学校からのお知らせ
コロナウイルス感染予防への取り組み
1月21日(木) 2回目の緊急事態宣言が出されてから2週間が経ちました。残念ながら、神奈川県内の感染者数についても減少傾向が見られないようです。この状況を受け、本校においても、今まで以上に感染予防に強く取り組んでいます。
基本的に、学校生活は登下校も含めマスクを着用して過ごしています。体育の授業や部活動においても、マスクをつけてできる活動を中心とし、激しい運動は避けるようにしています。音楽の授業や吹奏楽部の活動などでも、出来る限りマスクを着用する、マスクを外さなければできない活動は、たくさんの距離を取るなどを行っています。マスクをしての活動で万が一、気分が悪くなってしまった際などは、人と距離ができる位置まで移動し、マスクを取って深呼吸をするように指導をしています。
また、各クラスと音楽室には、PTAより「加湿器」を購入して頂き、少しでも室内の湿度を上げるようにしています。さらに、昇降口と廊下には手指消毒用のアルコールを設置し、こまめな消毒を進めています。
明日からは、神奈川新聞でも報道されたAgアルコールクロスによる、机・いすの消毒も始めます。これは、毎日机といすの背もたれを消毒することで、Agの膜ができ、ウイルスなどの殺菌効果を高めるというものです。
学校ではできる限りの取り組みを進めていきますが、一番効果があるのはやはり、生徒一人一人の意識を高めること(三密避ける・マスクを常にする・ソーシャルディスタンスを守る・こまめな手洗い)に尽きると思います。ご家庭内や地域においても、意識を高く持つ取り組みがなされることを願っています。
二宮中学校マスコットキャラクター決定!
1月19日(火) 前回お知らせした二宮中学校マスコットキャラクターの投票結果が出ました。投票の結果は、次のとおりです。
第1位 二羽中(ニノウ チュウ)さん 2-D 西山陽菜さん
第2位 二ノ鳥(ニノチョウ) 2-A 村越真心さん
第3位 まーちゃんとつーちゃん 3-A 石渡埜々花さん
第4位 うみまつ 2-D 谷口 茜さん
第5位 まつたろう 1-A 下村伊織さん
今後は、PTAからこのキャラクターを使ったグッズを作成し、生徒に配付する予定です。また、このキャラクターを二宮中学校のマスコットキャラクターとして、いろいろなところに使っていきたいと思います。
ぜひ、かわいがってください!
二中マスコットキャラクターはどれに?
1月13日(水)先日、PTAで募集した、「二宮中学校マスコットキャラクター」の応募が生徒や職員から13ほど集まり、現在校長室の前の廊下に掲示され、審査が始まっています。そのどれもが個性的で、しかも二宮中学校ならではのキャラクターばかりです。
そのネーミングもとても個性的で、まつぼっくりをイメージした「まつたろう」、海をモチーフにした「海男(うみお)」、羽ばたく2羽の鳥をイメージした「二ノ鳥(にのちょう)」、ライオンをテーマとした「Ninolion(にのりおん)」など、さまざまなキャラクターが見られます。
この後、生徒や職員、PTAの保護者による投票結果が集計され、二中マスコットキャラクターが決定します。決定後は、二宮中学校のシンボルとして、活用されることになります。色々なところで、このマスコットキャラクターが二宮中学校の名前と共に広がっていくことを願っています。
3学期が始まりました
令和3年1月6日(水) 小寒を迎えた本日、3学期の始業式を迎えました。冬の朝の厳しい冷え込みの中、生徒たちは皆、元気な顔を見せながら登校してきました。中には、制服を脱いでワイシャツで登校している生徒も見られましたが、殆んどの生徒はマスクを着用し、コロナウイルスの感染予防に努めながら歩いていました。
