学校からのお知らせ

ユニセフパネル展&ユニセフ募金

 12月9日(木) 今週6日の月曜日より、中央階段において「ユニセフパネル展」を行っています。これは、毎年厚生委員会が、世界中の子供たちの現状を知り、少しでもその子供たちの助けになるように募金をしようと実施しているものです。

 中央階段の廊下に貼られたパネルには、世界中で貧困や紛争、環境問題などで大変な思いをしている子供たちの様子がリアルな写真で掲示されています。中学校でも、社会科において世界の現状の学習は行っていますが、このユニセフパネル展は子供たちの姿をより身近に感じられ、生徒たちにとっても考えるきっかけになるものだと思います。

 「Think globally Act Locally」という言葉があります。世界全体に想いを馳せながらも、行動は身近なところから。生徒の皆さんが少しでも世界の子供たちのために行動しよう、というに認識を持ってくれると嬉しいです。

授業実践2題

 12月7日(火) 今年も残すところ3週間余りとなりました。しかし、生徒の皆さんは寒い中でも元気に登校し授業を受けています。昨日、3年生と2年生において、特色ある授業が行われました。現代ならではの取り組みとして紹介いたします。

 3年生では社会科の授業の一環として「認知症サポーター養成講座」という出前授業を、町の高齢者介護課地域包括支援センターの方々が来校され、行ってくださいました。「認知症」にはどのような種別があるのか、それぞれの「認知症」の特色はどのようなものか、「認知症」はどのくらいの頻度で起こるのか、「認知症」への対応はどのように行うかなど、身近な問題ではあるものの、普段はあまり意識しない問題をわかりやすく丁寧に説明してくださいました。

 「認知症」は決して他人ごとではなく、誰しもが直面する身近な問題であることが講座を聞いていてよくわかりました。今までは何となく知っていても中学校の授業で扱うことはほとんどありませんでした。これを機に、生徒たちが身近で大切な問題について真剣に考えることができたらと思います。

 もう一つは、2年生の理科の授業です。先日の生き物の内臓の実物を観察した授業の続きとして、「体の中で一番大切だと思う臓器」を自分なりに考え、調べ、発表するという活動が行われました。生徒たちは、自分が最も大切だと思う臓器を選び、タブレットパソコンを用いてスライドにまとめ、近くの人に発表を行いました。

 「私は肺が一番大切だと思います。なぜなら・・・・」「私は心臓が一番大切だと思います。なぜなら・・・」とクラス全員が相手に伝わるように一生懸命調べた内容を発表していました。今回は中郡の理科の先生への研究授業としての側面もあり、ICTを効果的な使用した素晴らしい授業でした。

 ICT機器を自在に使いこなすことは、GIGAスクール構想の要です。様々な教科で、このような実践を積み重ねることで、高度情報化社会に適応できる人材に育つことを期待しています。

◎認知症サポーター養成講座の様子

◎2年生理科の授業「私が一番大切だと思う臓器」

 

 

 

 

令和5年度を見据えて~部活動の地域移行への取り組み

 12月6日(月) 令和5年度から、段階的に部活動の地域移行が検討され始めています。部活動は学校の教育活動の一環として、意義のあるものであり、生徒たちの成長にも大きな役割を果たしてきました。しかしながら、教職員の長時間労働の要因にもなり、その在り方が議論されています。

 そこで、二宮町にある総合型スポーツクラブ「ラビッツクラブ」の代表である小林等さんが、部活動あり方について、経済産業省の後援を得て、地域の活性化を含めた地域のスポーツクラブの在り方に関する実証事業に取り組むこととなりました。

 その手始めとして、二宮中学校の体育館にて「フットサル」が行われ、小林さんを始め3名のコーチの方やスタッフの方々がみえられました。中学生も二宮中と二宮西中の生徒6名が申し込み練習に参加しました。参加した中学生もコーチも和気あいあいとした雰囲気で楽しく、かつ真剣にフットサルに取り組み、充実した時間を過ごすことができました。

