学校からのお知らせ

令和3年度 1年間ありがとうございました。

3月29日(火) 令和3年度があと数日となりました。二宮中学校の近くの浜端橋の桜も満開に近くなりました。コロ ナウイルス感染症の影響で今年度も十分な教育活動ができたとは言い切れませんが、「できることをできるなかで」精一杯に取り組んでくれた生徒の皆さん、本校の教職員、また陰で支えてくださった保護者の皆様、地域の皆様、その他学校に関わった関係諸機関の皆様方すべてに感謝申し上げます。

 今年度の卒業式も、残念ながら当日は在校生を招いて行うことはできませんでした。そのため、前日の予行練習で本番と同様の式を行いました。最後には、卒業生から素晴らしい歌のプレゼントをもらいました。

 卒業式当日は、保護者の方々に見守られて、卒業生123名が立派に式を行ってくれました。卒業証書を受け取る姿は凛々しく、一人一人成長した姿を見せてくれました。かかわった職員も感無量でした。

 校長からは、道徳の授業で伝えた秋澤瞳さんの生き方から、人生は儚いかもしれないけれども、夢を持って支え合いながら生きることが大切であること、また、学校教育目標である「主・人・公」になぞらえ、自分の人生の主役は自分自身であり、未来に向かった力強く生きていって欲しいとのメッセージを話させてもらいました。

 令和3年度が終わり、令和4年度となります。これから二宮町では小中一貫校への取り組みが本格化します。また、コミュニティ・スクールの活動も活発になります。さらには部活動の地域移行なども控えています。様々な課題がある中で、生徒たちの健全育成を目指し、二宮町ならではの教育を目指し、より良い二宮中学校を目指していきたいと思います。

 令和3年度もご支援ありがとうございました。

お世話になった学校に感謝を込めて

 2月17日(木) 2月に入り、3年生の受験(受検)が本格的に始まり、多くの生徒が受験に挑んでいます。10日前後には私立高校の試験が、15日には公立高校の学力試験が行われました。公立高校の受検では、学力試験に続いて面接があり、一部の高校においては特色検査も実施しています。

 本日は、30数名の生徒が公立高校の面接に臨みました。すでに私立高校に合格していたり、受検が終わった生徒は1時間だけの登校でしたが、自分たちから自発的に校舎内外のあちらこちらを清掃してくれました。

 日差しはあるもののやや肌寒い中、教室の網戸を清掃したり、日頃清掃の行き届かない非常階段をきれいにしたりと、一生懸命に取り組んでくれました。

 ややもすると、受験(受検)が終わった安心感や気の緩みから、だらだらと過ごしがちになるところですが、反対に学校のための奉仕活動を自発的に行うなど、本当に素晴らしいことだと感心しました。この姿勢を最後まで貫き、立派な卒業式を迎えて欲しいと思います。

【PTA】令和3年度PTA臨時書面総会の議案に係るご意見・ご質問について

 日頃より、PTA活動にご理解・ご協力いただきまして誠にありがとうございます。

 2月3日付文書で、お知らせしました通り、臨時書面総会を開催するにあたり、2月7日(月)を締切として、会員の皆様からご意見・ご質問を次の通り、いただきましたので回答とあわせてお知らせいたします。

 

第1号議案:PTA規約の改正について

⇒2月7日(月)17:00時点で、規約改正に係るご意見・ご質問はありませんでした。

 

第2号議案:PTA補正予算案(特別会計に積立金を繰り入れる件)について

⇒2月7日(月)17:00時点で、PTA補正予算案に係るご意見・ご質問はありませんでした。

 

その他

◯PTA予算について:成人教育委員会費のキャラクターグッズは具体的に何か。キーホルダーを作ることは可能か。

⇒今年度は、クリアファイルを作成し、近日中に配付予定です。

 頂いたご意見は、令和4年度の事業計画立案時の参考にさせていただき、検討してまいります。

 

議決権行使書の提出は、2月14日(月)が締め切りとなっておりますので、ご提出いただきますようよろしくお願いします。

 