始業式は、体育館に集合することは避け、各クラスでの放送によるものとしました。始業式の校長の話では、今年の正月に行われた、第73回箱根駅伝の駒澤大学の逆転優勝の話をしました。今年の箱根駅伝では、往路優勝をした創価大の選手を、最終10区において、3分19秒もの差を逆転して、ゴールテープを切った石川選手の「最後まであきらめない気持ち」そして、その陰に見える努力の積み重ねなど、今後の自分たちの生活において見習えることがたくさんあることを伝えました。
3年生は、いよいよ受験(受検)本番です。また、1,2年生は数か月後には進級し、先輩になります。4月からの新年度に、新たなスタートを切ることができるように、1日1日を大切に送って欲しいと願っています。
大根の収穫
12月24日(木) 本日3校時、特別支援級の生徒たちが、校内の畑に育った大根を収穫しました。この畑は、学校作業員の渡辺さんが手入れをしてくださっているもので、今回は9月に種をまいた大根の収穫をさせて頂きました。
今年の大根は少し小ぶりで、やや細身でしたが、生徒たちは楽し気に大根を抜く作業をしました。青々とした葉が、大根のみずみずしさを物語っていて、とても美味しそうでした。
師走の風景
12月24日(木) 本日で2学期が終了します。新型コロナウイルスの猛威により、日本国内はおろか世界中が大きな混乱に巻き込まれた1年でした。学校も、開校以来初めての臨時一斉休業となり、休業期間中のオンラインでの動画配信や郵送での課題の配達に苦慮した1年でした。残念ながら、まだ第3波が収まらない状況の中で冬休みに入ります。この年末年始を生徒の皆さんが穏やかに、そして安全に過ごすことを祈っています。
師走の校内の様子をお伝えします。1学年の廊下に掲示されていた、総合的な学習の時間で取り組んだ「職業調べ」のレポートと、職員室前に飾られていた、美術部の作品(ディズニープリンセスをモチーフにしたケーキ)、学校作業員の渡辺さんのクリスマスにちなんだ作品です。1年を締めくくるにふさわしいものばかりです。
未来に生きる資質・能力を育成するために
12月16日(水) 本日も元川崎市立川崎小学校長 教育力向上アドバイザーの吉新一之先生をお迎えして、2年生の学級活動の時間の授業を行っていただきました。今回の学級活動の時間では「議論=話し合い」の意義と方法について学びました。
現代の社会は、明確な解答が無い地球規模の課題が山積しています。それらの課題を解決に導くためには、様々な人たちが、それぞれの知識や経験を議論し、新たな考えを生み出さなければなりません。来年度から本格的に導入される学習指導要領では「主体的・対話的で深い学び」を実践することを主眼としています。議論はまさにその中心となる活動です。
吉新先生からは、「知識は過去のもの、思考は未来のもの」という事や「思考はつなげること」などを教えて頂き、それをもとに議論の練習を行いました。課題は「写真がいいか、絵がいいか」というものです。数分間自分の考えを書いたのち、全員が挙手をして話し合いをスタートしました。最初はなかなか手が挙がらないクラスもありましたが、徐々に全員が手を挙げ、発言をつないでいきました。
「絵はその人の考えが伝わる」「写真は細かい部分の色や雰囲気まで正確に伝わる」など様々な意見が出され、吉新先生は黒板にその意見をつなげていきました。時間の関係で長くは話し合いはできませんでしたが、人それぞれの考え方や様々な意見があること、話し合いに正解は無いことなどを体験的に学んだ時間でした。
4時間目の2年A組では、担任の加藤先生が同様の授業を実践しました。加藤先生は英語の先生らしく、身振り手振りを交え、吉新先生と同様に話し合いの大切さを伝えてくれました。今回は2年生4クラス全てで話し合いの授業を行いましたが、この取り組みが、新しい時代を開く授業になり、二宮中学校全体のみならず二宮町の全ての小中学校、また県内、全国に広がることを期待しています。
冬の夜空に輝くイルミネーション!
