学校からのお知らせ

総合的な学習の時間~それぞれの学年の取り組み

 5月28日(金) 本日の5,6時間目は「総合的な学習の時間」でした。総合的な学習の時間では、教科学習では学びきれない課題などについて、自ら課題を見つけ、調べ、まとめ、発表するという一連の活動を、体験を通して学ぶ事で「生きる力」を養うことを目的としています。

 本校では、1年生から3年生まで系統的、計画的に総合的な学習の時間に取り組んでいます。1年生では自分の将来の夢や希望をもととした職業に関する学習を、2年生はそれを発展させた職場体験学習に、3年生では社会貢献や自己の生き方を振り返り卒業時には「自分史」をまとめるといった流れとなっています。

 また、それぞれの学年での校外学習なども、総合的な学習の時間の中に位置付け、1年間の中で、いくつかの課題に取り組んでいます。

 本日は、1年生では職業に関わる学習のオリエンテーションを体育館において行いました。2年生は班ごとに、6月にオンラインで行う職業インタビューの準備に取り組んでいました。3年生は、2学期の修学旅行について、調べた内容をクロムブックを用いてプレゼンを作成したものを、各班の中で発表していました。

 どの学年の生徒も、教科学習とは一味違った表情を見せながら、学習に取り組んでいました。二宮中学校の生徒としての生きる力を身に付けて欲しいと思います。

全国学力学習状況調査が行われました

 5月27日(木) 本日、中学校3年生対象に「全国学力学習状況調査」が実施されました。これは、平成19年度より「全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。」目的で実施され、学校における教育指導の充実や改善に役立てることに使われています。また、この取り組みを通して、継続的に教育活動の改善を図るサイクルの確立が求められてもいます。

 この調査の対象は、全国の国・公・私立学校の小学校6年生と中学校3年生であり、今年度は国語と算数・数学の2教科で行われました。調査内容は、今後の学年の学習を進めるにあたり身につけておかなければならない学習内容や、日常的に必要となる知識・技能等および、それらを活用し、様々な課題を解決するための構想力・実践力・改善する力などです。

 また、同時に生活習慣や学習環境などに関する質問もあり、学習の状況と生活習慣などがどのように関連しているかなども調査されます。調査の結果は、集計・分析され提供されますので、後日生徒及び保護者の皆さんにお伝えすることとなります。

 定期テストとは違った、本来の意味での「学力」を知る良い機会なので、真剣に取り組み自分の力を客観的に捉えて欲しいと思います。

 

一人も見捨てられない授業~全員挙手の授業を目指して

 5月26日(水) 昨日、本校2年D組において、学校研究主任である加藤健太郎先生による「全員挙手」を実践する授業が行われました。これは本校の研究のねらいである「一人も見捨てられない授業」を実現するための手だてであり、研究の大きな柱でもあります。また、これは二宮町小中5校の統一した取り組みでもあり、小中一貫教育を実現する上でも重要な取り組みでもあります。

 授業では、始めに「なぜ全員挙手の授業を目指すのか?」について、現代社会の諸課題を挙げながら説明がなされました。地球温暖化や海洋汚染、世界的な経済格差や貧困といった課題は、これと言った明確な解決策を見出すのが難しい問題です。それ故、これらの課題を解決するためには、多くの人と話し合い、協働しながら取り組む必要があるのです。その資質や能力を子どもの内から育てるために話し合い活動があり、有効な手段として「全員挙手」を行うのです。

 2年D組の生徒たちは、その意味を理解し、話し合いの仕方を学ぶと共に、実際の話し合いを行いました。話し合いのテーマは「鎌倉はなぜ人が集まるのか」というもので、「観光スポットがあるから」「歴史に興味がある人がやって来る」「食べ物がおいしい」などの意見が出され、クラスとしての意見がまとまっていきました。

 各教科では毎時間このような話し合いをする訳ではありませんが、一つの単元で1回でもこのような活動をするように研究を進めていきたいと考えています。

 未来に向かって生きる生徒たちが、自分の考えを世界の人たちに堂々と発信し、協働して課題を解決する力が身につくように、授業実践を図っていきたいと思います。

 

第1回避難訓練を実施しました

 5月20日(木) 昨日、令和3年度第1回目の避難訓練を実施しました。今回は火災を想定した避難訓練で、二宮町消防本部の方にもお越し頂き、煙体験もさせて頂きました。

 5校時終了前、1階湯沸かし室から火災が発生したとの想定の下、煙が立ち上る階段を下り、体育館まで避難しました。本来は校庭への避難となるところですが、当日は雨の為体育館へ集合することとしました。煙の中を歩く体験をした生徒は、思った以上に前が見えないことに驚き、歩きにくいことに戸惑っているようでした。

 体育館に集合し、学級での人数確認、地域中学生会に分かれての人数確認を行った後、消防署の渡辺さんよりお話を頂きました。その中で、火災時に最も恐ろしいのは煙に巻き込まれる事や、高温の煙を吸い込むとのどがやけどし重傷を負うことなどを教えて頂きました。

 火災はあってはならない災害ですが、万が一のことを常に考え「備えあれば患いなし」の心を忘れずに準備をしていきたいと思います。

 

 

学校だより「汐鳴り」No,2を発行しました

 5月20日(木) 学校だより「汐鳴り」No,2を発行しました。

 内容としては、現在進んでいる「GIGAスクール」の様子や学校グランドデザインについて、先日行われた学校運営協議会(コミュニティ・スクール)についてです。学校グランドデザインは、学校運営の基本となるもので、学校教育目標を中心に、目指す生徒像、学校運営の重点、地域・保護者・学校の三者の関係について図式化したものです。