 この「ラビッツクラブ」の取り組みは、来年1月まで行われ、その後、その結果をもとに地域におけるスポーツクラブの在り方などの検討を順次進めていく予定となっています。

 欧米においては、地域に根差した「地域型スポーツクラブ」はかなり普及しており、特定のスポーツのトップチームを持ちながら地域の生涯スポーツやその他の事業にも手を広げている例は多数見られます。今回の検証事業は、そのような地域型スポーツクラブの在り方を模索する一つです。部活動の在り方と合わせて、これからの二宮町の生涯スポーツの方向性が見えてくることを期待します。

追伸:まだメンバーに余裕がありますので、やってみたい中学生は学校までお問い合わせください。

 

生徒朝会を行いました

 12月2日(木) 師走に入り、朝の風も冷たくなってきました。そのような中、コロナ感染症も落ち着いている状況を踏まえ、生徒朝会を行いました。今年度は、1月より蔓延防止等重点措置や緊急事態宣言によりほとんど実施することができていませんでした。オンラインでの生徒総会や生徒評議員会なども工夫して行われ、それはそれで意味のある取り組みですが、やはり全校が一堂に会して生徒会の活動を見ることには、一層の価値があると思います。

 朝会の初めには、生活委員会による「冬の服装の着方」について、舞台を使った説明が行われました。学校という場にふさわしい服装、身だしなみはどうあるべきか、生活委員の生徒たちが実演しながら、全校生徒に示してくれました。先生から指導を受けるのではなく、生徒たちが自ら身だしなみを整えていこうとする取り組みに感心しました。

 その後、令和4年度の生徒会本部役員ならびに各委員会の委員長への認証式が行われました。壇上で認証証を手渡された生徒会本部役員や委員長からは、「これから頑張って、素晴らしい二宮中学校を創り上げるぞ!」という気概をしっかりと感じ取ることができました。

 本校の学校教育目標である「主・人・公」は、生徒による生徒たちの活動が中心であることを示しています。来年度の生徒会の活躍に期待したいと思います。

触る 見る 体験する 発見する!

 12月1日(水) 2年生理科、福田先生の授業において、動物の体のしくみを体験する授業が行われました。体のしくみと言っても、体の内部、内臓のしくみを理解するものです。福田先生は、実際の動物の内臓を用意し、各班ごとに自由に観察させ、そこから内臓のそれぞれの役割を発見させる授業を展開しました。

 心臓、肝臓、小腸、大腸、胃、すい臓などそれぞれの内臓の部位の色や形を観察することはもちろん、実際に手に取って感触を味わうことで、生徒たちはその臓器の持つ役割についてつぎつぎと新しい発見をしていきました。

 「心臓はとても筋肉質だね。血液をたくさん送り出すからだ!」「肝臓は表面はざらざらしている。だけどとても大きい。きっと血液をきれいにする役割は重要なんだね!」「小腸はグニャグニャしているけど、とても長いね」など実物の持つ迫力に圧倒されながらも、興味深そうに授業に取り組んでいました。

 新学習指導要領では「主体的に学習に取り組む態度」が重視されています。今回の理科の授業はまさに「主体的に」生徒が活動し、取り組む素晴らしい授業だったと思います。

秋祭りをおこないました!

 11月29日(月) 昨日28日(日)本校において、学校運営協議会主催の「秋祭り」を実施しました。本来、学校運営協議会の議論の中では、各地域の「夏祭り」などに、中学生の参加が少なくなり、盆踊りなどの昔からの伝統が引き継がれなくなっているため、コミュニティ・スクールの中で、ないかできないかとの思いから企画されたものです。そのため、当初は「夏祭り」として実施予定でしたが、コロナ感染症の第5波を受け、延期に次ぐ延期となり、11月末の「秋祭り」となりました。

 当日は、学校運営協議会会長の藤原さんの働きかけで、保護者の方を始め、ボランティアの生徒で準備・運営がなされました。開始時間の15時には参加する多くの生徒が来校しました。まず初めに、保護者の方々が作ってくださった、世界各国の料理を楽しむコーナーが各教室に設けられ、生徒は思い思いにいろいろな国の料理を楽しんでいました。

 その後、舞台を校庭に移し、〇✕クイズ、部活動対抗クイズリレー、〇〇を叫ぶ、出し物披露などが行われました。〇〇を叫ぶでは、3年生の男子生徒が、日ごろからお世話になっている加藤先生へ、感謝の言葉を送り大変感動的でした。

