学校からのお知らせ
手作りの持つ力
本校の職員玄関には、今年の干支「巳年」にちなんだ素敵な作品が飾られています。
これは学校作業員の渡邊さんの手作り。
年間を通して、その季節を感じる作品が次々と飾られて、廊下を行き来する人の目を楽しませています。
どの作品もそれぞれのイメージにぴったり合った布や小道具が選ばれています。また一針一針を目で追うと細部に渡って心遣いが行き渡っており、見ている側の心も潤い、たいへん温かい気持ちになります。
ボールの管理
「あっ!ボールがない!部活動の予算で買ったボールなのに!」とステージ上で頭を抱える部活動運営委員長。
先日の生徒朝会での一場面です。寸劇を披露した後、体育委員長により、昼休みのボール貸し出しについて、生徒評議委員会で決定したことが全校生徒に向けて周知されました。校内で生じていた課題を皆で話し合って考えた改善策です。
サッカーボール、バレーボール、バスケットボールを各学年一つずつ、置き場を決めて体育委員が管理します。置き場は階段の踊り場や昇降口等の候補もありましたが、各学年フロアに決定。ボール収納ケースには管理カードも設置されています。
そして給食後15分間の昼休み。
グラウンドからは毎日、元気のよい声が響き渡ってきます。見るとサッカーボールを懸命に追いかける姿や円になって男女一緒にバレーボールを楽しむ姿があります。限られた短い時間ではありますが、仲間と思いっきり遊ぼうという様子は何とも清々しく、微笑ましい限りです。
誰か困る人が出ないように、皆でルールを決めてお互いに気持ちよく活動しようと方策を考え、それを実現した生徒たちに拍手。
ガスバーナーに挑戦
1年生の理科の授業。今日はガスバーナーを初めて扱うため、学校運営協議会「地域活動部会」より地域のボランティアの方にお手伝いに入っていただきました。1クラス40名近い生徒が、グループに分かれて一斉に火を扱う授業であり、教科担当は大助かり。
まず、各テーブルの元栓を開けることから始まります。次にコックを開けて、すったマッチの火を近づけます。難なくマッチをすって火をつける姿に感心。しかしその火がなかなかガスにつかずに苦戦する姿も。
教科担当の説明をよく聞き、実演をしっかり見て、グループ活動では仲間と声をかけ合いながら練習を繰り返す1年生。すっかり中学生らしくなり、日々の成長を感じました。
青空のもとで数学の授業
青く澄み切った青空のもと。松林の向こうに、太陽の光を受けてキラキラと輝く海を眺め、心地よい海風に吹かれながら「屋上に出るのは初めてです!」「ここで給食を食べたい!」と3年生。
数学「相似の利用」の学習。
まず、校庭に出て「校舎の高さを求めるには?」に挑戦。自分の身長に対する影、そして校舎の影の長さを測定し、相似比を用いて校舎の高さを割り出すという方法を見出します。
各々校舎の高さを推測した後、皆で屋上へ移動し、巻き尺を垂らして高さを測定。そして1学期に学んだ「近似値」やピラミッドの高さの測り方、マンションの影が近隣住民に及ぼす影響等も話題に上がり、実生活の事象と結びつけます。
最後に皆で記念撮影。清々しい表情、穏やかな笑顔が溢れる良いひと時でした。
「このだし、何のだし?」
二宮町学校給食センターの栄養技師による家庭科の出前授業。
まず、一人ひとり、1番から4番の4種類の味噌汁を飲み比べて、「だし」に使われているものを推測します。
生徒は口々に「難しいなあ~。」「違いがわからない。」「魚介類?」「あっ!あさりだ、あさり!」等々。
次に「1番から4番のうち、一番美味しかったものは?」と聞かれると、首をかしげながら思い思いに挙手。意見は4つに分かれました。
正解は1番から「かつお」、「こんぶ」「混合」「だし無し」と続きます。
そして「うま味」や「相乗効果」についての説明の後、先日の給食の「二宮中希望献立」で出された味噌汁は「かつおだし」が使われたことも最後に付け加えられました。
ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「和食;日本人の伝統的な食文化」。その和食の基本である「だし」について、改めて学ぶ機会となりました。
公開授業研究会
11月20日(水)午後7時過ぎ。帰宅しようと職員室を後にする学校研究主任に向けて、皆で口々に「お疲れ!」「お疲れ様でした!」と拍手をしてお見送り。
かながわ学びづくり実践研究・二宮町教職員授業力向上研究として、公開授業研究会を終えた夜のことです。
令和3年度より二宮町小中5校の授業づくりをご指導いただいている教育力向上アドバイザーの吉新一之先生。今年度も4月から年間を通して、校内研究会や研修会でたいへんお世話になっています。この度の公開授業研究会に向けても何度も来校され、研究主任や授業者にアドバイスをいただきました。
「誰一人取り残されない学級集団、学習集団づくり」と「資質・能力を育成するための主体的・対話的で深い学び」を目指して日々取り組んでいる授業づくり。道徳や特別支援級の生活科を含めた11クラスの授業実践を公開させていただきました。続く全体協議会では、昨年度よりスタートした「にのみや学園」の教育目標「認め合い 高め合う 二宮の子」について、‘高め合う子’を授業でどう育てるかに焦点が当てられ、活発な意見交換がされました。来校された皆様からのご意見や感想を力に、教職員一同、今後も授業改善に取り組んでいきます。
冷たい雨が降り寒さ厳しい中、中地区管内の教育事務所、教育委員会、小中学校より来校されました皆様、ご協力をありがとうございました。
