学校からのお知らせ
戦時下の二宮町を知る
6月28日(金)社会科の授業で3年生を対象に、「戦時下の二宮を記録する会」の藤田さん、高木さん、善波さん、吉成さんをお招きして、戦争中や終戦直後の暮らしについて講演をしていただきました。これは、本校学校運営協議会の学習支援部会の取組です。
「大勢の前で話すのは緊張するね。昨日は眠れなかったよ。」と藤田さん。
84歳~91歳の二宮町在住の4名の方々の長野県や満州での生活体験も交えた戦時下のお話に皆、聞き入っていました。
3年生一人ひとりの振り返りシートは、聞き取った内容や感想がびっしりと書き込まれ、中には裏面に及んだり、紙を貼り足しているものまでありました。その中から一部抜粋して紹介します。
「自分にとって(戦争)は教科書の中のお話だったが、実際にその時代を生きた方のお話は確かに戦争というものがあったのだと感じさせられた。」
「教科書や資料などで目にしたことしかないことを実際に聞くと現実味があって戦争への恐怖が大きくなった。中学生の勤労動員は学習したけど、小学生でも農家の手伝いを毎日していたと知り驚いた。」
「ここまで詳しい戦争の実体験を聞いたのは初めてだったから、戦争の恐ろしさを改めて知った。」
「お話を聞いて本当に戦争の時代があったのだと感じた。この先もずっと争いのない平和な日本であってほしいなと思った。そのためにこれからの時代を生きる人たちが戦争の恐ろしさを伝えていかなければならないと思った。」
1学期末テストを終えて
1学期末テストの最終日である6月26日、体育館にて部活動壮行会を行いました。
夏の大会やコンクールを控えている各部活動の部長が部員と共に登場して、全校生徒へ向けて熱い意気込みを伝えました。
また、これからいよいよ本格的に進路選択をスタートさせる3年生全員に向けて、その成功を祈るエールを送る会としました。
(写真は手工芸部による「梅雨」がテーマの紙粘土作品)
安全な水とトイレを世界中に~複雑な世界から目をそらさない~
国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパンの駐在員としてケニアで水・衛生改善事業に携わっている遠藤さんが、6月14日、本校3年生の各教室で、国際協力について講義してくださいました。エチオピアの13歳の少女が朝6時半からほぼ1日かけて生活用水を汲みに行く映像や遠藤さんが支援しているケニア西部マグンガ地域のスライドも見ながら、途上国の人々が現在直面している水・衛生問題、それらに対する国際協力のあり方について学びました。
「複雑な世界から目をそらさないでほしい。『誰が悪い』など白・黒ではなく、世界を様々な角度から見て考えることが、持続可能な支援につながる。」
日々、現地で人々と関わりながら様々な経験を積み上げている遠藤さんのお話はたいへん説得力があり、国際協力のあり方について考えを深めることができた有意義な時間となりました。
自らも中学2年生の時に海外協力経験者のお話を聞いて国際協力に興味を持ち始め、その後、夢を一つ一つ叶えてきた遠藤さん。今回の遠藤さんのお話で、これからの人生に影響を受けた3年生も少なからずいることでしょう。
二宮町出身の遠藤さんは、JICA青年海外協力隊員としてケニアに派遣されている本校の古澤教諭とナイロビで食事をしたそうで、その時の様子もうかがうことができました。
遠くのケニアで活躍している二宮町出身の若者二人。頼もしい限りです。
午前中4時間、3年生4クラスの講義を終えた後、遠藤さんの中学校時代の野球部顧問と担任(私)を交えて3人で給食を食べながら当時のことを懐かしく語り合えた時間もたいへん幸せなひとときでした。
遠藤さん、一時帰国中の貴重な時間を我々のためにありがとうございました。
修学旅行で京都・奈良方面へ
3年生は6月3日(月)~5日(水)の日程で京都・奈良方面の修学旅行を終えました。
3日間天候にも恵まれ、傷病者が出ることもなく、3年生122名全員が参加することができた思い出深い旅となりました。
生徒たちは、古都に息づいた文化や数々の世界遺産に触れながら、仲間との時間を笑顔いっぱいで過ごしていました。
6月3日(月)東大寺/ 奈良公園(班別散策)/ 薬師寺 (京都泊)
6月4日(火)京都班別自主見学(京都泊)
6月5日(水)大阪城
