学校からのお知らせ

2学期の始業について

8月27日(金) 二宮町立二宮中学校の2学期の始業についてお知らせします。

始業式は8月30日(月)の予定を9月1日(水)とします。神奈川県に発出されている緊急事態宣言中(9月12日まで)の期間は短縮授業・午前日課とし、給食後下校とします。

部活動については朝練・夕錬とも原則中止とします。(ただし、中体連主催の公式大会を控えている部については90分をめどに、感染防止に留意したうえで活動を行います)

2学期の始業に当たっては、今まで以上の感染防止対策を行い、感染予防に努めていきたいと考えています。ご家庭におかれましても、生徒の健康観察を今まで以上に丁寧に行っていただくとともに、すこしでも体調の変化がみられるときは登校を控えるなどの措置をお願いいたします。また、ご家庭内や関係する機関などで感染などが判明した場合には、ご連絡をいただきたいと思います。

また、日ごろの行動についても、人込みを避ける、マスクの着用、健康的な生活を送るなど、ご家庭での感染予防、健康管理にご留意願いたいと思います。

2学期の予定(登校時間、授業、生活全般について)はマチコミメールやホームページ等で順次お知らせしていきます。

日々刻々と状況が変化する中で、変更等もあると思います。日ごろの学校からの情報等にご留意下さい。

 

 

1学期を締めくくるにあたり

 7月20日(火) 本日、1学期の終業式を行いました。連日の猛暑のため、生徒の体調を考慮し、オンラインで各クラスで動画を視聴する形での終業式としました。

 終業式に先立ち、中郡大会や中ブロック大会、県大会などで活躍した部活動や大会での表彰を行いました。中郡大会でも野球部、男子バスケットボール部、剣道部男女が1位を獲り、女子バレーボール部、女子バスケットボール部、サッカー部が2位となり、個人でも水泳や柔道、体操で好成績を残してくれました。

 その後、各学年の代表より1学期を振り返っての言葉がありました。1年生は総合的な学習での「フォトアドベンチャー」について、2年生は同じく「職業インタビュー」のこと、3年生は盛り上がった「汐鳴祭体育の部」でのジャンプのことなどを中心に、学年の様子をしっかりとした口調で話してくれました。

 校長からは、1学期の生徒のみなさんの取り組みについて、コロナ禍の下で制約がありながらも一生懸命取り組めていたこと、行事だけではなく普段の生活も落ち着いて過ごせていたことなどを伝えさせてもらいました。

 また、今年度から完全実施となった学習指導要領に基づく評価について、通知表が大きく変わり、学習の評価の中に「主体的に学習に取り組む態度」が入ってきたことについて説明しました・「主体的」とは単なる興味・関心を越えて、やらなければならないことに粘り強く取り組むこと、自分自身の課題を解決しようとする姿勢、人と正しく助け合う態度であることを伝えました。

 今年は40日間の長い夏休みとなります。コロナによるまん延防止重点措置に加え、猛暑も予想されています。体に気をつけて、2学期にまた元気な姿で会えることを祈っています。

未来の二宮町を創るために!

 7月20日(火) 先日、二宮町より「第6次二宮町総合計画策定に伴う 小中学生アンケート調査」の依頼がありました。これは、二宮町の第6次総合計画を策定するにあたり、二宮町の未来を担う小中学生からの意見を募り、町づくり検討の基礎資料とするものです。

 今回は町の全ての小学校6年生と中学校3年生を対象に、アンケートを実施しました。アンケートを実施するにあたり、二宮町が抱える課題(少子高齢化の進行、人口の減少、公共施設の老朽化)などが提示され、それらをふまえた上で、「住みやすい町」にするためにはどうしたら良いかの意見を答えるものでした。

 本校では、3年生の社会科担当の境野先生が、公民の分野の一つである「地方自治」に絡めて授業で扱いながら、アンケートを実施しました。今回は村田町長からのメッセージ動画も届き、それらを視聴した後、二宮町の良いところ、魅力や町づくりに有益な資源を探りながら、未来の街づくりについて考えを深めていきました。

 ほとんどの生徒が「二宮町が好き」であり二宮町の海や山、自然環境の良さについて指摘をしていました。また、将来の町づくりについての意見では、自然を生かすことや住民同士のふれあいが豊かなこと、安心安全な町などが多く見られました。

 町の未来を担うのは子どもたちです。明るい未来を築くことができるように、小中学生の内から希望を持てる町づくりを進めていってほしいと思います。

 

玉ねぎをテーマとした研究発表会!