 後半の舞台では、キーボードの演奏やギター弾きがたり、チェロと歌、吹奏楽部による演奏など、多彩な出し物が見られました。それぞれの歌や演奏にしばし時を忘れ、多くの生徒が耳を傾けていました。

 夕闇が迫る中、最後のフィナーレであるイルミネーションの点灯が行われ、藤原さんの「点火」の声と同時に、校舎4階より「帆船」をイメージしたイルミネーションが浮かび上がりました。この「帆船」は、生徒たちのこれからの人生の「船出」が順調なものであるようにという藤原さんからの強い願いを込めたメッセージでもあります。

 今回は初めての「秋祭り」であり、スムーズに行かないところもありましたが、これからも地域や保護者の方々と生徒が楽しくつながれるような機会を持つことができるように様々な企画を考えていきたいと思います。

お菓子会社を経営しよう!

 11月26日(金) 3年生の公民の授業では、株式会社の仕組みや金融について学ぶ単元があります。生徒たちは、株式会社や金融(お金)について、漠然とした知識はあるものの、実際のしくみとして理解していないと思います。そこで、今回3年生の公民では、株式会社を経営することで、会社のしくみを知り、さらにそこからお金の動きを模擬体験しながら身に着ける授業を実践しました。

 今回の授業では、日本証券業協会の方々の協力のもと、お菓子会社を経営する中で、お菓子の新製品を企画し、販売し利益を上げる模擬体験を行いました。生徒たちは、班ごとに分かれ説明を聞いた後、それぞれの創意工夫を凝らしたお菓子のパッケージを制作しました。

 季節感を出したもの、販売対象を考えたもの、お菓子のネーミングに凝ったものなど、中学生ならではの工夫が随所に見られました。販売は班ごとに行い、それぞれのグループが和気あいあいと楽しそうに取り組んでいる様子が見て取れました。

 社会科はともすると「暗記教科」と言われることも多くありましたが、本来は実社会と密接に結びついた教科でもあります。今回の授業のように、実社会を模擬体験することで、社会の仕組みを理解したり、将来の仕事を想像したりすることはキャリア教育にもつながります。生徒がより社会に興味を持ってほしいと思います。

世界修学旅行!

 11月17日(火) 先週金曜日、3年生の総合的な学習の時間に「世界修学旅行」を実施しました。これは、本校の学校運営協議会会長の藤原さんが、9月に実施予定だった修学旅行が中止になったことを心配し、実際の旅行に連れていくことは難しいけれど、バーチャルで世界各地に修学旅行に連れていくことはできないか?という発案のもと、ご自身につながりのある世界各地の人と、オンラインで繋がり、生徒たちに体験させるという企画です。

 当日は、中国、タイ、アメリカ合衆国、フランス、イギリス、デンマークに在住の方々と、オンラインで繋がりその国の様子や文化、特色や課題などについてライブでのお話を聞きました。現在では、インターネットを通じて様々な国の情報が入ってきますが、住んでいる人ならではのまさに生きた情報を、生徒たちは興味深く聞いていました。「百聞は一見に如かず」という言葉が当てはまる時間でした。

 各国の様子を聞いた後は、質問タイムとなり、それぞれ思い思いに質問をしていました。初めて聞くことも多く、日本と世界の様子の違いに改めて驚いたようでした。

 情報化社会と言われて久しく、学校でもICTの活用が叫ばれる中、世界をライブで中継するという最先端の取り組みをしていただいた藤原学校運営委員会長に感謝するとともに、この取り組みから世界に目を向ける生徒が一人でも増えることを願っています。

オンライン生徒総会が開かれました

 11月16日(火) 昨日、今年度第2回目の生徒総会がオンラインで行われました。今までの体育館に全校が集まっての生徒総会から形を変え、コロナ禍においても実施可能な形を模索する中で試行されました。

