学校からのお知らせ

朝読書週間に「にのみやおはなし会」

9月 12 日(月)~16 日(金)は朝読書週間でした。朝8:30 から 20 分間の読書タイムが設定され、二宮町図書館からお借りした 60 冊程の本も利用できるようにしました。12 日~14 日の3日間は、にのみやおはなし会の方々が1年生から3年生の各クラスで、読み聞かせをしてくださいました。絵本や紙芝居、語り、本の紹介等に生徒たちはじっと聞き入っていました。幼い頃に親しんだ童話、日本や外国に伝わる昔話や民話に、成長した今、改めて触れることで様々な思いを巡らせることができる貴重な時間となったのではないでしょうか。また最近話題になっている新しい作品も取り上げられ、読書の世界が広がるきっかけにもなったと思います。

にのみやおはなし会の方も「皆、集中して聞いてくれ驚きました」「久しぶりに登校班の班長さんに会えて嬉しかったです」等おっしゃっていました。皆様、朝早くからご来校いただきまして、ありがとうございました。

第2回学校運営協議会が開催されました

9月6日(火)本校にて第2回学校運営協議会が開催されました。

今回は協議会の前に、5校時授業参観と学校施設見学を行いました。

学校施設見学では、この夏工事が入ったグラウンドのスタンドや災害時備蓄品置場の見学、

今後修繕が必要な個所等を確認しました。

第2回学校運営協議会の内容は次のとおりです。

①     学習支援、施設修繕、防災の取り組みについて

②     学校研究について

③     汐鳴祭文化の部について

④     全国・学力学習状況調査について

⑤     総合的な学習の時間について(2学年鎌倉校外学習、3学年二宮町地域貢献活動)

⑥     小中一貫教育校及び学区小学校(二宮小・一色小)における学校運営協議会について

それぞれの項目について担当教諭が中心となり、地域の方々のご理解とご協力を得ながら内容を深め、学校運営を進めていく点を確認しました。

具体的には、定期テスト前学習支援、学校施設修繕、校内授業研究会、汐鳴祭文化の部当日の教職員支援、2学年鎌倉校外学習事前指導等に地域の方々に加わっていただきます。

みんな大健闘、夏の大会

 6月25日(土)のサッカー大会から始まった中郡大会も残すところ9月17日(土)の駅伝予選会だけとなりました。今までの練習の日々を胸に、熱い思いをこめて試合に臨む真剣な姿がどの会場でも見られました。追いつき追いつかれ、最後のほんの数秒間で逆転シュートを決めたり、相手の気迫に飲み込まれそうになっても冷静にボールを打ち返す息ピッタリのペアがいたりと、とにかく最後の最後まであきらめずに粘り強くプレイして勝利を勝ち取った名場面の数々にも感動。また表彰は逃しましたが、点差が離れても仲間と声を出し合い、そして遠くから叫ぶ顧問の指示に答えながら懸命にボールを追う姿もありました。得点すること以上に大切なチームワークの良さ、顧問との固いつながりがひときわ輝いていました。

 吹奏楽コンクールでは、部員一人ひとりの真剣な熱いまなざしが指揮者に注がれ、心に響く迫力満点の聞きごたえのある演奏を披露していました。

 今年度も新型コロナウイルス感染症対策に熱中症対策を併せ様々な制限がある中で、保護者の皆様にも多々ご協力をいただきましてありがとうございました。

 

汐鳴祭~体育の部~開催

 6月11日(土)汐鳴祭体育の部が開催されました。

 4月当初より体育委員会を中心に種目やスローガンの検討から始め、5月には学年種目の決定、各クラスの色決め、メンバー選出等が行われました。その間、美術部と手工芸部は横断幕の制作に励み、5月末日の朝会でスローガン発表と同時に横断幕をお披露目。6月に入ると色別結団式を経て午後の練習も本格的に始まり、9日(木)の予行練習、そして11日(土)の当日を迎えました。