 7月13日(火) 本日10時より、二宮町の小中5校の特別支援級の児童・生徒たちが、二宮小学校で収穫された「玉ねぎ」を使って、いろいろな取り組みをした結果の発表会を行いました。コロナ禍のもとという事で、オンラインで5校をつなぎ、それぞれの学校が順番に発表するという形をとりました。

 二宮中学校の発表は、「玉ねぎのからさを取るにはどうしたら良いのか?」という課題に対して、様々な実験を行いその結果を報告しました。他の学校では、玉ねぎを使った料理を作ってその試食したレポートがあったり、玉ねぎを使った染物を披露する等、それぞれの学校で考えられた取り組みが発表されました。

 司会は、本校の2名の生徒が担当し、パソコンを上手に使いながらしっかりと司会をすることが出来ました。支援級の生徒たちも、小学校と中学校でつながりのある子どもたちが多く、「〇〇さんだ!」「〇〇ちゃんの発表だ」と楽しそうに画面を見ていました。

 小学校と中学校をつなぎ、お互いが研究発表をしあう取り組みに、たいへん感心した時間となりました。今後もこのような取り組みが継続されることを願っています。

インクルーシブ教育の授業実践

 7月12日(月) 中郡体育大会が明けた本日、1年生において、本校の支援級担任の山田由紀恵先生が、インクルーシブ教育に関する授業を実践しました。インクルーシブ教育は本校の教育の4つの柱の一つでもあり、特別支援教育を充実させていくために、なくてはならないものです。

 まず始めに、一人一人の得意なこと、苦手なことなどを聞きながら、全ての人には違いがあることを理解させました。その上に立って、人はそれぞれ特性(個性)を持つこと、その延長線上に「障がい」があり、その障がいにも知的障害や聴覚障害、視覚障害、感覚花瓶など様々な様態があること、さらにはADHD【注意欠如・多動性】やLD【学習障害】性的マイノリティアなどについても説明をしました。生徒たちは真剣に聞きながら、時々知っている言葉については、「知っている」「聞いたことがある」など言葉としては理解しているようでした。

 一通り説明が終わった後、1枚の絵を提示しました。そこには背の高さの異なる3人の人が野球の試合を見ている様子でした。背の高い人のみが直接見ることが出来、他の2人は見ることが出来ないというものです。山田先生は「この3人が楽しく野球を観るにはどのようにしたらよいでしょうか」と問いかけました。生徒からは「壁を取り払う」や「高いところから見られるようにする」などの意見が出されました。

 この意見交換の時にも、ハンドサインを用いて、生徒同士で話し合いを深めることが出来るように働きかけをしました。時間も限られていたため「全員挙手」とはなりませんでしたが、このような試みを続けることが大切なのだと思います。

 最後に、「いろいろな個性を持った人たちが共に生きていくためには、自分たちができることを考えましょう」という締めくくりで授業が閉じました。人の「違い」への理解から、「共に助け合う社会」への理解を深める、印象深い授業でした。

サマーカード展!