 生徒会本部役員および各委員会の委員長は体育館に集まり、各クラスと中継をつないだクロムブックの前で質疑応答を行いました。生徒会本部役員の議長さんが、各クラスの状況を把握しながら、議事を進めました。委員会からの提案に対して、質問や意見がある場合には、そのクラスのクロムブックから伝えられ、話し合いが進められました。各クラスから直接意見が届けられることから、リラックスした雰囲気が感じられました。

 生徒総会は、すべての生徒が生徒会のことについて話し合う唯一の場であり、直接民主制を体験できる貴重な機会でもあります。時代に合わせてオンラインでの参加となりましたが、すべての生徒が生徒会や委員会の取り組みに耳を傾け、話し合いに参加することは、近い将来の主権者を育てる上でも、大変貴重なことだと思います。

 

生徒会本部役員選挙立会演説会が行われました

 11月11日(木) 今週月曜日、生徒会本部役員選挙の立会演説会が開かれました。今年度は定員6名のところ、同数の6名の立候補があり、体育館で推薦者とともに演説を行いました。コロナウイルス感染予防の観点から、3年生は教室においてオンラインで、1,2年生は体育館においてソーシャルディスタンスをとりながら、立候補者の話を聞く形をとりました。

 折しも、衆議院議員選挙が行われたばかりであり、実際の選挙においても18歳からの投票が可能になったこと、今回の衆議院議員選挙においても若い人たちの政治への関心の高まりなどをふまえ、校内での選挙とはいえ、緊張感のある立会演説会となりました。

 立候補した6人はもとより、推薦者の生徒たちも、立候補者の素晴らしい部分やこれからの生徒会を担うにふさわしい資質を持っていることを十分にアピールしてくれました。

 投票は、立会演説会のすぐ後に各学年ごとに実施されました。こちらも、国政選挙で使われる本番用の投票箱を二宮町の選挙管理委員会よりお借りしたことで、生徒も本番さながらの投票を行うことができました。投票の後は即日開票が行われ、見事に6人とも信任を得て、生徒会本部役員に当選することができました。

 現在、コロナ感染症はかなり落ち着きを見せています。この状況が引き続き、来年度は生徒会本部が本来の活動を取り戻し、明るく平和な日常が戻ってくることを願っています。

生徒会本部役員選挙の政見放送が行われました

 11月5日(金) 折しも、衆議院議員選挙が先月末に行われたばかりの11月初め、本校においても次年度の生徒会本部役員選挙が行われました。生徒会本部役員は生徒会の中心として、二宮中学校の生徒たちの学校生活をより良くするために活動を行います。それぞれが会長、副会長、総務、書記などの役職を担い、生徒評議員会を主催したり、生徒総会を開催します。また、汐鳴祭文化の部の後夜祭も生徒会本部が企画運営を行います。

 今年度は、6名の生徒の皆さんが立候補をしてくれました。政見放送は、テレビを通じてそれぞれの思いを訴えました。候補者のだれもが、二宮中学校の生徒が楽しく、過ごしやすい学校を創ることを目標に頑張っていくことを話してくれました。

 今回の衆議院議員選挙では、20代の政治離れ、選挙への無関心が叫ばれていましたが、このような生徒会選挙を通して、政治や選挙に関心を深めてもらえたらと思います。

 

「だし」の味はどんなかな?

 11月1日(月) 日々秋めいてきた本日、二宮町学校給食センターの八巻さんが来校し、2年生の家庭科の授業を行ってくださいました。授業のテーマは「だしについて知ろう」です。家庭科の銅谷先生とともに企画し、一緒に授業実践をすることとなりました。

 授業では味覚の要素である「甘味」「苦味」「酸味」「塩味」「うま味」を説明した後、「うま味」のもとである「だし」について、実際のだしを味わいながら、理解する内容でした。八巻先生と銅谷先生から「昆布だし」「かつおだし」「昆布だし+かつおだし」「顆粒だし」を配ってもらい、それぞれ味わいました。「味がない」「こちらのほうがおいしい」「色が濃い」「香りが強い」など、それぞれの特徴を生徒同士で見つけながら、楽しく授業に取り組んでいました。

 普段、なかなか接することのない給食センターの方から授業を受けることで、日々のおいしい給食を作ってくださっている方々の姿を想像し、明日からの給食をよりおいしく味わってもらえると、今日の授業の意味があるのではないでしょうか。

