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あきらめない心

先週の土曜日(9/6)、中郡総体陸上競技の部が小田原市の城山陸上競技場で行われました。私も大会役員として出席する中、選手たちの健闘を競技場上部の観覧席でなく、トラック・フィールドレベルの目線で観戦させていただくことができました。トラック競技は、跳ぶように走る姿、筋肉の動き、ゴールまで必死な表情を間近で見ることができました。走高跳や走幅跳も、テンポのよい助走、踏み切った後に体をばねのように反らせ、ギリギリまで跳躍を伸ばそうとする姿を見ることができました。

 

日々、誰もが怪我や体調管理に気を遣いながら練習に励み、この大会に賭けてきましたが、競技である以上、どうしても勝敗の結果が明らかとなります。1・2年生でも健闘して良い成績を残した子がいる一方、3年生でも惜敗し、中学校生活最後の大会となった子もいます。

 

結果は人それぞれですが、その結果が出る瞬間まで選手に共通していることがあります。それは、最後まで勝負をあきらめなかったことです。ある本を読んで知った一節なのですが、「『あきらめる』とは、『明らかに極める』こと」だそうです。つまり、自分の目標に向かってとことん練習に打ち込み、「もうこれ以上練習できないほどの量をこなした」「いろいろ工夫し尽くしてフォームに自信がついた」「自分の強み・弱みをはっきり自覚している」といった境地に至ることのようなのですが、選手はみんな、最後まで自分が伸びる可能性を信じる、あるいは勝負がどのように転ぶか分からないので「あきらめる」境地にはなれない、つまり「あきらめない」わけです。

 

部活動を引退し、希望の進路に向かって努力のシフトチェンジをする3年生、今後の大会に向けて地道に練習している1・2年生と一部の3年生、来月の文化祭(汐鳴祭文化の部)での発表に向けて準備や練習をしている文化部の生徒たち、…。いろいろな目標に向かって頑張っています。ときには、頑張っても成果が出ずに悲しくなったり、やる気を失ったりすることもあるでしょう。時間はまだあります。誰かに思いをぶつけることがあってもよいかもしれません。先生や先輩、友達からのアドバイスを冷静に受けとめつつも熱く練習に励む中、何か変化が起きるはずです。

 

まだ猛暑日が続いていて、秋というには早いですが、「○○の秋」は長いです。あきらめず地道に行きましょう。

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