 当日は新型コロナウイルス感染症対策として例年より縮小された内容ではありましたが、学年種目(汐鳴サイクロン・綱引き)、玉入れ、ダンス&人文字、選抜リレー、クラス全員リレー、みんなでジャンプ等々、生徒たちはどの種目にも全力で取り組み、大きな感動を与えてくれました。

 今年度も保護者は各家庭1名の参観と感染症対策へのご協力をいただきました。またPTA役員や学校運営協議会委員の方々には当日の運営をお手伝いいただきまして、ありがとうございました。

                          

 

 

 

二宮町530(ごみゼロ)キャンペーンに参加

 5月28日(土)梅沢海岸に厚生委員会、サッカー部、卓球部そして個人での参加者、総勢約80名と教職員6名が集まりました。日光が照りつける中、海風に吹かれながら清掃活動に励みました。二宮西中学校の生徒も多く参加しており、両校の活動の様子から、災害時等も視野に入れ、中学生は地域の活動を大きく担えるマンパワー(人的資源)であること実感しました。         

 

 

3年生、修学旅行で京都・奈良方面へ。

 本校3年生は、5月17日(火)新幹線で京都へ向かいました。修学旅行は新型コロナ感染症のために令和2年度は中止、令和3年度は3月に卒業遠足と兼ねて箱根一泊となり、今年度ようやく例年どおりのプランで実施されました。

  5月17日(火)東大寺/  奈良公園(班別散策)/ 春日大社/ 薬師寺/  (大阪泊)

  5月18日(水)京都班別自主見学(タクシー)/  清水焼絵付け体験/  清水寺 /  (大阪泊)

  5月19日(木)大阪城/  宇治平等院/  東寺

 京都方面へ行くことができなかった先輩たちの2年分の思いも胸に、感染症対策にも進んで協力しながら、皆、友だちとのかけがえのない思い出づくりを楽しみました。その後、感染症の発症もなくほっと安心しました。

学校運営協議会が開催されました。

5月9日(月)本校にて第1回学校運営協議会が開催されました。

 地区長2名、地域学校協働活動推進員1名、社会教育委員1名、児童養護施設職員1名、PTA会長1名、地域住民2名、教職員6名の委員からなる本協議会。

 本年度の学校運営協議会のあり方について「二宮町学校運営協議会規則」や文部科学省の資料も用いながら確認し、学校教育目標、経営方針、学校予算等についての承認を得ました。教職員、保護者、地域住民が集まり、学校や地域の課題を共有するためにも、まず学校の日々の教育活動について知っていただきたく、今回は学年主任、汐鳴祭体育の部と総合的な学習の時間担当教諭も加わりました。

 地域でどのような子どもたちを育てていくのかという目標を共有し、保護者や地域と連携しながら教職員全体がチームとして力を発揮できるよう、できることから始め、徐々に多くの人が関わる協働体制の構築を目指します。

1年生の部活動が始まりました。

 4月7日(木)の入会式では生徒会が中心となり、中学校生活や委員会、部活動等を1年生へ紹介しました。部活動については、その後4月11日(月)より約一週間の仮入部期間を経て、先頃、入部届が提出されました。

 1年生は入学後、新しいクラスで9教科の学習に取り組んだり、部活動等に挑戦したり、目まぐるしく様々な新しい経験を積んだ4月。さらに5月の連休明けには部活動の朝練も始まります。十分な睡眠とたっぷりの栄養を。

令和4年度入学式

令和4年4月6日(水)暖かい春の日差しに包まれて、入学式が行われました。

124名の新入生の皆さん、ようこそ二宮中学校へ!

