンドグラスの実物を紹介したり、わかりやすい発表を工夫していた点もとても良かったです。
また部活動紹介も素敵なユニフォーム姿や自分たちの手作り作品を披露してくれ、日頃のチームワークの良さも大いに伝わってきた発表でした。新入生は明日9日(火)から仮入部期間が始まります。
令和6年度入学式
4月5日(金)令和6年度入学式が行われました。この入学式を待っていたかのように、桜の花も満開の時期を迎えました。当日は雨天となりましたが、雨の恵みを受けながら咲き誇る桜の花の美しさが、これから始まる新入生の学校生活にエールを送っているかのようでした。
新3年生は、前日4日(木)の準備登校で、机・椅子の各教室への移動、教科書の準備、校舎内外の清掃、「ニノナビ」づくり、そして体育館の入学式会場準備など、多岐に渡る仕事を皆で協力しながら積極的にこなしていました。
第76回卒業式開催
3月12日(火)第76回卒業式が開催されました。
ご来賓の皆様、保護者の皆様におかれましては、寒さ染み入る雨の中、ご来校いただきましてありがとうございました。3年生は自分で選んだ道に自信と誇りをもって、実り多い人生を歩んでください。
卒業おめでとうございます。
保健室前の掲示板。
いつもは保健委員会の生徒によって、その日の「給食の献立紹介」が書かれています。
何やら今日は違う模様。
「3月12日(火)今日の主役は3年生です
3年生ありがとう そして 卒業おめでとう
明日からの担当は2年生です」
2年生の粋な計らいに拍手。
災害を視点に「中学生ができること」を考える
3月1日(金)総合的な学習の時間、地域の井上岳一さんによる防災講演会が1年生を対象に開催されました。
井上さんには、昨年度、地域を対象として「地域防災とコミュニティ」をテーマにご講演いただいたご縁で、今回の企画が実現しました。1年生は「土の力、森の力、人の力」は災害に強いこと、自分たちの住む地域をよく知って災害に備えることの大切さを学びました。歴史や自然環境、人とのつながりなどの様々な視点から、災害への意識が高められ、災害時に自分たちにできることを考えるヒントをたくさんいただきました。
ふたみ記念館「にのみや子ども作品展」
二宮町ふたみ記念館 展示ギャラリーにて本校の生徒作品が展示されています。
日時:2月21日(水)~3月3日(日)
10時~16時(入場は15時30分まで)※休館日は月・火曜日
美術科担当教諭にその見どころを聞きました。
1年生「平面構成、野菜と果実の彫塑」(約50作品):『野菜や果実の‛見えない中の色’を考えながら外側の色付けをしました。』
2年生「アートガラスの空想画」(約50作品):『現実にはありえない世界のデザインを楽しんでください。』
3年生「パラパラアニメーション」(ほぼ全員の作品):『最後の‛落ち’に心温まる作品や予想外に展開する作品など個性豊かに仕上がりました。』
※本校の保護者様には、二宮町教育委員会からの特別招待券付ご案内を配付させていただいております。
3年生の防災体験学習
2月21日(水)3年生防災体験学習が実施されました。
まず、能登半島地震の被災地へ赴き、支援活動に携わった町役場と消防の方2名のお話を伺いました。さらに最近の二宮町の台風被害状況の映像も数枚提示されました。
また、テントの中に充満した煙の中を歩く体験や水消火器体験をし、心肺蘇生法も学びました。避難所展示見学では、実際に仮設トイレ等を設営し、様々な工夫が凝らされていることに感心。近年国内外での度重なる避難所設営の経験が、必然的にこれらの工夫を生み出したのでしょう。
「災害は怖いけれど、今では適切に対処すれば落ち着いて行動できると感じている」と生徒の感想にあるように、盛りだくさんの体験を通して、 災害に備えて訓練をすることの大切さを教えていただきました。
多大なるご協力をいただきました二宮町防災安全課・二宮町消防の皆様、そして貴重なこの体験学習を時間をかけて企画してくださったPTA本部の方々、ありがとうございました。
(写真は水消火器訓練の様子)
小学生、ステンドグラスづくりに挑戦