 

生徒会本部役員選挙が始まりました

 10月29日(金) 折しも、衆議院議員選挙が2日後に迫った本日より、本校の生徒会本部役員を決める選挙に立候補した生徒たちによる、選挙運動が始まりました。例年、立候補者は昇降口に立ち、アピールをするのですが、今年はコロナウイルス感染予防のため、候補者を割り当て、蜜を避ける形で運動が行われ、候補者の他、運動員となった生徒たちが「清き一票をお願いしま~す!」と大きな声で訴えていました。

 現実の選挙においては、20代の人たちの投票率を上がるためにはどうしたら良いかが課題となっていると聞かれます。中学生のうちから選挙に関心を持ち、自分たちの暮らしは自分たちで創り上げるとの思いを持てば、将来主権者として立派に国民主権を実現してくれると信じています。

 

二宮町の町づくりについてより深く考えました

 10月27日(水) 先週の金曜日の5校時、3年生の総合的な学習の時間に、二宮町役場企画政策課の竹内さんが来校され、3年生を対象に、これからの二宮町の町づくりについて、お話をしてくださいました。題して「Ninomiya Sousei  Project (通称NSP) ~二宮創生プロジェクト」です。

 竹内さんからは、二宮町がベッドタウンとし成り立ち始めた頃の話や二宮町の魅力(強みと弱み)、メリットとデメリットは裏腹であるなどの説明があり、その後、二宮町が抱える課題「少子高齢化」や「財政」「公共施設の老朽化」などについてお話しされました。

 時折、ジョークを交えながら生徒の中に入りこみ、やり取りをしながら楽しくお話が進められました。リラックスした雰囲気の中にも、二宮町の課題について真剣に捉え、これからの町づくりのビジョンを一人一人が考えているようでした。

 現代社会には地球規模の課題から、身の回りの課題まで様々な問題があります。未来に生きる生徒たちは、その一つ一つを解決していかなければなりません。しかし、悲観的に捉えることなく、協力し合い、より良いものを創り出すという意識で立ち向かっていけば、必ず明るい未来となると信じています。未来のより良い二宮町をみんなの手で作ってほしいと思います。

 

異校種体験交流事業(二宮小学校)が行われました

 10月20日(水) 昨日、本校音楽科の山田環子教諭が、異校種体験交流授業の一環として、二宮小学校に1日出向き、小学校の児童とふれあうとともに、授業実践を通して小学校の先生を体験してきました。これは、二宮町の小中学校で進められている、小中一貫教育の一つとして、小学校の先生が中学校に、中学校の先生が小学校に出向き、それぞれの学校での体験を通して、小中一貫について、成果や課題を見い出すために行われています。本校では、1学期に社会科の嘉山教諭が二宮小学校に出向き、小学校からは松尾教諭が中学校へ来られました。

 二宮小学校に行かれた山田先生は、2年3組の児童とともに1日を過ごすことになりました。小学校2年生は、中学生とは体の大きさも違えば、行動も全く異なります。しかし、山田先生は持ち前の明るいキャラクターでたちまち児童たちの人気者になったそうです。昼休みには校庭で元気に児童と鬼ごっこをしていました。

 音楽の授業では、ゲームを取り入れたり、ピアニカで夕焼け小焼けを演奏したりして、楽しい1時間を過ごしました。児童も普段とは少し違った本格的な中学校の音楽の授業をとても楽しんだようでした。

 来週は小学校から先生が見えられます。普段なかなか交流することのない異校間ですが、この交流事業を通して二宮町の児童生徒を9年間を見通して育成する方策を探っていきたいと思います。

汐鳴祭文化の部が行われました!