オンライン朝の会を行いました

 1月31日(月) 新型コロナウイルス感染症の罹患者が毎日のように増加しています。神奈川県でも先週ついに1日の感染者数が8千人を大きく超えました。二宮町の感染者数は、爆発的な増加は見られないものの、少しずつ増えてきており、町内の小中学校でも学級閉鎖が出始めています。

 そのような状況を受け、本校では学級閉鎖、学校休校に備えて、オンライン授業の準備を進めています。本日は、その一環として「オンライン朝の会」を実施しました。生徒は全員、先週金曜日にクロムブックを持ち帰り、本日の8時15分から25分までの朝の会に備えました。

 各担任は、教室において生徒とオンラインでつながり、出席確認や日程確認などを行いました。ほとんどの生徒が制服に着替え、登校の準備をしながら自宅での朝の会に「出席」することができていました。

 ICT機器が身近になり、オンラインで学校と家庭がつながるようになり便利な一面はあるものの、やはり、学校に登校し、きちんと対面で授業を行えることが大切です。コロナ禍が1日でも早く解消され、マスクを気にすることなく学校生活が送れる日が来ることを願っています。

1,2年生の総合的な学習の時間の発表会が行われました

 1月28日(金) 1月26日(水)より1,2年生の総合的な学習の時間の発表会が各クラスで行われました。本来は、保護者の方にご来校いただき、自分のお子様の発表を参観していただくのですが、今回はコロナウイルス感染症の拡大により、急遽中止とさせていただきました。予定をしていた保護者の方々には申し訳なく思っています。

 1年生は、「職業調べ」の内容を、2年生は「鎌倉自主見学」での内容を、発表しました。各クラスの生徒は、自分で調べてまとめたことについて、クロムブックを用いて作成したスライドを映しながら、発表を行いました。時に恥ずかしそうに、時にユーモアを交えて発表する姿は、とても微笑ましく、聴いている生徒たちの姿勢も素晴らしいものでした。

 かつて発表と言えば画用紙や模造紙に書いたものを提示していました。今はクロムブックを用いて、スライドにして「動く紙芝居」のように発表をしています。生徒たちのスライドの中には、思わずくすっと笑ってしまうものや、イラストなどを用いて大変分かりやすくされているものなど、随所に工夫が凝らされています。

 将来職業について時には、様々な場面でプレゼンをする機会が多くあります。この総合的な学習の発表会を通じて、人前で話をし、自分の考えをしっかり伝えること、効果的に表現する力などを身に着けて欲しいと思います。

お祝い 令和4年度新入生保護者説明会について

令和4年度入学予定生徒の保護者の皆様

 

1月21日(金)14:00より開催予定であった新入生保護者説明会の内容について、こちらでお知らせいたします。

新入生保護者説明会の冊子と口座振替関係の書類をお手元にご準備いただき、動画の内容をご確認 いただきますようお願い申し上げます。

 

なお、動画視聴にかかる通信料は各家庭でご負担ください。また、動画視聴が難しい場合や不明点がございましたら、二宮中学校までお問い合わせください。

 

【説明会の動画】※タイトルをクリックしていただくと、動画視聴が可能です。

◎校長あいさつ

 

◎学校生活について①

 (授業時間数・日課表・一日の生活について・PTA活動について・入学式のご案内)

 

◎学校生活について②

(服装、持ち物等について・部活動について)

 

◎学校徴収金について

動画中のスライドはこちら↓

 学校徴収金について(説明会動画用).pdf

 

◎マチコミの登録について

 

◎自転車通学について

 

◎サイバー社会で子ども達を守るためにできること

(大磯少年補導員連絡会)

 

🌸お子様のご入学を教職員一同、心よりお待ちしております。🌸

生き続けるともしび 秋澤瞳さんの人生に学ぶ

 1月13日(木) 「生き続けるともしび」は、二宮町でピアノ・リトミックの教室を開いていられる一色由利子先生の教え子で、2018年不慮の事故で亡くなられた秋澤瞳さんの生き方を伝えるために、一色先生や秋澤瞳さんのお母様などから聞いたことをもとに、小中学校での道徳教材として作成したものです。