 7月8日(木) 二宮中学校では、毎年夏が近づいた頃、サマーカード展を実施しています。最近ではSNSの発達などにより、暑中見舞いなどを書く機会もめっきり減ってしまいました。その暑中見舞いの代わりではありませんが、もうすぐ夏がやってくるメッセージとして、このサマーカード展が開かれているのだと思います。

 夏の景色をきれいな色彩で描いたものや、モノトーンの力強いタッチで夏の入道雲を描いたもの、かわいい蚊がたくさん飛んでいるイラストのものなど、とても素敵な作品ばかりです。

 もうすぐ夏休みになりますが、今年は暑中見舞いを書いてみようかなという気持ちになるサマーカード展です。

小中一貫教育の推進に向けて

 7月5日(月) 先月30日(水)二宮町の小中一貫教育を進めるための事業の一環として、小学校の先生が中学校を訪問し、1日中学校の生活を体験すると共に、授業を実施しました。来校されたのは二宮小学校の松尾先生です。松尾先生は二宮小学校では5年生の担任をしていられますが、中学校で授業をするのは初めてとの事でした。

 当日は、2校時に数学の授業を行いました。文字式の規則について、いろいろなパターンのものを自分で考え、考えたことを発表したり、グループで話し合いながら問題解決を行うなどの活動を取り入れるなど、小学校と中学校の授業を混ぜたような展開となりました。

 小学校の良さは、丁寧に授業を展開するところが、中学校ではテンポの良さと、知識を概念として定着させるところに特徴があります。松尾先生はその両方の良さをバランスよく取り入れながら、授業を実践してくださいました。

 参観した先生方からは、「小学校の授業の特徴を生かしなら、中学生の発達にあった授業がなされていました」などの感想が聞かれました。今後の小中一貫教育に向けて、礎となる授業でした。

 

学校修繕活動を行いました!

 6月28日(月) 心配された台風5号も通り過ぎた27日(日)に、二宮中学校学校運営協議会のメンバーを中心に、学校修繕活動が行われました。今回は、生徒会の目安箱から挙げられていた、生徒用いすの座面の修理と、1階東男子トイレのカーテンの設置を実施しました。

 午後1時、学校運営協議会の委員として活動されている地区長さんやPTA会長以下役員の皆さん、心泉学園の職員の方や地域の方など7名の方が参加してくださいました。

 最初に、生徒用いすの座面の修理を行いました。各学年のクラスの中から、座面が痛んでいる椅子を取り出し、DIYで購入したパイプを半分に切ったものを接着剤で接着し、生徒の膝の後ろ側が座面に直接触れないように工夫しました。

 カーテンについては、男子トイレの入り口に、シャワーカーテンを取り付け、外から中が直接見えないように取り付けました。

 今後も学校運営協議会では、生徒の生活の向上のための取り組みを続けていく予定です。

部活動壮行会が行われました!

 6月25日(金) 今週水曜日23日に毎年恒例の部活動壮行会が開かれました。これは、中郡大会、中ブロック大会、県大会や各種コンクールを控えている各部活動の活躍を祈念し、エールを贈る会です。

 壮行会は、ユニフォームに着替えた各運動部の部員たちと、文化部の部員たちが、吹奏楽部の演奏をバックに、体育館に入場するところからスタートしました。部活動運営委員長、生徒会長の話の後、各部の部員全員が前に整列し、部長から大会に臨む意気込みや部員の紹介などがありました。真面目に紹介する部活動、一人一人の特徴をユニークに紹介する部活動、様々ありとても和やかな時間となりました。

 コロナ禍の下で、下級生の参加や応援が十分にできない状況ですが、多くの二宮中学校の生徒が中郡大会や中ブロック大会、県大会、コンクールで活躍することを祈っています。

2年生総合的な学習の時間(職業インタビュー)

 6月21日(月) 先週金曜日(18日)5,6校時に、2年生の総合的な学習の時間の取り組みとして「職業インタビュー」が実施されました。今まで中学校では、望ましい勤労観や職業観を身に付けるために、職場体験学習やそれに先立つ職業インタビューを毎年実施してきました。しかし、コロナ禍の下でこの取り組みを進めるには様々な課題があります。そこで、今年度は、一人1台のタブレット型パソコンを活用し、オンラインで様々な職業の方々とつながり、そこからお話を伺うという方法を取りました。

 オンライン利点は、直接出向かなくてよい事や感染の心配がないという事以上に、場所が限定されないという事が挙げられます。たとえば、広島テレビのアナウンサーの方、北海道上富良野町の町議会議員の方、カナダの保育士の方などはるか海の向こうの方ともつながることが出来ました。