(写真は生徒会からのメッセージが書かれた廊下の黒板と体育館での全体協議会の様子)
2年生の職場体験学習を振り返る
「店に入って来たときに大きな声で挨拶ができたり、はっきりとお話ができる子たちだったので、第一印象がとても良かったです。」
「『お手伝いします!』と自分たちから積極的に声をかけ、幼稚園教諭の仕事を体験していました。また体験後には気づきや質問を職員に伝えたり、こちらの回答にも真剣に耳を傾けたりと意欲的だと感じました。」
今月初めに2年生が職場体験学習でお世話になった事業所から送られてきた事後アンケートの一部です。
地域の農業、林業、飲食店、薬局、美容院、病院、銀行、幼稚園・保育園、放送局、郵便局や町役場など約40か所に及ぶ職場にご協力をいただきました。
「職業人・社会人として、今の中学生に期待すること」として同アンケートに書いていただいた有難いお言葉も一部ご紹介します。
「どんな仕事にも楽しい事ばかりではなく、必ず苦しい事もあるってことを知った上で、自分が輝ける仕事を見つけてほしい。」
「今は様々なことを経験してほしいと思います。将来どんな知識や経験が活きるかわからないので、何事にも熱意をもって取り組んでいただきたい。」
各職場の皆様におかれましては、お忙しい中、受け入れの準備から当日、そして事後アンケートまで様々なご対応をありがとうございました。
本物に触れる
2年生の理科「動物の体のつくりとはたらき」の授業。
今日はブタの臓器一つひとつを「酸素を取り入れ、運ぶ」「消化・栄養分の吸収をする」「不要な物質を処理する」という項目に分けて観察します。肺、心臓、胃、小腸、肝臓 等々、触ったりスケッチしたりしながら、気づいたことやわかったことをワークシートに詳しく書き込みます。
授業の感想を一部紹介します。
「筋肉の部分が硬かったり、脂肪がついていたり、穴が開いていたり様々な特徴があって面白かった。」
「画像だけではわからない感触や裏側、匂いまで知ることができて良かった。」
「初めて本格的にいのちに触れたので緊張した。」
「なぜ重いのか、なぜこのような色をしているのかを考えるとき、これまでの授業を活かしつつ考えられた。」
様々な思いをしながら実際に本物に触れるという貴重な体験を通して、写真や映像だけでは得られない大きな学びがあったようです。
楽しい餃子づくり
2年生の家庭科の時間。餃子づくりの調理実習が行われました。
まず一人ひとり、キャベツの千切りテスト。切っている様子をクロムブックで記録します。
その後は班員で「ねぎ係」「にんにく係」‥‥と分担して材料を切り、全員で具を餃子の皮に包みます。
握力テストをしているのでは?と思うほど顔を真っ赤にして、力いっぱい塩もみキャベツの水気をしぼる生徒、
具が余ったからと一度包んだ皮を開いてはせっせと具を足す生徒、
フライパンから皿に盛りつけられた餃子に「うわ~!羽根つきだ!」と歓声を上げる生徒たち。
どの班も和気あいあいと仲良く実習していました。
こんなに楽しく皆で作った餃子は、美味しさもグ~ンとUPですね。
生徒会本部役員選挙
「〇〇〇に清き一票をお願いします!」
朝、昇降口付近で、登校してくる生徒に大きな声で呼びかける運動員たち。
生徒会本部役員選挙運動期間が始まっています。
今年は1年生5名、2年生3名が立候補。
10月1日(火)の公示から始まり、立候補受付、告示、1週間の選挙運動期間を経て、11月1日(金)に立会演説会・投票となります。
今日の給食中は各クラスのTVに政見放送が流れました。「本部役員になったら各委員会を活性化したい」「縦のつながりを大切にしたい」「全校生徒の関わりを増やしたい」等々、立候補者がそれぞれ、わかりやすく自分の思いを語っていました。このような真摯な一声一声が、誰もが安心して楽しく過ごすことのできる学校づくりにつながっていくのだと実感しました。みんな頼もしいです。
(写真は廊下に掲示された選挙管理委員会作成のポスター)
汐鳴祭文化の部を終えて
10月12日(土)汐鳴祭文化の部が終わりました。
例年、文化の部前日の昼までかけて制作していたステンドグラスは、9月中に無事完成。どの学年、どのクラスも細やかなデザインに挑戦し、あきらめることなく最後のパーツの貼り付けまで全力で取り組んだ力作ぞろいでした。
その後約10日間は合唱練習に打ち込みました。クラスでパート別に練習したり、学年内、また学年を縦割りにした体育の部の色別で発表し合ったりして、日に日に声の大きさも増し、表現力も豊かになってくるのがわかりました。当日も一人ひとりが真剣なまなざしで心を込めて歌い上げる姿に、思わず涙を流す教員や保護者も見られました。
また特別棟での教科や部活動、委員会の展示は、日頃の活動の成果がよくわかる内容となっていました。体育館での体育科のダンスや英語科のスピーチ、吹奏楽部の演奏も会場が一体となり、たいへん盛り上がりました。
今年度も当日は、にのみや学園の小学校3校の6年生をご招待し、40名の来校がありました。学校運営協議会やPTA役員の方々による受付、写真撮影、制服バザーの開催等、多々ご協力をいただきまして、ありがとうございました。
〈写真:廊下に飾られた各クラスのステンドグラスの作品〉
1年A組(世界の名所)
1年B組(世界自然)
1年C組(本間の食事)
2年A組(感情の宿った名画)
2年B組(真珠のように輝く神獣)
2年C組(グリム童話)
3年A組(部活)
3年B組(ギリシャ四天王!?)