二宮小学校の特別支援学級6年生が来校し、本校の特別支援学級の生徒と共にステンドグラスづくりに取り組みました。6年生の卒業制作にステンドグラスの技法を用いるということで、この度、企画されました。
今日のバレンタインデーにちなんだデザインにみんなで挑戦。カッターを使って黒画用紙を切り抜き、絵の具で染色された和紙を貼り付けていきます。
どのような作品ができあがるのか具体的にイメージできるように、傍らには汐鳴祭文化の部で制作した3年生のステンドグラスが並べられていました。そして中学生も小学生の隣で、良きお手本になるよう、慎重に作業を進めます。教室(図書室)全体がステンドグラスを完成させるぞという意気込みで溢れ、やがて一つひとつ色づかいの異なった味わい深い素敵な作品が次から次へと完成しました。
手羽の骨格標本づくり
3年生は、理科の授業でニワトリの手羽を用いた骨格標本づくりを行いました。
ヒトとニワトリの骨格を比較し、見かけの形やはたらきは異なっていても、起源は同じものである「相同器官」についての実験です。「なるほど」と2年生で学んだ筋肉や骨の働きについても実感を伴いながら復習することができました。入れ歯洗浄剤や糸ようじなどを用いて手羽を扱う一人ひとりの真剣なまなざし。「うわっ!できた!」と弾む明るい声。しばらく続いている受験勉強の合間に、何とも言えない心地よい風が吹き抜けました。
ケニアの魅力を学ぶ
本日、中学1年生の社会科の授業で、ケニア共和国とオンラインによる交流授業が行われました。講師は、現在JICA青年海外協力隊員としてケニア共和国に派遣されている古澤教諭です。古澤教諭は昨年3月まで本校で勤務していました。
スクリーンには、集まってきた現地の子どもたちや広々としたグラウンドも映し出されました。学校は年中~中学2年生が600名ほどおり、1クラス約40名。20名分の机と教科書を共有して使っているそうです。皆、語学習得に意欲的で、中学1年生は3言語(部族語・スワヒリ語・英語)が話せ、更に外国語を学んでいるとのこと。文化の特徴や日本政府の支援についても聞き、日本とのつながりや今まで辿ってきた歴史について考える契機となりました。
講話の後の質問コーナーも「これを聞きたい!」と3回も質問をした生徒が出るほど、たいへんな盛り上がりを見せました。
完成した「中華街調べ」
特別支援学級前の廊下に掲示された「中華街調べ」。本日完成しました。
昨年11月末に特別支援学級の生徒は校外学習で横浜市にある日本新聞博物館と中華街を訪れました。事後学習として数週間かけ、皆で分担して「中国の食文化・歴史・スポーツ・ことば」「中華街の誕生・門」などについてまとめました。
「中国といえば卓球?答えはこの中に!」など読む人を楽しませる工夫や、すぐに使える簡単な中国語一覧などもあり、読み応えのあるしっかりとしたまとめになりました。時間をかけてじっくり作り上げたものの持つパワーを感じました。
「ウインターカード・冬の俳句・川柳展」と手工芸部の作品展示
「季節に対する意識を高め、四季の豊かな日本で生活する生徒の感受性を高める」「表現したものを発表し合うことで、互いを認めあう」という目的で、文化委員の生徒が企画した「ウインターカード・冬の俳句・川柳展」が2月16日(金)まで2・3年昇降口(北側)で行われています。
その隣には、手工芸部の生徒の作品が飾られています。フエルトを貼り合わせて思い思いに新年や干支を表現しました。3年生が引退し、手工芸部は現在1,2年生合わせて19名(男子10名、女子9名)となっています。1か月に一作品を目安に制作。昨年の夏は陶芸にも挑戦しました。次は何を作るのか、楽しみです。
令和6年度新入生保護者説明会開催
1月19日(金)令和6年度新入生保護者説明会を開催しました。
14:00からの開催に向けて、昼休みに2年生のボランティアが体育館へ集合。約30名と予想以上に多くの生徒が集まり、床にシートを敷いたり、パイプ椅子を並べたり、あっという間に準備が完了しました。学年主任の「みんなありがとう!」のことばに皆で拍手するなど、冷える体育館が和気あいあいと温かい空気に包まれました。会が始まり「制服・持ち物」の説明の場面では、制服姿、体操服姿の2年生4名がモデルとなって登場。もうすぐ最上級生となる2年生。大活躍でした。