 生徒たちは、その職業の内容や職業につくまでの過程、コロナ禍での困ったこと、質疑応答など、1時間程度でしたが、真剣に取り組んでいました。

 これから先の社会はAIにとってかわられることも多くあると言われています。しかし、人として働くことが無くなることはありません。自分の生き方や将来をしっかり考える上で、この職業インタビューはとても大切な取り組みだと思います。

 

町幼保小中一斉引き取り訓練の様子

 6月17日(木) 本日午後、町の幼保小中一斉引き取り訓練が行われました。これは、今後予想される大地震や災害に備え、家庭との連携を図る取り組みです。今年度は中学校では各地域の広域避難場所への引率という形を取りますが、今後は本番に備えて、引き取りで実施を指定と考えています。

 今回は、学校運営協議会の委員である地区長などの呼びかけで、地区の防災担当の方など6名が引率に参加してくださいました。中には二宮中学校卒業の方もおられ、中学校の様子を懐かしそうに見ていられました。

 生徒の安心・安全は学校や教職員だけでは守り切れません。地域の方々と連携し、協力することにより、より広く安全なネットワークが作られるのだと思いました。

本年度、第1回目の寺子屋を行いました。

 6月17日(木) 昨日、本校図書室において、学校運営協議会による本年度第1回目の寺子屋が開かれました。本校の「寺子屋」は令和元年度より実施されており、昨年度の全国臨時一斉休業の際には、オンライン寺子屋として、インターネットを通じた学習支援も行いました。

 今年度の第1回目では、地域の学習支援の方4名の他に、二宮高校から3名の学習支援の高校生が参加して下さいました。二宮高校もコミュニティ・スクールとして、地域の様々な活動にボランティア等で参加しています。そこで、その一環として二宮高校の塚越校長先生に、本校の寺子屋について話をし、依頼したところ、全校生徒に募集をかけてくださり、今回この寺子屋に3名の3年生が参加してくれました。3名の内、2人は二宮町の中学校の卒業生であり、本校の職員とも顔見知りでした。

 当日は、いつにもまして生徒が参加し、20名ほどの生徒が図書室において、自習をしたり地域の方や高校生に勉強を教わっていました。参加した生徒の中には「明日も寺子屋に参加したい」と言っている子もいました。

 今回初めて高校生に参加してもらいましたが、中学生にとっても高校生にとってもとても良い経験になったようです。このつながりをさらに深め、小中高等学校まで含めた連携を図っていきたいと考えます。

 

汐鳴祭体育の部が行われました!

 6月16日(水) 本校の2大行事の一つである汐鳴祭体育の部が6月12日(土)に開催されました。昨年度はコロナウイルス感染症による一斉臨時休業を受け、9月に移動しましたが、今年度は例年通り、6月の開催としました。

 当日は、朝曇っていたものの、雨の気配もなく、体育の部を挙行するにふさわしい天候でした。今年度もコロナウイルス感染症予防の為、保護者の方々には松林からの1名の参観とさせて頂きました。間近で子どもたちの姿を見て頂くことが出来ずに、申し訳なく思っています。

 本校の行事の取り組みの特徴として、生徒が行事に主体的に参加し運営していることが挙げられます。特に体育の部では、体育委員会を中心に種目を考えたり、運営についても生徒たちの手に任されているところが多くあります。今年度は、ソーシャルディスタンスを意識した種目がほとんどで、また時間の関係からグループでの活動が求められたため、その両方を満たす新種目を体育委員会が試行錯誤の末考案してくれました。

 生徒たちはどの学年・どのクラスもそれぞれの種目に真剣に取り組み、白熱した展開が繰り広げられました。特に今年は最後の「みんなでジャンプ」において、2年生のクラスで本校の最高記録である100回の記録が出たすぐ後に、それを塗り替える104回の跳躍を見せた3年生のクラスが出るなど、大変な盛り上がりを見せました。