12月14日(月) 師走も半ばとなり、寒さが本格的になってきました。もうすぐクリスマスもやってきます。その師走の夜空を輝く光で照らし出すイルミネーションが本校学校運営協議会の皆さんの手によって設置されました。
12月初めに開かれた学校運営協議会の中で、一色小学校での同様の取り組みを耳にした藤原直彦会長が、ぜひ二宮中学校でも実施したいとの思いから、昨日、PTA本部役員の皆さんや地域の方、生徒も手伝って様々な電飾を取り付けました。
このイルミネーションは、美しく学校を彩ることはもちろん、夜道を明るく照らし出す防犯や生徒の下校時の安全、またブルーの電飾は現在コロナウイルス感染症と日々向き合っていられる医療従事者の方々への感謝の意味も含んでいます。
点灯時間は毎日(土日を除く)17時頃から19時頃までを予定しています。もしお近くにお寄りの際には、ご覧ください。
第2回防災イベントを開催しました!
12月6日(日) 本校武道場において、学校運営協議会主催による第2回目となる「防災イベント」が開かれました。昨年度、第1回目を開催し、参加した方々には好評であったため、今年度2回目を実施しました。昨年度同様、今年度も町の防災安全課をお呼びして、講義および実技講習を実施しました。 今回は、「もりびと NOA(ノア)自然教室」の学生さん2名が、二宮町の等高線をもとに作り上げたジオラマを展示してくれました。二宮町の土地の高低が一目瞭然となり、災害時にどこが危険であるかを目で見て確認することが出来ました。 また、二宮町女性防災体の方も2名参加され、防災について共に学ぶ機会としました。 町の防災安全課からは、主に二宮町のハザードマップに関わる事やコロナ禍での避難のあり方、二宮町の防災の取り組みの実際等を話していただき、大変参考になりました。 講義の後は、二宮中学校の敷地内にある防災倉庫を実際に見学したり、水消火器を使った消火訓練を体験しました。消火訓練では、当日参加してくれた中学生3人も加わり、リレー形式で消火器の操作を体験しました。 近年の自然災害の被害は、今までの常識が通用しないレベルとなっています。「備えあれば患いなし」の言葉通り、学校・保護者・地域が一体となった防災への取り組みが重要な事と思います。このイベントを3回、4回と続けることで災害への備えがより強固になることを期待しています。
考え議論する道徳の授業実践
11月30日(月)1校時1年C組にて、「考え議論する道徳の授業」の実践を、教育力向上アドバイザーの吉新一之先生にお願いいたしました。吉新一之先生は元川崎市立川崎小学校の校長先生で、「一人も見捨てない」学校作りを実践し、そのエッセンスをまとめた「教師の秘伝」で全国的に名前の知られた先生です。
現在は、二宮町の小中5校の授業力の向上についてアドバイスを頂くと共に、先生自ら授業実践をして、教職員に研修の機会を与えてくださっています。
今回は「考え議論する道徳の授業」を「席替え」という題材をもとに行ってくださいました。授業の最初に「話し合い=議論」をすることの大切さや、その意味、話し合う際に考えなければならないことなどについて、お話しされました。その中で「話し合いに正解や間違いはない。人と違うことは良い事という発想を持つことが大事です。」や「決められた答えをなぞっているだけでは未来は切り拓くことができません。」などの言葉が印象に残りました。
「席替え」の内容は、クラスでくじ引きをし席替えをしたにもかかわらず、勝手に席を替わってしまう人が多数現れ、まとまりのないクラスになってしまったという話です。この話をもとに吉新先生は「くじ引きの後、勝手に席を決め直して、仲の良い友達と並んでよいか?」という問いを出しました。生徒たちは一人一人自分の意見を真剣に書き、その意見をもとに話し合いから意見を出していきました。その時にも、人の意見を自分の意見を比較し、同じところ違うところを考え、議論を深めていくことが大切であることを教えて頂きました。
生徒からは「勝手に席替えをするのは良くない」「少数の意見も尊重すべき」との意見が出されました。それに対して吉新先生が「大多数が良いと思っているならば良いのではないか?」と反論すると、更に生徒からは「少数の意見も取り入れながら決め直すべき」との意見が出されました。これは民主主義の基本を示した考え方として、素晴らしいものだと思いました。
今回は、少し時間が押してしまいましたが、今後はこのような授業を全ての教職員が実践して、生徒一人一人の思考力や表現力を伸ばす取り組みを広げていきたいと考えます。