 

令和3年度 1年間ありがとうございました。

3月29日(火) 令和3年度があと数日となりました。二宮中学校の近くの浜端橋の桜も満開に近くなりました。コロ ナウイルス感染症の影響で今年度も十分な教育活動ができたとは言い切れませんが、「できることをできるなかで」精一杯に取り組んでくれた生徒の皆さん、本校の教職員、また陰で支えてくださった保護者の皆様、地域の皆様、その他学校に関わった関係諸機関の皆様方すべてに感謝申し上げます。

 今年度の卒業式も、残念ながら当日は在校生を招いて行うことはできませんでした。そのため、前日の予行練習で本番と同様の式を行いました。最後には、卒業生から素晴らしい歌のプレゼントをもらいました。

 卒業式当日は、保護者の方々に見守られて、卒業生123名が立派に式を行ってくれました。卒業証書を受け取る姿は凛々しく、一人一人成長した姿を見せてくれました。かかわった職員も感無量でした。

 校長からは、道徳の授業で伝えた秋澤瞳さんの生き方から、人生は儚いかもしれないけれども、夢を持って支え合いながら生きることが大切であること、また、学校教育目標である「主・人・公」になぞらえ、自分の人生の主役は自分自身であり、未来に向かった力強く生きていって欲しいとのメッセージを話させてもらいました。

 令和3年度が終わり、令和4年度となります。これから二宮町では小中一貫校への取り組みが本格化します。また、コミュニティ・スクールの活動も活発になります。さらには部活動の地域移行なども控えています。様々な課題がある中で、生徒たちの健全育成を目指し、二宮町ならではの教育を目指し、より良い二宮中学校を目指していきたいと思います。

 令和3年度もご支援ありがとうございました。

お世話になった学校に感謝を込めて

 2月17日(木) 2月に入り、3年生の受験(受検)が本格的に始まり、多くの生徒が受験に挑んでいます。10日前後には私立高校の試験が、15日には公立高校の学力試験が行われました。公立高校の受検では、学力試験に続いて面接があり、一部の高校においては特色検査も実施しています。

 本日は、30数名の生徒が公立高校の面接に臨みました。すでに私立高校に合格していたり、受検が終わった生徒は1時間だけの登校でしたが、自分たちから自発的に校舎内外のあちらこちらを清掃してくれました。

 日差しはあるもののやや肌寒い中、教室の網戸を清掃したり、日頃清掃の行き届かない非常階段をきれいにしたりと、一生懸命に取り組んでくれました。

 ややもすると、受験(受検)が終わった安心感や気の緩みから、だらだらと過ごしがちになるところですが、反対に学校のための奉仕活動を自発的に行うなど、本当に素晴らしいことだと感心しました。この姿勢を最後まで貫き、立派な卒業式を迎えて欲しいと思います。

【PTA】令和3年度PTA臨時書面総会の議案に係るご意見・ご質問について

 日頃より、PTA活動にご理解・ご協力いただきまして誠にありがとうございます。

 2月3日付文書で、お知らせしました通り、臨時書面総会を開催するにあたり、2月7日(月)を締切として、会員の皆様からご意見・ご質問を次の通り、いただきましたので回答とあわせてお知らせいたします。

 

第1号議案:PTA規約の改正について

⇒2月7日(月)17:00時点で、規約改正に係るご意見・ご質問はありませんでした。

 

第2号議案:PTA補正予算案(特別会計に積立金を繰り入れる件)について

⇒2月7日(月)17:00時点で、PTA補正予算案に係るご意見・ご質問はありませんでした。

 

その他

◯PTA予算について:成人教育委員会費のキャラクターグッズは具体的に何か。キーホルダーを作ることは可能か。

⇒今年度は、クリアファイルを作成し、近日中に配付予定です。

 頂いたご意見は、令和4年度の事業計画立案時の参考にさせていただき、検討してまいります。

 

議決権行使書の提出は、2月14日(月)が締め切りとなっておりますので、ご提出いただきますようよろしくお願いします。

 

オンライン朝の会を行いました

 1月31日(月) 新型コロナウイルス感染症の罹患者が毎日のように増加しています。神奈川県でも先週ついに1日の感染者数が8千人を大きく超えました。二宮町の感染者数は、爆発的な増加は見られないものの、少しずつ増えてきており、町内の小中学校でも学級閉鎖が出始めています。