3年C組(Stories of the world)
3年D組(神獣)
3年生「学年朝の会」
毎週水曜日の朝、3年生は体育館へ集合します。
「3年生は二宮中の生徒として過ごす時間は残り半年。限られた時間の中で、学年全員がそろう時間を大切にしたい」
「進路等の情報を確実に伝えたい。同じ言葉で連絡や想いを伝えたい」という目的で、この10月から始められました。
教室での朝の会同様、生徒の司会で「今日の給食の献立発表」「先生からの話」「その他の連絡」~と会は進みます。
「その他の連絡」では一人の生徒が挙手し「今日は○○さんと○○さんの誕生日です!」と学年全員でお祝い。
二人は照れながら前に出て、15歳の抱負を発表する場面も。朝から体育館に心地よく温かい時間が流れます。
卒業式まで登校する日は95日。入学当初から今日までの様々な場面がよみがえり、「学年で過ごす時間を大切にしたい」という想いがじんわりと心に染み入ります。
ステンドグラス見事に完成
「完成するだろうか?」
この数日間、職員間で頻繁に交わされたこの言葉。
例年、10月の汐鳴祭(文化の部)前日までに仕上げていた各クラスのステンドグラス。
今年度は9月に完成させ、10月は合唱練習に集中しようという新しい試みに挑戦しました。
白い和紙を絵の具で染めて乾かす。黒いラシャ紙を下絵に合わせて切り、和紙を型に合わせて貼り付けていくという作業を繰り返すステンドグラスづくり。細やかなデザインは例年と変わらず、いやそれ以上のものもあり、このような短期間に完成するのだろうか?
「9月27日(金)15:30までに展示完了」というゴールに向けて、一時は「延長が必要では?」と心配する声もありましたが、当初の計画を変更することもなく、本日、全学年、全クラス、見事に完成。
皆、一人ひとりの持つパワーに感動。ただただ「素晴らしい」の一言に尽きます。
(15:30までの残り時間が映し出された教室のTV。残り約1分半というところで完成!)
地域の温かい手
学校運営協議会の地域活動部会で今年度より始めた企画「日頃の授業の地域支援」は地域の皆様の温かいご協力のもと、順調に進んでいます。
技術科のはんだ付け支援、社会科の戦時下に関する講話、数学科の個別支援、体育科の水泳支援、総合的な学習の職業講話に続き、昨日より家庭科の授業で1年生は「ミシンボランティア」の方々にお世話になっています。ミシンの上糸通しなど慣れない作業に戸惑っている生徒がいると、傍らでそっと支援してくださる方の存在は大きいです。「先生!先生!」と助けを求めて連呼されていた声はすっかり消え、「ものすごく助かっています!」と笑顔の家庭科担当教諭。二宮町社会福祉協議会より来ていただいているミシンボランティアの皆様、ありがとうございます。
体育館の改修工事、ありがとうございました。
2学期が始まりました。夏休み中に行われた体育館の改修工事は無事完了。9月4日(水)の放課後は、7月から校舎へ運び出してあった跳び箱やマット、卓球台等々多くの荷物を体育館へ戻す作業が行われました。当日、全校生徒にボランティアを募ると、またまた数えきれないほどの生徒たちが集まり、あっという間に終了。皆、ありがとう!
またこの工事に携わり何度も体育館へ足を運んでいただいた町教育委員会の方々、そして何よりも、夏休み中の猛暑続く日々、体育館で作業された方々に心より感謝申し上げます。
(写真は夏休み中の電動バスケットゴール取り付け作業の様子)
(写真は体育館へマットを運ぶ教員とボランティアの生徒たち)
職員研修WEEK
新学期を間近に控え、今週、教職員は様々な研修会で多くのことを学びました。
猛暑や大雨の中、講師の先生におかれましては、本校教職員のためにお時間をありがとうございました。
8月26日(月)人権教育研修会「こどもの人権を尊重するために考えたいこと」(講師:東京学芸大学より安永千里SSW)
8月27日(火)不審者対応研修会「不審者対応の基礎知識と訓練」(講師:大磯警察より香月さん、栗城さん、鈴木さん)
8月28日(水)教職員不祥事防止研修会(講師:中教育事務所より鈴木健次教育指導員)
8月29日(木)AM 道徳教育研修会「道徳教育マネジメント~道徳科の特性を生かした指導と評価~」(講師:帝京大学より赤堀博行教授)
8月29日(木)PM 校内研究会「不登校生徒と授業のあり方」「中地区授業研究会へ向けて」(講師: 吉新一之 二宮町教育力向上アドバイザー)
新学期、久しぶりに会える生徒たちへの思いをエネルギーに、教職員皆で和気あいあいと研修に臨みました。
(写真は不審者対応訓練の様子)
廊下の柱「安全クッション」交換作業
8月6日(火)午前中、学校運営協議会の学校環境整備活動として、地域・教員・学校作業員、計11名で「安全クッション」の交換を行いました。安全クッションは、廊下の柱の補強部分である金属製アングルに、怪我防止のために取り付けられています。劣化が激しく、交換が必要な箇所は58か所。当日は40か所を目標としてほぼ達成。