 昨年、一色先生は秋澤瞳さんの生きた証を残したいと、「ニコニコおひさま」という曲を作詞・作曲され小学校で授業をされました。その様子は、タウンニュース等でも取り上げられ、多くの方々の知るところとなりました。今回、二宮中学校では、瞳さんの頑張った姿、その生き方から学べることを道徳の授業として、1年生から3年生までの全クラスで実施しました。

 授業では、瞳さんが聴覚の障害を克服し、充実した学生生活を送り、海外留学を果たすまでになったことに対して、夢や目標を持つことの大切さ、周囲の人たちの支え、ハンディキャップを特別視しないことなど、生き方として大切なことが意見として多く出されました。

 また、瞳さんが志半ばで命を終えてしまったことについては、「悲しい」「かわいそう」といった意見だけではなく、「一生懸命生きたことは必ず人に伝わる」「亡くなってしまったことは悲しいけれど、頑張ったことには意味がある」など、瞳さんの人生を有意義なものであったと感じる意見も少なからず見受けられました。

 中学生は多感な時期でもあり、自分自身を否定したり、悩んだりすることも多いと思います。そのような時には、ぜひ秋澤瞳さんの頑張った人生、前向きな生き方を思い出し、糧としてほしいと願います。

 

 

3学期が始まりました

 1月11日(火) 3学期の始まりは雨となりました。1月初めには雪が降り、例年になく寒い冬となっていますが、3学期に登校してきた生徒たちは皆、元気な様子でした。しかしながら、全国的なコロナ感染症の広まりを受け、3学期の始業式は急遽、放送で行うこととしました。

 始業式では、今年の東京、箱根間の大学駅伝で優勝した青山学院大学の原晋監督の話をしました。原監督は、青山学院大学を駅伝の名門校にした名監督で、たくさんの名言もあります。その中で私が最も感銘を受けた言葉を生徒に紹介しました。それは「覚悟がなければ結果は出ない」というものです。

 2学期の終業式では、大谷翔平選手や阿部和弘選手をあげ、夢を持つことやそれに向かって努力することの大切さを話しました。今回はその夢を果たすには「覚悟」が必要であることを伝えました。「覚悟」とは、「なにがなんでもやり遂げようとする強い決意」だと思います。その「覚悟」があって初めて、夢をかなえたり結果を出すことができるのです。

 3年生は、あと1か月ほどで受験です。1,2年生は、3か月もするとそれぞれ最上級生、中堅学年となります。自分が求められていることに対して「覚悟」を決めて取り組んでほしいと思っています。

 最後に、今年は寅年です。ぜひ、様々なことに”トライ”して欲しいと願っています!

明けましておめでとうございます。

 令和4年1月5日(水) 新年あけましておめでとうございます。今年の正月は比較的天候の良い日が続きました。恒例の箱根駅伝も実施され、二宮町も多くの方が沿道で声援を送っていました。

 心配されるのはコロナウイルスの変種株です。年末は収まっていた感染者数が、ここの所少しずつ増えてきたのが気になります。一層の感染予防を図りながら、3学期を迎えたいと思います。

 2学期の終業式に、令和3年に話題になった大谷翔平選手を取り上げました。大谷選手は、高校生の頃「マンダラチャート」というものを作成し、夢に向かって努力したそうです。マンダラチャートとは、9つのマスに区切られた中心に大目標を書き、その周囲にそれを達成する中目標を書きます。さらに、その中目標の周りにそれを達成するための具体的な行動を記入します。そうして、具体的な行動を大目標につなげていきます。このような活動があって初めて大谷選手はメジャーの中で成功したのだと思います。

 もう一人、本校の卒業生で夢を叶える一歩を踏み出した人を紹介しました。それは日本ハムファイターズの育成選手としてプロ野球の世界に入った阿部和弘選手です。二宮中学校卒業後、平塚学園高校に進学し、持って生まれた走力で神奈川県予選で活躍し、スカウトされプロ選手となることが決まりました。

 令和3年は、コロナの影響で活動が制限され、苦しい1年でした。しかし、夢をもって進めば必ず叶うということを先輩からも学ぶことができました。令和4年のスタートに当たり、今一度夢を持つこと、それに向かって努力することの大切さを感じてほしいと思います。(学校便り 汐鳴り No,6にも掲載いたしました)

 

 

 