また「サイバー社会で子どもたちを守るためにできること」をお話いただきました大磯少年補導員連絡会の方々、ありがとうございました。
新学期を迎えて
能登半島地震により被災された方々へお悔やみとお見舞いを心より申し上げます。
さて、3学期が始まりました。今現在、3年生は自分の選択した進路を見つめ、多くの生徒が2月の高校入試へ向けて努力を積み重ねています。
1,2年生は頑張る3年生の姿に、やがて迎える進路選択の場に立つ自分自身を重ね、改めて気が引き締まる思いでしょう。
皆で認め合い、高め合って、皆、笑顔で今年度末を迎えられるよう期待しています。
(写真は、職員玄関に飾られた素敵な手作りの龍)
学期末を迎えて
学期末を迎えて昨日で給食も終わり、本日12月21日(木)より3時間授業となりました。
1~3学年がそれぞれ、体育館での学年集会、グラウンドでのレクリエーション、大掃除に取り組みました。
1年生の学年集会では、生徒が司会進行を務め、学校生活MVPの表彰、生徒から教職員への嬉しいメッセージや各教職員からの話がありました。最後は、昨夜遅く完成したという恒例の「学校生活スライドショー」の鑑賞で大いに盛り上がっていました。
グラウンドでは、雲一つない澄み切った青空のもとでドッヂビーや氷鬼、サッカー、バレーボール、テニスなど各学年で企画したレクリエーションを仲良く楽しむ元気な声が半日、響き渡っていました。
小学校で再び輝きを増したステンドグラス
10月14日(土)汐鳴祭文化の部へ向けて各クラス皆で力を合わせて作り上げたステンドグラスが、12月現在、学区内の二宮小学校に飾られています。小学2年生の図画工作でカッターの基本的な使い方を学んだ小学生たちが、細やかにカッターで切り抜かれ、絵の具で染めた和紙が貼られたステンドグラスの作品を見ることで、小中一貫教育における学びのつながりを実感できればという願いでこの企画が実現しました。これらのステンドグラスは、2月には一色小学校に飾らせていただく予定になっています。
長年、文化の部で作り続けられている「伝統のステンドグラス」が、施設分離型小中一貫教育校「にのみや学園」の中で、小学校と中学校をつなげる架け橋になっていることは嬉しい限りです。
2年生と地域の「地域懇談会」
12月8日(金)の午後、総合的な学習の時間の地域学習として2年生が地域の方との地域懇談会を行いました。
学校運営協議会と連携して、農業・子育て・福祉・地域全般の分野から5名の地域の方にご協力をいただきました。二宮町の住環境の素晴らしさ、町を離れてわかる二宮町の良さなどが多々ある一方で、農業の存続の危機、高齢化や少子化問題、商店街の後継者問題、地域活動の希薄化等の課題が共有されました。
生徒からも積極的に質問や意見が出、中には挙手をして「今日はありがとうございました!」と思わずお礼を述べる場面も。様々な分野でご活躍されている地域の方と顔を合わせ、二宮町への熱い思いや意見を聞くことで自分の考えを広げ、地域学習に新たな視点を増やすことができた貴重な時間となりました。
今日は二宮中の希望献立
保健室前の廊下にあるホワイトボード。毎日、給食の献立を保健委員会の生徒が紹介しています。
12月4日(月)の給食は、二宮中学校の希望献立でした。
「ごはん、オレンジジュース、さばの味噌煮、ワンタンスープ、クリーム大福」
1学期に全校生徒を対象に保健委員がアンケートをとり、それをもとに委員会の時間に話し合うなど時間をかけて決めた特別な献立です。
保健委員と整美委員、頑張りました
11月27日(月)学校保健委員会が開催されました。
「健康的な生活を送るために」をテーマに、保健委員会と整美委員会が企画・運営を担当。体育館への学年ごとの移動を放送で指示したり、司会進行をしたり、会場の準備・片付けも含め、生徒たちは大活躍。そして全校生徒を前に、掃除の極意、忙しい人のための運動法、スマホ依存の改善法等々、心とからだの健康維持にまつわる興味深い話題を次から次へとわかりやすく発表していました。自分たちで実施したアンケート結果を分析・考察したものに基づいて、それぞれの項目をまとめていた点も良かったです。
