学校からのお知らせ

玉ねぎをテーマとした研究発表会!

 7月13日(火) 本日10時より、二宮町の小中5校の特別支援級の児童・生徒たちが、二宮小学校で収穫された「玉ねぎ」を使って、いろいろな取り組みをした結果の発表会を行いました。コロナ禍のもとという事で、オンラインで5校をつなぎ、それぞれの学校が順番に発表するという形をとりました。

 二宮中学校の発表は、「玉ねぎのからさを取るにはどうしたら良いのか?」という課題に対して、様々な実験を行いその結果を報告しました。他の学校では、玉ねぎを使った料理を作ってその試食したレポートがあったり、玉ねぎを使った染物を披露する等、それぞれの学校で考えられた取り組みが発表されました。

 司会は、本校の2名の生徒が担当し、パソコンを上手に使いながらしっかりと司会をすることが出来ました。支援級の生徒たちも、小学校と中学校でつながりのある子どもたちが多く、「〇〇さんだ!」「〇〇ちゃんの発表だ」と楽しそうに画面を見ていました。

 小学校と中学校をつなぎ、お互いが研究発表をしあう取り組みに、たいへん感心した時間となりました。今後もこのような取り組みが継続されることを願っています。

インクルーシブ教育の授業実践

 7月12日(月) 中郡体育大会が明けた本日、1年生において、本校の支援級担任の山田由紀恵先生が、インクルーシブ教育に関する授業を実践しました。インクルーシブ教育は本校の教育の4つの柱の一つでもあり、特別支援教育を充実させていくために、なくてはならないものです。

 まず始めに、一人一人の得意なこと、苦手なことなどを聞きながら、全ての人には違いがあることを理解させました。その上に立って、人はそれぞれ特性(個性)を持つこと、その延長線上に「障がい」があり、その障がいにも知的障害や聴覚障害、視覚障害、感覚花瓶など様々な様態があること、さらにはADHD【注意欠如・多動性】やLD【学習障害】性的マイノリティアなどについても説明をしました。生徒たちは真剣に聞きながら、時々知っている言葉については、「知っている」「聞いたことがある」など言葉としては理解しているようでした。

 一通り説明が終わった後、1枚の絵を提示しました。そこには背の高さの異なる3人の人が野球の試合を見ている様子でした。背の高い人のみが直接見ることが出来、他の2人は見ることが出来ないというものです。山田先生は「この3人が楽しく野球を観るにはどのようにしたらよいでしょうか」と問いかけました。生徒からは「壁を取り払う」や「高いところから見られるようにする」などの意見が出されました。

 この意見交換の時にも、ハンドサインを用いて、生徒同士で話し合いを深めることが出来るように働きかけをしました。時間も限られていたため「全員挙手」とはなりませんでしたが、このような試みを続けることが大切なのだと思います。

 最後に、「いろいろな個性を持った人たちが共に生きていくためには、自分たちができることを考えましょう」という締めくくりで授業が閉じました。人の「違い」への理解から、「共に助け合う社会」への理解を深める、印象深い授業でした。

サマーカード展!

 7月8日(木) 二宮中学校では、毎年夏が近づいた頃、サマーカード展を実施しています。最近ではSNSの発達などにより、暑中見舞いなどを書く機会もめっきり減ってしまいました。その暑中見舞いの代わりではありませんが、もうすぐ夏がやってくるメッセージとして、このサマーカード展が開かれているのだと思います。

 夏の景色をきれいな色彩で描いたものや、モノトーンの力強いタッチで夏の入道雲を描いたもの、かわいい蚊がたくさん飛んでいるイラストのものなど、とても素敵な作品ばかりです。

 もうすぐ夏休みになりますが、今年は暑中見舞いを書いてみようかなという気持ちになるサマーカード展です。

小中一貫教育の推進に向けて

 7月5日(月) 先月30日(水)二宮町の小中一貫教育を進めるための事業の一環として、小学校の先生が中学校を訪問し、1日中学校の生活を体験すると共に、授業を実施しました。来校されたのは二宮小学校の松尾先生です。松尾先生は二宮小学校では5年生の担任をしていられますが、中学校で授業をするのは初めてとの事でした。