世界がもし100人の村だったら

 12月17日(金) 3年生の社会科の授業で、担当の境野先生が「世界がもし100人の村だったら」という本にもとづく、ワークショップ的授業を実施しました。この本は、2001年に初版が出され、世界の人口を100人に見立て、人口や環境の違い、言語の多様性などを理解するとともに、教育や戦争・紛争、貧富の差、などについて、わかりやすく書かれたものです。

 今回はこの本をもとに、言語や民族の多様性、栄養状態の偏り、貧富の差などについて、一人一人に配られたカードの情報から、グループを作り、体験的に学ぶ授業となりました。カードには「ニーハオ」「ハロー」といった聞いたことのある挨拶から「バルカ」「エ カァサン」など聞きなれない言語のあいさつなどがあり、言語の多様性に気づかされました。同じようにカードには栄養状態や富(貧富の差)に関わるマークが記されており、そのマークごとにグループが作られ、その度にそれぞれのグループがどのような状況にあるかが説明されました。

 貧富の差を体験した際には、実際に富の集中する国のグループには一人一人に「880,000パンダ」(お金)が配られ、最も貧しい国のグループでは8人のグループに「5,000パンダ」しかもらえませんでした。このことから、生徒たちは世界の富が偏っていることを、具体的に理解したようでした。

 最後に、文字が読めないことでどのようなことが起こるかを、体験する実験が行われました。それぞれ「水「毒」「薬」に見立てた「水」「塩水」「乳酸菌飲料」の入った紙コップに、アラビア文字が書かれたものを用意し、代表の1名の生徒に試してもらいました。選ぶのは別の生徒です。文字が読めないので「カン」で選びましたが、最初は「水」を次に「塩水」を選んでしまいました。このことから、文字が読めないことは、人の生死につながることであるということも理解しました。

 世界はますますグローバル化が進んでいきます。しかし、日本に入ってくる情報にはやや偏りがあるように感じられます。今回のような授業を通して、世界の全体像を見渡し、公平な視点で世界を眺められる生徒に育ってくれることを願います。

 

 

 

 

 

 

 

地球戦隊スクウージャーがやってきた!

 12月16日(木) 師走も半ばを過ぎた本日、3年生の授業において「地球戦隊スクウージャー」がやってきました。正体は、二宮町役場の生活環境課の山下さんと北川さんです。この生活環境課では、二宮町の環境を守ることはもちろん、未来の地球環境のことを考え、小中学生への啓発活動にも力を入れています。本日はその一環として、3年生の公民の授業において、地球環境の問題とそれらを解決する手立てについて、楽しく講義をしてくださいました。

 特別授業の講師として紹介された「スクウージャー」のレッドとブルーの2人は、軽妙な掛け合いで生徒の笑いを誘いながら、時に真剣に環境問題について講義をされていきました。講義の中では生徒たちに「海洋プラスチック問題を解決するにはどうしたら良いか?」という課題を一緒に考えたり、講義の終盤では「脱炭素社会を目指すには、だれがどのような取り組みをすることが良いか」など、考えを引き出す場面も見られました。生徒たちは、その課題を真剣に考え、発表をしてくれました。

 「スクウージャー」の2人が強調していたのは「自分事としてとらえる」ということです。ややもすると、自分とはあまり関係のない他国のこと、自分が関わらなくても誰かがやってくれる、と思いがちです。しかし、最も大切なことは、「何のために学ぶのか?学んだことをどう生かすのか?」ということだと思います。

 地球温暖化は、今まさに身近な問題として顕在化しています。その問題を解けするために、未来に生きる生徒たち一人一人が「スクウージャー」となって活動してくれることを願っています。

ユニセフパネル展&ユニセフ募金

 12月9日(木) 今週6日の月曜日より、中央階段において「ユニセフパネル展」を行っています。これは、毎年厚生委員会が、世界中の子供たちの現状を知り、少しでもその子供たちの助けになるように募金をしようと実施しているものです。

 中央階段の廊下に貼られたパネルには、世界中で貧困や紛争、環境問題などで大変な思いをしている子供たちの様子がリアルな写真で掲示されています。中学校でも、社会科において世界の現状の学習は行っていますが、このユニセフパネル展は子供たちの姿をより身近に感じられ、生徒たちにとっても考えるきっかけになるものだと思います。

