ある3年生の教室の黒板には、毎朝、担任からのメッセージと「あたまの体操」となるクイズが書かれています。

「『うさぎ』と『うなぎ』だから‥‥ん?なんだろう?」とクイズを解きに他のクラスからやってきた生徒も数名。

全生徒が高校受験を終えた今、既に合格している人もいたり、これからの合格発表を不安な気持ちで待つ人もいたりするなど様々な思いの生徒がやってくる朝の教室。

これまでと変わらず今まで通りに書かれた担任からのメッセージに、ほっと気持ちが和らぐのではないでしょうか。

 生徒会が中心となって取り組んでいる「いじめ防止運動」のピンクシャツデー(本校は2月27日に設定)に向けて、生活、整美、図書委員会等々、各委員会の取組が、校内の様々な場所で実現されています。(詳細は1/31『実りのある活動への歩み』参照)

 

 

 1月30日(木)1校時は『全校道徳』でした。

5月の汐鳴祭体育の部で共に活動した「学年縦割り色別グループ」をもとに、4名程度の1グループに全学年が入り、10教室に分かれて道徳の授業を受けました。

「ピンクシャツデー運動のはじまり」を題材に、いじめ問題について他学年の仲間と思いを伝えあい、学校教育目標「誰もが幸せな学校」づくりへ向けての考えを深める機会となりました。

  1月8日(水)3学期の始業式での生徒会本部役員と有志、教員によるピンクシャツデーについての「寸劇」に続き、今回の学年混合全校道徳。

 そして2学期から厚生、整美、文化委員会等々の各委員会で考えてきた「委員会別いじめ防止運動の取組」が、2月末のピンクシャツデーに向けて、いよいよ本格的に始まります。全校生徒による「いじめ撲滅メッセージカード」展示、感謝を伝える「ありがとうボックス」設置、ピンクリボンやオレンジ色ハートリボン制作・配布、いじめに関する図書の展示・貸出、募金活動、動画の配信、いじめ撲滅四字熟語のステンドグラス制作・展示等々、各委員会のアイデアの豊かさには驚くばかり。

  2007年にカナダのある学校で起きた事件がきっかけで始められた「いじめ反対運動」であるピンクシャツデー。現在ではおよそ180の国や地域に広められているそうです。本校でも今年度初の試みとして、生徒会が中心となり、皆でアイデアを出し合いながらじっくり取り組んでいます。当日だけ「いじめ反対!」と声を上げ、ピンク色のものを身に着けて一瞬で終わらせることなく、時間と労力をじっくり費やして実りのあるイベントにしようと考え、自主的に次から次へと行動できる生徒たち。素晴らしいです。

 

例年、10月の汐鳴祭(文化の部)当日の夕方に行われていた「後夜祭」は、今年度は3月に予定されています。

学校生活での生徒の活躍の場を広げ、縦と横(上級生と下級生、同級生同士)のつながりを深めることを目的として、生徒会が中心となって企画しており、この1月から準備が始まりました。

まず、その名称。「後夜祭」に代わるものを全校生徒から募り、「汐鳴祭自由の部」「汐鳴りプレミアム」「卒業祭」「感謝祭」等々、様々なアイデアの中から「N-1 FIESTA」に決定。1月23日(木)の全校朝会で、生徒会本部役員によって発表されました。写真はその時の様子です。「二宮中での一番の思い出にしたい祝祭」という意味が込められているそうです。

今後、出場希望者は2月下旬までにクラスルームに動画を投稿する形式のオーディションに臨み、合格発表を待ちます。それぞれの得意分野が披露され、演じる者と見る者が一体となって楽しみ、3年生卒業式直前のかけがえのない時間となるよう大いに期待しています。

 

 

 

 

 

 

本校の職員玄関には、今年の干支「巳年」にちなんだ素敵な作品が飾られています。

これは学校作業員の渡邊さんの手作り。

年間を通して、その季節を感じる作品が次々と飾られて、廊下を行き来する人の目を楽しませています。

どの作品もそれぞれのイメージにぴったり合った布や小道具が選ばれています。また一針一針を目で追うと細部に渡って心遣いが行き届いており、見ている側の心も潤い、たいへん温かい気持ちになります。

 

 「あっ!ボールがない!部活動の予算で買ったボールなのに!」とステージ上で頭を抱える部活動運営委員長。

先日の生徒朝会での一場面です。寸劇を披露した後、体育委員長により、昼休みのボール貸し出しについて、生徒評議委員会で決定したことが全校生徒に向けて周知されました。校内で生じていた課題を皆で話し合って考えた改善策です。

