学校からのお知らせ
クリスマスをテーマに、様々な素材で作られた作品が集まりました。
まだ全員ではないのですが、校舎1階の廊下に展示されています。
「オリンピック教室」は、JOC(日本オリンピック委員会)による普及・啓発活動の一環で行われているものです。
この日、2年生のためにオリンピアンの宮嶋克幸さん(スケルトン)、橘雅子さん(水泳/シンクロナイズドスイミング(アーティスティックスイミング))がお越しくださいました。
前半1時間は体育館でオリンピアンと一緒に運動を楽しみ、後半1時間は座学でお二人の経験などを通じたオリンピックの価値についてご講話いただきました。
講話では、“Excellence”(卓越)、“Friendship”(友情)、“Respect”(敬意/尊重)の3つをキーワードとして、生徒たちが様々な人たちとともによりよく生きていくこと、そして自分自身を高めることについてお話しいただきました。日頃の授業でも「生き方」として様々な教科等において学習しているのですが、やはりその道を極めた方々から対面で聞くのは、迫力や説得力が違います。後ろでお話を聞かせていただいていた私にも貴重な学びの機会となりました。
毎日忙しく生活していると、勉強や部活動を負担に思うときがあったり、家庭内や友達とのトラブルを引きずっていたり、自分自身の内面や進路について漠然と思い悩んだりと、様々な原因で「心ここにあらず」の状態になることがあります。
そんなとき、周囲の人たちと気持ちのよい関わりをもてるような言動や環境にやさしい行動をとれなくなることがあります。生活環境が乱れ、人間関係が崩れた末に自らの心身の健康をも崩してしまうことは避けたいものです。
本校で毎年1回開催している学校保健委員会は、生徒会活動における各種委員会(整美委員会・保健委員会)が主催しており、心身の健康に関わる環境整備(整美)や生活習慣の問題について受け止め、今後の生活を見直していくよい機会となっています。
今年度、整美委員会からは「掃除について」がテーマでした。掃除をせずに不潔な状況で起こる害虫や食中毒の発生の問題、ごみの減量や再資源化などをねらいとするリサイクル、日々の掃除をしやすくするためでもある掃除用具の正しい扱い方など、日々の意識的な行動が自らの健康に返ってくるという主張でした。
保健委員会からは「食事を楽しむために~片付けとマナー~」がテーマでした。栄養満点の給食をゆとりをもって楽しく食べるために、配膳の協力、食器の適切な扱い方、周囲の人たちに配慮した口運び、食材が生み出されて献立として配膳されるまでにかかわった人たちへの感謝(挨拶や食べ方など)、食器などを洗ってくれる人たちへの配慮など、具体的で様々な観点からの主張でした。
また、保健委員会の話題に関連して、二宮町学校給食センターの学校栄養技師さんからは給食センターの日常業務(特に給食後の洗浄作業)についてもお話しいただきました。給食ではお箸やスプーンのほかに、お皿など3種類の食器を使っています。二宮町内5校の小中学校では毎日、約2,000食が供給されているので、お皿の類だけでも約6,000個洗っていることになります。機械洗浄の工程が含まれているものの、職員による手洗いが必ずあるので、まさに「洗浄」作業の場が戦場」だという状況に驚くとともに、学校給食が日頃お目にかからない職員の方々のたいへんなご苦労に支えられていることを実感しました。
「花の和」の方々が活けてくださいました。
「花の和」の方々が活けてくださいました。
地震や津波、火事などの災害時に備えた避難訓練と同様に毎年、不審者対応訓練にも取り組んでいます。
そのような中、不審者が校内に侵入した際の心構えや行動を生徒や教職員がシミュレーションしておくことは必須事項です。めったにないことだからこそ、実際に事案が起きたら、心も体も適切に構えることができないまま被害にあう可能性があります。
例年、不審者対応訓練は校内教職員1名を不審者役として、授業中の教員による応対、生徒による退避行動を訓練してきました。しかし、あまり現実味を感じない中でシナリオとしての訓練にとどまりがちになるのも多くの学校であり得ることです。
そこで、今年度は不審者役を警察官の方々にお願いし、日頃の職務経験を生かしてリアルにふるまっていただくことにしました。服装や所持品など、いかにも怪しげでした。大声で乱暴な言葉遣い、壁や扉をたたきながら歩くさまは、現実であるなら縮み上がると思います。
生徒たちは、「いつになく怖かった」「訓練は真剣にやらないと!」など、うまく対応できたかどうかよりも、不審者対応が、状況によっては心身がフリーズしてしまうかもしれない非常に緊迫感を伴うものであることを痛感したようです。
教室で対応した職員にとっても同様ですが、実際に不審者を確保するのは困難であるため、警察官が到着するまで生徒からできるだけ遠ざけ、時間を稼ぐための適切な判断と行動をとれるよう、今後も訓練していきたいと考えています。
2年生が家庭科の調理実習で「蒸し野菜」と「卵焼き」をつくりました。小学校の家庭科では5・6年生ともに調理の単元がありましたが、中学校では、カリキュラムの構成上、調理は2年生から始まります。
蒸し器の水が沸騰するまでの間、野菜を切るとともに、卵を割って溶きました。
水が沸騰している蒸し器に野菜をセットして蒸し上がるのを待つ間、卵焼きにチャレンジです。初めに流し込んだ溶き卵が固まらないうちに箸を入れるとスクランブルエッグになってしまうし、のんびりしていると焦げてしまいます。いい塩梅(あんばい:焼き加減という意味で)は、やはり失敗も成功も含めて経験がものをいうのですね。
2回目以降に溶き卵を流し込むときは、初めに巻いた卵とうまくつながるように箸で持ち上げるなど注意が必要です。終始、箸の先で生地をつつかないよう気を付けながら、全員が自力で卵焼きを仕上げました。
包丁で切り分けた卵焼きをお皿に盛りつける頃には、蒸し野菜もよい具合で、熱いうちにおいしくいただきました。
「花の和」の方々が活けてくださいました。
「花の和」の方々が活けてくださいました。
学校では日頃、各教科で知識や技能、ものの見方や考え方を学んでいます。しかし、日常生活やこれから視野を広げて社会生活を送るうえで、それは断片的な力となりがちです。
「総合的な学習の時間」は原則、週に2時間しかありませんが、調べ物や話し合いをしたり、講話を聴いたりちょっとした体験をしたりする中で、各教科の学びを活かし、日常生活や学校課題、将来の生き方などについて考え自分なりの見解をまとめていくことをねらいとしています。
この日1年生は、身近で社会人として活躍している人たちにインタビューした内容から感じ考えたことを発表していました。仕事の内容をはじめ、その魅力や難しさ、場合によっては人生観まで聞くことができた生徒もいたようです。人前で話すことに不安があって原稿を手元に発表している生徒もいましたが、どの子も「その人(職種)にインタビューすることにした理由」「聞き取った内容に対する素朴な思い」など、自分の言葉で話すことができました。
二宮中学校マスコットキャラクター
「ニノバード」です!