また後半は、二宮町保健センターの保健師の方々が「健康ってなんだろう」というテーマで講演してくださいました。「未病」ということばを中心に、皆で学ぶことができました。
授業研究会開催
11月24日(金)二宮町教育力向上アドバイザーの吉新一之氏をお迎えして授業研究会が開催されました。
今年度に入り、4月・8月に校内授業研修会を実施し、6月・9月に続く今回の授業研究会は、6校時に1年生2クラスがそれぞれ国語、理科の授業を公開しました。各教室では、積極的に挙手をして自分の意見を伝えたり、班員と話し合いながら協力してホワイトボードに書き込んだりと、皆、たいへん意欲的に授業に取り組む姿がありました。また授業が終わると廊下に出していた机を積極的に片づける生徒もいて感心しきり。
授業後の教職員による研究協議会では、研究テーマである「誰一人取り残されない学級集団、学習集団づくり」「資質・能力を育成するための主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて、熱い議論が交わされました。
「私とパラリンピック~中学生へのメッセージ~」三浦 浩氏をお迎えして
11月16日(木)かながわアスリートネットワーク協働事業として、全校生徒を対象にパワーリフティング競技の三浦選手の講演会が開催されました。三浦選手は、パラリンピック三大会(ロンドン / リオ / 東京)に連続出場を果たし、更に車椅子カーリングやパラサーフィンにも取り組まれるなど、日々、挑戦し続けている方です。
「自分を信じて / 自分に誇りをもつ / 失敗も成功につなげる / 自分を信頼すれば自信になる」
「努力する人には様々なチャンスが訪れる」
一つひとつ語られるどのことばにも説得力がありました。
その他にも、これから受験を控えている3年生に歌の贈り物(ギターの弾き語り)をいただいたり、部活動に励む1・2年生(や教職員)には筋力増強の秘訣などを教えていただいたりし、和やかな楽しいひと時を過ごすことができました。
司会や講師紹介、お礼のことばを担当した3年生もたいへん立派でした。
令和5年度第3回学校運営協議会開催
11月14日(火)第3回学校運営協議会を開催しました。今回は協議会の前の5,6校時の授業参観に本協議会委員と学区の地区長・民生委員の方々をご招待。地区長・民生委員の方々が10名ほど来校されました。授業参観の合間に、全教室出入口に掲示された生活委員会作成のポスターにたいへん興味を示され、多くのポスターが「8時30分には教室に入ろう」となっている中、「これは、8時25分と書いてあり、余裕をもって登校しようというのがいいわねえ。」と感心されていました。(写真)
日頃から、登下校をはじめ多くの場面で児童・生徒を見守ってくださっている地域の方々の温かい存在を改めて感じました。
≪協議会の内容≫
①学校運営について(学校 / 各学年 / 特別支援級)
②学校運営協議会3部会「学習支援 / 学校環境整備(施設・防災)/ 地域活動」の取り組み
③学校研究について
④総合的な学習の時間について(2学年生徒が参加する地域懇談会)
⑤学校評価について
⑥PTA / 地域より
にのみや学園特別支援学級交流会
11月7日(火)にのみや学園の小中学校特別支援学級交流会が開催されました。
二宮中学校は開会式と閉会式の担当でした。写真は会場に掲示した生徒手作りのプログラムです。
小学生にもわかりやすいように大きく書いたり、イラストを多くしたり工夫したそうです。
「思っていたより緊張したけど、頑張りました!」と司会に挑戦した生徒がちょっぴり照れながら語ってくれました。
交流会は各校が用意した「じゃんけん大会」「クイズ大会」「チェッコリ玉入れ」でたいへん盛り上がり、仲間とのふれあいを思いっきり楽しんでいました。
2年生福祉体験学習
