感動のフィナーレ!
3月12日(金) 昨日11日(木)春の足音が聞こえる晴れの良き日に、二宮町立二宮中学校第73回の卒業式が行われました。
当日は、小春日和の暖かな日差しの下、百七名の卒業生が旅立ちの日を迎えました。新型コロナウイルス感染症予防のため、残念ながら保護者の方の参加は1名となってしまい、来賓は不参加、在校生も送辞を贈ってくれる1名だけとなるなど、規模を縮小しての式となりました。
そのような状況にもかかわらず、卒業生たちは姿勢良く入場し、式が始まりました。国歌、校歌斉唱の後、卒業証書の授与へと移りました。卒業生は一人一人、担任の呼名に返事を返し、壇上に上がると、真直ぐ正面を向き、しっかりと証書を受け取りました。その姿はとても素晴らしく、中学校生活がいかに充実していたかを物語るようでした。
卒業証書の授与に続き、校長から式辞を述べさせてもらいました。コロナで世界中が大変な状況ですが、私の父の少年時代は太平洋戦争の最中であり、どのような時代でも大変な状況はあること、その中で大切なのは「自分で考え、判断し、正しく行動すること」であると伝えました。また、奇しくも東日本大震災から丁度10年という節目を迎える当日に当たり、戦後の日本が世界有数の国になり、大震災からの復興を遂げる努力を続けるがごとく、未来に向けて自分たちの夢を叶えるように努力を続けて欲しいとエールを送りました。
PTA会長からは、ガラス瓶と様々な大きさの石に例えて、夢を持つことの大切さについてお話を頂きました。
最後に卒業生から歌のプレゼントがあり、感動の幕が閉じられました。
中学校生活の最後を飾る卒業式は、卒業生の想いが詰まった最高の式となりました。保護者の方々に感謝すると共に、来年度の卒業式も今年度同様、素晴らしいものとなることを期待しています。