 そのような状況を受け、本校では学級閉鎖、学校休校に備えて、オンライン授業の準備を進めています。本日は、その一環として「オンライン朝の会」を実施しました。生徒は全員、先週金曜日にクロムブックを持ち帰り、本日の8時15分から25分までの朝の会に備えました。

 各担任は、教室において生徒とオンラインでつながり、出席確認や日程確認などを行いました。ほとんどの生徒が制服に着替え、登校の準備をしながら自宅での朝の会に「出席」することができていました。

 ICT機器が身近になり、オンラインで学校と家庭がつながるようになり便利な一面はあるものの、やはり、学校に登校し、きちんと対面で授業を行えることが大切です。コロナ禍が1日でも早く解消され、マスクを気にすることなく学校生活が送れる日が来ることを願っています。

1,2年生の総合的な学習の時間の発表会が行われました

 1月28日(金) 1月26日(水)より1,2年生の総合的な学習の時間の発表会が各クラスで行われました。本来は、保護者の方にご来校いただき、自分のお子様の発表を参観していただくのですが、今回はコロナウイルス感染症の拡大により、急遽中止とさせていただきました。予定をしていた保護者の方々には申し訳なく思っています。

 1年生は、「職業調べ」の内容を、2年生は「鎌倉自主見学」での内容を、発表しました。各クラスの生徒は、自分で調べてまとめたことについて、クロムブックを用いて作成したスライドを映しながら、発表を行いました。時に恥ずかしそうに、時にユーモアを交えて発表する姿は、とても微笑ましく、聴いている生徒たちの姿勢も素晴らしいものでした。

 かつて発表と言えば画用紙や模造紙に書いたものを提示していました。今はクロムブックを用いて、スライドにして「動く紙芝居」のように発表をしています。生徒たちのスライドの中には、思わずくすっと笑ってしまうものや、イラストなどを用いて大変分かりやすくされているものなど、随所に工夫が凝らされています。

 将来職業について時には、様々な場面でプレゼンをする機会が多くあります。この総合的な学習の発表会を通じて、人前で話をし、自分の考えをしっかり伝えること、効果的に表現する力などを身に着けて欲しいと思います。

お祝い 令和4年度新入生保護者説明会について

令和4年度入学予定生徒の保護者の皆様

 

1月21日(金)14:00より開催予定であった新入生保護者説明会の内容について、こちらでお知らせいたします。

新入生保護者説明会の冊子と口座振替関係の書類をお手元にご準備いただき、動画の内容をご確認 いただきますようお願い申し上げます。

 

なお、動画視聴にかかる通信料は各家庭でご負担ください。また、動画視聴が難しい場合や不明点がございましたら、二宮中学校までお問い合わせください。

 

【説明会の動画】※タイトルをクリックしていただくと、動画視聴が可能です。

◎校長あいさつ

 

◎学校生活について①

 (授業時間数・日課表・一日の生活について・PTA活動について・入学式のご案内)

 

◎学校生活について②

(服装、持ち物等について・部活動について)

 

◎学校徴収金について

動画中のスライドはこちら↓

 学校徴収金について(説明会動画用).pdf

 

◎マチコミの登録について

 

◎自転車通学について

 

◎サイバー社会で子ども達を守るためにできること

(大磯少年補導員連絡会)

 

🌸お子様のご入学を教職員一同、心よりお待ちしております。🌸

生き続けるともしび 秋澤瞳さんの人生に学ぶ

 1月13日(木) 「生き続けるともしび」は、二宮町でピアノ・リトミックの教室を開いていられる一色由利子先生の教え子で、2018年不慮の事故で亡くなられた秋澤瞳さんの生き方を伝えるために、一色先生や秋澤瞳さんのお母様などから聞いたことをもとに、小中学校での道徳教材として作成したものです。