11月2日(木)総合的な学習の時間に、2年生は二宮町社会福祉協議会のご協力を得て、福祉体験学習に取り組みました。「車いす操作法体験」「高齢者疑似体験」「視覚障がい者の理解と白杖体験」「ボッチャ体験」の4コースから、一人2コースを選択して体験しました。生徒の感想の一部を掲載します。
「高齢者疑似体験は動きにくく、一つ一つの小さな動作で疲れた。腰が曲がった状態なので視界が低かった。筋力がある私たちがここまで疲れてしまうなら、高齢者の方は想像以上にたいへんなのかなと思った。」
「視覚障がい者体験は、目隠しをして歩いてみたけれど、道もわからず小さな段差でもとても怖かった。ガイドヘルパーが道を教えてくれることがどれだけ助かるかを感じることができた。」
(写真:おもりを手足につけ、聴覚・視覚が制限された中で杖をついて歩く高齢者疑似体験)
ある昼下がり
汐鳴祭文化の部を無事終えて、日常が戻ってきました。
給食が終わると一目散にグラウンドへ向かう生徒たち。雲一つない青空のもとでサッカーボールを懸命に追いかける楽しそうな表情に心が洗われます。朝礼台の上で日光浴をしながら生徒たちを見守る教員。その傍らで和気あいあいとおしゃべりする生徒たちの姿もあり、平穏な日々を送ることができていることに感謝、感謝。
汐鳴祭文化の部を終えて
10月14日(土)汐鳴祭文化の部が終了しました。1学期から各クラスで合唱曲やステンドグラスのテーマを選定し始め、この10月までの月日をかけて、合唱・ステンドグラスの作品を完成させました。
合唱は皆、歌詞の意味をかみしめながら美しいハーモニーを響き渡らせ、クラスそれぞれの味わい深さを醸し出していました。聞いていた教員が「仕事でこんなに感動できるなんて!」とぽつり。また「指揮者が最後まで歌に合わせられた!」と感動して涙にくれる教員も。閉会式では3年生の合唱への熱い想いに応えるべく、涙で声を詰まらせながら音楽科が講評する場面もありました。合唱はいいものです。
ステンドグラス制作も、活動時間などが縮小される中ではありましたが、デザインが細かくなった上、趣向が凝らされて、どの学年も大健闘でした。作品を一枚一枚眺めていると、完成するまでに至る教室や廊下での様々な活動、皆の真剣なまなざしがよみがえってきます。皆、ここまでよく頑張りました。
今回はこの4月よりスタートした施設分離型小中一貫教育校にのみや学園として、町内の小学校3校の6年生をご招待したところ、50名の来校がありました。また学校運営協議会やPTAの役員の方々による受付・見守りや写真撮影等、多々ご協力をいただきまして、ありがとうございました。
汐鳴祭文化の部へ向けて~制作風景~
汐鳴祭文化の部へ向けて、各クラスでステンドグラスの制作が進められています。
自分たちの手で染め上げた和紙を黒いラシャ紙に貼り合わせた二宮中学校特製のステンドグラス。
出来上がった作品が窓ガラスに取り付けられ、光を通してどのような絵物語が展開されるのか、今から楽しみです。
①白い和紙をアクリル絵の具で染める。
②染められた和紙を干す。
③黒いラシャ紙を下絵に合わせてカッターで型を抜いていく。
④和紙を型に合わせて一つひとつ切り、糊付けする。
「二宮中マルシェ」またまた大盛況
10月1日(日)二宮町スポーツフェスティバルと同時開催のマルシェに本校の2年生3チーム12名が出店しました。
二宮小学校で体力測定やスポーツ体験を終えた人たちをはじめ多くの人たちが、生徒手作りのアクセサリーやキーホルダー販売や射的・輪投げコーナーに立ち寄ってくださいました。中学生の企画力や発信力を活かし、地域とのつながりを深めたいとの思いで、学校運営協議会が中心となり生徒へ参加を呼びかけたこの企画。前回3月の「はらっぱマルシェ」に引き続き、生徒は自分たちのアイデアを活かしながら生き生きと楽しそうに活動していました。ご来店いただきました皆様、温かいお声かけ等ご協力をありがとうございました。
(写真は校内に掲示したマルシェへの来店を呼びかける生徒手作りのポスター)
第1回小中学校児童生徒交流会
今年度4月よりスタートした施設分離型小中一貫教育校にのみや学園。
その「にのみや学園プロジェクト」として「第1回小中学校児童生徒交流会」が9月27日(水)、二宮西中学校と本校にて開催されました。
