RSS2.0
ホテルを出発後、まず金閣寺に向かいました。 室町時代の足利氏の栄華を誇る全面金箔張りのつくりは、きらびやかであるとともに荘厳でした。             続いて清水寺です。「清水の舞台から飛び降りる」という慣用句のとおり、舞台の欄干からの眺めは京都を一望することができる高さがあることを実感しました。また、本堂や舞台を支える柱の麓から見上げると、逆の視点からその高さを改めて実感しました。さらにこれだけの建造物に釘が1本も使われていないのは驚きでした。                         続いて参道の途中にある工房で、湯飲み茶碗の絵付け体験をしました。             素焼きの湯飲み茶碗に鉛筆で下書きし、用意された2色の粉絵の具(赤と青)で絵付けしていきます。本焼きの際には、鉛筆の下書きが焼け落ちるのはよいとして、絵付けの部分については、普段使っている水彩絵の具やアクリルガッシュとは勝手が違い、色合いや濃淡が変わるようです。出来上がりが楽しみですね。 湯飲み茶碗という小さな円筒形に絵をデザインする難しさ、普段使わない小筆を用いて2色の絵の具で表現する難しさもあってか、みんな終始真剣な態度で取り組んでいました。  ...
いよいよ最終日となりました。 京都の天気は薄曇りで涼しく、最終日の活動にはちょうどよいと感じています。 さて、最終日ともなると、生徒たちもみんなだいぶ疲れが溜まってきているようです。朝食を取ってはいますが、昨日よりもおとなしいです。                         今日はこのあと、大きいカバンの荷造りをし、金閣寺・清水寺・三十三間堂をクラス単位で見学します。 お土産を買う余裕もなく、勢いでどんどん行くようですが、事故のないよう、最後まで気を引き締めていきます。 二宮駅の到着は17:39の予定ですが、列車の運行状況について、途中で適宜お知らせしていきます。
1日目は慣れない旅にスケジュールが押し気味であったため、元気な生徒たちもさすがに疲れたのか、昨晩は目立った夜更かしもなく、よく寝ていたようです。 2日目の朝食はビュッフェ形式で好きなものを選んで食べることができました。                         この日の活動は、二条城の敷地内をクラス単位で散策したあと、班別にタクシーに乗り込み、それぞれの計画にしたがって名所旧跡を見たり、おいしいものを食べたり、お土産を買ったりすることが目的です。                                   中学校に入学してからこの活動のためといっても過言でないほど、校外学習等での公共心、チームワーク、主体的な調べ学習、不測の事態における判断など、様々な力をつけてきた3年生です。先生方は要所を巡りながら生徒たちのサポートに徹し、あくまでも生徒自身が最終判断し行動するように努めていました。             また、生徒たちの今日1日の活動で「映える」写真を取ってくることもミッションとなっています。夕食後、「映える京都コンテスト」として各班選りすぐりの写真をみんなで鑑賞しました。
昼食後、奈良公園を散策する中、たくさんの鹿に出会いました。基本的にはおとなしい動物なのですが、鹿せんべいを欲しがるあまり、追いかけてくるのには閉口しました。             学校での事前学習として、探究学習のテーマを決めて現地でその解決に取り組むグループもあり、家族連れや外国人に果敢にインタビューする姿もありました。             東大寺では、まず南大門の両脇に立つ金剛力士像の迫力に、そして金堂に鎮座する盧舎那仏の大きさに圧倒されました。                               薬師寺では、建物の見学の前にお坊さんの法話をいただきました。30分間とはいえ、ユーモアたっぷりの語り口でまったく退屈なことはなく、薬師寺のいわれから三重塔のつくりをはじめ、これからの時代を生きる生徒たちが修学旅行を通じて、そして今後どのように学びを得ていくことが大切なのかを教えてくださいました。                            夕食会場に向かう道中は道路がとても混雑していて、昨今のオーバーツーリズムを実感しました。 空腹がピークに達しているところのすき焼きは、このうえなくおいしかったです。 修学旅行といえば、一人ひとりお盆に料理が...

学校からのお知らせ

6月の華

「花の和」の方々が活けてくださいました。

修学旅行3日目(その2)

ホテルを出発後、まず金閣寺に向かいました。

室町時代の足利氏の栄華を誇る全面金箔張りのつくりは、きらびやかであるとともに荘厳でした。

 

 

 

 

 

 

続いて清水寺です。「清水の舞台から飛び降りる」という慣用句のとおり、舞台の欄干からの眺めは京都を一望することができる高さがあることを実感しました。また、本堂や舞台を支える柱の麓から見上げると、逆の視点からその高さを改めて実感しました。さらにこれだけの建造物に釘が1本も使われていないのは驚きでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて参道の途中にある工房で、湯飲み茶碗の絵付け体験をしました。

 

 

 

 

 

 