 当日は、2校時に数学の授業を行いました。文字式の規則について、いろいろなパターンのものを自分で考え、考えたことを発表したり、グループで話し合いながら問題解決を行うなどの活動を取り入れるなど、小学校と中学校の授業を混ぜたような展開となりました。

 小学校の良さは、丁寧に授業を展開するところが、中学校ではテンポの良さと、知識を概念として定着させるところに特徴があります。松尾先生はその両方の良さをバランスよく取り入れながら、授業を実践してくださいました。

 参観した先生方からは、「小学校の授業の特徴を生かしなら、中学生の発達にあった授業がなされていました」などの感想が聞かれました。今後の小中一貫教育に向けて、礎となる授業でした。

 

学校修繕活動を行いました!

 6月28日(月) 心配された台風5号も通り過ぎた27日(日)に、二宮中学校学校運営協議会のメンバーを中心に、学校修繕活動が行われました。今回は、生徒会の目安箱から挙げられていた、生徒用いすの座面の修理と、1階東男子トイレのカーテンの設置を実施しました。

 午後1時、学校運営協議会の委員として活動されている地区長さんやPTA会長以下役員の皆さん、心泉学園の職員の方や地域の方など7名の方が参加してくださいました。

 最初に、生徒用いすの座面の修理を行いました。各学年のクラスの中から、座面が痛んでいる椅子を取り出し、DIYで購入したパイプを半分に切ったものを接着剤で接着し、生徒の膝の後ろ側が座面に直接触れないように工夫しました。

 カーテンについては、男子トイレの入り口に、シャワーカーテンを取り付け、外から中が直接見えないように取り付けました。

 今後も学校運営協議会では、生徒の生活の向上のための取り組みを続けていく予定です。

部活動壮行会が行われました!

 6月25日(金) 今週水曜日23日に毎年恒例の部活動壮行会が開かれました。これは、中郡大会、中ブロック大会、県大会や各種コンクールを控えている各部活動の活躍を祈念し、エールを贈る会です。

 壮行会は、ユニフォームに着替えた各運動部の部員たちと、文化部の部員たちが、吹奏楽部の演奏をバックに、体育館に入場するところからスタートしました。部活動運営委員長、生徒会長の話の後、各部の部員全員が前に整列し、部長から大会に臨む意気込みや部員の紹介などがありました。真面目に紹介する部活動、一人一人の特徴をユニークに紹介する部活動、様々ありとても和やかな時間となりました。

 コロナ禍の下で、下級生の参加や応援が十分にできない状況ですが、多くの二宮中学校の生徒が中郡大会や中ブロック大会、県大会、コンクールで活躍することを祈っています。

2年生総合的な学習の時間(職業インタビュー)

 6月21日(月) 先週金曜日(18日)5,6校時に、2年生の総合的な学習の時間の取り組みとして「職業インタビュー」が実施されました。今まで中学校では、望ましい勤労観や職業観を身に付けるために、職場体験学習やそれに先立つ職業インタビューを毎年実施してきました。しかし、コロナ禍の下でこの取り組みを進めるには様々な課題があります。そこで、今年度は、一人1台のタブレット型パソコンを活用し、オンラインで様々な職業の方々とつながり、そこからお話を伺うという方法を取りました。

 オンライン利点は、直接出向かなくてよい事や感染の心配がないという事以上に、場所が限定されないという事が挙げられます。たとえば、広島テレビのアナウンサーの方、北海道上富良野町の町議会議員の方、カナダの保育士の方などはるか海の向こうの方ともつながることが出来ました。