 コロナウイルス感染症のために、なかなか活動もままならず、気持ちも晴れない日が続きますが、この汐鳴祭体育の部はその気持ちを吹き飛ばす、さわやかな1日となりました。

 

汐鳴祭体育の部予行練習が行われました。

 6月10日(木) 本日、汐鳴祭体育の部予行練習が行われました。今年度も、コロナウイルス感染症予防を最優先としながらも、例年通りの6月開催としました。

 夏を思わせる晴天の中、各色ごとに分かれた生徒たちは、本番さながらに競技に取り組んでいました。今年も各種目ともソーシャルディスタンスを考え、工夫されたものとなっています。これは、体育委員会が何度も試行錯誤を重ね作り上げられたもので、見ていてもやっていても楽しいものばかりです。

 本番は会場のスペースの関係から、保護者の方は1名しかご来場いただけませんが、子どもたちの一生懸命な様子をぜひ、見届けて頂きたいと思います。素晴らしい汐鳴祭体育の部となることを期待しています。

教育実習生の紹介&汐鳴祭体育の部スローガンの発表が行われました。

 6月7日(月) 先週の月曜日、全校集会において教育実習生7名と、汐鳴祭体育の部のスローガン発表が行われました。

 教育実習生は2週間から3週間、本校で実習を行います。本校出身者も多く、懐かしい中学校での実習にはひときわ思いがあるのではないでしょうか。短い期間ですが、充実した実習となることを期待しています。

 また、同時に汐鳴祭体育の部のスローガンの発表がされました。今年度のスローガンは「笑い響かせ、駆け抜けろ!」です。新型コロナウイルスの生活への影響で、なかなか心が晴れない中、体育委員会や生徒会本部を中心にこのスローガンを考えました。

 6月12日の汐鳴祭体育の部では、各色、各クラスの生徒全員が笑顔で競技に取り組む姿が見られることを期待しています。

汐鳴祭体育の部 団結式が行われました!

 6月2日(水) 二宮中学校の一大イベントである汐鳴祭体育の部が6月14日(土)に開催されます。昨年度は、新型コロナウイルス感染症予防のため、2学期になりましたが、今年度は感染予防対策を行いながら、例年通り6月の開催を予定しています。

 今週から、昼休みに学年ごとの種目練習が始まりましたが、本日は色ごとの結団式が行われました。ピンク・みずいろ・オレンジの各色の3年生が中心となり、それぞれの想いを伝えました。中学校生活最後の体育祭となる3年生は、ひときわ気合のこもった声で1,2年生にアピールをしていました。

 今年度も昨年度同様、ほとんどの種目がソーシャルディスタンスを意識したものとなり、時間も短縮されます。その中でも、生徒たちは持てる力を最大限発揮しようと意欲に燃えています。素晴らしい汐鳴祭体育の部となることを期待しています。

総合的な学習の時間~それぞれの学年の取り組み

 5月28日(金) 本日の5,6時間目は「総合的な学習の時間」でした。総合的な学習の時間では、教科学習では学びきれない課題などについて、自ら課題を見つけ、調べ、まとめ、発表するという一連の活動を、体験を通して学ぶ事で「生きる力」を養うことを目的としています。

 本校では、1年生から3年生まで系統的、計画的に総合的な学習の時間に取り組んでいます。1年生では自分の将来の夢や希望をもととした職業に関する学習を、2年生はそれを発展させた職場体験学習に、3年生では社会貢献や自己の生き方を振り返り卒業時には「自分史」をまとめるといった流れとなっています。

 また、それぞれの学年での校外学習なども、総合的な学習の時間の中に位置付け、1年間の中で、いくつかの課題に取り組んでいます。

 本日は、1年生では職業に関わる学習のオリエンテーションを体育館において行いました。2年生は班ごとに、6月にオンラインで行う職業インタビューの準備に取り組んでいました。3年生は、2学期の修学旅行について、調べた内容をクロムブックを用いてプレゼンを作成したものを、各班の中で発表していました。