小学校高学年の児童が進学先の中学校の授業を見たり、部活動を体験(見学)したり、中学校生活に触れることでより大きな安心感をもって中学校に進学できるようにすることが目的です。例年、年度末に1回実施されてきたものが、今年度は3回となり、第1回目となる昨日は、まず5校時の授業参観、そして体育館にて生徒会による中学校生活の紹介、部活動見学という内容でした。
(写真:生徒会によるスライドを用いた中学校生活の紹介)
令和5年度第2回学校運営協議会開催
9月19日(火)第2回学校運営協議会を開催しました。今回は協議会の前に授業参観、施設(修繕箇所)見学、町の防災安全課のご協力を得て防災倉庫見学を企画。施設分離型小中一貫教育校「にのみや学園」として、中学校区内の小学校2校の学校運営協議会委員の方々もこれらの企画に参加され、その後の協議会も傍聴されました。
≪当日の内容≫
①学校運営について(学校・各学年・特別支援級)
②学校運営協議会3部会「学習支援、学校環境整備(施設・防災)、地域活動」の取り組み
③学校研究について
④汐鳴祭文化の部について
⑤総合的な学習の時間について
⑥全国学力・学習状況調査の結果分析について
いのちを守る「交通安全教室」開催
9月15日(金)、全校生徒を対象に本校グラウンドにて交通安全教室が開催されました。スタントマンの実演により、交通事故の恐ろしさが視覚的に訴えられ、トラックの特性(運転席からの視界や左折時の内輪差)についても理解することができたようです。何気ない当たり前の生活、そして自分の大切ないのちを守るために、今日の学びを大いに活かしてほしいと思います。
新学期間近、教職員の研修会
新学期を間近に控え、教職員対象の校内研修会を開催しました。
8月29日(火)人権教育研修会「人権教育の推進について」(講師:中教育事務所 岡田 社会教育指導主事)
8月29日(火)校内研究研修会「各教科における問題解決学習の課題づくり」(講師:吉新 二宮町教育力向上アドバイザー)
8月30日(水)生徒指導研修会「生徒のSOSに気づくには」(精神保健福祉センター出前講座 講師:ヴィヒャルト 臨床心理士)
新学期、元気に登校してくる生徒たちの顔を思い浮かべながら、教職員皆で和気あいあいと研修に臨みました。
(写真は校内研究研修会)
小学校の先生、吹奏楽部へ
施設分離型小中一貫教育校「にのみや学園」の取り組みの一つとして、小中学校の教職員が教科など14の部会に所属して、小中学校9年間を見通したカリキュラムの研究を進めています。今日は音楽科部会の試みとして、小学校の教職員2名が、本校の吹奏楽部の活動を参観しました。生徒たちは「小学校の頃の担任の先生だ!」「音楽を教わったことがある!」「算数は基礎と応用を教えてくれて、達成感を味わえる授業でした。」「今日は楽器の吹き方を教えてもらって良かったです。」等々、久しぶりの再会を喜び、楽器の練習にも、より一層、力が入った様子でした。
2学期以降は二宮中学校の教職員が学区の小学校を訪問し、給食や清掃活動の様子を参観したり、授業参観・実践したりする教職員の異校種間交流を通して、児童・生徒理解を深めていきたいと思っています。
さあ、今日から夏休み
昨日の終業式では、各学年代表が1学期を振り返りながら「代表のことば」を述べました。
3年生代表は「体育祭は、色、学年、クラスに関係なく応援していてすごく良い雰囲気だった。この体育祭でより一層クラスの仲が深まった。」「修学旅行は小学校ではコロナの影響で行けなかったので、友達と一緒にホテルに泊まるということがとても新鮮だった。友達とふざけあったり、はしゃぎすぎて注意されたり、何気ないひと時がとても楽しかった。」等々、入学式準備から始まったこの1学期がとても充実していたことを伝えてくれました。
≪写真は、終業式当日朝のある教室の黒板。1学期、毎朝担任からのメッセージが書かれていました。≫
≪また終業式の朝限定で特別に担任からのメッセージが書かれているクラスも。
‛さあ、さあ1学期も今日で終わりです。 (中略)
みんなにとってはどんな1学期だったでしょうか?