 「汐鳴り」はその時々の二宮中学校の話題を掲載し、在校生の各家庭に配布いたします。地域の方々もホームページを通してご覧頂けたら幸いです。よろしくお願い致します。

保健室からのメッセージ

 5月14日(金) 今年度より本校で勤務されている養護教諭の伊藤先生は、毎日保健室の前のホワイトボードに生徒向けのメッセージを載せてくださっています。

 保健室は、体育館に向かう通路にあるため、ほとんどの生徒が利用します。伊藤先生のメッセージはいつも生徒の心身の成長を考えた温かいものです。本日のメッセージは、ドラえもん漫画からのものでしたが、イラスと共に読んだ人の心に響いてくるものです。

 その他にも、中学生として知っておいたほうが良いもの、知って欲しいことなど様々な掲示物が貼られています。休み時間は限られているため、生徒がじっくりと眺める時間はあまりないかもしれませんが、ぜひとも参考にして欲しい話題がたくさんあります。

 二宮中学校にご来校された際には、ぜひご覧ください。

生徒総会が行われました

 5月12日(水) 先週の7日に金曜日に、前期生徒総会が開かれました。生徒総会は、全生徒が参加し、各委員会や生徒会本部の議案書をもとに、活動計画やその内容を検討し、より良い学校作りをするために年2回行われる、生徒会の最も重要な会議です。

 今年度は、議案書をデジタルデータ化し、クロムブックで見ることができるようにしました。そこで、生徒は全員体育館にクロムブックを持ち込み、各委員会、生徒会本部からの提案を聞き、討議を行いました。

 生徒会本部の議長団の司会により始まった生徒総会は、スムーズに進行し、各委員会の委員長からの年間計画や活動予定の確認、それに対する生徒からの応答と行く形で、有意義な議論がなされました。

 1年生は初めての参加でしたが、熱心に討議を聞きながら、生徒会への理解を深めることができたようでした。クロムブックの使い方も手馴れており、大きな混乱もなく終了しました。

 ICT機器の活用による新しい形の生徒総会でしたが、これからの情報化社会にふさわしい方法にたいへん感心させられた時間でした。

初夏の1日

 4月30日(金) 4月もあっという間に過ぎ、ゴールデンウィークが始まりました。今年のゴールデンウィークはあまり活動が出来ない、ステイホーム中心となりますが、コロナウイルス感染症が1日でも早く落ち着くように、しっかり取り組みたいと思います。

 4月の終わりから、初夏を感じることが多くなりました。例年、本校に来ているツバメが今年もやってきました。かわいらしい姿とかわいらしい鳴き声で、心を和ませてくれます。また、1階の廊下の窓から見えるつつじが、鮮やかに咲いています。

 校長室から眺める校庭では、生徒たちが元気に体育の授業を行っています。日差しは柔らかく、海から吹く風は爽やかです。本当に良い季節を実感します。

 何もない穏やかな日常に、幸せを感じるひと時です。

3年生 修学旅行変更のお知らせ

4月26日(月) 昨日より東京都をはじめとする4都府県に3度目の緊急事態宣言が発令されました。また、神奈川県においても、まん延防止等重点措置が実施され、新型コロナウイルス感染症予防への取り組みが続いています。

 それらを受け、本校でも5月26日(水)より2泊3日で予定していた京都・奈良方面への修学旅行を延期すると共に、方面の変更をすることとなりました。昨年度は、度重なる緊急事態宣言の発令により、最終的に修学旅行などの宿泊的行事は実施することができませんでした。卒業した生徒の皆さんは本当に残念であったことと思います。

 今年度は、修学旅行という中学校生活でも最も思い出に残る、教育的な価値の高い学習の機会をできる限り確保し、実行できるように工夫していきたいと考えています。もちろん最優先されるべきことは、生徒の安心・安全であり、新型コロナウイルス感染症などに罹患しないことです。そこで、感染予防を最大限に考慮しながら、修学旅行が実施できるように考えていきます。

 具体的な日にちはまだ確定ではありませんが、9月の初旬を予定しています。また、方面としては、比較的感染の割合が低く、屋外での体験活動などが充実している山梨・長野方面を考えています。今まで、京都・奈良方面で学習を進めてきた生徒たちには申し訳ないのですが、修学旅行の実施を第1に考えた措置なので、発想を切り替えて、新たな学習に取り組んで欲しいと思います。

 今後、全国的な新型コロナウイルス感染症の広まりはまだ予断を許しませんが、ワクチン接種が始まり、少しでも感染者が落ち着くことを祈っています。

 

 

 

 

 

 

クロムブックを使っての授業

4月23日(金) 1学期が始まり、3週間ほどが経ち、生徒たちも生活のペースをつかみ、落ち着いて授業に取り組む毎日となっています。

 2年生の社会科の授業で、クロムブックを使った授業を行っていました。今までのパソコンの授業では、「パソコンを使って調べる」や「ドリル形式の問題を解く」、「プレゼンテーションソフトにまとめる」などが主でしたが、この授業では、自分の意見をパソコンの画面上に「ふせん」を使って貼り、班の人と意見を交換しながら考えていく、という事を行っていました。

 今まで、「ふせん」を使って意見をまとめるには、机を合わせてグループを作り、対面で話し合いをしていましたが、クロムブックを使用すると対面で話し合う必要はなく、それぞれが画面上でお互いの意見を見ながら、考えを深めていくことができます。

 コロナ禍での学習では、感染防止の観点からも望ましいと思います。また、一人一人が意見を書くことに対してハードルが低くなるため、意見を出し易くなったり、それぞれの班の意見をクラスで共有しやすくなるなどのメリットもあります。

 すべてが良い点だけではないと思いますが、生徒たちはしっかりと自分の意見を書き込んでいました。これからは、このような授業も多く見られるようになると思います。情報化社会に向けての教育のあり方を見た時間でした。