防災イベント
この日、3年生は、本校PTA主催による防災体験の機会をいただきました。
日頃の学校生活では、「防災」といえば避難訓練。火災や地震、津波などの天災が起きたときの避難行動を毎年訓練しています。この避難は、「指示に従い乱れず速やかに行動する」ととらえれば「受け身」と考えられますが、「情報を待ってから逃げる」という態度が遅れを生むため、いかに自ら考え動くかが重要視されています。そのような中、この日の体験は、更にもう少し踏み込んだ能動性や判断力を必要とする実践的なものでした。
当日の企画運営に際し、二宮町防災安全課をはじめとする関係の皆さんにご協力いただきました。
●水消火器体験:身近なところで発火した際の初期消火行動を体験しました。大声で周囲の人たちに協力を呼びかけることと、消火器の扱い方や基本姿勢を学びました。
●がれき撤去:がれきの下敷きになった人を救出することを想定し、ドローンにより被災地内部を安全に偵察すること、ジャッキアップによりがれきを持ち上げ被災者を救出することなどの体験をしました。
●簡易トイレ設営体験:段ボール製の組み立て式のトイレを組み立て、内部に袋をセットして座ってみたり、野外で使用することを想定して着替え用のテントを個室に見立てて入ってみたりしました。
●応急手当体験:心肺停止状態の人に対し、AEDを用いた応急処置として心臓マッサージを行う体験をしました。
●煙体験:煙を充満させた大きなテントの中に、ハンカチで口をおさえながら、低い姿勢で入っていきました。白い煙とはいえ、周囲がほとんど見えない状態で、生徒たちは怖かったようです。
子どもたちは、成人するまでは親御さんに保護される立場といえるかもしれません。体力や判断力など未熟な状況では、完全に自力で生き残ることは難しいかもしれません。しかし、もうすぐ中学校を卒業し、ますます大人に近づいていく15歳の生徒たちにとって、この日の体験は強烈な印象であり、判断力のもととなる原体験となるでしょう。