私にとってはすごく思い出深い1学期でした。
先生になって良かったなって本当に思います。
そう思わせてくれてありがとうね。’ ≫
ある七夕の短冊から
先日の七夕から、教室内や教室前廊下に飾られている笹飾り。
「お孫さんが『家族や親族が長生きしますように』と短冊に書いていましたよ。」とその生徒の(父方の)祖母にあたるAさんに話す機会がありました。
Aさんを喜ばせようとお伝えしたのですが、「つい最近、(母方の)おじいちゃんが亡くなってしまったから、そう書いたのかな。」という思わぬ返事。忌引きでのお休みはなかったので、学校はご不幸を把握していませんでした。
そうだったのか。
本人がどんな気持ちでその短冊に思いを託したか。
本人が短冊を読み返すとどんな気持ちになるのだろうか。
一人ひとりが様々な思いを抱えながら学校生活を送っているということを改めて深く感じました。
(写真は支援級の教室に飾られた笹)
「水槽セットを貸してください!」
放課後、「水槽(お掃除)セットを貸してください!」と職員室に1年生が颯爽と現れました。
厚生係とボランティアの生徒が週に1回、昇降口に置いてある水槽を掃除しています。餌やりは毎日。この水槽の熱帯魚‛ネオンテトラ’とエビは、担任が1年生の入学に合わせてこの4月に準備したものです。
水槽の水を補充しながら「エビの子どもが生まれたんですよ。ほら!」とヤマトヌマエビの小さな小さな子どものいる場所を嬉しそうに指し示し、「淡水と海水の~」といろいろな説明をしてくれました。
気持ちよさそうに泳ぐ美しいネオンテトラやその元で歩き回るエビを眺めながら、いつまでも一緒におしゃべりをしていたいと思う楽しいひと時でした。
保健委員会による給食の献立紹介
保健室前のホワイトボードには保健委員会の生徒による給食の献立紹介が書かれています。
「今日は地場産デー!
二宮町で育ったたまねぎをふんだんに使用しました。
一生懸命育ててくれた農家さんや給食にかかわるすべての人に感謝をこめて
『いただきます!』としっかり挨拶しましょう。」(原文のまま)
今日は豚肉のしょうが炒めに二宮産の玉ねぎが入っており、美味しくいただきました。
14日の夏野菜カレーには二宮産の無農薬野菜(なす・ズッキーニ・ピーマン)が使われるとのことです。
二宮町学校給食センター発行「給食だより7月号」の『二宮町の農家さん紹介』コーナーでは、農家の方のお顔や児童・生徒へのメッセージも掲載され、食材一つひとつのたどってきた道に思いを巡らせ、感謝の念をより深く抱くことができます。
朝、教室で「今日の給食は○○と○○!」と献立がしっかり頭に入っている生徒に驚くこともしばしばあり、皆、毎日の給食を楽しみにしていることがうかがえます。
期末テストを終え、夏の大会へ向けて練習再開
本日までの3日間の期末テストが終わり、放課後から部活動が再開されました。
1年生は初めての定期テストということもあり、先週、本番に向けた「定期テストの予行練習」を3教科で実施しました。またテスト2週間前から始めた放課後の学習相談では、1日平均27名の参加があり、その6割は1年生が占めていました。地域のボランティアの方々にはたいへんお世話になりました。ありがとうございました。
2年生は東京での上級学校訪問と班別自主行動、3年生は京都・奈良方面への修学旅行を終え、その余韻に浸る間もなく期末テストを迎えました。
今、グラウンドや体育館からは、部活動に励む元気な声が聞こえてきます。テスト直後ということもあり、いつになく活気に溢れかえっています。外の水道場では、暑さで真っ赤な顔をして、頭から水をかぶっている生徒も見かけました。一生懸命ボールを追う姿、仲間に負けじと走りこむ姿、光る汗と真剣なまなざしに、夏の大会へ向けての大きな意気込みを感じました。
学校運営協議会による企画「期末テスト前 学習相談」始まる
6月27日(火)から始まる1学期期末テストへ向けて、本日13日(火)より本校図書室にて学習相談が始まりました。
昨年度の学習相談は定期テスト前の1週間、部活動停止と重なる期間の実施でした。今年度は新しい試みとして、2週間前からのスタートです。グラウンドから部活動の声が聞こえる中、1年生と3年生が合計15名ほど集まり、自習をしたり質問をしたり、集中して学習していました。「あと2週間あるから、毎日少しずつやれば終わるぞ!」とワークブックをやりながら意気込みを宣言する生徒も。