 どの学年の生徒も、教科学習とは一味違った表情を見せながら、学習に取り組んでいました。二宮中学校の生徒としての生きる力を身に付けて欲しいと思います。

全国学力学習状況調査が行われました

 5月27日(木) 本日、中学校3年生対象に「全国学力学習状況調査」が実施されました。これは、平成19年度より「全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。」目的で実施され、学校における教育指導の充実や改善に役立てることに使われています。また、この取り組みを通して、継続的に教育活動の改善を図るサイクルの確立が求められてもいます。

 この調査の対象は、全国の国・公・私立学校の小学校6年生と中学校3年生であり、今年度は国語と算数・数学の2教科で行われました。調査内容は、今後の学年の学習を進めるにあたり身につけておかなければならない学習内容や、日常的に必要となる知識・技能等および、それらを活用し、様々な課題を解決するための構想力・実践力・改善する力などです。

 また、同時に生活習慣や学習環境などに関する質問もあり、学習の状況と生活習慣などがどのように関連しているかなども調査されます。調査の結果は、集計・分析され提供されますので、後日生徒及び保護者の皆さんにお伝えすることとなります。

 定期テストとは違った、本来の意味での「学力」を知る良い機会なので、真剣に取り組み自分の力を客観的に捉えて欲しいと思います。

 

一人も見捨てられない授業~全員挙手の授業を目指して

 5月26日(水) 昨日、本校2年D組において、学校研究主任である加藤健太郎先生による「全員挙手」を実践する授業が行われました。これは本校の研究のねらいである「一人も見捨てられない授業」を実現するための手だてであり、研究の大きな柱でもあります。また、これは二宮町小中5校の統一した取り組みでもあり、小中一貫教育を実現する上でも重要な取り組みでもあります。

 授業では、始めに「なぜ全員挙手の授業を目指すのか?」について、現代社会の諸課題を挙げながら説明がなされました。地球温暖化や海洋汚染、世界的な経済格差や貧困といった課題は、これと言った明確な解決策を見出すのが難しい問題です。それ故、これらの課題を解決するためには、多くの人と話し合い、協働しながら取り組む必要があるのです。その資質や能力を子どもの内から育てるために話し合い活動があり、有効な手段として「全員挙手」を行うのです。

 2年D組の生徒たちは、その意味を理解し、話し合いの仕方を学ぶと共に、実際の話し合いを行いました。話し合いのテーマは「鎌倉はなぜ人が集まるのか」というもので、「観光スポットがあるから」「歴史に興味がある人がやって来る」「食べ物がおいしい」などの意見が出され、クラスとしての意見がまとまっていきました。

 各教科では毎時間このような話し合いをする訳ではありませんが、一つの単元で1回でもこのような活動をするように研究を進めていきたいと考えています。

 未来に向かって生きる生徒たちが、自分の考えを世界の人たちに堂々と発信し、協働して課題を解決する力が身につくように、授業実践を図っていきたいと思います。

 

第1回避難訓練を実施しました

 5月20日(木) 昨日、令和3年度第1回目の避難訓練を実施しました。今回は火災を想定した避難訓練で、二宮町消防本部の方にもお越し頂き、煙体験もさせて頂きました。

 5校時終了前、1階湯沸かし室から火災が発生したとの想定の下、煙が立ち上る階段を下り、体育館まで避難しました。本来は校庭への避難となるところですが、当日は雨の為体育館へ集合することとしました。煙の中を歩く体験をした生徒は、思った以上に前が見えないことに驚き、歩きにくいことに戸惑っているようでした。

 体育館に集合し、学級での人数確認、地域中学生会に分かれての人数確認を行った後、消防署の渡辺さんよりお話を頂きました。その中で、火災時に最も恐ろしいのは煙に巻き込まれる事や、高温の煙を吸い込むとのどがやけどし重傷を負うことなどを教えて頂きました。

 火災はあってはならない災害ですが、万が一のことを常に考え「備えあれば患いなし」の心を忘れずに準備をしていきたいと思います。