 「Think globally Act Locally」という言葉があります。世界全体に想いを馳せながらも、行動は身近なところから。生徒の皆さんが少しでも世界の子供たちのために行動しよう、というに認識を持ってくれると嬉しいです。

授業実践2題

 12月7日(火) 今年も残すところ3週間余りとなりました。しかし、生徒の皆さんは寒い中でも元気に登校し授業を受けています。昨日、3年生と2年生において、特色ある授業が行われました。現代ならではの取り組みとして紹介いたします。

 3年生では社会科の授業の一環として「認知症サポーター養成講座」という出前授業を、町の高齢者介護課地域包括支援センターの方々が来校され、行ってくださいました。「認知症」にはどのような種別があるのか、それぞれの「認知症」の特色はどのようなものか、「認知症」はどのくらいの頻度で起こるのか、「認知症」への対応はどのように行うかなど、身近な問題ではあるものの、普段はあまり意識しない問題をわかりやすく丁寧に説明してくださいました。

 「認知症」は決して他人ごとではなく、誰しもが直面する身近な問題であることが講座を聞いていてよくわかりました。今までは何となく知っていても中学校の授業で扱うことはほとんどありませんでした。これを機に、生徒たちが身近で大切な問題について真剣に考えることができたらと思います。

 もう一つは、2年生の理科の授業です。先日の生き物の内臓の実物を観察した授業の続きとして、「体の中で一番大切だと思う臓器」を自分なりに考え、調べ、発表するという活動が行われました。生徒たちは、自分が最も大切だと思う臓器を選び、タブレットパソコンを用いてスライドにまとめ、近くの人に発表を行いました。

 「私は肺が一番大切だと思います。なぜなら・・・・」「私は心臓が一番大切だと思います。なぜなら・・・」とクラス全員が相手に伝わるように一生懸命調べた内容を発表していました。今回は中郡の理科の先生への研究授業としての側面もあり、ICTを効果的な使用した素晴らしい授業でした。

 ICT機器を自在に使いこなすことは、GIGAスクール構想の要です。様々な教科で、このような実践を積み重ねることで、高度情報化社会に適応できる人材に育つことを期待しています。

◎認知症サポーター養成講座の様子

◎2年生理科の授業「私が一番大切だと思う臓器」

 

 

 

 

令和5年度を見据えて~部活動の地域移行への取り組み

 12月6日(月) 令和5年度から、段階的に部活動の地域移行が検討され始めています。部活動は学校の教育活動の一環として、意義のあるものであり、生徒たちの成長にも大きな役割を果たしてきました。しかしながら、教職員の長時間労働の要因にもなり、その在り方が議論されています。

 そこで、二宮町にある総合型スポーツクラブ「ラビッツクラブ」の代表である小林等さんが、部活動あり方について、経済産業省の後援を得て、地域の活性化を含めた地域のスポーツクラブの在り方に関する実証事業に取り組むこととなりました。

 その手始めとして、二宮中学校の体育館にて「フットサル」が行われ、小林さんを始め3名のコーチの方やスタッフの方々がみえられました。中学生も二宮中と二宮西中の生徒6名が申し込み練習に参加しました。参加した中学生もコーチも和気あいあいとした雰囲気で楽しく、かつ真剣にフットサルに取り組み、充実した時間を過ごすことができました。

 この「ラビッツクラブ」の取り組みは、来年1月まで行われ、その後、その結果をもとに地域におけるスポーツクラブの在り方などの検討を順次進めていく予定となっています。

 欧米においては、地域に根差した「地域型スポーツクラブ」はかなり普及しており、特定のスポーツのトップチームを持ちながら地域の生涯スポーツやその他の事業にも手を広げている例は多数見られます。今回の検証事業は、そのような地域型スポーツクラブの在り方を模索する一つです。部活動の在り方と合わせて、これからの二宮町の生涯スポーツの方向性が見えてくることを期待します。

追伸:まだメンバーに余裕がありますので、やってみたい中学生は学校までお問い合わせください。

 

