ハウツーを英語で言語化する
道具の使い方や物のつくり方など、広い意味で「やり方」を教えてほしくなることは、日常生活でしばしばあることでしょう。
この日の英語の授業では、公衆電話のかけ方をきく場面設定でした。“how to ~ ?”の表現を使って質問し、使用上の動作を教えてもらうのですが、近頃は中学生でもスマホを持って外出する子が多いためか、公衆電話を使用したことがない状況です。
質問する側は、たとえばスマホを家に忘れてしまって外出先での連絡に困っている状況を考えれば、かなりの切実感をもっていることが想像できます。ききたくなる場面をうまく設定できていると感じました。
しかし、昨今の公衆電話の使用頻度からすれば、かけ方をイメージできない子も多く、使用上の動作を、確かなイメージをもって一つひとつ言語化するのが非常に苦しい様子でした。学校にも公衆電話が1台だけあり、やむを得ないときに使用する生徒がときどきいますが、きっとそのような生徒は、公衆電話の部品や動作の英語表現さえわかれば、イメージをもって何とか答えることができるでしょう。(あとは勇気でしょうか?)
「『ききたい』という強い願い」「表現の背景にある豊かなイメージ」はコミュニケーションにおいて根幹ともいえる大切なものだと、改めて感じました。