 10月15日(金) 秋晴れの下、今年度の汐鳴祭文化の部が行われました。コロナ禍での開催ということもあり、例年行っていた合唱コンクールは実施せず、また保護者や地域の方の来場も無しという中で実施いたしました。

 今年度は金曜日の開催とし、午前中に準備と最終チェック、午後から開会式を行い、その後学年ごとに体育館での動画鑑賞、学級展示の見学、特別棟の教科展示や部活動展示の見学をローテーションしました。半日日程という短い時間となってしまいましたが、生徒たちはそれぞれに楽しんでいたようです。

 今回の汐鳴祭文化の部のテーマは「光輝燦然 ~モノクロの世界を君色に染め上げろ~」というものでした。これは、コロナ禍で暗く灰色のイメージとなっている世界を、生徒たちの「個性という色」をもって鮮やかに染め上げたいとの思いがこもっています。また、一人一人の色が重なり合うことで、素晴らしい色のハーモニーを生み出す点は、まさにクラスでのステンドグラス作成そのものと言えます。今回、汐鳴祭文化の部で培った学級での絆を、これからの学校生活にぜひ生かしていってほしいと思います。

 

もうすぐ汐鳴祭文化の部!

 10月13日(水) いよいよ汐鳴祭文化の部があと2日に迫ってきました。今年度は合唱が実施されないこともあり、生徒たちは、クラス展示に全力を注いでいます。ほとんどのクラスがステンドグラスの制作をしていますが、中でも1年生はビニールやセロハンではなく、半紙に色を付けて制作をしています。ビニールやセロハンの質感とはまた違った、独特の風合いがあり、味のある作品に仕上がりそうです。

 各クラスでは、感染に注意しながらも楽しそうに作業に取り組む様子が見られました。作業の様子を見ながら、生徒たちの発想やデザインの素晴らしさに感心させられます。当日は素晴らしい作品が見られることを期待します。

オンライン生徒評議員会を行いました

 10月8日(金) 昨日、生徒会によるオンライン生徒評議員会が行われました。生徒評議員会は、各学年の学級代表員、各委員会委員長、生徒会本部役員が一堂に会し、学校生活の向上を目指して定期的に行われる会議です。国で言えば国会に相当するものと言うことができます。

 今までは、生徒会室や理科室などを中心に議事を行っていましたが、コロナ感染予防の観点から、オンラインで実施を施行しました。3つの教室を使用し、一つが生徒会本部役員および発表者が発表をする教室、後の2つは発表を聞きながら、意見を述べる教室に分散しました。発表やその傍聴には大型テレビを用いるとともに。議案書はクロムブックを手元に、会議が進められました。

 初めての試みということもあり、機器の調整や発表の仕方などに若干の戸惑いはあったものの、発表者は堂々と発表を行い、聞く側の生徒も大変真剣に取り組みました。オンラインということで、活発な議論が繰り広げられるというところまでは至りませんでしたが、今後この形が定着していけば、望ましい議論が交わされるのではないかと思われる取り組みでした。

未来の二宮を考える~中学生ワークショップが行われました

 10月7日(木) 昨日、放課後本校の生徒会本部のメンバーと同じく二宮西中学校の生徒会のメンバーが、オンラインにて町役場とつながり、「10年後の二宮を考える 中学生ワークショップ」に参加しました。これは、町役場の企画政策課による、「二宮町総合計画」の策定に伴い、未来を担う町の中学生から、まちづくりに関する意見を募り、村田町長と直接話し合いをしようと企画されたものです。

 生徒会本部役員の生徒たちは、事前に町役場の企画政策課の方と打ち合わせを行い、「二宮町の田舎度・都会度」を考えたり、「二宮町の魅力」「町の将来イメージとまちづくりに向けた役割」「大人になっても住み続けるために必要な施設や公共空間」などの項目について話し合いを進めました。

 この話し合いを行う前段階として、3年生は1学期に社会科でまちづくりについて学び、その際にアンケートを実施しました。そのアンケートが今回の話し合いの重要な資料として使われることとなりました。

 放課後、校長室に集合した本部役員のメンバーは最初は緊張の面持ちでしたが、徐々に打ち解け真剣に話し合いを行っていました。自分の意見を発表するときは、フリップに自分の意見をまとめたものを提示し、わかりやすく伝える工夫もしていました。

 1時間半に及ぶ中学生と町長の話し合いでしたが、生徒たちの表情からも大変有意義な時間であったことが伺われました。未来を担う中学生たちが、将来の町づくりに夢を持つことはとても素晴らしいことだと思います。これからも同様の機会をさらに広げ、より素晴らしい二宮町にしていってほしいと願います。