サッカーボール、バレーボール、バスケットボールを各学年一つずつ、置き場を決めて体育委員が管理します。置き場は階段の踊り場や昇降口等の候補もありましたが、各学年フロアに決定。ボール収納ケースには管理カードも設置されています。

 そして給食後15分間の昼休み。

グラウンドからは毎日、元気のよい声が響き渡ってきます。見るとサッカーボールを懸命に追いかける姿や円になって男女一緒にバレーボールを楽しむ姿があります。限られた短い時間ではありますが、仲間と思いっきり遊ぼうという様子は何とも清々しく、微笑ましい限りです。

誰か困る人が出ないように、皆でルールを決めてお互いに気持ちよく活動しようと方策を考え、それを実現した生徒たちに拍手。

1年生の理科の授業。今日はガスバーナーを初めて扱うため、学校運営協議会「地域活動部会」より地域のボランティアの方にお手伝いに入っていただきました。1クラス40名近い生徒が、グループに分かれて一斉に火を扱う授業であり、教科担当は大助かり。

まず、各テーブルの元栓を開けることから始まります。次にコックを開けて、すったマッチの火を近づけます。難なくマッチをすって火をつける姿に感心。しかしその火がなかなかガスにつかずに苦戦する姿も。

教科担当の説明をよく聞き、実演をしっかり見て、グループ活動では仲間と声をかけ合いながら練習を繰り返す1年生。すっかり中学生らしくなり、日々の成長を感じました。

 

 

青く澄み切った青空のもと。松林の向こうに、太陽の光を受けてキラキラと輝く海を眺め、心地よい海風に吹かれながら「屋上に出るのは初めてです!」「ここで給食を食べたい!」と3年生。

数学「相似の利用」の学習。

まず、校庭に出て「校舎の高さを求めるには?」に挑戦。自分の身長に対する影、そして校舎の影の長さを測定し、相似比を用いて校舎の高さを割り出すという方法を見出します。

各々校舎の高さを推測した後、皆で屋上へ移動し、巻き尺を垂らして高さを測定。そして1学期に学んだ「近似値」やピラミッドの高さの測り方、マンションの影が近隣住民に及ぼす影響等も話題に上がり、実生活の事象と結びつけます。

最後に皆で記念撮影。清々しい表情、穏やかな笑顔が溢れる良いひと時でした。

 

 二宮町学校給食センターの栄養技師による家庭科の出前授業。

まず、一人ひとり、1番から4番の4種類の味噌汁を飲み比べて、「だし」に使われているものを推測します。

生徒は口々に「難しいなあ~。」「違いがわからない。」「魚介類?」「あっ!あさりだ、あさり!」等々。

次に「1番から4番のうち、一番美味しかったものは?」と聞かれると、首をかしげながら思い思いに挙手。意見は4つに分かれました。

正解は1番から「かつお」、「こんぶ」「混合」「だし無し」と続きます。

そして「うま味」や「相乗効果」についての説明の後、先日の給食の「二宮中希望献立」で出された味噌汁は「かつおだし」が使われたことも最後に付け加えられました。

 ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「和食;日本人の伝統的な食文化」。その和食の基本である「だし」について、改めて学ぶ機会となりました。

 

 11月20日(水)午後7時過ぎ。帰宅しようと職員室を後にする学校研究主任に向けて、皆で口々に「お疲れ!」「お疲れ様でした!」と拍手をしてお見送り。

かながわ学びづくり実践研究・二宮町教職員授業力向上研究として、公開授業研究会を終えた夜のことです。

 令和3年度より二宮町小中5校の授業づくりをご指導いただいている教育力向上アドバイザーの吉新一之先生。今年度も4月から年間を通して、校内研究会や研修会でたいへんお世話になっています。この度の公開授業研究会に向けても何度も来校され、研究主任や授業者にアドバイスをいただきました。

 「誰一人取り残されない学級集団、学習集団づくり」と「資質・能力を育成するための主体的・対話的で深い学び」を目指して日々取り組んでいる授業づくり。道徳や特別支援級の生活科を含めた11クラスの授業実践を公開させていただきました。続く全体協議会では、昨年度よりスタートした「にのみや学園」の教育目標「認め合い 高め合う 二宮の子」について、‘高め合う子’を授業でどう育てるかに焦点が当てられ、活発な意見交換がされました。来校された皆様からのご意見や感想を力に、教職員一同、今後も授業改善に取り組んでいきます。

冷たい雨が降り寒さ厳しい中、中地区管内の教育事務所、教育委員会、小中学校より来校されました皆様、ご協力をありがとうございました。

(写真は生徒会からのメッセージが書かれた廊下の黒板と体育館での全体協議会の様子)

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