まず、劣化したクッションを外し、金属面についた粘着性のある頑固な汚れにシールはがしのスプレーを吹きかけ、スクレーパーや雑巾で削り取ります。1か所につき30分はかかったでしょうか、かなりの時間を要した後、新しいクッションを貼り付けて完成。酷暑の中、エアコンのない廊下での作業に加わっていただきました地域のボランティアの方々、ありがとうございました。
体育館の改修工事いよいよ明日から
本日、1学期が終了しました。明日7月20日(土)から8月末にかけて、本校の体育館は改修工事が行われます。
床の張替えや暗幕の交換、バスケットゴールの電動化等が大規模に行われるため、体育館内に収納されている跳び箱、マット、卓球台、その他諸々の多くの備品をすべて別棟の校舎内に移動しなければなりません。
そこで昨日18日(木)、3年生に教職員のお手伝いを呼びかけたところ、次から次へと数えきれないほどの生徒が現れ、せっせせっせと搬出作業に加わってくれました。当初は昨日と本日の二日間の日程で計画されていましたが、一日目にほとんど作業が終わるという快挙。残ったものは本日午後、1・2年生を含む部活動の生徒たちにより搬出されます。
自ら進んで動く生徒たちの清々しい姿、そして皆で和気あいあいと楽しみながらやろうという姿に感心、感心。
皆のお陰で教職員一同、たいへん助かりました。皆、ありがとう!感謝!
『自分の身は自分で守り、水辺での遊びを大いに楽しむ』
水難事故防止のために今年度も神奈川県ライフセービング協会の方をお迎えして、水辺の安全教室を実施しました。令和4年度から毎年7月に実施しているこの教室。川や海の特性や水遊びの際のリスクを想定した対処法等について学びます。今年度は2,3年生の各教室で行いました。(1年生は実際にプールでの着衣泳が計画されています。)
「流されても決して慌てず助けを待つ」「背浮きは『寒い!』のポーズをとって体温を保つ」「ライフジャケットは密着させて着用する」等々を動画やQ&A、ライフジャケット試着、そしてライフセーバーの方の体験談等を通して確認することができました。
ある日の部活動黒板
ある日の部活動黒板。
各部活動の朝練習・放課後練習の有無や活動場所が所狭しと書かれています。
運動部(陸上競技部以外)は6月29日(土)から始まった中郡中学校総合体育大会を先週末に終え、次の中ブロック大会へ向けて、練習により一層力が入っています。
吹奏楽部は7月末にコンクールを控えており、連日、気迫に満ちた演奏が校舎内に響き渡っています。
美術部、手工芸部も10月の汐鳴祭文化の部に向けて、チームワークを大切に日々の活動に取り組んでいます。
戦時下の二宮町を知る
6月28日(金)社会科の授業で3年生を対象に、「戦時下の二宮を記録する会」の藤田さん、高木さん、善波さん、吉成さんをお招きして、戦争中や終戦直後の暮らしについて講演をしていただきました。これは、本校学校運営協議会の学習支援部会の取組です。
「大勢の前で話すのは緊張するね。昨日は眠れなかったよ。」と藤田さん。
84歳~91歳の二宮町在住の4名の方々の長野県や満州での生活体験も交えた戦時下のお話に皆、聞き入っていました。
3年生一人ひとりの振り返りシートは、聞き取った内容や感想がびっしりと書き込まれ、中には裏面に及んだり、紙を貼り足しているものまでありました。その中から一部抜粋して紹介します。
「自分にとって(戦争)は教科書の中のお話だったが、実際にその時代を生きた方のお話は確かに戦争というものがあったのだと感じさせられた。」
「教科書や資料などで目にしたことしかないことを実際に聞くと現実味があって戦争への恐怖が大きくなった。中学生の勤労動員は学習したけど、小学生でも農家の手伝いを毎日していたと知り驚いた。」
「ここまで詳しい戦争の実体験を聞いたのは初めてだったから、戦争の恐ろしさを改めて知った。」
「お話を聞いて本当に戦争の時代があったのだと感じた。この先もずっと争いのない平和な日本であってほしいなと思った。そのためにこれからの時代を生きる人たちが戦争の恐ろしさを伝えていかなければならないと思った。」
1学期末テストを終えて
1学期末テストの最終日である6月26日、体育館にて部活動壮行会を行いました。
夏の大会やコンクールを控えている各部活動の部長が部員と共に登場して、全校生徒へ向けて熱い意気込みを伝えました。
また、これからいよいよ本格的に進路選択をスタートさせる3年生全員に向けて、その成功を祈るエールを送る会としました。
(写真は手工芸部による「梅雨」がテーマの紙粘土作品)
安全な水とトイレを世界中に~複雑な世界から目をそらさない~
国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパンの駐在員としてケニアで水・衛生改善事業に携わっている遠藤さんが、6月14日、本校3年生の各教室で、国際協力について講義してくださいました。エチオピアの13歳の少女が朝6時半からほぼ1日かけて生活用水を汲みに行く映像や遠藤さんが支援しているケニア西部マグンガ地域のスライドも見ながら、途上国の人々が現在直面している水・衛生問題、それらに対する国際協力のあり方について学びました。
「複雑な世界から目をそらさないでほしい。『誰が悪い』など白・黒ではなく、世界を様々な角度から見て考えることが、持続可能な支援につながる。」
