数学の勉強というと、ひたすら問題を解くイメージがあるでしょうか。
この日の授業では、まず個人で問題を解いてみたあと、「わからないから教えてほしい」「自分のアドバイスで友達がわかるようになったらうれしい」「自信がないから友達と共有したい」など、様々な思いで教え合い・学び合いの活動を行っていました。
問題を解く活動は、主に学習した知識を記憶したり、技能を苦労なく使えるように練習したりするために行われます。(場合によっては思考力・判断力・表現力を鍛える目的もあります。)
これらの学力は個人で磨いていく要素が少なからずありますが、これからの時代の子どもたちには、他者とのかかわりの中でよりよく生きていくことがますます重要になります。学校では、そのような力をつけるために、様々な学習場面において「協働的な学び」という言い方で学び合いを行っていますが、主なメリットとしては、
・自分の存在感や居場所を実感し、心理的安全性が向上する
・友達同士で言葉のやり取りをした方が感覚としてわかりやすいことがある
・相手の表情を見て理解度を推測しながら言葉を選ぶ力がつく
・相手に教える中で自分の理解が洗練されていく
・相手にかかわろうとする力や気持ちよく話してもらえる態度が身につく
などが挙げられます。
中学生になると周囲を意識することがより強くなり、他者とのかかわりに抵抗を感じる生徒もいますが、小学校でもこのような学習の仕方を何年も経験してきている中、生徒一人一人の持ち味を活かしながら力をつけさせていきたいと考えています。