湘南にのみや530(ゴミゼロ)キャンペーンに今年も参加
5月25日(土)梅沢の海岸清掃。町民の皆さんと共に今年も厚生委員会、吹奏楽部、サッカー部、有志79名と教職員6名が参加しました。
解散後、サッカー部は現地に残り、恒例の砂浜での走り込みを実施。「海で走るのは疲れるけど、毎月やりたい!」とリクエストする部員もいたとか。
二宮中の目の前に広がっていた砂浜が台風で削り取られる前は、部活動で走ったり、海岸清掃をしたり、時には砂浜に腰かけて担任が生徒の悩みを聞いたりしたものです。遠い昔の日々を懐かしく思い起こしました。
静まり返った避難訓練
5月24日(金)二宮消防のご協力を得て、火災を想定した避難訓練を行いました。
「たいへん静かにグラウンドに移動していましたね。ふつうはガヤガヤおしゃべりが聞こえたり、我々消防士の姿を見てざわついたりするのですが。」と消防署の方からお褒めの言葉をいただきました。確かに今回の避難訓練はいつになく静かでした。皆、防災頭巾をかぶり、顔は真剣そのもの。汐鳴祭等の行事だけではなく、今日のような大切な訓練にも真面目に取り組むことができる生徒たち。素晴らしいです。
(写真は、避難訓練後の地区別集団下校訓練の様子。担当教員と共に通学路の危険個所を確認しながら歩きました。)
汐鳴祭体育の部~熱き青春の血汐、鼓動が鳴りひびく~
5月18日(土)晴れ渡る青空のもと、汐鳴祭体育の部が開催されました。
「勝負には負けたけど、気持ちは1番でした!」こんがり日に焼けた3年生が、清々しい笑顔でにっこり。
日々の練習から競技一つひとつに全力を注ぎ、たいへんな盛り上がりを見せた体育の部。会場準備や当日の運営に関わった委員会の生徒たちも自主的によく動いていました。グラウンドの片付けの時も1年生が「何か手伝うことはありますか?」と先輩に聞いていて感心。
運動が得意な人もそうでない人も、支え合って力を出し切り、笑顔があふれる汐鳴祭体育の部となりました。
(写真は、汐鳴祭のスローガン「文武没頭~熱き青春の血汐、鼓動を鳴らせ!~」の横断幕。美術部と手工芸部が作り上げました。ところが一昨日の夜、強風で引き裂かれてしまうというハプニング。昨日夕方、修復が完了しました。間に合って良かったです。)
本番さながらの熱い練習
連日、汐鳴祭体育の部の練習に熱が入っています。
体育の授業や給食後の昼休み練習、そして放課後練習と昨日までは学年別に取り組んできました。
今日は学年縦割りの色別練習。体育館では大縄跳びの「1,2,3,4~」という掛け声と「ドスン、ドスン!」という足音が大きく響いています。「もっと縄を引いて!」と先輩から指導されながら、徐々に回数を伸ばしていく1年生。
グラウンドでは8人9脚、9人10脚~の「ビッグウエーブ」の練習。「1,2,1,2,」の掛け声が「〇〇、〇〇~」といつの間にか担任の名前になっていたり、クラス全員リレーに担任が加わって負けじと力走していたり、生徒も教員もみんな笑顔、笑顔で実に楽しそうでした。
澄み渡る青空のもと、皆で力を合わせて一つのものを作り上げていくことができるこの平穏な環境に感謝します。
学校運営協議会の新しい企画
学校運営協議会(地域活動部会)の新たな企画です。今年度より地域の方に日頃の授業支援に入っていただくことになりました。その第一弾は、技術科のはんだ付けの授業です。今後のラジオづくりに向けて、まず「はんだごて」を用いて配線を接合する練習をします。地域の方の支援を受けながら皆、やけどに気を付けて慎重に真剣に、はんだ付けに取り組んでいました。
今回も学校運営協議会委員である地域学校協働活動推進員に地域の人材を紹介していただき、新たな地域とのつながりができました。
生徒朝会
4月19日(金)の生徒朝会では、汐鳴祭のスローガン発表と体育の部の色決めが行われました。
今年度より体育の部と文化の部共通のスローガンとし「文武没頭~熱き青春の血汐、鼓動を鳴らせ!~」に決定。
全校生徒にとったアンケートをもとに、体育委員と文化委員が考えました。「汐鳴」という文字も入っており、汐鳴祭にかける皆の意気込みが伝わってくる躍動感あふれるスローガンです。
生徒朝会は、生徒会本部役員が準備・進行に携わり、体育委員、文化委員も大活躍でした。
(写真は、各クラスの色決めに使った手作りのカード)