素焼きの湯飲み茶碗に鉛筆で下書きし、用意された2色の粉絵の具(赤と青)で絵付けしていきます。本焼きの際には、鉛筆の下書きが焼け落ちるのはよいとして、絵付けの部分については、普段使っている水彩絵の具やアクリルガッシュとは勝手が違い、色合いや濃淡が変わるようです。出来上がりが楽しみですね。

湯飲み茶碗という小さな円筒形に絵をデザインする難しさ、普段使わない小筆を用いて2色の絵の具で表現する難しさもあってか、みんな終始真剣な態度で取り組んでいました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見学地の最後は三十三間堂でした。撮影禁止区域であるため、全長約120mの本堂の長さと1,001体の千手観音立像をビジュアルにお伝えできないのが残念ですが、長い回廊伝いにひたすら並ぶ観音像をゆっくりと歩きながら眺めていると、なんだか無心になれる気がしました。といっても私が悟りの境地に至るには程遠いでしょう。

 

この3日間、現地では天候に恵まれ、まさに旅行日和でした。普段は資料として見るしかなかった名所旧跡、友達と食べるすき焼きやビュッフェ形式の食事、遅くまで語り合おうとするうちにいつの間にか寝付いてしまったホテルの夜、事前学習をしながらも現地の状況によって行動判断を迫られたタクシー利用の班別行動など数え切れないほどの経験一つ一つが、この修学旅行での思い出となり学びとなりました。

その一つ一つの具体は一人一人とらえが違うことと思いますが、このような経験を得るにあたり、関係業者の皆様のご尽力をはじめ、子どもたちを送り出してくださった保護者の皆様に感謝申し上げます。

修学旅行3日目(その1)

いよいよ最終日となりました。

京都の天気は薄曇りで涼しく、最終日の活動にはちょうどよいと感じています。

さて、最終日ともなると、生徒たちもみんなだいぶ疲れが溜まってきているようです。
朝食を取ってはいますが、昨日よりもおとなしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はこのあと、大きいカバンの荷造りをし、金閣寺・清水寺・三十三間堂をクラス単位で見学します。

お土産を買う余裕もなく、勢いでどんどん行くようですが、事故のないよう、最後まで気を引き締めていきます。

二宮駅の到着は17:39の予定ですが、列車の運行状況について、途中で適宜お知らせしていきます。

修学旅行2日目

1日目は慣れない旅にスケジュールが押し気味であったため、元気な生徒たちもさすがに疲れたのか、昨晩は目立った夜更かしもなく、よく寝ていたようです。

2日目の朝食はビュッフェ形式で好きなものを選んで食べることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日の活動は、二条城の敷地内をクラス単位で散策したあと、班別にタクシーに乗り込み、それぞれの計画にしたがって名所旧跡を見たり、おいしいものを食べたり、お土産を買ったりすることが目的です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中学校に入学してからこの活動のためといっても過言でないほど、校外学習等での公共心、チームワーク、主体的な調べ学習、不測の事態における判断など、様々な力をつけてきた3年生です。先生方は要所を巡りながら生徒たちのサポートに徹し、あくまでも生徒自身が最終判断し行動するように努めていました。

 

 

 

 

 

 

また、生徒たちの今日1日の活動で「映える」写真を取ってくることもミッションとなっています。夕食後、「映える京都コンテスト」として各班選りすぐりの写真をみんなで鑑賞しました。

修学旅行1日目(その3)

昼食後、奈良公園を散策する中、たくさんの鹿に出会いました。基本的にはおとなしい動物なのですが、鹿せんべいを欲しがるあまり、追いかけてくるのには閉口しました。

 

 

 

 

 

 

学校での事前学習として、探究学習のテーマを決めて現地でその解決に取り組むグループもあり、家族連れや外国人に果敢にインタビューする姿もありました。

 

 

 

 

 

 

東大寺では、まず南大門の両脇に立つ金剛力士像の迫力に、そして金堂に鎮座する盧舎那仏の大きさに圧倒されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薬師寺では、建物の見学の前にお坊さんの法話をいただきました。30分間とはいえ、ユーモアたっぷりの語り口でまったく退屈なことはなく、薬師寺のいわれから三重塔のつくりをはじめ、これからの時代を生きる生徒たちが修学旅行を通じて、そして今後どのように学びを得ていくことが大切なのかを教えてくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夕食会場に向かう道中は道路がとても混雑していて、昨今のオーバーツーリズムを実感しました。

空腹がピークに達しているところのすき焼きは、このうえなくおいしかったです。

修学旅行といえば、一人ひとりお盆に料理がすべて配膳されていて、鍋料理なども固形燃料で自分のものだけを煮込んで食べるイメージがありましたが、この日は大きめの浅い鍋で食材を煮込み、みんなでつついて食べるオーソドックスな調理法で、ワイワイ楽しくいただきました。

しかし、肉を煮込んで食べることに夢中で野菜を入れるのが後回しになり、食べきれなかったグループもありました。何事も経験ですね。

 

 

 

 

 

 

