学校からのお知らせ

インクルーシブ教育の授業実践

 7月12日(月) 中郡体育大会が明けた本日、1年生において、本校の支援級担任の山田由紀恵先生が、インクルーシブ教育に関する授業を実践しました。インクルーシブ教育は本校の教育の4つの柱の一つでもあり、特別支援教育を充実させていくために、なくてはならないものです。

 まず始めに、一人一人の得意なこと、苦手なことなどを聞きながら、全ての人には違いがあることを理解させました。その上に立って、人はそれぞれ特性(個性)を持つこと、その延長線上に「障がい」があり、その障がいにも知的障害や聴覚障害、視覚障害、感覚花瓶など様々な様態があること、さらにはADHD【注意欠如・多動性】やLD【学習障害】性的マイノリティアなどについても説明をしました。生徒たちは真剣に聞きながら、時々知っている言葉については、「知っている」「聞いたことがある」など言葉としては理解しているようでした。

 一通り説明が終わった後、1枚の絵を提示しました。そこには背の高さの異なる3人の人が野球の試合を見ている様子でした。背の高い人のみが直接見ることが出来、他の2人は見ることが出来ないというものです。山田先生は「この3人が楽しく野球を観るにはどのようにしたらよいでしょうか」と問いかけました。生徒からは「壁を取り払う」や「高いところから見られるようにする」などの意見が出されました。

 この意見交換の時にも、ハンドサインを用いて、生徒同士で話し合いを深めることが出来るように働きかけをしました。時間も限られていたため「全員挙手」とはなりませんでしたが、このような試みを続けることが大切なのだと思います。

 最後に、「いろいろな個性を持った人たちが共に生きていくためには、自分たちができることを考えましょう」という締めくくりで授業が閉じました。人の「違い」への理解から、「共に助け合う社会」への理解を深める、印象深い授業でした。

サマーカード展!

 7月8日(木) 二宮中学校では、毎年夏が近づいた頃、サマーカード展を実施しています。最近ではSNSの発達などにより、暑中見舞いなどを書く機会もめっきり減ってしまいました。その暑中見舞いの代わりではありませんが、もうすぐ夏がやってくるメッセージとして、このサマーカード展が開かれているのだと思います。

 夏の景色をきれいな色彩で描いたものや、モノトーンの力強いタッチで夏の入道雲を描いたもの、かわいい蚊がたくさん飛んでいるイラストのものなど、とても素敵な作品ばかりです。

 もうすぐ夏休みになりますが、今年は暑中見舞いを書いてみようかなという気持ちになるサマーカード展です。

小中一貫教育の推進に向けて

 7月5日(月) 先月30日(水)二宮町の小中一貫教育を進めるための事業の一環として、小学校の先生が中学校を訪問し、1日中学校の生活を体験すると共に、授業を実施しました。来校されたのは二宮小学校の松尾先生です。松尾先生は二宮小学校では5年生の担任をしていられますが、中学校で授業をするのは初めてとの事でした。

 当日は、2校時に数学の授業を行いました。文字式の規則について、いろいろなパターンのものを自分で考え、考えたことを発表したり、グループで話し合いながら問題解決を行うなどの活動を取り入れるなど、小学校と中学校の授業を混ぜたような展開となりました。

 小学校の良さは、丁寧に授業を展開するところが、中学校ではテンポの良さと、知識を概念として定着させるところに特徴があります。松尾先生はその両方の良さをバランスよく取り入れながら、授業を実践してくださいました。

 参観した先生方からは、「小学校の授業の特徴を生かしなら、中学生の発達にあった授業がなされていました」などの感想が聞かれました。今後の小中一貫教育に向けて、礎となる授業でした。

 

学校修繕活動を行いました!

 6月28日(月) 心配された台風5号も通り過ぎた27日(日)に、二宮中学校学校運営協議会のメンバーを中心に、学校修繕活動が行われました。今回は、生徒会の目安箱から挙げられていた、生徒用いすの座面の修理と、1階東男子トイレのカーテンの設置を実施しました。

 午後1時、学校運営協議会の委員として活動されている地区長さんやPTA会長以下役員の皆さん、心泉学園の職員の方や地域の方など7名の方が参加してくださいました。

 最初に、生徒用いすの座面の修理を行いました。各学年のクラスの中から、座面が痛んでいる椅子を取り出し、DIYで購入したパイプを半分に切ったものを接着剤で接着し、生徒の膝の後ろ側が座面に直接触れないように工夫しました。

 カーテンについては、男子トイレの入り口に、シャワーカーテンを取り付け、外から中が直接見えないように取り付けました。

 今後も学校運営協議会では、生徒の生活の向上のための取り組みを続けていく予定です。

部活動壮行会が行われました!

 6月25日(金) 今週水曜日23日に毎年恒例の部活動壮行会が開かれました。これは、中郡大会、中ブロック大会、県大会や各種コンクールを控えている各部活動の活躍を祈念し、エールを贈る会です。

 壮行会は、ユニフォームに着替えた各運動部の部員たちと、文化部の部員たちが、吹奏楽部の演奏をバックに、体育館に入場するところからスタートしました。部活動運営委員長、生徒会長の話の後、各部の部員全員が前に整列し、部長から大会に臨む意気込みや部員の紹介などがありました。真面目に紹介する部活動、一人一人の特徴をユニークに紹介する部活動、様々ありとても和やかな時間となりました。

 コロナ禍の下で、下級生の参加や応援が十分にできない状況ですが、多くの二宮中学校の生徒が中郡大会や中ブロック大会、県大会、コンクールで活躍することを祈っています。