日々、現地で人々と関わりながら様々な経験を積み上げている遠藤さんのお話はたいへん説得力があり、国際協力のあり方について考えを深めることができた有意義な時間となりました。
自らも中学2年生の時に海外協力経験者のお話を聞いて国際協力に興味を持ち始め、その後、夢を一つ一つ叶えてきた遠藤さん。今回の遠藤さんのお話で、これからの人生に影響を受けた3年生も少なからずいることでしょう。
二宮町出身の遠藤さんは、JICA青年海外協力隊員としてケニアに派遣されている本校の古澤教諭とナイロビで食事をしたそうで、その時の様子もうかがうことができました。
遠くのケニアで活躍している二宮町出身の若者二人。頼もしい限りです。
午前中4時間、3年生4クラスの講義を終えた後、遠藤さんの中学校時代の野球部顧問と担任(私)を交えて3人で給食を食べながら当時のことを懐かしく語り合えた時間もたいへん幸せなひとときでした。
遠藤さん、一時帰国中の貴重な時間を我々のためにありがとうございました。
修学旅行で京都・奈良方面へ
3年生は6月3日(月)~5日(水)の日程で京都・奈良方面の修学旅行を終えました。
3日間天候にも恵まれ、傷病者が出ることもなく、3年生122名全員が参加することができた思い出深い旅となりました。
生徒たちは、古都に息づいた文化や数々の世界遺産に触れながら、仲間との時間を笑顔いっぱいで過ごしていました。
6月3日(月)東大寺/ 奈良公園(班別散策)/ 薬師寺 (京都泊)
6月4日(火)京都班別自主見学(京都泊)
6月5日(水)大阪城
湘南にのみや530(ゴミゼロ)キャンペーンに今年も参加
5月25日(土)梅沢の海岸清掃。町民の皆さんと共に今年も厚生委員会、吹奏楽部、サッカー部、有志79名と教職員6名が参加しました。
解散後、サッカー部は現地に残り、恒例の砂浜での走り込みを実施。「海で走るのは疲れるけど、毎月やりたい!」とリクエストする部員もいたとか。
二宮中の目の前に広がっていた砂浜が台風で削り取られる前は、部活動で走ったり、海岸清掃をしたり、時には砂浜に腰かけて担任が生徒の悩みを聞いたりしたものです。遠い昔の日々を懐かしく思い起こしました。
静まり返った避難訓練
5月24日(金)二宮消防のご協力を得て、火災を想定した避難訓練を行いました。
「たいへん静かにグラウンドに移動していましたね。ふつうはガヤガヤおしゃべりが聞こえたり、我々消防士の姿を見てざわついたりするのですが。」と消防署の方からお褒めの言葉をいただきました。確かに今回の避難訓練はいつになく静かでした。皆、防災頭巾をかぶり、顔は真剣そのもの。汐鳴祭等の行事だけではなく、今日のような大切な訓練にも真面目に取り組むことができる生徒たち。素晴らしいです。
(写真は、避難訓練後の地区別集団下校訓練の様子。担当教員と共に通学路の危険個所を確認しながら歩きました。)
汐鳴祭体育の部~熱き青春の血汐、鼓動が鳴りひびく~
5月18日(土)晴れ渡る青空のもと、汐鳴祭体育の部が開催されました。
「勝負には負けたけど、気持ちは1番でした!」こんがり日に焼けた3年生が、清々しい笑顔でにっこり。
日々の練習から競技一つひとつに全力を注ぎ、たいへんな盛り上がりを見せた体育の部。会場準備や当日の運営に関わった委員会の生徒たちも自主的によく動いていました。グラウンドの片付けの時も1年生が「何か手伝うことはありますか?」と先輩に聞いていて感心。
運動が得意な人もそうでない人も、支え合って力を出し切り、笑顔があふれる汐鳴祭体育の部となりました。
(写真は、汐鳴祭のスローガン「文武没頭~熱き青春の血汐、鼓動を鳴らせ!~」の横断幕。美術部と手工芸部が作り上げました。ところが一昨日の夜、強風で引き裂かれてしまうというハプニング。昨日夕方、修復が完了しました。間に合って良かったです。)
本番さながらの熱い練習
連日、汐鳴祭体育の部の練習に熱が入っています。
体育の授業や給食後の昼休み練習、そして放課後練習と昨日までは学年別に取り組んできました。
今日は学年縦割りの色別練習。体育館では大縄跳びの「1,2,3,4~」という掛け声と「ドスン、ドスン!」という足音が大きく響いています。「もっと縄を引いて!」と先輩から指導されながら、徐々に回数を伸ばしていく1年生。
グラウンドでは8人9脚、9人10脚~の「ビッグウエーブ」の練習。「1,2,1,2,」の掛け声が「〇〇、〇〇~」といつの間にか担任の名前になっていたり、クラス全員リレーに担任が加わって負けじと力走していたり、生徒も教員もみんな笑顔、笑顔で実に楽しそうでした。
澄み渡る青空のもと、皆で力を合わせて一つのものを作り上げていくことができるこの平穏な環境に感謝します。
学校運営協議会の新しい企画
学校運営協議会(地域活動部会)の新たな企画です。今年度より地域の方に日頃の授業支援に入っていただくことになりました。その第一弾は、技術科のはんだ付けの授業です。今後のラジオづくりに向けて、まず「はんだごて」を用いて配線を接合する練習をします。地域の方の支援を受けながら皆、やけどに気を付けて慎重に真剣に、はんだ付けに取り組んでいました。
今回も学校運営協議会委員である地域学校協働活動推進員に地域の人材を紹介していただき、新たな地域とのつながりができました。
