修学旅行1日目(その3)
昼食後、奈良公園を散策する中、たくさんの鹿に出会いました。基本的にはおとなしい動物なのですが、鹿せんべいを欲しがるあまり、追いかけてくるのには閉口しました。
学校での事前学習として、探究学習のテーマを決めて現地でその解決に取り組むグループもあり、家族連れや外国人に果敢にインタビューする姿もありました。
東大寺では、まず南大門の両脇に立つ金剛力士像の迫力に、そして金堂に鎮座する盧舎那仏の大きさに圧倒されました。
薬師寺では、建物の見学の前にお坊さんの法話をいただきました。30分間とはいえ、ユーモアたっぷりの語り口でまったく退屈なことはなく、薬師寺のいわれから三重塔のつくりをはじめ、これからの時代を生きる生徒たちが修学旅行を通じて、そして今後どのように学びを得ていくことが大切なのかを教えてくださいました。
夕食会場に向かう道中は道路がとても混雑していて、昨今のオーバーツーリズムを実感しました。
空腹がピークに達しているところのすき焼きは、このうえなくおいしかったです。
修学旅行といえば、一人ひとりお盆に料理がすべて配膳されていて、鍋料理なども固形燃料で自分のものだけを煮込んで食べるイメージがありましたが、この日は大きめの浅い鍋で食材を煮込み、みんなでつついて食べるオーソドックスな調理法で、ワイワイ楽しくいただきました。
しかし、肉を煮込んで食べることに夢中で野菜を入れるのが後回しになり、食べきれなかったグループもありました。何事も経験ですね。
おいしくいただいたあとは、感謝の気持ちを込めて食器をまとめました。なかにはお手拭きの空袋にメッセージを残すグループもありました。楽しくおいしくいただいたことが、きっと従業員の方々にも伝わることでしょう。