おいしくいただいたあとは、感謝の気持ちを込めて食器をまとめました。なかにはお手拭きの空袋にメッセージを残すグループもありました。楽しくおいしくいただいたことが、きっと従業員の方々にも伝わることでしょう。

修学旅行1日目(その2)

京都駅を下車してバスで移動し、まずは若草山で昼食をとりました。いつもよりとても早く起きて修学旅行に臨んでいるので、みんなとてもお腹が空いていました。和食の軽いお重を早々とたいらげ、物足りなさそうにしている子もいました。

修学旅行1日目(その1)

二宮小学校での集合・出発式では、だんだん風雨が激しくなり、予定を繰り上げて早めに二宮駅に移動し、風雨をしのぎながら乗車の時を待ちました。

現在、新幹線は愛知県蒲郡市に入りました。

車中では生徒たちがカードゲームやおやつで楽しいひとときを過ごしています。

教育実習という名の社会体験

今年度も本校で大学生の教育実習を受け入れています。

学生さんの事情や受け入れの人数により、春か秋に分かれて行っています。担当教科や担当学年、実習期間もケースバイケースです。

今回の学生さんは2名、ともに本校の卒業生で保健体育科での実習です。

二人とも生徒や教職員に積極的に、しかも自然にかかわっているので、先週まで取り組んできた「汐鳴祭体育の部」の練習や本番では、違和感なく周りに溶け込んでいて、ひと目で見つからないほどでした。

今週は体育科の授業実習に本格的に取り組んでいます。安全第一に、見通しをもって楽しく取り組める運動、授業の流れや説明の仕方、教具の工夫など、自身の専門分野という「大人目線」でなく、「生徒目線」で考え実践していくことは、本職の私たちであっても、100%成功するわけではありません。しかし彼らは、純粋な運動としての体育、教科としての体育を専門的に学んできたとはいえ、実践経験がない中で悩みながらも明るく、生徒たちと楽しみながら授業に取り組んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これから社会人となる二人がどのような進路を取るにせよ、誠実さ、積極性、傾聴、ポジティブシンキングなど、この3週間の実習を通じて教職課程に係る学びを越えた大きな学びを得たことは大収穫だといえます。そして私たち教職員にとっても、彼らの実習を見守る中で大切なことを再確認させてもらう貴重な機会となりました。

汐鳴祭体育の部

一日延期となりましたが、薄曇りで涼しい陽気の中、無事に開催することができました。

当日しかできない準備作業について、係の生徒たちが自主的に行動し、開会式に向けて、まさに臨戦態勢をつくり上げてくれました。

今年の汐鳴祭のスローガンは、「挑戦無限~夢中で駆けろ汐鳴の舞台~」です。



  

 

 

 

 

 

 

 

              

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苦手でも遅れていても決してあきらめることなく、夢中で競う姿。その姿にかける声援とうちわや旗を振る応援。そんな姿を見ていて清々しい気持ちになりました。

 また、クラスの団結も、色別チームという縦割りのきずなも、全員リレーや大縄跳びなどで互いに応援し合い、閉会後の色別チームの集会でこれまでの健闘をたたえ合うことを通じて、さらに深まったのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、様々な係の生徒たちが自らの判断で行動し、プログラムがほぼ時間どおりに進んで閉会することができました。先生方の緻密な計画と指導があったとはいえ、中学生の力は素晴らしいですね。

結びとして、平日で一日延期としたにもかかわらず、松林のフェンスを埋め尽くす以上の多くの保護者の方々にお越しいただき、子どもたちも大きな励みになったと思います。ありがとうございました。

数学の授業風景

数学の勉強というと、ひたすら問題を解くイメージがあるでしょうか。

この日の授業では、まず個人で問題を解いてみたあと、「わからないから教えてほしい」「自分のアドバイスで友達がわかるようになったらうれしい」「自信がないから友達と共有したい」など、様々な思いで教え合い・学び合いの活動を行っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題を解く活動は、主に学習した知識を記憶したり、技能を苦労なく使えるように練習したりするために行われます。(場合によっては思考力・判断力・表現力を鍛える目的もあります。)

これらの学力は個人で磨いていく要素が少なからずありますが、これからの時代の子どもたちには、他者とのかかわりの中でよりよく生きていくことがますます重要になります。学校では、そのような力をつけるために、様々な学習場面において「協働的な学び」という言い方で学び合いを行っていますが、主なメリットとしては、

・自分の存在感や居場所を実感し、心理的安全性が向上する

・友達同士で言葉のやり取りをした方が感覚としてわかりやすいことがある

・相手の表情を見て理解度を推測しながら言葉を選ぶ力がつく

・相手に教える中で自分の理解が洗練されていく

・相手にかかわろうとする力や気持ちよく話してもらえる態度が身につく

などが挙げられます。

中学生になると周囲を意識することがより強くなり、他者とのかかわりに抵抗を感じる生徒もいますが、小学校でもこのような学習の仕方を何年も経験してきている中、生徒一人一人の持ち味を活かしながら力をつけさせていきたいと考えています。