生徒朝会
4月19日(金)の生徒朝会では、汐鳴祭のスローガン発表と体育の部の色決めが行われました。
今年度より体育の部と文化の部共通のスローガンとし「文武没頭~熱き青春の血汐、鼓動を鳴らせ!~」に決定。
全校生徒にとったアンケートをもとに、体育委員と文化委員が考えました。「汐鳴」という文字も入っており、汐鳴祭にかける皆の意気込みが伝わってくる躍動感あふれるスローガンです。
生徒朝会は、生徒会本部役員が準備・進行に携わり、体育委員、文化委員も大活躍でした。
(写真は、各クラスの色決めに使った手作りのカード)
新入生生徒会入会式
4月8日(月)生徒会が中心となり、委員会や部活動について新入生に紹介する「生徒会入会式」が行われました。どの委員会も、自分たちの仕事に誇りをもって楽しんで活動している様子がうかがえました。活動内容を模造紙に箇条書きしたり、ステンドグラスの実物を紹介したり、わかりやすい発表を工夫していた点もとても良かったです。
また部活動紹介も素敵なユニフォーム姿や自分たちの手作り作品を披露してくれ、日頃のチームワークの良さも大いに伝わってきた発表でした。新入生は明日9日(火)から仮入部期間が始まります。
令和6年度入学式
4月5日(金)令和6年度入学式が行われました。この入学式を待っていたかのように、桜の花も満開の時期を迎えました。当日は雨天となりましたが、雨の恵みを受けながら咲き誇る桜の花の美しさが、これから始まる新入生の学校生活にエールを送っているかのようでした。
新3年生は、前日4日(木)の準備登校で、机・椅子の各教室への移動、教科書の準備、校舎内外の清掃、「ニノナビ」づくり、そして体育館の入学式会場準備など、多岐に渡る仕事を皆で協力しながら積極的にこなしていました。
第76回卒業式開催
3月12日(火)第76回卒業式が開催されました。
ご来賓の皆様、保護者の皆様におかれましては、寒さ染み入る雨の中、ご来校いただきましてありがとうございました。3年生は自分で選んだ道に自信と誇りをもって、実り多い人生を歩んでください。
卒業おめでとうございます。
保健室前の掲示板。
いつもは保健委員会の生徒によって、その日の「給食の献立紹介」が書かれています。
何やら今日は違う模様。
「3月12日(火)今日の主役は3年生です
3年生ありがとう そして 卒業おめでとう
明日からの担当は2年生です」
2年生の粋な計らいに拍手。
災害を視点に「中学生ができること」を考える
3月1日(金)総合的な学習の時間、地域の井上岳一さんによる防災講演会が1年生を対象に開催されました。
井上さんには、昨年度、地域を対象として「地域防災とコミュニティ」をテーマにご講演いただいたご縁で、今回の企画が実現しました。1年生は「土の力、森の力、人の力」は災害に強いこと、自分たちの住む地域をよく知って災害に備えることの大切さを学びました。歴史や自然環境、人とのつながりなどの様々な視点から、災害への意識が高められ、災害時に自分たちにできることを考えるヒントをたくさんいただきました。
ふたみ記念館「にのみや子ども作品展」
二宮町ふたみ記念館 展示ギャラリーにて本校の生徒作品が展示されています。
日時:2月21日(水)~3月3日(日)
10時~16時(入場は15時30分まで)※休館日は月・火曜日
美術科担当教諭にその見どころを聞きました。
1年生「平面構成、野菜と果実の彫塑」(約50作品):『野菜や果実の‛見えない中の色’を考えながら外側の色付けをしました。』
2年生「アートガラスの空想画」(約50作品):『現実にはありえない世界のデザインを楽しんでください。』
3年生「パラパラアニメーション」(ほぼ全員の作品):『最後の‛落ち’に心温まる作品や予想外に展開する作品など個性豊かに仕上がりました。』
※本校の保護者様には、二宮町教育委員会からの特別招待券付ご案内を配付させていただいております。
3年生の防災体験学習
2月21日(水)3年生防災体験学習が実施されました。
まず、能登半島地震の被災地へ赴き、支援活動に携わった町役場と消防の方2名のお話を伺いました。さらに最近の二宮町の台風被害状況の映像も数枚提示されました。
また、テントの中に充満した煙の中を歩く体験や水消火器体験をし、心肺蘇生法も学びました。避難所展示見学では、実際に仮設トイレ等を設営し、様々な工夫が凝らされていることに感心。近年国内外での度重なる避難所設営の経験が、必然的にこれらの工夫を生み出したのでしょう。
「災害は怖いけれど、今では適切に対処すれば落ち着いて行動できると感じている」と生徒の感想にあるように、盛りだくさんの体験を通して、 災害に備えて訓練をすることの大切さを教えていただきました。
多大なるご協力をいただきました二宮町防災安全課・二宮町消防の皆様、そして貴重なこの体験学習を時間をかけて企画してくださったPTA本部方々、ありがとうございました。
(写真は水消火器訓練の様子)
小学生、ステンドグラスづくりに挑戦
二宮小学校の特別支援学級6年生が来校し、本校の特別支援学級の生徒と共にステンドグラスづくりに取り組みました。6年生の卒業制作にステンドグラスの技法を用いるということで、この度、企画されました。