生徒朝会を行いました

 12月2日(木) 師走に入り、朝の風も冷たくなってきました。そのような中、コロナ感染症も落ち着いている状況を踏まえ、生徒朝会を行いました。今年度は、1月より蔓延防止等重点措置や緊急事態宣言によりほとんど実施することができていませんでした。オンラインでの生徒総会や生徒評議員会なども工夫して行われ、それはそれで意味のある取り組みですが、やはり全校が一堂に会して生徒会の活動を見ることには、一層の価値があると思います。

 朝会の初めには、生活委員会による「冬の服装の着方」について、舞台を使った説明が行われました。学校という場にふさわしい服装、身だしなみはどうあるべきか、生活委員の生徒たちが実演しながら、全校生徒に示してくれました。先生から指導を受けるのではなく、生徒たちが自ら身だしなみを整えていこうとする取り組みに感心しました。

 その後、令和4年度の生徒会本部役員ならびに各委員会の委員長への認証式が行われました。壇上で認証証を手渡された生徒会本部役員や委員長からは、「これから頑張って、素晴らしい二宮中学校を創り上げるぞ!」という気概をしっかりと感じ取ることができました。

 本校の学校教育目標である「主・人・公」は、生徒による生徒たちの活動が中心であることを示しています。来年度の生徒会の活躍に期待したいと思います。

触る 見る 体験する 発見する!

 12月1日(水) 2年生理科、福田先生の授業において、動物の体のしくみを体験する授業が行われました。体のしくみと言っても、体の内部、内臓のしくみを理解するものです。福田先生は、実際の動物の内臓を用意し、各班ごとに自由に観察させ、そこから内臓のそれぞれの役割を発見させる授業を展開しました。

 心臓、肝臓、小腸、大腸、胃、すい臓などそれぞれの内臓の部位の色や形を観察することはもちろん、実際に手に取って感触を味わうことで、生徒たちはその臓器の持つ役割についてつぎつぎと新しい発見をしていきました。

 「心臓はとても筋肉質だね。血液をたくさん送り出すからだ!」「肝臓は表面はざらざらしている。だけどとても大きい。きっと血液をきれいにする役割は重要なんだね!」「小腸はグニャグニャしているけど、とても長いね」など実物の持つ迫力に圧倒されながらも、興味深そうに授業に取り組んでいました。

 新学習指導要領では「主体的に学習に取り組む態度」が重視されています。今回の理科の授業はまさに「主体的に」生徒が活動し、取り組む素晴らしい授業だったと思います。

秋祭りをおこないました!

 11月29日(月) 昨日28日(日)本校において、学校運営協議会主催の「秋祭り」を実施しました。本来、学校運営協議会の議論の中では、各地域の「夏祭り」などに、中学生の参加が少なくなり、盆踊りなどの昔からの伝統が引き継がれなくなっているため、コミュニティ・スクールの中で、ないかできないかとの思いから企画されたものです。そのため、当初は「夏祭り」として実施予定でしたが、コロナ感染症の第5波を受け、延期に次ぐ延期となり、11月末の「秋祭り」となりました。

 当日は、学校運営協議会会長の藤原さんの働きかけで、保護者の方を始め、ボランティアの生徒で準備・運営がなされました。開始時間の15時には参加する多くの生徒が来校しました。まず初めに、保護者の方々が作ってくださった、世界各国の料理を楽しむコーナーが各教室に設けられ、生徒は思い思いにいろいろな国の料理を楽しんでいました。

 その後、舞台を校庭に移し、〇✕クイズ、部活動対抗クイズリレー、〇〇を叫ぶ、出し物披露などが行われました。〇〇を叫ぶでは、3年生の男子生徒が、日ごろからお世話になっている加藤先生へ、感謝の言葉を送り大変感動的でした。

 後半の舞台では、キーボードの演奏やギター弾きがたり、チェロと歌、吹奏楽部による演奏など、多彩な出し物が見られました。それぞれの歌や演奏にしばし時を忘れ、多くの生徒が耳を傾けていました。

 夕闇が迫る中、最後のフィナーレであるイルミネーションの点灯が行われ、藤原さんの「点火」の声と同時に、校舎4階より「帆船」をイメージしたイルミネーションが浮かび上がりました。この「帆船」は、生徒たちのこれからの人生の「船出」が順調なものであるようにという藤原さんからの強い願いを込めたメッセージでもあります。

 今回は初めての「秋祭り」であり、スムーズに行かないところもありましたが、これからも地域や保護者の方々と生徒が楽しくつながれるような機会を持つことができるように様々な企画を考えていきたいと思います。

お菓子会社を経営しよう!