 生徒たちは、その職業の内容や職業につくまでの過程、コロナ禍での困ったこと、質疑応答など、1時間程度でしたが、真剣に取り組んでいました。

 これから先の社会はAIにとってかわられることも多くあると言われています。しかし、人として働くことが無くなることはありません。自分の生き方や将来をしっかり考える上で、この職業インタビューはとても大切な取り組みだと思います。

 

町幼保小中一斉引き取り訓練の様子

 6月17日(木) 本日午後、町の幼保小中一斉引き取り訓練が行われました。これは、今後予想される大地震や災害に備え、家庭との連携を図る取り組みです。今年度は中学校では各地域の広域避難場所への引率という形を取りますが、今後は本番に備えて、引き取りで実施を指定と考えています。

 今回は、学校運営協議会の委員である地区長などの呼びかけで、地区の防災担当の方など6名が引率に参加してくださいました。中には二宮中学校卒業の方もおられ、中学校の様子を懐かしそうに見ていられました。

 生徒の安心・安全は学校や教職員だけでは守り切れません。地域の方々と連携し、協力することにより、より広く安全なネットワークが作られるのだと思いました。

本年度、第1回目の寺子屋を行いました。

 6月17日(木) 昨日、本校図書室において、学校運営協議会による本年度第1回目の寺子屋が開かれました。本校の「寺子屋」は令和元年度より実施されており、昨年度の全国臨時一斉休業の際には、オンライン寺子屋として、インターネットを通じた学習支援も行いました。

 今年度の第1回目では、地域の学習支援の方4名の他に、二宮高校から3名の学習支援の高校生が参加して下さいました。二宮高校もコミュニティ・スクールとして、地域の様々な活動にボランティア等で参加しています。そこで、その一環として二宮高校の塚越校長先生に、本校の寺子屋について話をし、依頼したところ、全校生徒に募集をかけてくださり、今回この寺子屋に3名の3年生が参加してくれました。3名の内、2人は二宮町の中学校の卒業生であり、本校の職員とも顔見知りでした。

 当日は、いつにもまして生徒が参加し、20名ほどの生徒が図書室において、自習をしたり地域の方や高校生に勉強を教わっていました。参加した生徒の中には「明日も寺子屋に参加したい」と言っている子もいました。

 今回初めて高校生に参加してもらいましたが、中学生にとっても高校生にとってもとても良い経験になったようです。このつながりをさらに深め、小中高等学校まで含めた連携を図っていきたいと考えます。

 

汐鳴祭体育の部が行われました!

 6月16日(水) 本校の2大行事の一つである汐鳴祭体育の部が6月12日(土)に開催されました。昨年度はコロナウイルス感染症による一斉臨時休業を受け、9月に移動しましたが、今年度は例年通り、6月の開催としました。

 当日は、朝曇っていたものの、雨の気配もなく、体育の部を挙行するにふさわしい天候でした。今年度もコロナウイルス感染症予防の為、保護者の方々には松林からの1名の参観とさせて頂きました。間近で子どもたちの姿を見て頂くことが出来ずに、申し訳なく思っています。

 本校の行事の取り組みの特徴として、生徒が行事に主体的に参加し運営していることが挙げられます。特に体育の部では、体育委員会を中心に種目を考えたり、運営についても生徒たちの手に任されているところが多くあります。今年度は、ソーシャルディスタンスを意識した種目がほとんどで、また時間の関係からグループでの活動が求められたため、その両方を満たす新種目を体育委員会が試行錯誤の末考案してくれました。

 生徒たちはどの学年・どのクラスもそれぞれの種目に真剣に取り組み、白熱した展開が繰り広げられました。特に今年は最後の「みんなでジャンプ」において、2年生のクラスで本校の最高記録である100回の記録が出たすぐ後に、それを塗り替える104回の跳躍を見せた3年生のクラスが出るなど、大変な盛り上がりを見せました。

 コロナウイルス感染症のために、なかなか活動もままならず、気持ちも晴れない日が続きますが、この汐鳴祭体育の部はその気持ちを吹き飛ばす、さわやかな1日となりました。