今日のバレンタインデーにちなんだデザインにみんなで挑戦。カッターを使って黒画用紙を切り抜き、絵の具で染色された和紙を貼り付けていきます。
どのような作品ができあがるのか具体的にイメージできるように、傍らには汐鳴祭文化の部で制作した3年生のステンドグラスが並べられていました。そして中学生も小学生の隣で、良きお手本になるよう、慎重に作業を進めます。教室(図書室)全体がステンドグラスを完成させるぞという意気込みで溢れ、やがて一つひとつ色づかいの異なった味わい深い素敵な作品が次から次へと完成しました。
手羽の骨格標本づくり
3年生は、理科の授業でニワトリの手羽を用いた骨格標本づくりを行いました。
ヒトとニワトリの骨格を比較し、見かけの形やはたらきは異なっていても、起源は同じものである「相同器官」についての実験です。「なるほど」と2年生で学んだ筋肉や骨の働きについても実感を伴いながら復習することができました。入れ歯洗浄剤や糸ようじなどを用いて手羽を扱う一人ひとりの真剣なまなざし。「うわっ!できた!」と弾む明るい声。しばらく続いている受験勉強の合間に、何とも言えない心地よい風が吹き抜けました。
ケニアの魅力を学ぶ
本日、中学1年生の社会科の授業で、ケニア共和国とオンラインによる交流授業が行われました。講師は、現在JICA青年海外協力隊員としてケニア共和国に派遣されている古澤教諭です。古澤教諭は昨年3月まで本校で勤務していました。
スクリーンには、集まってきた現地の子どもたちや広々としたグラウンドも映し出されました。学校は年中~中学2年生が600名ほどおり、1クラス約40名。20名分の机と教科書を共有して使っているそうです。皆、語学習得に意欲的で、中学1年生は3言語(部族語・スワヒリ語・英語)が話せ、更に外国語を学んでいるとのこと。文化の特徴や日本政府の支援についても聞き、日本とのつながりや今まで辿ってきた歴史について考える契機となりました。
講話の後の質問コーナーも「これを聞きたい!」と3回も質問をした生徒が出るほど、たいへんな盛り上がりを見せました。
完成した「中華街調べ」
特別支援学級前の廊下に掲示された「中華街調べ」。本日完成しました。
昨年11月末に特別支援学級の生徒は校外学習で横浜市にある日本新聞博物館と中華街を訪れました。事後学習として数週間かけ、皆で分担して「中国の食文化・歴史・スポーツ・ことば」「中華街の誕生・門」などについてまとめました。
「中国といえば卓球?答えはこの中に!」など読む人を楽しませる工夫や、すぐに使える簡単な中国語一覧などもあり、読み応えのあるしっかりとしたまとめになりました。時間をかけてじっくり作り上げたものの持つパワーを感じました。
「ウインターカード・冬の俳句・川柳展」と手工芸部の作品展示
「季節に対する意識を高め、四季の豊かな日本で生活する生徒の感受性を高める」「表現したものを発表し合うことで、互いを認めあう」という目的で、文化委員の生徒が企画した「ウインターカード・冬の俳句・川柳展」が2月16日(金)まで2・3年昇降口(北側)で行われています。
その隣には、手工芸部の生徒の作品が飾られています。フエルトを貼り合わせて思い思いに新年や干支を表現しました。3年生が引退し、手工芸部は現在1,2年生合わせて19名(男子10名、女子9名)となっています。1か月に一作品を目安に制作。昨年の夏は陶芸にも挑戦しました。次は何を作るのか、楽しみです。
令和6年度新入生保護者説明会開催
1月19日(金)令和6年度新入生保護者説明会を開催しました。
14:00からの開催に向けて、昼休みに2年生のボランティアが体育館へ集合。約30名と予想以上に多くの生徒が集まり、床にシートを敷いたり、パイプ椅子を並べたり、あっという間に準備が完了しました。学年主任の「みんなありがとう!」のことばに皆で拍手するなど、冷える体育館が和気あいあいと温かい空気に包まれました。会が始まり「制服・持ち物」の説明の場面では、制服姿、体操服姿の2年生4名がモデルとなって登場。もうすぐ最上級生となる2年生。大活躍でした。
また「サイバー社会で子どもたちを守るためにできること」をお話いただきました大磯少年補導員連絡会の方々、ありがとうございました。
新学期を迎えて
能登半島地震により被災された方々へお悔やみとお見舞いを心より申し上げます。
さて、3学期が始まりました。今現在、3年生は自分の選択した進路を見つめ、多くの生徒が2月の高校入試へ向けて努力を積み重ねています。
1,2年生は頑張る3年生の姿に、やがて迎える進路選択の場に立つ自分自身を重ね、改めて気が引き締まる思いでしょう。
皆で認め合い、高め合って、皆、笑顔で今年度末を迎えられるよう期待しています。
(写真は、職員玄関に飾られた素敵な手作りの龍)
学期末を迎えて
学期末を迎えて昨日で給食も終わり、本日12月21日(木)より3時間授業となりました。
1~3学年がそれぞれ、体育館での学年集会、グラウンドでのレクリエーション、大掃除に取り組みました。