講師として国語や数学、英語の学習を支援してくださった学校運営協議会委員を含む3名の地域のボランティアの方々。ご協力をありがとうございました。
20日(火)の学年行事後、21日(水)~26日(月)の部活動停止期間中の学習相談は各教科担当の教職員も地域の方々に加わります。
二宮町幼・保・小・中 一斉避難訓練及び引き取り訓練実施
6月8日(木)二宮町内に震度5強以上の地震が発生したことを想定し、安全確保のための行動を確認するために一斉避難訓練が実施され、同時に災害発生時における幼稚園・小学校・中学校の児童生徒の保護者の引き取りについての訓練も行われました。
今回は、保護者からわかりやすいように担任が学級・クラスが書かれたビブスを着用したり、時間短縮のために引き取り者の確認方法を変えたりと、昨年度の本訓練の反省を生かして計画・準備をしました。訓練を実施することで課題が明らかになり、その都度それらを改善する試みを行っています。
保護者の皆様におかれましては、ご多忙の中、本訓練についてご理解・ご協力をいただきましてありがとうございました。
湘南にのみや530(ゴミゼロ)キャンペーンに参加
5月27日(土)梅沢海岸にて、本校の厚生委員会、吹奏楽部、サッカー部そして有志、合わせて86名と教職員5名が、二宮町主催の海岸清掃に参加しました。晴れ渡る青空のもとで釣り人を遠くに見やりながら、小さな子どもから高齢者まで、町民の皆さんと共にプラスチックや金属類などを拾い集めました。二宮西中学校も多くの生徒が参加しており、この4月に西中へ異動した教員とも再会することができた生徒たちは大喜び。
災害時も視野に入れ、中学生は地域の活動を大きく担える人的資源になることを今年も実感しました。
教育実習生の公開授業
5月8日(月)から3週間、3名の大学生が教育実習をしています。
先日の汐鳴祭体育の部でも、準備から当日の運営、片付けなどにおいても大活躍でした。
今日は、保健体育科の実習生の公開授業。
大学の教授も来校され、多くの教職員が見守る中、ソフトボールの授業が進められていました。
初めてソフトボールのボールに触れる生徒も多い中、キャッチボールのコツを実演しながら指導していたところ、「そうやればいいのか!」と円を作って早速、練習を始めた教職員たちに思わずクスリ。
「やってみたい」という気持ちが高められる工夫が盛り込まれた授業でした。
汐鳴祭体育の部~無事開催~
前日午後から20日未明にかけて降り続けた雨は上がり、予定通り汐鳴祭体育の部を開催することができました。
(写真左)雨のために前日の準備がほとんどできなかったグラウンド。明け方からまず水たまりの水を埋め、ラインを引くことから始まりました。職員のチームワークがたいへん良く、あっという間に準備完了。
(写真中)ある教室をのぞくと教卓にボール運び「ガンバring」で使う軍手の山。そしてその上にてるてる坊主が3つ。願いが叶い、良いお天気になりました。
(写真右)閉会式後の3学年縦割りの色別集会。ピンク、水色、オレンジの3色に分かれて、先輩と後輩が肩を組みます。力を出し切った生徒一人ひとりの清々しい表情。はじける笑顔。10日前の結団式で初めて円陣を組んだ時の緊張感が、熱い達成感に変わっていました。
汐鳴祭体育の部~予行練習~
5月18日(木)、燦燦と照り付ける太陽の光を浴びながら、汐鳴祭体育の部の予行練習が行われました。
全体をとりまとめる体育委員のもと、本番さながらの熱のこもった実況中継をするメディア委員をはじめ、各委員会の生徒がそれぞれの役割を果たそうと自主的に実によく動いていました。みんなのためにありがとう。
(写真左:校舎に取り付けられた体育の部スローガン「湧笑結束~走れ汐鳴りFighters~」は美術部があっという間に完成させました。)
(写真中:スローガンを取り付けるためのループを縫い付けたのは手工芸部。分厚い所が縫いにくくて大変でしたね。)
(写真右:競技の間に砂埃舞うグラウンドに打ち水をする整美委員と厚生委員。水を黙々とまく姿に心も潤いました。)