 昨年、一色先生は秋澤瞳さんの生きた証を残したいと、「ニコニコおひさま」という曲を作詞・作曲され小学校で授業をされました。その様子は、タウンニュース等でも取り上げられ、多くの方々の知るところとなりました。今回、二宮中学校では、瞳さんの頑張った姿、その生き方から学べることを道徳の授業として、1年生から3年生までの全クラスで実施しました。

 授業では、瞳さんが聴覚の障害を克服し、充実した学生生活を送り、海外留学を果たすまでになったことに対して、夢や目標を持つことの大切さ、周囲の人たちの支え、ハンディキャップを特別視しないことなど、生き方として大切なことが意見として多く出されました。

 また、瞳さんが志半ばで命を終えてしまったことについては、「悲しい」「かわいそう」といった意見だけではなく、「一生懸命生きたことは必ず人に伝わる」「亡くなってしまったことは悲しいけれど、頑張ったことには意味がある」など、瞳さんの人生を有意義なものであったと感じる意見も少なからず見受けられました。

 中学生は多感な時期でもあり、自分自身を否定したり、悩んだりすることも多いと思います。そのような時には、ぜひ秋澤瞳さんの頑張った人生、前向きな生き方を思い出し、糧としてほしいと願います。

 

 

3学期が始まりました

 1月11日(火) 3学期の始まりは雨となりました。1月初めには雪が降り、例年になく寒い冬となっていますが、3学期に登校してきた生徒たちは皆、元気な様子でした。しかしながら、全国的なコロナ感染症の広まりを受け、3学期の始業式は急遽、放送で行うこととしました。

 始業式では、今年の東京、箱根間の大学駅伝で優勝した青山学院大学の原晋監督の話をしました。原監督は、青山学院大学を駅伝の名門校にした名監督で、たくさんの名言もあります。その中で私が最も感銘を受けた言葉を生徒に紹介しました。それは「覚悟がなければ結果は出ない」というものです。

 2学期の終業式では、大谷翔平選手や阿部和弘選手をあげ、夢を持つことやそれに向かって努力することの大切さを話しました。今回はその夢を果たすには「覚悟」が必要であることを伝えました。「覚悟」とは、「なにがなんでもやり遂げようとする強い決意」だと思います。その「覚悟」があって初めて、夢をかなえたり結果を出すことができるのです。

 3年生は、あと1か月ほどで受験です。1,2年生は、3か月もするとそれぞれ最上級生、中堅学年となります。自分が求められていることに対して「覚悟」を決めて取り組んでほしいと思っています。

 最後に、今年は寅年です。ぜひ、様々なことに”トライ”して欲しいと願っています!

明けましておめでとうございます。

 令和4年1月5日(水) 新年あけましておめでとうございます。今年の正月は比較的天候の良い日が続きました。恒例の箱根駅伝も実施され、二宮町も多くの方が沿道で声援を送っていました。

 心配されるのはコロナウイルスの変種株です。年末は収まっていた感染者数が、ここの所少しずつ増えてきたのが気になります。一層の感染予防を図りながら、3学期を迎えたいと思います。

 2学期の終業式に、令和3年に話題になった大谷翔平選手を取り上げました。大谷選手は、高校生の頃「マンダラチャート」というものを作成し、夢に向かって努力したそうです。マンダラチャートとは、9つのマスに区切られた中心に大目標を書き、その周囲にそれを達成する中目標を書きます。さらに、その中目標の周りにそれを達成するための具体的な行動を記入します。そうして、具体的な行動を大目標につなげていきます。このような活動があって初めて大谷選手はメジャーの中で成功したのだと思います。

 もう一人、本校の卒業生で夢を叶える一歩を踏み出した人を紹介しました。それは日本ハムファイターズの育成選手としてプロ野球の世界に入った阿部和弘選手です。二宮中学校卒業後、平塚学園高校に進学し、持って生まれた走力で神奈川県予選で活躍し、スカウトされプロ選手となることが決まりました。