 11月26日(金) 3年生の公民の授業では、株式会社の仕組みや金融について学ぶ単元があります。生徒たちは、株式会社や金融(お金)について、漠然とした知識はあるものの、実際のしくみとして理解していないと思います。そこで、今回3年生の公民では、株式会社を経営することで、会社のしくみを知り、さらにそこからお金の動きを模擬体験しながら身に着ける授業を実践しました。

 今回の授業では、日本証券業協会の方々の協力のもと、お菓子会社を経営する中で、お菓子の新製品を企画し、販売し利益を上げる模擬体験を行いました。生徒たちは、班ごとに分かれ説明を聞いた後、それぞれの創意工夫を凝らしたお菓子のパッケージを制作しました。

 季節感を出したもの、販売対象を考えたもの、お菓子のネーミングに凝ったものなど、中学生ならではの工夫が随所に見られました。販売は班ごとに行い、それぞれのグループが和気あいあいと楽しそうに取り組んでいる様子が見て取れました。

 社会科はともすると「暗記教科」と言われることも多くありましたが、本来は実社会と密接に結びついた教科でもあります。今回の授業のように、実社会を模擬体験することで、社会の仕組みを理解したり、将来の仕事を想像したりすることはキャリア教育にもつながります。生徒がより社会に興味を持ってほしいと思います。

世界修学旅行!

 11月17日(火) 先週金曜日、3年生の総合的な学習の時間に「世界修学旅行」を実施しました。これは、本校の学校運営協議会会長の藤原さんが、9月に実施予定だった修学旅行が中止になったことを心配し、実際の旅行に連れていくことは難しいけれど、バーチャルで世界各地に修学旅行に連れていくことはできないか?という発案のもと、ご自身につながりのある世界各地の人と、オンラインで繋がり、生徒たちに体験させるという企画です。

 当日は、中国、タイ、アメリカ合衆国、フランス、イギリス、デンマークに在住の方々と、オンラインで繋がりその国の様子や文化、特色や課題などについてライブでのお話を聞きました。現在では、インターネットを通じて様々な国の情報が入ってきますが、住んでいる人ならではのまさに生きた情報を、生徒たちは興味深く聞いていました。「百聞は一見に如かず」という言葉が当てはまる時間でした。

 各国の様子を聞いた後は、質問タイムとなり、それぞれ思い思いに質問をしていました。初めて聞くことも多く、日本と世界の様子の違いに改めて驚いたようでした。

 情報化社会と言われて久しく、学校でもICTの活用が叫ばれる中、世界をライブで中継するという最先端の取り組みをしていただいた藤原学校運営委員会長に感謝するとともに、この取り組みから世界に目を向ける生徒が一人でも増えることを願っています。

オンライン生徒総会が開かれました

 11月16日(火) 昨日、今年度第2回目の生徒総会がオンラインで行われました。今までの体育館に全校が集まっての生徒総会から形を変え、コロナ禍においても実施可能な形を模索する中で試行されました。

 生徒会本部役員および各委員会の委員長は体育館に集まり、各クラスと中継をつないだクロムブックの前で質疑応答を行いました。生徒会本部役員の議長さんが、各クラスの状況を把握しながら、議事を進めました。委員会からの提案に対して、質問や意見がある場合には、そのクラスのクロムブックから伝えられ、話し合いが進められました。各クラスから直接意見が届けられることから、リラックスした雰囲気が感じられました。

 生徒総会は、すべての生徒が生徒会のことについて話し合う唯一の場であり、直接民主制を体験できる貴重な機会でもあります。時代に合わせてオンラインでの参加となりましたが、すべての生徒が生徒会や委員会の取り組みに耳を傾け、話し合いに参加することは、近い将来の主権者を育てる上でも、大変貴重なことだと思います。