1年生の学年集会では、生徒が司会進行を務め、学校生活MVPの表彰、生徒から教職員への嬉しいメッセージや各教職員からの話がありました。最後は、昨夜遅く完成したという恒例の「学校生活スライドショー」の鑑賞で大いに盛り上がっていました。
グラウンドでは、雲一つない澄み切った青空のもとでドッヂビーや氷鬼、サッカー、バレーボール、テニスなど各学年で企画したレクリエーションを仲良く楽しむ元気な声が半日、響き渡っていました。
小学校で再び輝きを増したステンドグラス
10月14日(土)汐鳴祭文化の部へ向けて各クラス皆で力を合わせて作り上げたステンドグラスが、12月現在、学区内の二宮小学校に飾られています。小学2年生の図画工作でカッターの基本的な使い方を学んだ小学生たちが、細やかにカッターで切り抜かれ、絵の具で染めた和紙が貼られたステンドグラスの作品を見ることで、小中一貫教育における学びのつながりを実感できればという願いでこの企画が実現しました。これらのステンドグラスは、2月には一色小学校に飾らせていただく予定になっています。
長年、文化の部で作り続けられている「伝統のステンドグラス」が、施設分離型小中一貫教育校「にのみや学園」の中で、小学校と中学校をつなげる架け橋になっていることは嬉しい限りです。
2年生と地域の「地域懇談会」
12月8日(金)の午後、総合的な学習の時間の地域学習として2年生が地域の方との地域懇談会を行いました。
学校運営協議会と連携して、農業・子育て・福祉・地域全般の分野から5名の地域の方にご協力をいただきました。二宮町の住環境の素晴らしさ、町を離れてわかる二宮町の良さなどが多々ある一方で、農業の存続の危機、高齢化や少子化問題、商店街の後継者問題、地域活動の希薄化等の課題が共有されました。
生徒からも積極的に質問や意見が出、中には挙手をして「今日はありがとうございました!」と思わずお礼を述べる場面も。様々な分野でご活躍されている地域の方と顔を合わせ、二宮町への熱い思いや意見を聞くことで自分の考えを広げ、地域学習に新たな視点を増やすことができた貴重な時間となりました。
今日は二宮中の希望献立
保健室前の廊下にあるホワイトボード。毎日、給食の献立を保健委員会の生徒が紹介しています。
12月4日(月)の給食は、二宮中学校の希望献立でした。
「ごはん、オレンジジュース、さばの味噌煮、ワンタンスープ、クリーム大福」
1学期に全校生徒を対象に保健委員がアンケートをとり、それをもとに委員会の時間に話し合うなど時間をかけて決めた特別な献立です。
保健委員と整美委員、頑張りました
11月27日(月)学校保健委員会が開催されました。
「健康的な生活を送るために」をテーマに、保健委員会と整美委員会が企画・運営を担当。体育館への学年ごとの移動を放送で指示したり、司会進行をしたり、会場の準備・片付けも含め、生徒たちは大活躍。そして全校生徒を前に、掃除の極意、忙しい人のための運動法、スマホ依存の改善法等々、心とからだの健康維持にまつわる興味深い話題を次から次へとわかりやすく発表していました。自分たちで実施したアンケート結果を分析・考察したものに基づいて、それぞれの項目をまとめていた点も良かったです。
また後半は、二宮町保健センターの保健師の方々が「健康ってなんだろう」というテーマで講演してくださいました。「未病」ということばを中心に、皆で学ぶことができました。
授業研究会開催
11月24日(金)二宮町教育力向上アドバイザーの吉新一之氏をお迎えして授業研究会が開催されました。
今年度に入り、4月・8月に校内授業研修会を実施し、6月・9月に続く今回の授業研究会は、6校時に1年生2クラスがそれぞれ国語、理科の授業を公開しました。各教室では、積極的に挙手をして自分の意見を伝えたり、班員と話し合いながら協力してホワイトボードに書き込んだりと、皆、たいへん意欲的に授業に取り組む姿がありました。また授業が終わると廊下に出していた机を積極的に片づける生徒もいて感心しきり。
授業後の教職員による研究協議会では、研究テーマである「誰一人取り残されない学級集団、学習集団づくり」「資質・能力を育成するための主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて、熱い議論が交わされました。
「私とパラリンピック~中学生へのメッセージ~」三浦 浩氏をお迎えして
11月16日(木)かながわアスリートネットワーク協働事業として、全校生徒を対象にパワーリフティング競技の三浦選手の講演会が開催されました。三浦選手は、パラリンピック三大会(ロンドン / リオ / 東京)に連続出場を果たし、更に車椅子カーリングやパラサーフィンにも取り組まれるなど、日々、挑戦し続けている方です。
「自分を信じて / 自分に誇りをもつ / 失敗も成功につなげる / 自分を信頼すれば自信になる」
「努力する人には様々なチャンスが訪れる」
一つひとつ語られるどのことばにも説得力がありました。
その他にも、これから受験を控えている3年生に歌の贈り物(ギターの弾き語り)をいただいたり、部活動に励む1・2年生(や教職員)には筋力増強の秘訣などを教えていただいたりし、和やかな楽しいひと時を過ごすことができました。
司会や講師紹介、お礼のことばを担当した3年生もたいへん立派でした。