 令和3年は、コロナの影響で活動が制限され、苦しい1年でした。しかし、夢をもって進めば必ず叶うということを先輩からも学ぶことができました。令和4年のスタートに当たり、今一度夢を持つこと、それに向かって努力することの大切さを感じてほしいと思います。(学校便り 汐鳴り No,6にも掲載いたしました)

 

 

 

世界がもし100人の村だったら

 12月17日(金) 3年生の社会科の授業で、担当の境野先生が「世界がもし100人の村だったら」という本にもとづく、ワークショップ的授業を実施しました。この本は、2001年に初版が出され、世界の人口を100人に見立て、人口や環境の違い、言語の多様性などを理解するとともに、教育や戦争・紛争、貧富の差、などについて、わかりやすく書かれたものです。

 今回はこの本をもとに、言語や民族の多様性、栄養状態の偏り、貧富の差などについて、一人一人に配られたカードの情報から、グループを作り、体験的に学ぶ授業となりました。カードには「ニーハオ」「ハロー」といった聞いたことのある挨拶から「バルカ」「エ カァサン」など聞きなれない言語のあいさつなどがあり、言語の多様性に気づかされました。同じようにカードには栄養状態や富(貧富の差)に関わるマークが記されており、そのマークごとにグループが作られ、その度にそれぞれのグループがどのような状況にあるかが説明されました。

 貧富の差を体験した際には、実際に富の集中する国のグループには一人一人に「880,000パンダ」(お金)が配られ、最も貧しい国のグループでは8人のグループに「5,000パンダ」しかもらえませんでした。このことから、生徒たちは世界の富が偏っていることを、具体的に理解したようでした。

 最後に、文字が読めないことでどのようなことが起こるかを、体験する実験が行われました。それぞれ「水「毒」「薬」に見立てた「水」「塩水」「乳酸菌飲料」の入った紙コップに、アラビア文字が書かれたものを用意し、代表の1名の生徒に試してもらいました。選ぶのは別の生徒です。文字が読めないので「カン」で選びましたが、最初は「水」を次に「塩水」を選んでしまいました。このことから、文字が読めないことは、人の生死につながることであるということも理解しました。

 世界はますますグローバル化が進んでいきます。しかし、日本に入ってくる情報にはやや偏りがあるように感じられます。今回のような授業を通して、世界の全体像を見渡し、公平な視点で世界を眺められる生徒に育ってくれることを願います。

 

 

 

 

 

 

 

地球戦隊スクウージャーがやってきた!

 12月16日(木) 師走も半ばを過ぎた本日、3年生の授業において「地球戦隊スクウージャー」がやってきました。正体は、二宮町役場の生活環境課の山下さんと北川さんです。この生活環境課では、二宮町の環境を守ることはもちろん、未来の地球環境のことを考え、小中学生への啓発活動にも力を入れています。本日はその一環として、3年生の公民の授業において、地球環境の問題とそれらを解決する手立てについて、楽しく講義をしてくださいました。

 特別授業の講師として紹介された「スクウージャー」のレッドとブルーの2人は、軽妙な掛け合いで生徒の笑いを誘いながら、時に真剣に環境問題について講義をされていきました。講義の中では生徒たちに「海洋プラスチック問題を解決するにはどうしたら良いか?」という課題を一緒に考えたり、講義の終盤では「脱炭素社会を目指すには、だれがどのような取り組みをすることが良いか」など、考えを引き出す場面も見られました。生徒たちは、その課題を真剣に考え、発表をしてくれました。

 「スクウージャー」の2人が強調していたのは「自分事としてとらえる」ということです。ややもすると、自分とはあまり関係のない他国のこと、自分が関わらなくても誰かがやってくれる、と思いがちです。しかし、最も大切なことは、「何のために学ぶのか?学んだことをどう生かすのか?」ということだと思います。

 地球温暖化は、今まさに身近な問題として顕在化しています。その問題を解けするために、未来に生きる生徒たち一人一人が「スクウージャー」となって活動してくれることを願っています。